旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:山口県

こんにちは てらです。
駅舎に興味のある人なら、タイトルだけでおっと思われるかもしれない。
岩徳線と山陽本線の歴史を扱ううえで、西岩国駅は必ずと言っていいほど出てくる。
現在山陽本線は岩国を出ると柳井、光方面の海沿いを走るルートであるが、戦前は岩国から徳山間の距離が短いということもあり、岩徳線が幹線だった。そのため交換設備のある駅も有効長が長くホームが長い駅も多い。
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そのなかで、岩国の玄関口となっていたのが西岩国駅である。戦前、岩徳線が山陽本線となっていたときには岩国駅を名乗っていたのがこの西岩国駅である。1,2時間に1本しか列車が発着しない駅とは思えない
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錦帯橋をイメージしたアーチ形の駅舎が我々を出迎えてくれた。下から見上げると駅舎のずっしりとした重厚感が増して見える。
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列車が上下1時間以上来ない時間帯だったためがらんとした待合室。点灯していない電灯が哀愁を漂わせる。
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現在は駅構内の管理をNPOが行っているが、NPOが駐在していない時間帯は無人で、有人改札に係員さんが立つということもないようだ。
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岩国方面のホーム、隣のホームの中線が撤去されていたり、ホームが長いことから戦前、山陽本線時代に列車の往来が多かったことがわかる。
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とても素敵な外観の駅舎で列車が来るまで待っていたかったのだが、どことなく漂う哀愁から岩徳線の過去の栄華を感じさせられた。
旅程の都合もあるのでいわくにバスに乗車して岩国駅へ先回りした。

最後に
西岩国駅へは岩徳線のほか、いわくにバスに乗車する方法もあります。
ご参考までにご覧ください。



(このページの作成者 てら)

どうもこんにちは。てらです。
いしとの旅行、時たま行き当たりばったりなところもあり、西岩国駅を見てみたいと私が提案したところ、広島バスセンターから錦帯橋を経由して岩国駅まで行くバスがあるとのこと
せっかくなのでJRに乗らず岩国まで行ってみることにした。西岩国駅へは裁判所というバス停が最寄だそうだ。

ちなみに…
広島駅→岩国駅 50分770円 バスセンター→岩国駅 最速70分片道950円
広島駅→錦帯橋 50分+バス15分 770円+300円 バスセンター→錦帯橋 55分950円
ということで、広島駅と岩国駅の移動にはJRに分があるが、広島の中心部から錦帯橋や岩国駅へ行くにはバスにも十分分があるようだ。
本数もおおむね7時から20時台にかけて1時間に1本ある。
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バスセンターと聞くとどうしても公営のものを思い浮かべてしまうが…(私企業でも年季の入ったバスセンターを見かけることもあるが笑)リニューアルされているのか、こぎれいでピクトサインもすっきりとしたターミナルである。
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いろいろな行先が並ぶとわくわくしますが、自分がそのバスに乗って出かけるとなるとわくわくはひとしお。
左側の上から3番目に岩国行きのバスが乗っている。かなり高頻度でバスが運行されていることがわかる。
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バスセンター8時半発、いわくにバスの岩国駅・日の出町車庫行きの始発便はなんと私といしの二人のみで出発。先にも紹介した錦帯橋に便の良いバスは観光客のあおりをもろに受けているのかもしれないと感じた。
バスは広島城の南をかすめ、広島市中心部の西を流れる太田川を渡ってから広島都市高速4号線のトンネルに入り、アストラムラインの大塚、広域公園前を経由した。驚いたことに一人乗車があった。
加えて、運転士による手動放送で往復券を運転席で発売しているという旨の放送が入った。途中駅からの往復券の需要があるのかもしれない。そして途中から乗車した男性はバス内で往復券を購入していた。
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山陽道は山陽線や広島電鉄より高いところを走っているため、広島平野と瀬戸内の島々を時折見ることができた。
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岩国ICで山陽道を降り、錦帯橋の前を通ったのちに裁判所に到着。私といしはここで下車。目的の西岩国駅の駅舎を見学した。
(見学の時の写真は別途公開予定…)
せっかくならここを発着する列車で岩国駅へ行きたいところだが、バスの便が良いので、引き続き岩国バスに乗車して岩国へ向かう。
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いわくにバスはもともと岩国市営バスを移管した路線を引き継いでいる関係で、このように岩国市営バスの跡を随所に見ることができる。
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市営バス時代の路線図がうっすら…。岩国周辺も複数のバス会社が乗り入れており、広島方面への路線バスがあったこともわかる。
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京都市内や大阪市内でよく見かけるシステムだが、稼働していない状態が長く続いているようだ。
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路線バスタイプのバスに乗った。
乗ったバスのモケットにどこかで見たことのあるキャラクターがおり思わず撮ってしまった。都営バスのキャラクター、みんくるだ。
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終点の岩国駅に到着。いわくにバスを都市高速バスと路線バスで一度で二種類味わうことができた。
社長の問題発言などで一時はインターネットをにぎわせていた事業者だったけれど、前評判のわりには良くも悪くも衛星都市を走るバスという感じで快適に利用させてもらった。

(このページの作成者 てら)

こんにちは、いしです。
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名湯、俵山温泉は山口県長門市の山奥にひっそりとあります。
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街中は至って静か。三連休とは思えない人の出です。

関東では殆ど知名度が無いように思いますが、俵山温泉は防長四湯にも数えられ、一説によると1100年の歴史があるのだとか。
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昔ながらの温泉街は、観光客向けの建物と、地元の方の住居が細い路地で迷路のように繋がっていて、生活と非日常が入り混じった不思議な雰囲気です。
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残念ながら、街で開いているお店はほとんどなく、目についたのはバス停近くのこのお土産屋さんくらい。(他にもおそらく数軒あります)
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ここはメイン通り。左右に旅館が並びます。
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この道の先を行ったところに、町湯が2湯あって、それだけです。こじんまりして落ち着いた温泉街です。
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軒を連ねる旅館も、趣があります。
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この日お邪魔した旅館は、中庭もあって風情に溢れていました。
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俵山温泉は、湯治場として発展したとのことで、確かに観光スポットは見当たりません。かえって今では滅多に味わえない雰囲気が漂っていて、そこがたまらないのですが。
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観光スポットがあるわけでもなく。

さて、温泉街に戻ってきました。
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温泉街には、町湯が2つ。そのうちの1つが下記の白根の湯。
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ここはレストランも併設しており、街で唯一の食事処。ただし、19時ごろまでしか営業していないため、俵山温泉に素泊まりする場合は、食事の時間に要注意です。

これまでに訪れた温泉地とは一味違った、趣深い温泉街でした。
(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

日本海側の長門市仙崎から瀬戸内海側の下関までは、鉄道だけでなく、サンデン交通の路線バスも通っています。長門市の先の青海島から、仙崎、長門、湯元温泉、俵山温泉、豊田、菊川、小月、下関と県道34号を下っていく路線です。

今回は、仙崎にある道の駅センザキッチンから、下関市の小月までバスに乗りました。
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ところで、仙崎は長門市の一地名ですが、鉄道好きなら必ず聞いたことはある地名。山陰本線の仙崎支線の終点であり、駅舎は古風な佇まい。また、列車本数の少なさからもなかなか乗りつぶしが難しく、有名になりやすい要素が盛り沢山です。
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駅は無人駅。列車が来ない間は至って静かです。
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仙崎駅の周りは人通りもなく、車が通るほかは静かなのですが、徒歩数分のセンザキッチンは観光客も地元客もわんさか居て大変栄えています。
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センザキッチンはこの辺りのバス路線も発着。手前は下関から大泊までを結ぶサンデン交通、その後ろは防長交通です。
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ここから、下関駅行の路線バスに乗車できます。仙崎から下関まで直通するバスは7本/日。約2時間に1本程度走っています。
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バスは仙崎の向こう岸にある青海島の大泊からやってきたバス。途中、俵山温泉で5分ほどの休憩がある以外は、ひたすら一般道を下関まで向かいます。センザキッチンを出発すると、仙崎、長門の街中を走ります。
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長門市の駅を過ぎたところで、山陰本線を渡ります。偶然にも、踏切にて列車待ち。数えるほどしか列車本数がないので、大変珍しい。
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長門市街から長門市にある湯本温泉までは美祢線に平行してバスは走ります。ところどころ狭隘な道を走ります。路線バスは大型車ですから、なかなかスリリングです。
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線路と道路以外何もない場所も。
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仙崎から30分ほど走ったところで、湯本温泉です。
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湯本温泉はバスも列車も止まります。大勢の観光客がバスを下車して行きました。湯本温泉、関東ではあまり知られていないように思いますが、開湯は古く、防長四湯の1つに数えられています。
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湯本温泉市街の狭い道を走ります。
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湯本温泉を過ぎると、バスは俵山温泉まで山道に入ります。
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視界が開いてしばらくすると、俵山温泉に到着です。
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建物が密集している中に、ぐっとバスが入り込んで、
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俵山温泉の中心にバスは乗り込みます。
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俵山温泉にて途中下車。バスもここで時間調整します。
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さて、この先、バスは俵山温泉から、旧豊田町、旧菊川町を経由して下関市街まで1時間30分以上をかけて走りぬきます。平成の大合併で、これら全て下関市になっています。月並みな感想ですが、下関市、大きいです。
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俵山温泉を出発してしばらくは山道が続きます。
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市境を跨いで下関市に入っても、車窓は山岳路線の装いのまま。豊田湖(ダム湖)湖畔を通り、トンネルを越えます。
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次第に視界が開けて、心なしか太陽も明るくなってくると、旧豊田町の街中が近づいてきました。
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豊田総合支所の近くまでやって来ました。それでも下関まではまだ36kmもあります。
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ここで、俵山温泉方面のバスとすれ違い。向こうの車両は、結構年季が入って見えます。
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バスは再び田園風景の中を走り、菊川を目指します。
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少しの間、山の景色を見ていると車窓が再び開けてきます。ほどなくして、菊川の市街地です。
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菊川から、バスは小月を目指します。小月は、俵山温泉からずっとバスルートと並行していた木屋川の河口に位置します。
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道は途中から国道になって、2車線の部分も登場します。
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小月の市街地に入れば、JR山陽本線の小月駅はすぐそこです。
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小月駅着。長い間、ありがとうございました。ところでこのバスは、ここから「準急下関行」となります。日本広しとは言え、準急を関する路線バスはなかなか珍しく、いずれは乗りたい路線の1つです。

(このペイジの作成者 いし)


こんにちは、いしです。

山口県の日本海側には、船で行く萩市の島々以外にも、他市にいくつも島が存在します。

そのどれもが架橋されているため、比較的簡単に訪れることが出来ます。今回寄り道した青海島もその1つです。
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青海島へは、JR山陰本線の長門市駅からサンデン交通バスでアクセスが可能。
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サンデン交通、長門市内は比較的新しい車両が多かった(イメージ)です。青海島行きといっても、行先はいくつかありまして、青海島へ渡ってすぐの場所にある「大泊」(バスが何台も留置してある車庫)止まりのバスが10本/日、そこから島の西側へ行く「青海」行が2本/日、東側へ行く「通」(かよい)行が10本/日あります。大泊までは計22本/日というなかなかの幹線。たしかに車内は高齢の方を中心に座席が埋まる程度に利用者が居ました。
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今回の乗車は島の東側の集落「通」まで走る長距離便です。長距離便といっても、島の入口「大泊」止まりのバスははるばる下関からやってくるバスもあるのでそっちの方が長距離ですが。
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長門市駅を出ると、西の海岸線沿いを、仙崎方面へ上がります。
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仙崎駅前を通って、道の駅「センザキッチン」を出発すれば、すぐに青海大橋を渡って、青海島です。
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青海島、結構大きな島なのですが、想像以上に険しい。島の北側は奇岩が立ち並んでおり、本土の仙崎港から出る遊覧船で青海島の周りを一周できるようです。
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右手には本州と青海島に挟まれた静かな仙崎湾を見ながら、バスは大日比、船越、通と海岸線に沿って東進します。おそらくこの写真の辺りは、集落がないので柴津浦でしょうか。
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バスは利用客が多く、こまめに下車客を扱います。このあたりはどうやら、釣りスポットのようで、車で来た釣り人が皆、防波堤から竿を海に垂らしていました。
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釣り客をぼんやり眺めているうちに、終点「通」に到着。
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通バス停です。
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通バス停は、通集落の中心地を通り過ぎて少し行ったところにあります。
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このあたり、鯨の博物館や、文化財となった旧邸宅などもあって、釣り客と観光客を合わせて存外に人の多い場所です。
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海は仙崎湾。波はいたって穏やかです。
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青海島に来た証。やはり仙崎は捕鯨の街ですね。
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ちなみに、中心地は通漁港前バス停あたりです。

続く
(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

萩市から、山口県で最も行きづらい場所の1つ、萩市見島へ向かいます。
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見島は萩市に属するものの、萩から北西へ約45kmも離れた孤島。定期船で約1時間10分の道のりです。
定期船は萩の沖合に浮かぶその他の島(相島、大島)と同じく、萩市の外れにある定期船乗り場から。JR東萩駅からは徒歩20分程度でしょうか。
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車の奥に見える屋根が定期船乗り場の待合室兼乗船券売り場です。朝早い時間だったにもかかわらず、待合室の中はそれぞれの島へ向かう島人や釣り客で大盛況でした。
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ほどなくして、見島行の高速船ゆりやが萩へやって来ました。高速船ゆりやは萩と見島の間を2往復/日しており、見島では2つある集落のどちらへも寄港します。見島で停泊するダイヤが組まれており、朝に「宇津(見島)→本村(見島)→萩」と本土へやってきて、見島へ折返し。午後も同様のダイヤを組み、宇津で一泊します。(夏は3便に増便され、島での寄港順が変わりますので、公式HPを要確認)
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すなわち、これは朝の7:00に見島の宇津港を出発し、本村を経由して萩に到着した船。
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側面には、「萩⇔見島」と書かれ、郵便局マークも貼られて郵便船も兼ねている模様。島の生活に欠かせない船です。こころなしか、サイズは違えど宿毛市の定期船に似ていますね。
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船内の写真をこの1枚以外撮り忘れましたが、大変清潔かつ綺麗。それもそのはずで、ゆりやは2019年に就航したばかりの新造船で、それまではおにようずというフェリーが見島までの輸送を担っていました。ゆりやの船内は、乗船したフロアがシート席、その下が横になれる座敷席、上は展望デッキも兼ねたベンチ席です。

乗船してシート席に着座していると、隣にお婆さんが車いすから着座。船員さんが優しく誘導されていました。本船はバリアフリー設備を整え、車いすでも問題なく乗船できるようです。

ところで、船員さんが一言お婆さんに「今日は揺れるからしっかり座席に掴まって」と言っているのが聞こえてしまったので、空気の良い展望デッキ席へ向かうことにしました。一応、アネロンニスキャップは服用済みですが、景色も見たかったし、念のため。(結果的には、フェリーは大揺れだったので、正しい選択でした。航行中は、展望デッキへの階段を上るのが大変なほどの揺れでした)

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出航前の静かな港(萩市)。
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漁港の街並みがよく見えます。
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出航です。
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防波堤をくねくねとやり過ごして、いよいよ外海へ。
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出航してしばらくは、左右に島影を望みながら凪の海を進みます。写真は右手にずっと見えていた島。おそらく有人島の大島です。
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続いて、おそらく櫃島(違っていたらごめんなさい)。櫃島は萩の近海に浮かぶ島の中で唯一定期航路の無い有人島。訪問には船のチャーターが必要と思われます。

船の左手に相島がくっきりと見えるようになった頃、いよいよ船が揺れ始めました。船員さんが、「島から先は揺れるぞ」と言っていたのですが、その通りになりました。地図を見る限り、本土から相島までは島が点在し、曲がりくねった本州のおかげで、一種の湾のような形を形成しているため波が高くないみたいです。一方、相島から見島までは遮るもののない外海。船はうねった波を直に受けながら航行します。
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写真は展望デッキの喫煙場所から撮影したものですが、屋根の無い、船の側面には船体にぶつかった波がバシャバシャかかっていました。(展望デッキは一応、船の2階部分なんですけどね。)個人的な経験の中では、揺れた部類の船でした。萩の港では波高1.5mと掲示されていたのですが、うねりが強かったのか、本土近くの波高を掲示してただけなのか、、、翌日の復路便は全く揺れませんでしたので、気象条件によっては揺れずに見島へ向かうことも可能です。
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ぐわんぐわん前後に揺れるゆりやに1時間程度揺られれば、前方に見島が見えてきました。
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まずは見島に2つある集落のうち、大きな集落「本村」に寄港です。私もここで下車。
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港には島の人が集まっていました。船から降りて皆三々五々、目的地へ向かっていきました。
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船待合室となりでは、見島名物「鬼ようず」(長男の誕生を祝って正月に揚げられる、鬼の絵が描かれた大凧)の看板が出迎えてくれました。

続く
(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

萩市で街並みといえば市街の城下町があまりにも有名ですが、旧旭村に位置する萩市佐々並も昔ながらの宿場町の雰囲気を残す、雰囲気ある街並みです。
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県都山口から萩へ走るJRバスを途中下車して、佐々並を少し歩きました。
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佐々並バス停は、街から外れた国道沿いの交差点にあります。萩行のバスを見送って、交差点を右に曲がると佐々並の宿場町に至ります。
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石柱を越えれば、奥に黄土色の瓦屋根が密集する宿場町が現れます。
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ここは、国に指定された街並み保存地区です。とても穴場スポットのようで、平日ということもあってか観光客は皆無でした。
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街中はかつての街道を思わせる道幅と、90度に曲げられた道。宿場町を感じます。どうやら高度経済成長期まではここがメインの道路だったようで、昭和30年代に佐々並を訪れた民俗学者宮本常一氏は、この狭い道をバスが通っていたと記述しています。
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残念ながら、往年の活気は全く見られず、たまに走る車の他は、人っ子一人見当たりませんでした。(観光センターのような使われ方をしていた民家には、地元の方が当番制で詰めてらっしゃるようで、そこで情報収集が可能です)
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統一された街並みです。
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街の周辺には田畑が広がり、山の中とはいえ、かなり開けた土地がありました。


(このペイジの作成者 いし)

こんにちは てらです。
前回の700系の記事でも紹介しましたが、JR西日本から元日乗り放題切符が発売された。
詳しくはこちらを参照してほしいのだが、簡単に説明すると有効期間は元日のみである。しかし山陽・北陸新幹線に加えて各特急も乗り放題になるというもの。6列車までであれば指定席(ないしはグリーン車)も指定可能である。そんなわけで、関西から日帰りで行けるギリギリ、山口線と山陰本線の乗り鉄を敢行した。

目次
1. JR山口線(このページ)
2. 島根県津和野町
3. JR山陰本線 島根県区間
4. 島根県温泉津町
5. 特急やくも

JR山口線は、山陽本線と山陰本線を結ぶ陰陽連絡線のうちの一つで県庁所在地の山口を通る路線だ。
阿東町が山口市と合併してからというもの、山口線の山口県側は全て山口市内になってしまった。
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新山口から新幹線を降りて、向かったのは在来線の2番のりば。山口線のディーゼル車は主に2番のりばから発車する。
普段は2両のところ、1両増結して3両になっている特急スーパーおき、ご覧の通り自由席は満席だった(元日乗り放題きっぷのオプションである指定券を取る段階でこの列車は満席だった)車窓やら車内設備を撮ろうにもデッキが身動き出来ないほど混雑していてはトイレにも行けないレベルであった。
山口までは天候に恵まれている中、平野部を軽快に走っていたのだが、山口市街を抜けて宮野、仁保にかけて勾配やトンネルが連続し、JR時代のキハ187系でも時折しんどそうな音を立てて走る。
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新山口を出た列車は山口市内の市街地である湯田温泉と山口に停車し、混雑も増してきた。新山口をでてから、1時間と少しで島根県最初の停車駅、津和野に停車した。
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津和野の街歩きについては別の記事にまとめたので、興味のある方はぜひこちらをご覧ください。
山口線といえばSLの保存運転が有名で、1979年からSLが運転されており、週末やお盆、年末年始にSLやまぐち号が運転されている。元旦は津和野にある太鼓谷稲成神社の初もうでの便宜を図り臨時列車が運行されていた。
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留置されていた客車とレトロ調の駅名表。
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客車は昨年新調されたので、レトロに見えるが立派な新車である。
辛うじて指定席が取れたため、津和野から温泉津までスーパーおき4号に乗車。
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新山口行きのスーパーおき3号と同時に入駅したこともあり、ホームがごったがえしていた。
スーパーおき4号は津和野を出ると日原、益田に止まる。
山口線からそのまま山陰線に直通する特急なので、あっけなく山口線を全線走破してしまった。

津和野町編へ続く

(このページの作成者 てら)

一昨年の春のこと
ふと、海が見たくなって青春18きっぷを購入して列車に乗った。

行先は、山陰本線。
日本海の深い青が見たくなったからである。
大阪を9時過ぎに出る丹波路快速に揺られ、海が車窓を占めるようになったのは14時過ぎ。
この日は浜坂、鳥取、米子と乗り継いで益田までただひたすらに急いだ。
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旅は次への宿題がある方がいい。
島根県東部はまた、今度ゆっくり眺めよう。温泉津温泉を再訪したいという宿題もある。
大学時代は(いまでも)、もう一度再訪したい場所のことを「再履修」と呼んでいたけど品が無いのでここではあえてそう呼ばないでおこう…。

前置きが長くなってしまったが、本編はここから。
山陰本線の山口県区間を制覇しようというもの。どこが見どころなのか探りながら、とにかく車窓を堪能するのが目的だ。
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翌朝、キハ120形の単行、長門市行きの始発に乗った。誰も乗っていない…。

話はそれるが、日本海側の県境地域はどこもひょうたんのごとく列車の本数がぐっと少なくなる。
府屋(新潟県)~鼠ヶ関(山形県) 8本
市振(新潟県)~越中宮崎(富山県) 18本
ここも例外ではなく、島根県と山口県の県境(飯浦駅と江崎駅)を通る列車は一日8本。
さて、どんな景色が待ち受けているのか。
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夜が白み、徐々に空と海の境目もはっきりとしてきた。
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県境の集落のない地帯は景色を遮るものが何もなく、一面の海が広がっていた。

列車は萩の街並みを過ぎ、長門市へ通学の学生を乗せ急いでいく。



ハッと起きた。
列車が乗っていた方向と逆方向に動いている。一瞬、何が起きているのかわからなかった。
元来た方向に列車が進んでいるのかと思い、運転室付近にある整理券表に目をやると
「仙崎」
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この顛末を寝ぼけた頭で整理すると。
1.長門市行きの列車がそのまま折り返し時間を経て仙崎行きになる。
2.それに気づかず、惰眠をむさぼり、起きたら仙崎に向けて列車は走っていた。
旅程が崩れてしまい、なんともお粗末であるが、終点の仙崎に到着した。
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もともとは美祢方面への貨物線として開業した仙崎支線であるが、今はキハ120系が7往復するローカル線である。
青海島への航路も近くなのだが、そもそも旅程が狂い予定が大幅に押していることを忘れてはならない。残念であるが同じ列車に乗り、仙崎駅を後にした。
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長門市駅へ戻ると、広大な駅の敷地にぽつりぽつりとディーゼルカーがたたずんでいる。
折角なので駅周辺を散策した。
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駅前には本州最後の定期旅客列車を牽いたD51の動輪が鎮座している。
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広大な駅も、貨物輸送や機関車の機回しなどでひっきりなしに列車が通っていたのかもしれないと目を閉じて想像してみたが、がらんとしておりなかなか想像できなかった。
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長門市は金子みすゞの生誕地ということもあり、金子みすゞをモチーフにした観光列車も走っている。
東京からも大阪からもアクセスしにくいからか、観光地案内をみていると、こんなに観光地があることに驚かされた。
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美祢方面から列車がやってきて、下関から長門市折り返しの山陰本線の列車もやってきた。
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予定より一本後の下関行きに乗り込んだ。
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曇り空が惜しいが、日本海に浮かぶ島々を見ながら列車は西へ走る。
小串まで来ると、線路は海岸線を離れ、列車の本数も増えて乗客も立ち席がちらほら見えるようになった。列車はそのまま終点、下関へ滑り込む。

寝過ごして仙崎まで行ってしまったが、反面いろいろな発見ができたしよい寄り道だった。次回は萩の街並みや青海島、ちょっと足を延ばして角島や秋吉台と周遊してみたい。

探訪データ
2017年3月中旬
益田-1561D-長門市-1625D-仙崎-1626D-長門市-967D-小串-869D-下関

追記
2020年の元旦に、もう一度行きたいなと思っていたところを巡り歩きました。

そして、ちゃっかり温泉津温泉も再訪しました。

よろしければご覧ください。

(このページの 作成者 てら)

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