旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:乗り鉄

こんばんは。てらです。
先日、LCCの就航記念ということもあり関西空港から高知へ飛ぶ機会に恵まれた。
日帰りという制約もあったため、本当はとさでん交通を一日かけていろいろ乗りたかったのだが、市内観光がてら桟橋線に終点まで乗車することにした。
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はりまや橋北バス停で降りると、県庁や高知城のあたりまで続くアーケード街が出迎えてくれた。
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はりまや橋のそばを通る路面電車。ガッカリ観光名所ともよく揶揄されるが、路面電車が行き交うのと絡めて撮ると悪くない。そんなに難しくないのでお試しあれ。
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通りを往来する路面電車をしばらく眺めていると、赤いのがやってきた。590形と呼ばれ名鉄岐阜市内線、美濃町線で活躍していたお古である。1957年に登場して、名鉄岐阜市内線が廃止となった2005年に高知に活躍の場を移し、今もなお運行されている。
名鉄のお古に揺られて乗り鉄を敢行することとした。
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車内は、扉を一枚埋めている以外は岐阜市内線時代そのままのようだ。
写真右側、進行方向右手最前部の扉を両側とも埋めている。
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この日は、2編成しかいない590形が両方稼働しており、離合を見ることもできた。
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終点の一つ前の桟橋車庫前で下車。もう終点は目と鼻の先だ。
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公道から車庫を眺めることができる。
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折角なので桟橋通5丁目まで歩いた。高知港はすぐ先である。
いままで高知市内をゆっくり観光することがなかったのだが、市街地から海まで近いことをこの旅行で初めて知った。とさでん交通では大所帯かつ古参の200形に揺られ来た道を戻る。
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はりまや交差点でしばし撮り鉄。桟橋線はセンターポール化されたため、列車の離合は撮りにくいが電柱が少ない分すっきりとした写真が撮れる。
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旧塗装同士のすれ違うも運よく見ることができた。

満足した私は、ブランチを食べに大橋通へ向かった。
(このページの作成者 てら)

京阪電鉄の京都側の終点、出町柳。
そこから京都市内の洛北地域である八瀬、大原方面へ延びる鉄道が叡山電車だ。

京都といえば修学旅行の定番である東山や金閣寺などのある衣笠、四条河原町などが有名だ。
これらの地域に比べると洛北を訪れたことのある人は多くはないのではなかろうか。
大阪に住んでいるとあまり考えたことがなかったのだが、首都圏から京都へアクセスするとJR京都駅が拠点になってしまい、出町柳から叡電で洛北という選択肢は浮かびにくい…。

この路線がたどってきた歴史は決して明るいものではなく親会社、親会社の経営難や地下鉄の開業による乗客の減少など幾度となく今後が危ぶまれる事態に陥った。
現在は大手私鉄の傘下のもと、鞍馬、八瀬比叡山の観光資源を追い風に経営を行っている。
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新緑の美しい2017年5月末、叡電に乗って洛北へ足を運んでみた。
京阪電車の終点出町柳の出口を出るとすぐ、叡電の出町柳駅が見える。
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叡電は先述の苦難を打開するべく、観光客向けにパノラマ列車を保有しているのだが、運よく乗ることができそうだ。折角なので洛北の玄関口である終点の鞍馬まで乗車する。
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鞍馬駅は鞍馬寺の最寄り駅。駅を出るとすぐ左手に鞍馬寺山門が見える。
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観光客の少ない京都、、違和感である。
折角なので、山門を通り鞍馬寺からちょこっとハイキングをして貴船神社まで抜けてみる。
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鞍馬寺
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木の根道
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鞍馬寺の山門をくぐってから小一時間。貴船神社に到着。
ここから貴船口駅まではバスでのアクセスとなる。

観光客が少ないことに違和感を覚えていたが、10時半を回ると観光客で混雑しはじめるようだ。
反対方向の貴船神社行きのバスは立ち客がでるほど混雑していた。
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貴船口駅は無人駅で、お土産屋の売店は時間が止まっているようだった。
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青紅葉のトンネルを抜けて出町柳行きの電車がやってきた。
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二ノ瀬駅の雰囲気が気になったので途中下車。
叡山電車で一番乗降が少ない駅という事もありひっそりしている。
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喧騒から切り離され、緑に囲まれ深呼吸できた。この駅にも紅葉が植えられ手入れされているようで、待合室を見守るように鎮座していた。
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再び出町柳行きの電車に乗り込む。
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叡山電車は二ノ瀬駅から市原駅の間で、紅葉を沿線に植え、紅葉のトンネルとしてPRしている。
新緑の季節だったこともあり優しい萌黄色の青紅葉のトンネルだった。
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岩倉駅あたりから市街地を見下ろすように電車は山を下っていく。
出町柳で電車を降りると観光客でごった返している「いつもの京都」のイメージ通りであった。

探訪データ
2017年5月中旬
出町柳-鞍馬-(徒歩)-貴船バス停-貴船口-二ノ瀬-修学院-出町柳

この旅が気に入られた方はこちらの記事もどうぞ
京都バス 広河原線 いしがバスで京都北部を巡っています。
まぐろきっぷで城ヶ島 関東から日帰り、乗り鉄乗りバス旅行ならこちら。春先がおすすめです。

おまけ
もみじのトンネル(叡山電車公式サイトに繋がります)
今回使用した切符(鞍馬・貴船1Dayチケット 大阪市内からはお得に観光できます)

(このページの作成者 てら)

一昨年の春のこと
ふと、海が見たくなって青春18きっぷを購入して列車に乗った。

行先は、山陰本線。
日本海の深い青が見たくなったからである。
大阪を9時過ぎに出る丹波路快速に揺られ、海が車窓を占めるようになったのは14時過ぎ。
この日は浜坂、鳥取、米子と乗り継いで益田までただひたすらに急いだ。
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旅は次への宿題がある方がいい。
島根県東部はまた、今度ゆっくり眺めよう。温泉津温泉を再訪したいという宿題もある。
大学時代は(いまでも)、もう一度再訪したい場所のことを「再履修」と呼んでいたけど品が無いのでここではあえてそう呼ばないでおこう…。

前置きが長くなってしまったが、本編はここから。
山陰本線の山口県区間を制覇しようというもの。どこが見どころなのか探りながら、とにかく車窓を堪能するのが目的だ。
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翌朝、キハ120形の単行、長門市行きの始発に乗った。誰も乗っていない…。

話はそれるが、日本海側の県境地域はどこもひょうたんのごとく列車の本数がぐっと少なくなる。
府屋(新潟県)~鼠ヶ関(山形県) 8本
市振(新潟県)~越中宮崎(富山県) 18本
ここも例外ではなく、島根県と山口県の県境(飯浦駅と江崎駅)を通る列車は一日8本。
さて、どんな景色が待ち受けているのか。
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夜が白み、徐々に空と海の境目もはっきりとしてきた。
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県境の集落のない地帯は景色を遮るものが何もなく、一面の海が広がっていた。

列車は萩の街並みを過ぎ、長門市へ通学の学生を乗せ急いでいく。



ハッと起きた。
列車が乗っていた方向と逆方向に動いている。一瞬、何が起きているのかわからなかった。
元来た方向に列車が進んでいるのかと思い、運転室付近にある整理券表に目をやると
「仙崎」
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この顛末を寝ぼけた頭で整理すると。
1.長門市行きの列車がそのまま折り返し時間を経て仙崎行きになる。
2.それに気づかず、惰眠をむさぼり、起きたら仙崎に向けて列車は走っていた。
旅程が崩れてしまい、なんともお粗末であるが、終点の仙崎に到着した。
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もともとは美祢方面への貨物線として開業した仙崎支線であるが、今はキハ120系が7往復するローカル線である。
青海島への航路も近くなのだが、そもそも旅程が狂い予定が大幅に押していることを忘れてはならない。残念であるが同じ列車に乗り、仙崎駅を後にした。
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長門市駅へ戻ると、広大な駅の敷地にぽつりぽつりとディーゼルカーがたたずんでいる。
折角なので駅周辺を散策した。
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駅前には本州最後の定期旅客列車を牽いたD51の動輪が鎮座している。
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広大な駅も、貨物輸送や機関車の機回しなどでひっきりなしに列車が通っていたのかもしれないと目を閉じて想像してみたが、がらんとしておりなかなか想像できなかった。
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長門市は金子みすゞの生誕地ということもあり、金子みすゞをモチーフにした観光列車も走っている。
東京からも大阪からもアクセスしにくいからか、観光地案内をみていると、こんなに観光地があることに驚かされた。
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美祢方面から列車がやってきて、下関から長門市折り返しの山陰本線の列車もやってきた。
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予定より一本後の下関行きに乗り込んだ。
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曇り空が惜しいが、日本海に浮かぶ島々を見ながら列車は西へ走る。
小串まで来ると、線路は海岸線を離れ、列車の本数も増えて乗客も立ち席がちらほら見えるようになった。列車はそのまま終点、下関へ滑り込む。

寝過ごして仙崎まで行ってしまったが、反面いろいろな発見ができたしよい寄り道だった。次回は萩の街並みや青海島、ちょっと足を延ばして角島や秋吉台と周遊してみたい。

探訪データ
2017年3月中旬
益田-1561D-長門市-1625D-仙崎-1626D-長門市-967D-小串-869D-下関

追記
2020年の元旦に、もう一度行きたいなと思っていたところを巡り歩きました。

そして、ちゃっかり温泉津温泉も再訪しました。

よろしければご覧ください。

(このページの 作成者 てら)

記念すべき、当ブログ初投稿&離島訪問第1弾



舞台は千葉県。というのも、実は千葉県にも離島が存在するのです。
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離島と言ってもこの近さですが、、、

離島探訪と房総半島の乗り鉄も兼ねて、11月の土曜に、日帰りで行ってまいりました。

使った切符は、サンキュー♡ちばフリー乗車券(11月末までの期間限定)
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<行程>
新宿(特急「新宿わかしお」)→大原(いすみ鉄道)→上総中野(小湊鉄道)→五井(内房線)→太海(渡船)→仁右衛門島(渡船)→江見(内房線)→安房鴨川(外房線)→大網(東金線)→成東(京葉線直通)→東京


新宿より、初の房総特急に乗車。しかもずっと乗りたかった臨時のやつ。
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この列車、土休日のみ運転、朝7:00過ぎの新宿出発という早さにもかかわらず、堂々のグリーン車付き9両編成。昨今の特急事情を考えると十分な長さです。ちなみに、5号車まで指定席、6~9号車が自由席でした。参考までに。

当日は9号車に乗車。新宿乗車時点ではほぼガラガラで、検札も発車前!に終了。このまま空気輸送かと思いきや、総武快速線に入ると各停車駅で大勢が乗車してきて、千葉出発あたりではデッキに立つ人もちらほら出るほどの盛況ぶりに。新宿というより、普段はわかしおの走らない総武線沿線民向けの特急ということなのでしょうか。車掌さんも検札に大忙しでした。首都圏では全席指定が増えていますから、自由席のこういった風景を見られるのも貴重です。

列車は予想と裏腹に、外房線内も快調にスピードを落とさずに走行。同行者らと話していたら、あっという間に大原9:00頃着。いすみ鉄道に乗り換えます。
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偶然にも、普段つけないヘッドマークを付けて走行する日だったようで、鉄道ファンだらけでした。急行券(当日は準急行券)が必要な列車でしたが、地元の高校生やおじちゃんおばちゃんもチラホラいらっしゃいました。

途中の列車交換駅にて↓
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終点の上総中野では、約40分の乗り換え待ち。小湊鉄道へ乗り換えます。
その間の空き時間で一枚。撮り鉄の方もいらっしゃいました。
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ここ、上総中野からは1日5本しかない小湊鉄道に乗り換えて、五井へ向かいます(写真忘れた)。

五井では接続僅か6分で内房線へ。乗り換え通路で赤飯を売っていたので購入。館山に向かう車内で物凄く遅い朝食になりました。
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君津までは横須賀線の車両でしたが、君津からは千葉以東でおなじみのこの車両。乗り換えても乗り換えてもこの車両です。五井→君津(乗り換え)君津→館山(12:30頃着)、と乗り継いで、館山の乗り換え時間で名物の駅弁を喫茶店で購入し、列車内で昼食。くじら弁当です。非常に美味でした。
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館山を昼過ぎに出発し、ほんの数駅で風景はさっきまで見ていた東京湾から太平洋に変わります。サーファーの方々も見受けられるようになりました。安房鴨川の1つ手前の太海駅で下車し、いよいよ仁右衛門島へ。
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無人の駅舎を出て右方向へ向かうと、10分弱で仁右衛門島が見えてきます。渡船の場所は少々分かりづらいので、看板などの案内に気を付けながら進みます。
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渡船は手漕ぎの船でした(帰りはモーター付きの船でしたが)。特に時刻表は存在せず、対岸に人が見えたらやってくるようです。島に3分程度で到着し、上陸してから観覧料金を支払います。島の大きさは徒歩で十数分もあれば足りるほど。特にやることもないので、海岸でぼーっと時間をつぶしました。


島で1時間程度時間をつぶした後、本土の渡船乗り場近くのバス停から、バスで戻ります。太海を経由して安房鴨川にも行けるんですが、館山方面に一駅戻る方向にもバスが走ってますので、そちらに乗車。
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江見駅入口で下車。徒歩で江見駅へ向かいます。IMG_1016
ここから帰路に着きます。まっすぐ帰っても良かったのですが、まだ時間があったので東金線に乗ってから帰りました。江見駅を17:00過ぎの列車で出発しました。以降、暗くなってしまったので写真はありませんが、行程は以下の通りでした。


江見(内房線)→安房鴨川(外房線)→大網(東金線)→成東(京葉線直通)→東京

(このペイジの 作成者 いし)

追記
4人で行ってきましたが、その中の1人もブログをやっていて、そちらでもこの旅行の模様を公開しています。ぜひ、訪れてみてください。

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