こんばんは てらです。
高千穂での観光を終えた後、熊本空港への帰り道として国道218号線を通り、馬見原を少し観光した。
馬見原は当時の肥後から日向を結ぶ日向往還という街道の宿場町にあたる。馬見原の隣の宿場町は五ヶ瀬(宮崎県)であるため、熊本県側の最後の宿場町ということになる。

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駐車場に車を止めると、出迎えてくれたのが新八代屋。馬見原の豪商であった八代家の土蔵造りの三階建ての建物である。
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馬見原の商店街は様々なお店が軒を連ねる。
もともと街道の宿場町として栄えた分、いろいろなものが集積していたため商店がこのように集まったようだ。
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白壁の土蔵造りの建物がここまで並んでいる姿は壮観である。
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しかし、高千穂の時と打って変わって観光している人が少なく拍子抜け…。
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若山牧水は17歳の時に日向往還を通り馬見原を訪れたという記録があるそうだが、商店街の一角に歌碑が建てられている。若山牧水が宮崎の出身というのも初めて知りました…。
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歩行者は下を通り、車は上を通る不思議な構造の馬見原橋。太鼓橋と逆太鼓橋を組み合わせたデザインになっている。どうしてこういう形なんだろうかと思い検索してみると、熊本県の土木部建築課のウェブサイトが出てきてびっくりした。
(参考)馬見原橋 熊本県ホームページ
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馬見原橋のすぐ近くにある夫婦岩。もともと、この馬見原橋のかかっていた辺りが関所だったようだ。
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お昼ご飯は肉のみやべさんで馬肉を使ったコロッケのハンバーガーをいただいた。
馬刺しやホルモンでも有名なようで、近県のナンバープレートの車がひっきりなしに出入りしており驚いた。
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ここは熊本バスの馬見原出張所。もともとは営業所であり立派な建物が建っていたのだが、
現在は営業所の建物は取り壊され、バスの転回場と駐車場があるのみ。
昔は熊本の桜町までバスが乗り入れていたようだが、現在は山都町の中心部である浜町に行くバスが走るのみである。
街道沿いの古い町並みを横目に、我々は熊本空港へ車を走らせた。
(このページの作成者 てら)