旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:東北地方

こんにちは、いしです。

男鹿駅から男鹿半島の北にある男鹿温泉までを結ぶ、市営バス男鹿北線に乗りました。
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この日の第5便は小型バスでの運転。男鹿駅、羽立駅と乗客があり、車内は満席に。ほとんどが地元の方の利用でした。

当たり前なことですが、男鹿半島はほとんどが男鹿市内とはいえ、かなり大きな半島。男鹿半島の南にある男鹿駅から、北にある男鹿温泉まではバスで1時間はかかります。

バスは男鹿駅から羽立駅まで男鹿線沿いを走り、羽立駅を出発すると、国道101号沿いを集落を結びつつ進みます。男鹿温泉に行くには、山の中を横切る広域農道「なまはげライン」を使えば、もっと早く男鹿温泉に迎えます。

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時折細い道も通りながら、男鹿温泉の温泉街(といっても宿が数軒あるだけ)に入り、最後は「湯本駐在所」というバス待機場に到着です。乗車してきた男鹿北線はここまでの運転ですが、ここから先、男鹿半島の北端にある入道崎まで向かう入道崎線、男鹿水族館を経由して男鹿半島の海岸線に向かう戸賀加茂線はここでそれぞれ乗り換えです(写真左が入道崎線、中が戸賀加茂線)。それぞれ乗り継がれる地元の方がいらっしゃいました。

男鹿市営バスは各路線の乗り継ぎなどもしっかり考慮されていて、なかなかシステマティックになっています。滞在時間や本数の関係から、周遊型観光には不向きとは思いますが。また、多くの路線がデマンド運行なので、利用時はそこも要注意です。

余談ですが、2019年10月末まで、JR男鹿線の船越駅から男鹿半島の北の付け根を北上する市営バス潟西線に乗車すれば、終点の下五明光でその先、三種町経由で能代方面に行く秋北バスに乗り継げました。秋北バスの廃線で、今はそれも出来なくなりましたが。
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ところでこの男鹿温泉、いくつかある宿のうち、冬季休館のところもあるので訪問前に要チェックです。上の写真は通年営業の、「雄山閣」さん。日本秘湯を守る会の会員で、なんと源泉「吹き出し」の湯が有名です。雄山閣前バス停で降りればすぐで、日帰り入浴もやってらっしゃいますので、乗りバスの旅にはうってつけです。
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雄山閣、普通の温泉と異なり、温泉パイプから間欠泉のように直に温泉が湯船に噴出してきます。迫力満点でおすすめです。
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こちらは、雄山閣前バス停。まだ秋田中央交通のままです。

最後に、男鹿駅近くにある太龍寺からの男鹿市街の眺めを何枚か。
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男鹿市、いずれは、安全寺のなまはげ祭りなどの伝統文化も見に行きたいものです。おかわり決定。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

男鹿市内に走る市内バスは、男鹿駅を起点に走っています。

観光パンフレットでは、路線バスは観光客に向かないので「なまはげシャトル」を使うようにと書かれていましたが、男鹿駅から男鹿半島の南側を走る男鹿南線に乗りました。
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男鹿駅までは間もなく引退のキハ40系列。男鹿線はロングシート車のイメージでしたが、この日は意外にもボックスシートでした。
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男鹿駅は数年前に駅舎が改築。舎内に観光案内所や展望台を備えて、コンパクトかつ綺麗な作りになってます。なにより、この季節は舎内が温かいだけでありがたい。
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駅前の通りは、いわゆる地方都市然としています。一応、この通りともう1本山側に平行している通りがメイン通りだと思うのですが。
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駅前には、男鹿駅前バス停が。男鹿市内バスのうち、幹線はすべてここを通ります。
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本来は、男鹿半島の北側にある男鹿温泉へ行こうとしていたのですが、次のバスまでだいぶ時間があったので、先に来た南側を走る路線バスへ寄り道。

男鹿市内バス男鹿南線は、6本/日走っており、ローカル路線バスにしては、本数が多く、乗りバスは容易です。終点の門前などには観光地もあるのですがバスは10分程度で折り返してしまうため、観光にはあまり適しておりませんが。
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昔ながらの2ステップバス。これに乗って、終点の門前バス停まで向かいます。
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バスは海岸線沿いの集落を結んでいきます。
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この日は年始でしたが、高齢の方の需要がしっかりとあり、いくつかの集落で下車がありました。なかなか市民に愛されているバスのようです。
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ちなみにこの路線、もとは秋田中央交通の路線だったようですが、今は男鹿市営になって運賃も1回200円になりました。都バス並みに分かりやすい運賃です。(見ている限り、市民あるいは高齢者は割引があって1回100円の模様)
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30分ほどで終点門前に到着です。バスは集落の上にある待機場に停まります。
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大きななまはげが迎えてくれます。門前という集落の名の通り、この奥には赤神神社、長楽寺など寺社が控えています。バス便を1つ見送って、それらを見に行くのもありです。
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日本海の冬の空とは思えない晴れ。
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門前、やはり神社を推してます。
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集落は、静寂に包まれていました。
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帰りのバス車内は誰も居なかったので、一枚撮影。今はもうあまり見かけなくなった、2人掛けの座席がずらっと前向きに並んでいるスタイルです。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

五城目町にある五城目バスターミナルから八郎潟駅経由で大潟村まで向かう、南秋地域広域マイタウンバスに乗りました。
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こちらは、バスターミナルに併設の、五城目営業所で出発準備中の秋田中央トランスポートの車両。マイタウンバスの運行を委託されています。

マイタウンバスは、五城目~八郎潟の往復を中心に、一部便が大潟村まで足を延ばす形で運行。五城目~八郎潟間は16本/日と本数も多めです。この日は年始の上り最終便ということもあって誰も乗車していませんでしたが。
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20分とかからず、八郎潟駅へ到着。車内は秋田中央交通そのままで、運賃表示器が使われていない以外は、特に普通の路線バスと変わらず。
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バスは何人かの乗客を乗せて、大潟村へ向けて出発して行きました。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

2020年の始め、秋田市周辺のバスへ乗って来ました。
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今年は各地で記録的な雪不足が話題となりましたが、秋田市内もほとんど積もっていませんでした。(北秋田市に行く機会もありましたが、それほどではありませんでした。)
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秋田駅のバスターミナルは木材をふんだんに使用した新しいものになっていました。最近は、ICカードの導入も検討されて、サービス向上が図られているのを感じます。
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とはいっても、まだまだ古いバスも現役です。

この日は、(写真をすっかり撮り忘れましたが)秋田市街から旧河辺町まで行く秋田中央交通バス「岩見三内」行に乗車しました。ひたすらに秋田市内を走るため、秋田市内1日乗車券で乗車できるのが嬉しいところ。

秋田駅を出発した後、バスは東にある山へ分け入り、岩見三内へ向かいます。市内にある大学病院辺りまでは乗客も一定程度居ましたが、その後の車内はほぼ貸切状態に。

バスは県道28号に沿いながら、岩見三内を目指します。ただし、28号沿いにいくつかある新道は通らず、集落を旧道が通っている場合は、バスも旧道を通ります。

いくつかの集落では、大型バスの車幅ぎりぎりの道路を家の軒先や木々をかすめながらバスは走ります。大変、迫力があります。

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車窓を楽しんでいるうちに、バスは終点、岩見三内に到着。車両は、折返し場で待機です。
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土休日は3本/日程度しか走っていないため、なかなか乗るのが難しい路線ですが、狭隘道路、1時間近くの乗車時間と話題は豊富。

平日なら本数はいくぶんか多く、年末年始でなければ、終点の岩見三内から奥羽本線の和田駅に抜ける町営バスもあるので、それとセットで是非お勧めしたい路線です。

(このペイジの作成者 いし)

どうも先週に続きまして、てらです。
このページは河沼郡柳津町【奥会津探訪II】の続きです。

目次
大沼郡三島町【奥会津探訪I】 
河沼郡柳津町【奥会津探訪II】
大沼郡金山町【奥会津探訪III】 現在のページ



金山町は今回の奥会津探訪シリーズの中では只見川の上流域にあたり、会津若松から車でも一時間以上かかる地域である。今回は主に只見線沿線に位置する川口、中川、沼沢湖畔に位置する太郎布の各集落をめぐった。

まず、私は金山町の集落と只見線を一望できる撮影地へ向かうべく、沼沢湖畔へと向かった。
沼沢湖畔は火山の噴火によってできたカルデラ湖であるため、只見川沿いより少々標高が高く、夏季はキャンプ、冬はスキーなどのレジャーを楽しむことができる。
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沼沢湖の湖畔を回るように車を走らせると、太郎布集落をかすめる。只見川に張り付くような集落が多い中で太郎布のような高原地域に位置する集落は珍しい。
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太郎布から只見川を見下ろすとこのような景色が広がっている。奥に見えるのは金山町の公共施設が集積している中川集落。手前が大志集落である。そして、…見えるだろうか、集落をかすめるように走っているのが只見線の会津川口行きの列車である。
ここで撮影した前日に大雨が降った影響で、川の水の色がやや汚いが、空気が澄んでおり良い景色だった。
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このあと、車を回して会津川口駅へ向かう。川口の集落の入り口付近で一枚
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川口の集落は役場や小中学校、高校といった公共施設があり、地方銀行の支店も所在している。
只見線は水害の影響を受け、会津川口~只見区間で2011年から長期間にわたり運休しており、代行バスによる輸送が行われている。そのため、福島県側は会津川口駅が実質終着駅となっている。
列車の時間に合わせて代行バスが運転されているため、ちょうど入れ替わりに只見行きのバスが出発していった。
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駅舎はJAや郵便局と併設されており、駅の売店だったスペースで観光案内所がある。驚くことに町の職員が常駐しているようだ。
完全な余談だが、公共施設と駅を集積することにより、公共交通機関の利用促進になるのではないか、というのを卒論で書こうとしていた経緯もあり、見入ってしまった。
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この後、一つ隣の駅の会津中川駅へ向かう。
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この駅は只見川沿いの平地に所在しているため、駅と集落が近接している。
中川駅の周辺は町民体育館や老人ホーム、役場の職員向けの宿舎など金山町に関連する建物が多くある。
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先ほど撮影した列車の折り返し列車を見送ったあと、町営施設の一つである中川温泉ゆうゆう館にお邪魔した。
ん、どこからどう見ても公民館…。
受付(とはいっても町の職員さんが福祉関係の仕事をしているところの一角)で料金を支払い、熱めのお湯につかった。いかにも地域住民向けの施設なのだが、町外の観光客の利用も歓迎しているそうだ。とはいっても、職員の方が書き込んでいるリストを見る限り3日ぶりの町外利用者だったようだ…。
茶色っぽいお湯は、午前中に使った早戸温泉とは泉質が異なるのか、ちょっと浸かっただけで体全体がほっと温まるようなお湯だった。
温泉旅行をしていると感じるのだが、温泉に入っている時は体の疲れが少しずつ抜けて行って気持ちいいのに、家に帰る途中で再び疲労が蓄積してしまうのはどうにかならないものかなというどうしようもないことを考えてしまう。
残念ながらいつまでも温泉に浸かるわけにはいかず、中川温泉を後にした私は、常磐道で郡山まで出てレンタカーを返却し、新幹線を経由して東京の実家へと帰った。


(このページの作成者 てら)

どうも先週に続きまして、てらです。
このページは福島県大沼郡三島町【奥会津探訪I】 の続きです。

目次
大沼郡三島町【奥会津探訪I】 
河沼郡柳津町【奥会津探訪II】 現在のページ
大沼郡金山町【奥会津探訪III】 

三島町にある温泉施設で汗を流したあと、元来た道を戻り柳津町へ入った。

(前回と地図の縮尺が異なっています)
柳津町は前回取り上げた三島町の東隣、只見川の下流側にあたり、隣の会津坂下町と並んで奥会津の玄関口のようなな存在である。
只見川沿いに車を走らせていると、只見川を渡る橋から岸壁にそびえる寺院を見ることができる。
まずは会津柳津駅前の駐車場に車を止め、圓蔵寺の裏参道を歩くことにした。
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柳津の駅前はやや町のはずれにあるためか人もまばら。C11型機関車が駅前に鎮座している。
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駅から数分歩くと店舗が並び人通りも増えてきた。
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圓蔵寺の裏参道にあたる。
圓蔵寺は、日本三大虚空蔵の一つとして数えられ、参道として町が栄えている。
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本堂には舞台がせり出しており、この通り柳津の街並みを一望できる。
一旦ここで車を取りに駅まで戻り、表参道側から表敬訪問しなおすことにした。
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中心部の瑞光寺公園の駐車場に車を止めると、眼前に広がったのは只見川に張り付くような圓蔵寺を見ることができた。
只見川のそばに圓蔵寺が建立されているのは、牛と深い関係がある。建立の際に大量の木材の運搬に難儀していたところ牛の群れが手伝ってくれた伝説や、1600年代の大地震で本堂を再建する際に牛が現れて手伝ったという伝説など、圓蔵寺と牛は切っても切り離せない関係にあり、境内にも大きな牛の石像が横たわっている。
諸説あるが、会津の伝統工芸品の一つである赤べこも、この圓蔵寺の牛にまつわる伝説から、牛を木彫りして福にまつわる赤い色で装飾を施しているようだ。
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中心部から表参道はすぐそこである。山門から改めて圓蔵寺を参拝した。
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本堂、江戸初期の地震により再建したものがそのまま残されている。…ということはおよそ600年前ということだ。
最後に参拝を終えて駐車場に戻る途中に面白いモニュメントを見つけた。
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柳津は、西山(せいざん)温泉から源泉を引いており、圓蔵寺周辺も温泉旅館が並んでいる。
本当ならば日帰り温泉でひとっ風呂浴びたいところだったが、私は金山町に向けて車を走らせた。
(続く)

(このページの作成者 てら)

どうも てらです。

久しぶりに町歩きを主にした旅行をした。
場所に選んだのは奥会津である。どうしても関西からはアクセスが悪く、まとまった休みが取れたら取れたら…と後回しにしていたという経緯である。
もともとは只見線の東側(会津川口~会津若松)の乗り鉄をしたいと思っていたのだが、沿線の地域を調べるうちに乗るよりも町を回るほうを主軸に置くことにしようと思い立ち、レンタカーで各自治体をまわることにした。 

目次
大沼郡三島町【奥会津探訪I】 現在のページ
河沼郡柳津町【奥会津探訪II】
大沼郡金山町【奥会津探訪III】

まず、大阪から会津地域はアクセスが決していいとは言えず、ルートの選定に難儀した。
夜行バスは直行便がなく、郡山までの夜行バスに乗り換えなければならない。新幹線の乗り継ぎは時間が読める半面、割高感がぬぐえない。福島空港や仙台空港からは時間がかかるが…またま、格安航空のセールで関空仙台が3000円台で投げ売りされていた。
レンタカーはいずれにせよ借りなければならないことがわかっていたため、やや強行軍であるが仙台便を利用してレンタカーで会津に向かうことにした。
東北道の追い越し車線のやんちゃっぷりは後日、記す機会があれば記すとして、19時半にレンタカーを転がして、会津地域の拠点である会津若松に着いたのが22時前。

翌日、6時前に起床して私は広域農道を車で飛ばしていた。最初に立ち寄ったのが大沼郡三島町である。

位置関係としては、会津盆地から只見川沿いへ車を小一時間ほど走らせた場所にある地域だ。
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まずは道の駅 尾瀬街道みしま宿を訪問。もちろん7時すぎなので道の駅の営業時間外である。にもかかわらず、郡山をはじめ、近隣の他県ナンバーの車が数台とまっている。
実はこの道の駅のそばに有名撮影地があり、撮影に来ている人の車のようだ。私が早起きした理由は紛れもなく有名撮影地で列車を撮ることであり、他の撮影者に混ぜていただいて撮影した。s__MG_3147
只見川の上にかかる鉄橋をゆっくりと2両編成の列車が走っていく。
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只見線の次の列車までややあくので、会津宮下駅の前を散策した。
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会津宮下駅は三島町役場の最寄り駅ということもあり、駅前もこじんまりとしていながら生活に必要な機能が揃っており、コンビニエンスストアや郵便局、農協なども徒歩圏内にある。
三島町の町営バスも、列車の時間を基準にして接続をとっているようだった。
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まだ午前8時をまわったところなので人通りもまばらである。
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三島町の観光の取り組みで興味深かったのが、屋号を取り入れた町おこしである。各家の軒先にこのように屋号が掲げられている。人々の営みを身近に感じることができる取り組みであり、屋号をみながら街を歩くのも楽しい。
詳しくは 三島町宮下地区屋号サインプロジェクト
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この後は、駅のそばにある三島神社を表敬訪問。「三島」の町名の由来となった神社である。
道の駅の営業時間になってから再度立ち寄った。会津地域の寒暖の差を利用した桐の製品が販売されており、実家に茶器をお土産として購入した。製造元のウェブサイトでも紹介されているが、桐細工をの技術を用いて密閉性を保ちつつ、茶さじを遣わずにお茶の葉を急須に入れることができるスグレモノである。(参考にこちら

宮下の集落を後にして、宮下の隣の集落にあたる早戸の日帰り温泉に入った。
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只見川沿いにある早戸駅に会津若松行きの列車が止まり、静かに発車していった。
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以前は只見川沿いに道が通っていたようだが、現在はバイパスがあり、早戸集落と三島集落はトンネルを通じて車で5分ほどで行き来できる。
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早戸温泉つるの湯は露天風呂から只見川を望むことができる。外を歩き回る旅行をしているとこのような日帰り温泉は汗を流せるためありがたい。やや熱めの湯温だが、川のせせらぎを聞きながらの入浴なのでゆっくりと浸かることができた。
昔は早戸集落の対岸にも集落があり、渡し船で行き来していたようだが昭和30年代に土砂崩れなどが相次ぎ、廃墟となっているそうだ。しかし、当時の渡し船を再現した観光渡船が営業しているようだ。

昼食がてら、温泉を後にし柳津町へ向かった
(続く)

(このページの作成者 てら)

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