旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:愛媛県

こんにちは てらです。
松山市内から伊予鉄を乗り継ぎ、暖かくやわらかな日差しのもと10分ほど歩いて松山観光港へ
時間に余裕があって天気も良いならば潮風を浴びながら高浜駅から歩くのをおすすめしたい。
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青々とした海を見れる松山観光港の建物。ここから石崎汽船が呉や広島に向けて出ている。
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松山観光港からの眺め、右手に停泊しているのは小倉と松山を結ぶ夜行便 フェリーはやとも。
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今回私が乗船するのは石崎汽船のシーパセオ 3時間の船旅も飽きさせないような船の部屋割りである。船内探検はちょっと人が多いので、落ち着いてから回ることにした。
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3階のデッキに上がってやや肌寒い潮風を浴びる。定刻で松山観光港をあとにした。
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3階は屋上庭園となっており、人工芝があったりテーブルがあったりと楽しめるようにはなっているのだが2月の下旬はちょっと寒いのでさすがに私以外誰もいなかった。
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このようにパノラマを楽しめる席、机のある席、雑魚寝ができるカーペットシートなどいろいろな世代に合わせた座席がある。慣れている方がそそくさとカーペットシートに荷物をまとめて横になっているのを目にしたがやっぱりカーペットシートが一番楽なんだろうか。
以前高校の卒業時に乗船して以来なので10年ぶりくらいともなると瀬戸内の島々に目が釘付けであった。
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店内には売店もあり、うどんやおにぎり、たこやきや唐揚げといったホットスナックも発売されている。
ところで、船内で食べるうどんってなんでおいしいのだろうか…。おすすめメニューのにも出ていましたが肉うどんをいただきました。
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呉が近くなってくると船が航行速度をぐっと落とす。写真左手に見えるのが音戸の瀬戸。平清盛が開削を命じたという伝説も残る。
一番狭い箇所の幅は90mしかない。
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せっかくであればデッキに上がって写真を撮ればよかったな…と後悔。このあたりはまた地上から眺めに行きたいところである。
船は呉に到着後、すぐに広島に向けて航行を開始する。あれ…いつの間にといった感覚で船は動き出していた。
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広島まであと15分くらいのタイミングで荷物をまとめ展望デッキから瀬戸内に浮かぶ島々を眺めた。
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広島港に入港すると江田島へ向かうフェリーとすれ違った。
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出向から2時間半 日がだんだん低くなる時間に広島港へ到着。宇品の街並みが我々を迎えてくれた。
瀬戸内は小さな島々が遠くに見えるのを地図アプリでどこのしまなのか調べたりしているとあっという間についてしまい、退屈しなかった。

ここから広電に乗りました。24時間乗車券もあり、午後から広島で遊ぶのには最適ですね。
以前 広島港まで路面電車に乗った時に広島港のターミナルも併せて見学しました。興味のある方はぜひ。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
東予からフェリーを降り、気になる列車をしばし撮り鉄。今回今治の街並みとか内子の街並みとかゆっくり歩いてみたい場所ができてしまった。旅は行けば行くほど行きたいところが生まれていく気がする。
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そんななか、予讃線の伊予市駅の目と鼻の先にある郡中港駅へ。1時間に4本運転のある伊予鉄郡中線に乗る。
というのも松山観光港から船に乗る予定があり、予讃線の松山からバスや高浜線に乗ることもできるのだが、初めて乗る路線の方が面白そうだったので郡中線に乗ることにした。松山市駅で乗り換えて小一時間の乗り鉄旅である。
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郡中港は棒線駅、来た電車がすぐ折り返していく。オレンジ一色の電車が入線してきた。
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オレンジ色一色の電車が発車時刻を待っていた。
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郡中港駅の駅ナンバリングは35 調べてみると伊予鉄の郊外電車の駅数は35駅あるようだ。結構駅数があるなと感じる。
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なんと、京王線を走っていた旧5000系だが車内にLCDがついており次駅の案内などが流れていた。
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予讃線より海沿いを走るため、松山市駅行きの電車であれば進行方向左側から遠くに海を見ることもできる。車内は始発駅を出た時点こそまばらだったものの終点松山市に着くにつれて車内の乗車率も上がり、座席は平日の昼間にもかかわらず8割程度埋まっていた。
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松山市駅に到着。横河原線と高浜線が直通運転を行っているのに対して郡中線は同一ホームで折り返して元来た道を戻る。
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いよてつ高島屋が併設されているので駅はすごく大きいが行き来する列車は15分に1本で2,3両というのにはなかなかギャップがあって、地方私鉄感があってよい。伊予鉄は利用者の多い地方私鉄というイメージがあるものの、新型感染症の煽りを受けて苦しいようである。
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松山市駅の駅名表はLEDの薄型、10分程度の乗り換え時間があったが駅構内の写真を撮っていたらあっという間に高浜行きの列車が入線してきた。
高浜線は大手町で路面電車と直交し、路面電車と郊外電車の車庫がある古町を出ると線路が大きくカーブして予讃線に近づいていく。
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三津付近で予讃線と交差し、海沿いを走る。梅津寺駅は東京ラブストーリーの舞台となったことでも有名で、ホームから海を眺めている人もいた。参考までに、梅津寺駅付近の海岸線で撮った写真を…(2013年の撮影なので実に9年前である)
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松山市から20分ほどで終点の高浜に到着。
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船の時間に近い列車だったということもあり、私以外の人はそそくさと連絡バスに乗り込んでしまい私一人になってしまった。
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昭和初期の木造駅舎が残る終着高浜駅。
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高浜駅付近の交差点にある道路標示。
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忽那諸島へ行く船便は駅から目と鼻の先にあるターミナルから船が出ている。今回は広島まで抜けるので、高浜港を横目に松山観光港まで歩く。

ここから、広島方面へ船を乗り継ぎました。
(このページの作成者 てら)

どうもこんにちは てらです
久々に旅行がてら夜行航路に乗る機会があった。行先は四国、愛媛県の東予。
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家の近くからだとニュートラムに乗って大阪南港へ行くのが近道である。
誰も旅行に行くような格好の人がおりていないのを見るとちょっと不安になるが…翌日は平日であるので当たり前といえば当たり前か。
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大阪南港のフェリーターミナル。今回私が乗る東予行きのほか、名門大洋フェリーの門司行きも運行されている。
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もうすでに船内に入れる時間だったので待合ロビーに人影はない。
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タラップを歩いていると、左手に船が停泊しているのがわかった。
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乗船したのはオレンジ愛媛号。
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乗船して一番最初にエントランスホールの螺旋階段が広がる。4階、5階に客室がある。
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オレンジフェリーの特筆するべき点は全室が個室で、雑魚寝のスペースがない。
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乗船した時期が2月ということもありまだまだ風は寒かったが、旅が始まるワクワク感は何物にも代えがたく、久々にこの感覚を味わった気がする。
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オレンジフェリーは大阪南港~東予以外にも神戸~新居浜の関西各県と愛媛県東部を結ぶ航路と、八幡浜と臼杵を結ぶ航路を運航している。大阪から大分まで船で抜けることもできるのならば次回やってみるのも楽しいかもしれない。
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出港後もレストランが営業、船内価格なのでちょっと高めなのだが…、晩御飯食べてから乗船したのがちょっともったいなかったな…。
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ご当地酎ハイと思っていただいたが、アルコール8パーセント、、、、優しい飲み口でガツンとした飲みごたえであった。これを飲んで熱々のお風呂に入って横になった。
揺れも少なく、深夜に暖房が効きすぎて水を飲んだ以外はぐっすりと眠れた。
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翌朝、6時に東予港に到着、まだまだ空は暗い。
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瀬戸内バスの新居浜便、今治便、伊予鉄バスの松山便がそれぞれ並ぶ。バスの塗装がみな違うのも個人的には高評価。
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バスは定刻、40分程度かけて今治に着いた。
久々の船旅、瀬戸内の穏やかな海にも関わらずぐっすり寝れなかったのはやや不覚であったものの、今後も乗船したいと思った。

(このページの作成者 てら)

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高知県にある有人島のうち、最も有名なのは恐らくこの柏島ではないでしょうか。その海の綺麗さは日本有数で、夏には近隣県から海水浴に多くの人が訪れます。

2月というオフシーズンの中、静かな柏島を訪れました。また、帰りがけに、宿毛市にある大島も訪れました。この記事の続きです。全体の行程はこちらの記事を、全体のルートはこのマップを参照。


四国旅行2日目の朝は、高知市からスタート。土佐市を抜けて、横浪三里へ向かいます。
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西から大きく張り出した横浪半島によって、横浪三里(浦ノ内湾)は穏やかで入り組んだ湾になっており、高知の景勝地の1つです。中には、須崎市営の渡船も日に数本ですが走っています。今回は横浪半島を横断する県道を使って、車で西進しました。
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途中の展望台からはこのような景色も見られます。民家や集落は少なく、このような地形と青い海がどこまでも広がる風景。

横浪三里を抜けて、須崎市街に入った後は、高知自動車道の無料区間と国道56号を通って宿毛市の平田まで一気に駆け抜けます。平田からは三原村を経由して、土佐清水市へ。三原村から土佐清水へ抜けるこの県道21号線は中々に狭い1車線道路で、すれ違うのもやっと。途中道に散乱していた落石を一度下車して手でどかしながら、曲がりくねって中央に苔むした狭路を進みます。

途中、向かいからダンプがやってきて数百メートルほど後退するというイベントも発生。同乗者を含めてすれ違いに必死で、写真は撮り忘れ、、、
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やっとの思いで県道21号を抜けて国道へ合流し、土佐清水市街を通過して足摺岬へ。
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岬から徒歩数秒の金剛福寺(38番札所)への参拝も済ませて、柏島へ向かいます。

一度、土佐清水市街へUターンした後、国道で西へ西へ進みます。大月町役場の手前で左折し、県道43号線で柏島へ。
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県道は標高の高い町役場辺りから、柏島まで段々と下がっていくルート。そのため、島に近づくと県道沿いの展望台から、写真のように柏島を望むことが出来ます。
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柏島の海はとても青く、曇りの冬の日でもこの透明度(近くにある沖の島や鵜来島も綺麗)。日本の広さを実感させてくれます。
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柏島の集落は、塀に囲まれた中に位置しています。中にはいくつも細い路地があり、住民の方が静かに暮らしています。写真の道路中央に写り込んでいるのは猫です。

柏島からは再びレンタカーで移動。今度は北上して宿毛市へ向かいます。先ほど来た県道を戻り、大月町役場のところを左に折れて、北へ向かいます。
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宿毛市の港には、昨年秋から燃料費の高騰で運休中の宿毛フェリー「ニューあしずり」が停泊していました。船体はかなり錆び付いており、この航路の再開の難しさが目に見えて感じ取れます。
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海を向いて、宿毛フェリーの左側数百メートルのところには、市営渡船の乗り場があります。沖の島や鵜来島はここから出る市営定期船に乗船することになります。丁度、この港の左手に宿毛市の大島があります(地図で確認)。
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大島は架橋されているため、宿毛から車でアクセス出来ます。リゾートホテルもあるため、そこそこ車も走っており、活気があります。写真は島の西にある、初代宿毛市長の像です。
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大島に少し寄り道をした後は、隣町、愛媛県南宇和郡愛南町へ。写真はその道中の国道の旧道にある県境の看板。下にバス停がポツンとあることから、ここを通る路線バス(宇和島自動車「城辺・宿毛線」)はこの旧道経由であることがわかります。
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写真は、愛南町の街中に入って、40番札所観自在寺です。参拝を済ませた後は、高知県に戻って中村駅前でレンタカーを返却し、鉄道で宿毛駅へ行って、宿毛で一泊しました。

翌日は、いよいよこの旅のメイン、高知県唯一の有人離島、沖の島と鵜来島へ向かいます。
続きます

(このペイジの作成者 いし)

愛媛県の南部、南予地域を鉄道で旅していると、川沿いにそびえる天守閣を横目に列車が走っていく箇所がある。愛媛県の大洲市だ。
鉄道を使って旅行していると、気になる景色があっても後戻りをすることができないのが痛いところ…。
機会をあらためて、関西空港と松山空港の間で格安航空便が就航されているのを期に大洲市街を観光してみることにした。
松山空港から松山駅行きのバスに乗り換えて旅のスタート。
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平屋建てで改札が正面にある地方都市の駅も少なくなってきた気がする。
松山は高松、岡山を結ぶしおかぜ・いしづち号と、宇和島を結ぶ宇和海の乗り換え駅として機能しており、大きなカバンやキャリーケースを抱えている人を多く見かける。
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途中乗り継ぎのついでに内子の町を歩いてみた。内子にも古い街並みが残っている。
飛行機の時間が遅めだったことや、内子で道草を食っていたこともあり大洲に着くと日が傾いていた。
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駅前の大きな鳥居が印象的である。当日は炉端焼きと日本酒で一杯。翌日、どのように歩くかルートを考える。

翌朝、宿の外に目をやると雪が舞っていた。
折角なので朝のお散歩と称して雪の降る大洲の街を散策してみようと思う。
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伊予大洲の駅前に宿を取っていたので、大洲旧市街まで大洲街道を20分ほど歩く。
やがてモノトーンな大洲城址が右手に見えた。
大洲街道から左手、東側に小京都の街並みが立ち並ぶ。
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昭和初頭の建物が残る、古き商店街。雪が舞っている景色は珍しいかもしれない。
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煉瓦館。銀行として昔は使われていたそうだ。
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おはなはん通り。NHKの連続テレビ小説のロケとしても使われた。
おはなはんって聞いたことないなぁと思ったら昭和41年の連続テレビ小説らしく、通りでピンとこないなと…。蔵のそばを流れる水路には手入れが行き届いた花壇が。_MG_1121_convert_20181215214440
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この辺りは明治期の武家屋敷の建物が現存している。
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大洲の古き街並みは、おはなはん通りより北側が昭和初期、東側が明治期の建物が混在しており、ひとまとめに小京都とくくっていいのかなという気がするが、どちらも興味深い。
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肱川沿いは鵜飼の船がしんしんと降り積もる雪をかぶっていた。
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列車の時間に余裕があったので大洲城の周りを一周し、県道43号沿いの繁華街を歩いた。
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歩くこと20分。伊予大洲駅に到着。

大洲から特急に乗り、松山へ戻る。
一日一往復しか航空便が就航していないと、観光できる時間や場所の制約があり、オマケに予讃線の鉄道公団建設区間(向原~伊予大洲間)を降りて道草していたので慌ただしくなってしまった。
天守閣や臥竜山荘に入れなかったのは反省点である。

追記
大洲市を流れる肱川が氾濫したことにより、洪水の被害に見舞われたことは記憶に新しいと思う。もちろん人的な被害もさることながら、鵜飼の鵜も精神的な疲労に見舞われたと聞く。
洪水後も市の観光協会のHPでは積極的にPR活動等を行っているようなので、自分も今回いけなかったところを含め再訪したいと思っている。
松山から特急で35分、松山空港からバスで1時間10分で行けるため松山市内観光と兼ねることも十分可能だ。

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秋田県仙北市角館町 古き良き街並み、秋田県の角館市を街歩きしたときの記事です。

(このページの 作成者 てら)

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