旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:新交通

こんにちは てらです。
大阪に住んでいると、大学の友人の用事や出張以外ではすっかり東京に行かなくなってしまった。東京の外側も、よほどの用事がない限りは…。折角なので関空から成田へLCCに揺られ、久しぶりに京成電車を撮影することにした。
本当であれば空港から東成田駅まで歩いて芝山千代田駅まで行ってみて…といろいろと寄り道したかったのだが、撮影したい電車の兼ね合いもあったのでまた今度の宿題に。
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揺られること30分、ユーカリが丘で下車。
山万という不動産会社が運営している新交通システムとやらがあるそうなのだが、関東在住時には乗ったことがなかった。果たしてどんな路線なんだろうか…。
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京成の改札をぬけ、北側の通路へ。土曜の昼間ということもあってか人通りがない。
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券売機と改札機が現れた。もう都市圏では見られなくなったバーのついた改札機。
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料金表と路線図は全然均一料金ということもあり非常にシンプル。テニスラケット型の路線を反時計回りに回る運行形態だ。
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なるほど均一料金だとこういうボタン配置で十分というわけか。
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改札は4通路。
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階段を上がりホームへ上がった。
ユーカリが丘は他社線との唯一の接続駅であり終点。2駅先の駅(公園駅)から環状して再びユーカリが丘に戻ってくる路線形状をしている。
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顔はめパネルが先頭車停止位置付近に設置されていた。
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乗る電車が入線。全区間においてワンマン運転を行っている。ユーカリが丘という地名も山万が名付けたためか、コーポレートカラーが緑だったり、コアラがイメージキャラクターだったりとなにかとユーカリに因んでいる。その気になって探すと券売機や改札機も緑だったし上屋も緑…。
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なんとこの車両は非冷房で夏場はおしぼりの配布があったりするそうだ…短時間とはいえ真夏のラッシュ時とかは暑そうである。
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公園駅を出ると線路が二股に分かれる。一周すると写真中央奥から再び合流しユーカリが丘を目指す。
女子大駅に車両基地が併設されているため、朝晩の増便時に女子大始発便や女子大止まり便が設定されている以外は同じ編成がぐるぐる回り続けるようだ。
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山万の外郭側にニュータウン開発が行われており、内側の景色は非常にのどか。調べたところ山万の内側は市街化調整区域にあたる。
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1周回って公園前で下車。
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ホームから分岐点を望む。
新交通システムは鉄道と比べて無人で味気ないイメージを勝手に持っていたけれど、なかなか濃くて面白いのかもしれない。


(このページの作成者 てら)

どもども。てらです。
恥ずかしながら、最近街歩きや乗り鉄が満足にできていない。
というわけで2016年のことになるのだが、広島市安芸区にある新交通システムに乗車した時のレポートを軽くまとめた。
スカイレールサービスは広島市にある山陽本線の瀬野駅に隣接しており、瀬野駅の北に広がるみどり坂ニュータウンを結んでいる新交通システムである。
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ゴンドラと懸垂式モノレールを足して二で割ったような出で立ちである。平日の下りにも関わらず、私と友人意外に数人が乗り込んだ。
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瀬野駅(スカイレールではみどり口駅と呼ばれている)からわずか5分間、2駅で終点のみどり中央駅に到着する。
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スカイレールから広島市内のニュータウン事情について話が脱線してしまうが、広島市内の平野部は限られており、太田川流域と山陽本線(海田市~五日市)よりも南側の地域以外に目立った平野がない。スカイレール以外にも、アストラムラインという新交通システムが広島市では走っているが、アストラムラインも安佐北区や佐伯区のニュータウンと都心のアクセス向上が目的である。私自身、この記事を作成するにあたって地図を再確認したが、広島市内のニュータウンの多さに驚いた。
駅の周りを歩こうにも住宅地が広がっており、めぼしいものが無いので折り返し設備の様子を眺めてから15分後の列車に乗り込む。
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構内はがらんとしており、二台の券売機と改札機が稼働しているのみ。係員も列車の折り返しにかかわる作業員はいるようだが、営業を行っている係員は見当たらなかった。
改札機を通り階段をあがると、プラットホームから折り返し設備を見ることができた。
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奥に車両の整備等を行うであろう係員が業務にあたっているのがわかる。
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スカイレールは日本でここでしか採用されていない特殊な仕組みを採用しており、ロープーウェイのように二台の車両が行き来する形を採用しているのだが、駅構内の加速、減速時はリニアモーターの稼働に切り替えることができる。
スキーのリフトのようにロープとリフトが溶接されておらず、写真のように滑車がロープを掴んだり放したりすることができるため、駅構内ではロープの動力ではなくリニアモーターのみで稼働が可能となっているそうだ。
通常のロープーウェイに比べて停車時の衝動が少ない印象を受けた。通勤利用をある程度考慮したものとなのかもしれない。
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換算時でも一時間あたり4本運転されており、終電後もみどり口駅に連絡するJR瀬野駅に到着する列車との接続をとりながらジャンボタクシーが運転されているそうだ。
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車両は定員25名となっているが座席は8席だ。
帰りは私と友人の二人のみを乗せて発車した。
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最急こう配区間からみどり口駅方向を望む。住宅団地が広がっているのがわかる。
(下手な遊園地のコースターよりもスリルがあるのではないかこれは…)
新交通システムを採用することで、このような斜面に立ち並ぶニュータウンでも安定した輸送力が可能となっている。
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中間点付近でみどり口から来たゴンドラとすれ違う。

ニュータウンや住宅団地を走る新交通システムは全国でも数少なく、山陰地方を旅行した寄り道に乗ったが予想以上に興味深かった。
余談
関東ではニュータウンと新交通システムを同時に整備した例として千葉県のユーカリが丘、山梨県の桂台などが挙げられるが、後者は不具合により運転休止となっている。都心回帰や人口減少と施設の老朽化が同時に進むとこの先が明るいとは決して言えない。
街巡りと合わせてこれらの新交通システムにも乗りに行きたいなと感じている。

(このページの作成者 てら)

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