旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:京都府

こんにちは てらです。
関西は冬にかけて黄砂による黄色っぽい晴れの日が続く。かろうじて11月はひんやりした空気だけれど空もそれなりに晴れる。
仕事は忙しいのでゆっくり家で寝ていたいところであったが重たい体をを起こして電車を撮りに行くことに
行先は嵐電
はずかしながら京都に何度も行っているが嵐電を使って観光したことはない。
あらかじめ、併用軌道の所で面白そうなところにいくつか目星をつけて歩いて回ることにした。

阪急の西院駅を降り、そのまま嵐電に乗る手もあったが、涼しげな朝の京都の街を歩く。
西大路三条の交差点でちょっと嵐電を撮ろうかなと思ったその矢先
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単行でモボ301形が停車していた。
嵐電では2両のみ残るベージュに近い暗めのアイボリーと深緑のオリジナルカラーとして残っている車両の一つだ。
せっかくなので、モボ301形を狙って何枚か撮り歩いてみようと思う。_MG_4817
蚕ノ社と広隆寺で迷って広隆寺で下車した。ベンチの周りに並ぶ広告だけでも京都とわかるならび。
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広隆寺が線路の目の前に広がる光景。迫力がある。
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スカッと晴れ渡る空のもとをはしるモボ301
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蚕ノ社(かいこのやしろ)にて 昔ながらの停留場だが改良工事が行われバリアフリー化を目指していた。
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蚕ノ社傍にある、木嶋神社の一の鳥居。 残念ながら嵐電を絡めてはうまく撮影できず…。
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このあと、多客のためモボ301形も増結され2両での運行となった。紅葉の時期と重なり嵐電もなかなかの乗車率。
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蚕ノ社~太秦広隆寺の間は専用軌道区間。次の電車まで時間が空いたときは傍の道を歩いた。急にこんな景色が広がるので侮れない。
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せっかくなので乗ってみることにした。行先表示板はなかなか見ないので新鮮。
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嵐電は、多くの車両が京紫というしっとりした紫色一色の塗装が施されており、車内のモケットも紫色なのだが、旧塗装のモボ301はモケットが深い青色。こっちのほうが落ち着く色のような気がしなくもないが…。
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モボ301は武庫川車両により製造されており、京福電鉄から分社化されたえちぜん鉄道や、嵐電とつながりの深い叡電も武庫川車両で製造された車両が幅を利かせている。値上げ運賃の申請がなされたので、大人220円なのも3月末まで。
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2両で運転するときは、扉は連動せず、前後の車両に運転士が乗り込む。もっとも後ろの車両の運転士は乗降時の料金収受と後ろの車両の扉扱いのみなのだが…。
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最後に気になる電停、山ノ内電停で下車。嵐電には道路にペンキを塗っただけの電停はないものの、このような狭小電停が2か所ある。
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ご覧の通り、ホームの幅もさることながらなかなの段差。
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モボ301号車を見送ってから四条大宮まで乗車。四条大宮の交差点の一角、駅ビルのある立派なターミナルである。
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紅葉の時期ということもあって10分に1本、二両の電車がせせこましく折り返していく。
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ご近所なのに、どうして今まで乗ったことがなかったんだろう…。というくらい歩いて、撮って楽しませてもらった。
帷子ノ辻~北野白梅町がまだ未乗なので、今度行った時のお楽しみということで…。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
天橋立から足を延ばして翌日は与謝野郡伊根町を観光しました。
丹後半島の北側に位置する伊根町は天橋立から車で走ること2,30分で行くことができる。

伊根町は伊根湾に並ぶ舟屋が有名である。
そもそも舟屋というのは漁師を生業としている家が船揚げ場と住居又は作業場を兼ねた建物で、伊根湾周辺では江戸時代からこのような住居がみられたようだ。
高潮には弱そうだなというのは素人考えなのかと思っていたが、どうも高潮の被害を受けては修理して…というのを繰り返しているようだ。
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天橋立の付け根から車を走らせること約30分道の駅に車を止めると眼下に湾内に立ち並ぶ舟屋を見ることができた。
伊根の舟屋はこのように入り組んだ湾に複数の集落が広がっている。これは伊根湾の東側の集落のあたり。
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高台に位置する駐車場から階段で湾内に降りて歩くこと10分、舟屋が立ち並ぶ地区が眼前に広がる。
江戸時代にはこのように湾を向いた舟屋に船揚げ場と作業場を兼ねた建物が並んでいたそう。丹後半島の南側で日本海に面しているにも関わらず南向きの湾というのがここまで舟屋が残っている理由のようだ。
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更に10分ほど歩くと伊根町の中心部に出る。舟屋ばかり写してしまい中心部の街並みの写真を取り忘れて反省…。
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一つ一つ、よく見ると高さや間取りも違い、船の大きさに合わせて1階の船揚げ場が設計されていることがよくわかる。
舟屋を見ながらお食事をいただける、舟屋食堂で魚料理をいただいた。
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食堂からでると日が差して暑いくらいだった。青く澄んだ水面の照り返しが眩しい。
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舟屋の内部を公開しているところがあったので見学をさせていただいた。
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このように、所有されている方の好意で舟屋の船揚げ場を公開している家や民泊として泊まれるも舟屋もあるようだが、大半は観光客向けの施設ではないことを念頭に置いた行動をとって欲しい。
観光協会の公式サイトでもわざわざ書かれているということは目に余る見過ごせない行為もあったのであろう。
街並みを守るうえで、そこに住む人の生活が脅かされることのないようにしなければな…と一趣味人として思わせられる。
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最後に梅雨明けの勢いあまるほど照りつける日差しと日本海と思えないような穏やかな波を見ながら夏を満喫させてもらった。

(このページの作成者 てら)

こんにちは、てらです。
日本三大〇〇というのが日本人は大好きなようで、むろん私も漏れなくそういうものを見聞したくなるたちなのであるが、なかなか三つすべてを制覇するとなると話が難しくなってくる。
興味本位で調べてみたのだが、日本三景、三大瀑布、三大夜景、三大名城、三大名園、三大温泉、鉄道とかなら三大車窓が有名であるし、私がよく訪れる寺社も三大寺、三如来、三不動、三大薬師、三大神社、三大八幡、三大稲荷、三大天神宮…といろいろある。

家から日帰りでいくにはちょっと勿体ないけど泊まりで行くには重い腰があがらなかった天橋立に先日行ってきた。

大阪から天橋立へは特急に乗り福知山で乗り継ぐか、京都から直通する特急にのるかのいずれかで行くことができる。
今回はレンタカーで周辺を周遊するべく福知山からレンタカーを借りた。
このあたり、地名が「文殊」であり、鉄道が好きな私は昔このあたりを走っていた特急の名前が文殊だったのでこの地名が由来なのかなと思っていたのだが、天橋立の傍にある知恩寺にある文殊菩薩からきているそうだ。
ちなみに知恩寺の文殊菩薩は日本三大文殊の一つである。なかなか三大〇〇が二つもあるところって珍しいのかもしれない。

天橋立の南側、天橋立駅のあるあたり温泉街が立ち並ぶあたりから天橋立ビューランドへいくリフトへ乗車した。
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隣にはモノレールが走っており、所要時間はモノレールのほうが早いのだが、1時間に3本なので、待つくらいならばリフトのほうが早く着くことができる。
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宮津湾をきれいに見渡すことができた。左隅には湾内の遊覧船が航行しているのを見ることができる。
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初夏に訪れた割に、空の抜けも綺麗で丹後半島の先のほうまで見えるのだが、残念ながら車を止めていた市営駐車場の時間もあってロープーウェイで降りることに、背中からの日差しがギラギラと暑かった。
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帰りはモノレールが満員だったのでリフトで帰ったのだが、途中でふもとからのモノレールとすれ違った。
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この日は温泉旅館に宿泊。鯛の姿煮やサザエをいただいた。
翌日は天橋立を自転車で渡ってみることにした。自転車だと20分ほどで向こう岸につくことができ、車で湾を迂回するのに比べて早いのである。
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途中、砂州の真ん中あたりに天橋立神社(橋立明神)があり、参拝。神社が建立されるほど大きな砂州というのもなかなか珍しいのかもしれない。陸繋島とかも含めれば函館とか江ノ島とか有名どころは結構ありますが、天橋立神社は砂州の途中にあるという意味で珍しいかもしれない。
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砂州の南端には冒頭にも話しました三大文殊で有名な知恩寺。
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知恩寺の多宝塔は重要文化財に指定されている木造の多宝塔である。
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自転車を返却し、今度は天橋立を北から眺めることにした。
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天橋立鋼索鉄道の府中駅(ふもと側)こちらは鋼索鉄道の駅なのだが、天橋立ビューランドと同様にリフトも同時に運行されている。
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時間がよかったのでケーブルカーに乗車した。こちらは頂上側の笠松駅
このケーブルカーの運営母体である丹後海陸交通は阪急阪神東宝グループの傘下のようなのだが、どのような経緯で阪急傘下となっているのかがよくわからない…。近くに阪急阪神系列の観光施設もないのである。
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傘松駅から傘松公園すぐそばで、北から宮津方向にやや逆光ながらも天橋立を眺めることができた。
写真中央の湾の深い部分が宮津市街である。
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府中駅を発車し、天橋立を眺めつつ索道を登るケーブルカー。
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帰りはケーブルカーまで時間があったのでリフトで天橋立を眺めながら府中駅まで降りた。
天橋立からさらに丹後半島を北へ車を走らせた。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
先週の続きです。(先週分はこちら

大原三千院を巡ったあと宝泉院と実光院、寂光院を参拝しました。
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額縁の庭園や血天井が有名である。ここはもともと、魚山大原寺勝林院の僧房として建立されたのが現在の宝泉院にあたるそうだ。のちに回った実光院も宝泉院同様に僧房の一つだったそうだ。
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大きな五葉松が出迎えてくれる。画面には収まりきらないサイズだが、樹齢700年ほどに上るらしい。
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鶴亀庭園 池を鶴、築山を亀に模して作っているそうだ。部屋の中から楽しめるよう中庭に作ってある。
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こちらは額縁庭園 五葉松を部屋から望むことができる。お茶菓子を出していただき、ほっと一息休みながらのんびり鑑賞することができた。
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まだまだ9月ということもあり紅葉も青かった。
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お次は実光院へ こちらも客殿からの庭園が素敵な寺院だった。
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客殿から望む契心園
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このように歩いて回ることもできる。
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大原の山並みを庭園ごしから望むこともできた。
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大原の小径を戻り、最後は寂光院を参拝した。
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大原はバスターミナルの通りから少し離れるとこのような里山の風景が広がる。天気のいい日だったが時折涼しい風も吹き、のんびり歩くのも苦にならない。
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最後に訪れたのは寂光院、平清盛の娘にあたる建礼門院徳子はここで終生をすごしたことから平家物語ゆかりの地としても有名である。
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本堂は所々がこぎれいだなと思ったのだが、2000年に放火により失火してしまい2005年に再建したものだそうだ。
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ふたたび混雑したバスに揺られ、我々は京都の街へと戻った。
(このページの作成者 てら

こんにちは てらです。
国際会館からの19系統のバスを降り、大原を観光しました。前回の記事はこちら


バスを降り、さっそく一番混雑するという大原三千院へと向かった。
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大原バス停から三千院までは大原女の小径として道が整備されている。時折、お地蔵さんのような大原女の石像が我々を出迎えてくれた。
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訪れたのが9月末ということもあり、午前中の早い時間は涼しいくらいだ。呂川(りょせん・ろがわとも読むようです)を沿うように歩く。呂律が回らないの語源だそうです。
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大原バス停から歩くこと15分ほど(ずっと上り坂なのでいい運動かもしれません)三千院御殿門がそびえる。
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客殿の前に広がる聚碧園(しゅうへきえん)が我々を出迎えてくれる。
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三千院というと往生極楽院(奥の建物)にたたずむお地蔵さま、童地蔵がとても有名で、自分は古くからあると思っていたのだが、平成に入ってから石彫刻家の杉村孝氏によって建立されてたたずんでいるそうだ。
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ここにも童地蔵が…!
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青紅葉を背にたたずむ弁財天さま
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丁寧に手入れされている苔庭と阿弥陀如来さまが鎮座している往生極楽院
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最後に、渡り廊下から中庭を映してみた。(ちょっと無理やり…)中庭の緑がちらり。
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お昼は大原バスターミナルそばの来隣(きりん)さんでおばんざいとおにぎりのセットをいただきました。どれも味がしつこくなく、あっという間に食べてしまった。
おにぎりも胡桃味噌や山椒など地のものが使われており、一つ一つは小さいものの存在感は抜群だ。

後半へ続く。
(このページの作成者 てら

どうもてらです。
どうやら過去の記事を見る限り、初めての乗りバス記事の投稿です。

9月の下旬に京都市の北、大原へ出かけた。大原は京都市の北東部、左京区に位置し、市内の東を流れる鴨川の支流である高野川の上流域にあたる箇所だ。
4連休の中日になってしまった点や、市内のバスの混雑や定時性を考慮し、最寄りから阪急と地下鉄を乗り継いで国際会館から大原へ出るバスに乗った。
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京都市へは京阪ないしは阪急を利用することが多かったため、京都市営地下鉄を初めて利用した。
徐々に車内が学生だらけだなと思ったのだが、同志社の付属高校の最寄り駅のようだ。
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写真を撮っていると、改札から電車に乗っていた人がみんなはけてしまいがらんとしていた。
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国際会館駅は京都市交通局烏丸線の終点であり、京都国際会館に隣接している。
この駅のロータリーから岩倉方面や鞍馬方面といった京都北部の著名な観光地を結んでいる。
ロータリーをはさんで北側の道路上にあるのが大原方面のバス停だ。
8時台に関わらずバスの発車10分前になると30名以上が列を成していた。
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大原方面のバス停(4番乗り場)から国際会館駅のロータリー(南方向)を見た。
バスは宝ヶ池通りを東進し、上高野町を抜けたあと、叡電と沿うように走る国道367号線(若狭街道)を北上していく。途中旧道を通り、どうやら集落ごとにバス停が設置されているようだ。
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車内は混雑しておりカメラを回すのもはばかれるほどだった…。
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大原バスターミナル。大半のバスがここで折り返す。(お昼ごろに全貌がわかるように再度撮りました。)小出石方面のバスはぐっと本数が減り、1日に4本となる。
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切符売り場では10時以降に営業を行うようだ。15時ごろに帰りのバスに乗ったところ、圧倒的に京都行に乗車する人がおおいのか、京都までの切符を買っている人が目立った。
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この後、私は大原を散策した。バス停から2,3分歩くとこのような景色が広がっている。それだけ、大原付近が開けている場所だということがわかるだろう。

このページをご覧になった方はこちらもおすすめ。いしが2018年に広河原線へ乗車しています。


(このページの作成者 てら)

こんばんは てらです。
前編にとかわって、後編では宇治川の西岸を歩いた。

興聖寺(こうしょうじ)は琴坂という紅葉を見れる参道で有名だ。鎌倉仏教の一つ、曹洞宗の現存する最古の寺院であり、800年以上前から修行道場として曹洞宗の教えを世に送り出していた。
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特徴的な山門
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山門をくぐると正面に本堂(伽藍)がある。
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宇治では有名な撮影スポットの一つ、山門から琴坂を撮る。山門が額縁のようで良いアクセントだ。
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最後に駆け足できてしまった琴坂を本堂から眺めた。なるほど、立ち止まって写真をとる人が多いのも納得できる。
興聖寺の次は、宇治神社へ向かった。菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)が祀られている。
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宇治神社の鳥居のそばも紅葉が見事だった。
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鳥居より本殿を望む。
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11月になると、知恵の輪が収穫された稲によって作られており私も稲のように願いが成就するよう話をくぐった。あとで知ったのだが、七五三に参拝する小さな子供向けだそう…。
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宇治神社と二社一体を成す宇治上神社に参拝して宇治を後にした。

(このページの作成者 てら)

こんばんはてらです。
今回は秋を深まる宇治市内の探訪記を二回に分けて取り上げる。

京都府宇治市は京都市から電車で約20分、京都市の南隣の町にあたる。
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今回は、京阪電鉄が発売する宇治・伏見1Dayチケットを使用して宇治の街並みを見て回った。大阪から電車に乗る場合、こちらのチケットを使った方がエリア間の移動も容易である。(ほんとうは宇治の後に伏見方面にも行ったのだが記事の構成の都合上割愛する)
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京阪宇治駅のロータリーを出ると宇治川に架かる宇治橋が目の前に広がる。
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宇治橋と紫式部像 源氏物語の舞台としてこの地にゆかりがあるそうだ。
宇治橋の起源は古く、600年代までさかのぼる。
今は宇治橋があったところに自動車等が通れるよう架け替えている。欄干には檜が使われるなど、当時の建築技法を取り入れた意匠となっている。
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宇治川の西岸、JR宇治駅の近く平等院鳳凰堂がある。せっかくなので写真の交差点を左に折れ、平等院表参道を歩いて表敬訪問した。
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宇治抹茶で有名なだけあり、参道には茶店が並んでいた。意外なことに修学旅行生はまばらだった。市内に比べると大きなバスを駐車するスペースがないからなのだろうか…。
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十円硬貨の図柄になっている鳳凰堂、内部も公開されており、整理券を求めると15分程度見学することが出来る。
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鳳凰堂の屋根には鳳凰が。こちらも一万円札に描かれている図柄である。案外お金の図柄ってマジマジと見ないものだ。手元にあったらじっくり見てみるのも面白いかもしれない。
ちなみにこの鳳凰はレプリカ、本物は併設されている博物館に展示されている。
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平等院庭園の紅葉を堪能し、平等院を後にした(続く)

十一面観音立像や鳳凰といった国宝、重文は併設されている博物館、鳳翔館にて展示されている。
気になった方はこちらをどうぞ(平等院の公式ウェブサイトに飛びます)

(このページの作成者 てら)

京阪電鉄の京都側の終点、出町柳。
そこから京都市内の洛北地域である八瀬、大原方面へ延びる鉄道が叡山電車だ。

京都といえば修学旅行の定番である東山や金閣寺などのある衣笠、四条河原町などが有名だ。
これらの地域に比べると洛北を訪れたことのある人は多くはないのではなかろうか。
大阪に住んでいるとあまり考えたことがなかったのだが、首都圏から京都へアクセスするとJR京都駅が拠点になってしまい、出町柳から叡電で洛北という選択肢は浮かびにくい…。

この路線がたどってきた歴史は決して明るいものではなく親会社、親会社の経営難や地下鉄の開業による乗客の減少など幾度となく今後が危ぶまれる事態に陥った。
現在は大手私鉄の傘下のもと、鞍馬、八瀬比叡山の観光資源を追い風に経営を行っている。
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新緑の美しい2017年5月末、叡電に乗って洛北へ足を運んでみた。
京阪電車の終点出町柳の出口を出るとすぐ、叡電の出町柳駅が見える。
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叡電は先述の苦難を打開するべく、観光客向けにパノラマ列車を保有しているのだが、運よく乗ることができそうだ。折角なので洛北の玄関口である終点の鞍馬まで乗車する。
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鞍馬駅は鞍馬寺の最寄り駅。駅を出るとすぐ左手に鞍馬寺山門が見える。
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観光客の少ない京都、、違和感である。
折角なので、山門を通り鞍馬寺からちょこっとハイキングをして貴船神社まで抜けてみる。
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鞍馬寺
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木の根道
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鞍馬寺の山門をくぐってから小一時間。貴船神社に到着。
ここから貴船口駅まではバスでのアクセスとなる。

観光客が少ないことに違和感を覚えていたが、10時半を回ると観光客で混雑しはじめるようだ。
反対方向の貴船神社行きのバスは立ち客がでるほど混雑していた。
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貴船口駅は無人駅で、お土産屋の売店は時間が止まっているようだった。
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青紅葉のトンネルを抜けて出町柳行きの電車がやってきた。
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二ノ瀬駅の雰囲気が気になったので途中下車。
叡山電車で一番乗降が少ない駅という事もありひっそりしている。
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喧騒から切り離され、緑に囲まれ深呼吸できた。この駅にも紅葉が植えられ手入れされているようで、待合室を見守るように鎮座していた。
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再び出町柳行きの電車に乗り込む。
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叡山電車は二ノ瀬駅から市原駅の間で、紅葉を沿線に植え、紅葉のトンネルとしてPRしている。
新緑の季節だったこともあり優しい萌黄色の青紅葉のトンネルだった。
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岩倉駅あたりから市街地を見下ろすように電車は山を下っていく。
出町柳で電車を降りると観光客でごった返している「いつもの京都」のイメージ通りであった。

探訪データ
2017年5月中旬
出町柳-鞍馬-(徒歩)-貴船バス停-貴船口-二ノ瀬-修学院-出町柳

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京都バス 広河原線 いしがバスで京都北部を巡っています。
まぐろきっぷで城ヶ島 関東から日帰り、乗り鉄乗りバス旅行ならこちら。春先がおすすめです。

おまけ
もみじのトンネル(叡山電車公式サイトに繋がります)
今回使用した切符(鞍馬・貴船1Dayチケット 大阪市内からはお得に観光できます)

(このページの作成者 てら)

2018年12月:初稿
2020年6月:改稿

前回
の続き。
まず、京都市内の堀川通をまっすぐ北上する市バス9系統で北上します。
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9系統は本数が多く、データイムは10分に1本走ってます。乗車したバスは、朝早くにもかかわらず通勤通学で立ち客が出るほどの盛況ぶり。乗降を繰り返して一路北を目指します。

下車は、上賀茂御園橋。上賀茂神社に寄り道をして、今回の最大の目的、京都バス広河原線に乗車します。
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日に数本しか走ってない路線。わざわざ乗りに行った理由は、第1に京都市で屈指の長距離路線のため。市内の出町柳から京都市の奥にある広河原集落にある終点まで約2時間ほど乗りっぱなしです。

これだけ時間がかかるのは、その道程の長さに加えて狭隘な道路が原因です。これが広河原線に乗りたかった2つ目の理由。ひたすらに狭い道を進むバスに乗りたかった。画像は市街地の狭い道で、対抗のバスを無線で連絡を取り合いながら待っているところ。無線を聞いた限り、このポイントはどうやら「鞍馬ポイント」と称するようです(鞍馬の駅から数分歩いたところにある集落)。ちなみに、バスはこの辺りから広河原までフリー乗降区間。手を上げればどこからでも乗れますし、申告すればどこでも降りられます。それを周知するためか、運転手さん、おもむろに運転席上にあるスイッチをONにして、音楽を車外スピーカーで流し始めます。
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この先、バスは山あいに分け入り、狭いつづら折れの峠道を進んでいきます。市街地の狭い道だけでなく山間部の狭い道も味わえる一石二鳥の路線。峠を越えるバスというのはそれだけで珍しいのですが、越える峠も「界隈」では有名なので一度見ておきたかったところ。鞍馬の集落を抜けてしばらく行くと、花脊峠に到着します。ここは酷道マニア界隈には有名な国道477号の分岐点なのです。マニアには百瀬峠という名前よりも、百井別れというバス停の名前の方が有名かもしれません。IMG_1179
バスの走るこの道から、ここで降りて有名な酷道を進むと百井集落まで行けるので百井別れと言うのでしょうか。今回は時間の関係で降りられずにこのまま乗車を続けます。バスはこの時点でまだ道半ば。花脊峠を狭い峠道で超え、時折現れる集落をいくつか通り過ぎて、広河原を目指します。
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広河原の集落に近くと、民家の形も家紋が入った独特のものになります。自分が詳しかったらリポートしたいところなのですが。また、バスの車窓からこのような大きな人工物もいくつか確認できました。後日調べてみると、どうやらこの地域の松上げという祭りで使うもののようです。
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上賀茂神社のあった市内から約2時間、百井別れから1時間かかってようやく終点に到着です。車外メロディも鞍馬から2時間流しっぱなしでした。
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バスは折り返し上りの出町柳駅行になるまでこの折り返し場で待機。運転士さん用の待機小屋もあります。一方の乗客は、バス停近くに公衆トイレがあるのは大変ありがたいものの、他は喫茶店が1軒だけ。偶然にも営業していなかったため、折り返しまで今来た道をゆっくり歩いて引き返しつつ散歩することに。折り返してきたバスに手を挙げて、人生初のフリー乗車を行いました。IMG_1189

(このペイジの作成者 いし)

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