旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:広島県

こんにちは てらです。
以前、山陽新幹線に乗車していた時に、福山や徳山って県庁所在地でもないのになんで新幹線が止まるんだろう…と思ったりしていたのだが、福山城から福山市を見るとその答えがなんとなくわかった気がした。市域の広さもそうだが、鉄鋼や造船の企業城下町でありながら、東西に長い広島県の東の都市圏を形成しているのである。
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あいにくの天気であったが、福山駅のすぐ北側の福山城から福山の街並みを望む。福山は交通の要塞になっており、因島、四国方面への高速バスのほか、南部、西部は鞆鉄道バス、東部は井笠バスカンパニー、北部は中国バスが路線網を築いている。
とくに中国バスの持つ路線網は福山市や三原市を中心に北に延びる広大なものである。
そのなかに、神石高原町を経由して庄原市の東城まで抜ける路線が、今回紹介する油木・東城線だ。
以前は福山と東城を結ぶ路線は2路線あり、高蓋、呉が峠、神竜湖を経由する西回り線もあったが、現在は廃止となっている。
西回り線に乗られている方のブログやウェブサイトを拝見しているとなかなかの狭隘路線だったようだが、中国バスの自主再建のなかで大幅にバス路線は整理、減便されて西回り線も2016年に廃止となってしまったようだ。
この路線の状況もなかなか厳しく、日のあるうちに乗車しようと思うと平日でなければ楽しめない。
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福山市内は東西に何本か大きな幹線道路があり、山陽本線に並行するように何本かバス路線がある。油木・東城線も一旦福山駅を出ると、進路を東に取りその後、国道182号線と共に長旅を共にする。
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市内は細かな乗降があったが、神辺の町を越え福塩線の線路を北へ越えると一気に山越えの様相を呈す。
ぐんぐん山不覚に入っていき、写真左下に福山市街を少し見ることができた。
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こんな路線を中型で走ることになかなかびっくりだが、福山市内の利用と神石高原町内の利用がそれなりにあるようだ。
車内も我々以外に数人が利用しており日常的に通過利用があることがわかる。
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神石高原町の油木営業所に到着。トイレ休憩もあるため一旦バスを降ろされる。
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営業所と車庫を兼ねている。我々が乗っていたバスは真ん中のバス。
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バスの車庫に付設された乗務員の詰め所を間借りするように定期券窓口とトイレがある簡素な営業所。
奇しくも2023年から窓口の営業を取りやめてしまった。学校の下校時間と重なっているためか学生の姿が目立った。
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我々が乗ってきた道を戻る福山行きのバス。学生で満員だった。
15分ほどの小休止を終え、下校する学生十数名と共に東城行きのバスは発車した。
成羽川に沿って走る182号線を辿るようにバスは走り、20分ほどで中国道の東城IC付近で街が開けて東城市街についた。
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油木まで80分、東城までは乗り継ぎ時間を含めれば約2時間のバス旅。なかなかに乗りごたえがあった。

こんにちは てらです。
以前から、瀬戸内で行きたいと思って気になっていた場所があった。
仙人が酔うほど美しいとされる仙酔島。
瀬戸内の陽気と穏やかな海は船や電車でも楽しませてもらったが、瀬戸内の町や島をゆっくり歩くような機会はあまりなかった。
鞆鉄バスに乗ってそんな福山市の近郊に位置する鞆の浦へ。いしくんにプレゼンして一緒にいくことにした。

戦後すぐ廃線となった鞆鉄道の廃線跡を沿うように走る路線バスは他の記事でも紹介しているので是非。

瀬戸内の漁師町の一つであった鞆だが、古くから栄えており、江戸時代には北前船が立ち寄るなど多くの船が行き来するようになった。船舶の大型化により徐々に鞆の役割が他の港湾にとって代わられ、現在は沼隈半島の島々(走島など)を結ぶ船と漁船が行きかう長閑な街並みが残っている。
鞆港のバス停を降りると、走島へ向かう桟橋の近くから湾内を眺めることができた。
折角なので、湾内の狭い路地を色々と歩き回ってみることにした。
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走島への定期船が出ているが、商店の隣にある、右の建物が待合室。
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瀬戸内の島々の漁港町の雰囲気十分である。
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写真中央奥に見える小高い木々が集まっているのは玉津島 波止場を伝って行くことができる。神社のある小さな島。
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鞆バス停から太田家住宅を結ぶ通りは人通りも多い。こんなところがバス通りなのだから驚きである。
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狭い道を縫うように建物が立ち並ぶ。
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鞆では保命酒という薬味酒を造っている。鞆よりも大きな港が整備されたことや人口減少などを理由に生産量は減っているようで、写真に映る十六味保命酒は残されている酒蔵のひとつだ。
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鞆港の土産物店などが軒を連ねる。
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ひときわ目立つモダンなデザインの信用金庫の建物
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石畳の街並み。
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鞆の浦から西方向、阿伏兎(あぶと)の方向を向く。
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軽自動車でも精一杯の道だが、バス通りというんだから驚きだ。
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この辺りは江戸後期の建物がそのまま残されている。
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間口の小さな町家が立ち並ぶ。太田家住宅(写真左)も江戸時代後期に建てられた建物の一つで、もともとは保命酒を製造していた。
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ついつい、目線を落として軒下の住居表示を撮ってしまう。
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鞆の浦を象徴するスポットの一つ、湾内に位置する常夜灯 湾内を照らし続けている。
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晩夏、蒸し暑い天気だったが時折そよぐ潮風が涼しく感じた。
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最後に、鞆港のバス停付近から湾内の景色を眺めながらバスを待った。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
前回に引き続き、宮島航路…ですが、帰りは松大汽船に乗って帰ることにしました。

前編はこちら。

単純に往復はもったいないので折角だしということで宮島を歩いて回った。
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当時(2021年6月)土日にも関わらず人がまばらだったのは宮島の大鳥居が改修中だっただけではなく、コロナ禍だったこともあると思われる。
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シャッターを閉じる店舗も多くあり、人通りもまばら。
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灯篭越しに眺める宮島航路
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折角来たのにどうよこれ…といしくんに話してしまったが、今更見返すと面白い写真だなと思うので、なんでも撮っておくって大事だなと思う次第。
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厳島神社も干潮の時間帯に訪れたのでちょっと雰囲気が出ず…。
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厳島神社の裏側の参道を抜けて少し歩いてみた。
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厳島神社は弥山から流れる御手洗川や白糸川の運河になっている部分に建立されている。写真を流れているのは御手洗川。
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参道の裏手にも土産物店などが軒を連ねる。
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厳島神社の傍にある豊国神社 厳島神社の傍にそびえる五重塔で有名である。
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宮島には起伏の大きいところも点在するためか、このようなトンネルがいくつか見られる。これは豊国神社のすぐ東側。
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参道から一本中に入った町屋通り。表参道の商店街とは打って変わって落ち着いた雰囲気が続く。
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町屋通から表参道に戻ると賑やかな雰囲気…だがいつもより人が少ないこともあってかシャッターを閉めているお店もありやや寂しげであった。
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宮島桟橋へ戻ってきた。松大汽船は向かって右側の改札から乗船する。
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左手にはJRのみやじま丸が停泊していた。今日は運航されていないようだ。
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松大汽船の宮島に乗船。
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15分間隔だが車の往来も多いことがわかる。
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3階建ての船内。二階は4列シートの客席が並ぶ。
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2階と3階は展望シート席
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空いていたので、海を間近に見れる2階のソファ席に我々は腰かけた。
往復10分少々の船旅。手軽であるが面白かった。

(このページの作成者 てら)

どうもこんにちは てらです。
もう一昨年(2021年)のことになってしまいますが、いしくんと行きはJR西日本宮島航路、帰りは宮島松大汽船で宮島を往復してきた。
JRの宮島口を降りて土産物店の通りを抜けると宮島口側の宮島口桟橋が姿を現す
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2020年にリニューアルされた新しいターミナルがお出迎え。コロナ禍とあり減便はしていたもののそれぞれ15分ごとの運行となっている。
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ななうら丸に乗船、宮島航路は約10年に1隻導入されているようで、ななうら丸は2016年、みやじま丸は2006年、みせん丸は1996年の就航となっているようだ。
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車両甲板が上がり、離岸
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廿日市市街からあっという間に離れていく。
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宮島航路のJR西日本フェリーの見どころは厳島神社の鳥居にぐっと近づくところなのだが、鳥居の大規模改修が行われており、
さすがにカバーに架かっている鳥居はなぁと思いきちんと撮らなかった。
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船からは撮らなかったけどせっかく宮島来たんやしと思って撮ったけど…うーん。
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宮島に到着。
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コロナ禍とはいえ観光客もちらほら…。
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こちらは宮島から見たみせん丸。
後半は宮島をぐるっと歩いてから宮島松大汽船で宮島口桟橋へ戻ります。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
尾道から乗船した瀬戸田港、せっかくなので帰りは違うルートで帰ることにした。

行きは瀬戸内クルージングでした。
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生口島瀬戸田から本州側へは、広島、三原、尾道へと船が出ている。三原~瀬戸田は弓削商船とマルト汽船が共同で運行している。
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瀬戸田港から5分差で出港する尾道行きは自転車を乗せられるサイクルシップが就航しており観光客がわんさかといった様相だったが、こちらは打って変わって生活路線。
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皆さん日が当たらない方をきちんとわかっていらっしゃる…。
券売機は瀬戸田には無く船内での改札(現金での支払い。)
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船からは左手に高根島、右手に佐木島を望みながら進んでいく。
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高根島が途切れると次は安芸神崎の造船上や呉線の東側を沿うように海上を進む。
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沼田川が見えてくると三原の市街地もどんどんと大きくなってくる。
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三原港に到着。25分ほどの船旅もあっという間であった。
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三原からは佐木島(瀬戸田便の一部が経由する)や生口島以外に因島や大久野島への船も出ている。
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コンパクトな窓口で桟橋の待合室もまばらであった。

(このページの作成者 てら)

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