旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

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こんにちは てらです。
新年初投稿、本年もよろしくお願いします。
所用で成田へ行く用事があり成田まで来たならせっかく…ということで京成成田駅から電車に乗ること1駅。東成田駅へ。
成田空港開港時の最寄り駅として開業した東成田駅だが、用地買収の激しい闘争を伴う難航による空港の開業の遅れ、都心とを結ぶ新幹線構想の頓挫によって2代目の成田空港駅がターミナルの地下に開業するなど時代に翻弄される形となり、今は空港関係事業の従事者の利用が中心の駅である。
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島式ホームが2つ並んでおり、かつては2面4線だったが、東側の島式ホームのみ使用しており、使用していないホームは照明などが消されており廃止された駅のようだ。
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データイムは40分に1本。人もまばらでホームの端まで来るとがらんとしており時折レールのきしむ音が響く。
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向こう側(西側の島式ホーム)は1991年の新駅が成田空港駅として開業するまで東側の島式ホームと共に使用されていたホーム。薄暗いホームの奥に佇む遺構だ。

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島式ホームだが、東成田から芝山千代田の区間は単線のため一編成が往復するのみ。
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使用されていない西側は当時のホームがそのまま残っている。
広告も当時のものがそのまま残されている箇所がある。掲出期限の契約とかは大丈夫なのだろうかと気になってしまう。(映り込んでいるのは京成スカイライナーの広告なので問題なさそうであるが…)
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改札口は一か所 芝山千代田寄りの階段から撮影。
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ホーム同様、改札口も上野方面の電車が来る時間帯以外は排水、排気の音がする以外はがらんとしていた。
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改札外から改札内に向かって一枚。
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改札を抜けて階段を上がると駅舎のある地上階に出る。
大半の入り口が締め切られており開かなかった。写真にある通り出口となる扉は階段を上がった右側のみ。
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建屋を出て、改めて表敬訪問。
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どこかアメリカのダイナーやガソリンスタンドのような風貌の駅舎。夕方に訪れたがどこかそのような雰囲気がある。
1972年開業の意匠のそのままだ。
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東成田駅の改札の横には空港第2ビルへの直通通路があり、500mほど歩くとターミナルにつながる。
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現在の成田空港駅、空港第2ビルの開業前は空港利用者はシャトルバスないしはこの通路を歩いてターミナルビルと行き来していたそうだ。
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誰ともすれ違うことなく、通路を歩いた。帰りはスカイアクセス線経由で帰宅。本数、速達性共に成田空港の玄関口は2代目の成田空港駅に明け渡した東成田駅だった。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
JRの中でも東海道新幹線という大動脈の運行を支えるJR東海。
東海道新幹線は数えきれないほど利用しているが、在来線特急は乗ったことが無いところも多い。
その一つに高山本線があり、岐阜から飛騨川を遡上し、宮川、神通川と沿うように富山まで至る路線であるが、長良川鉄道に乗車した際に岐阜側の数駅しか乗車したことがなかった。折角なので下呂や高山といった温泉地、観光地を回ることにした。
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名古屋駅を発着する特急のうちひだ、しらさぎ、しなのは10番、11番のりばから発車する。
複数の系統の特急が行き来する駅のホームに掲示されている行先や乗車位置案内を見るのは楽しいが、名古屋駅はホームの下の通路に掲示されている案内くらいでしか見ることができなかった。
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ひだ9号に乗車、乗車前から外国人観光客がホームにわんさか待っていたのでびっくりしたが、最長の8両編成だった。
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HC85系気動車 量産車は2022年から2023年にかけて製造されている新型車両だ。
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期間限定でブルーリボン賞の受賞ステッカーが貼付されていた。
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8両のうち、5両が指定席、2両が自由席、1両がグリーン車。指定席も約半分の座席が埋まっており平日にも関わらず利用率の高さがうかがえる。
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飛騨の伝統工芸の一つである、一位一刀彫が車内に飾られていた。車両ごとに飾られている伝統工芸が異なる。一位一刀彫のほか、岐阜うちわや美濃和紙、飛騨春慶も飾られている。詳しくはこちら ※JR東海運営のサイトに飛びます。
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さて、特急ひだ号は東海道線を最高速度120km/hで駆け抜けた後、岐阜から高山本線に入り、鵜沼付近から飛騨川と並行に走る。
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飛騨川をさかのぼりつつ共に走ること30分、だんだんと川の流れも急峻になっていく。
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鵜沼や美濃加茂の平野から30分ほど走ると白川口に到着する。
白川郷への入り口という意味で名づけられたのかと思いきや、駅の所在する加茂郡白川町から来ているそうだ。※上り列車乗車時に撮影
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美濃と飛騨の境目が白川町と下呂市の境目にあたり、列車は更に飛騨川沿いを遡上するように走る。
飛騨川は水力発電を行うダムがいくつもある。※上り列車乗車時に撮影
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この辺りは川のうねりも大きくなっており、車窓の右に、左に飛騨川の流れを見ることができる。※上り列車乗車時に撮影
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名古屋から約1時間半。下呂に到着。飛騨の玄関口であり、日本三大名泉の一つに数えられる。
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翌日、下呂から高山まで乗車した際に、前4両が富山まで行くひだ号に乗車した。折角なので高山観光の前に解結作業を見学した。
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雪の舞う高山駅前。高山は江戸時代から続く城下町、商家の街並みが重伝建にも指定されており、街歩きを楽しむつもりが思いのほか降雪が強く泣く泣く途中で切り上げを余儀なくされたので、行けなかったところはまた機会があれば…。

月並みな感想だが、ここまで景色の変化が面白い路線だと知っていれば、先代ののキハ85が走っている時に乗っていたら楽しかっただろうなと感じた。
(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです
路面電車といえば、祖父母の家に遊びに行くたびに乗っていた縁から「長崎電気軌道」と即答していた私だが、仕事の関係で大阪南部から堺へ伸びる「阪堺電気軌道」にお世話になることも増えた。
そんなチン電こと阪堺電気軌道、2020年秋から気になる塗装の車両が登場した。
ビークルスター(最初ビーグルスターだと思っていた…なんで犬やねん)もともとはごくごく短い期間だけ塗装されていたいわゆる試験塗装の車。
あまり浜寺運用に入っている運用を撮影できていないが、気になる場所をいくつか回った。

住吉鳥居前~住吉
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住吉~我孫子前は電車の運用本数が多く運用を調べがてら撮影に機会が多いところ。塗り替わった直後、いつまでこの塗装かわからないなという焦燥感から曇りの日だったが専用軌道の目立つ看板のところで1枚(2021年11月)
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平日に1往復だけ浜寺運用に入る運用があり、仕事の都合が付いたらこのあたりで撮影していたのも今となっては懐かしい。(2021年12月)
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住吉から神ノ木に向かって曲線を曲がっていく姿。

安立町
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この軒先を掠める感じが安立町や東天下茶屋周辺を初め各所で見られ、撮影しがいがあった。


天神ノ森
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阿倍野神社の鳥居を横目に走るこの場所。車に阻まれることなく撮影できた。
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天神ノ森天満宮にて。狭い路地に顔を出すのも阪堺の魅力の一つかもしれない。
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住宅地を縫うように走る姿を見送る。

浜寺駅前
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平日ダイヤ、1往復浜寺駅前まで走る運用がある。薄暗い公園の傍に佇むビークルスター、深緑の車体が闇夜に輝く。
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ダイヤが厳しいのかやや遅れ気味の到着、せせこましく折り返していき、再び静寂が訪れる。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
大阪に住んでいると、大学の友人の用事や出張以外ではすっかり東京に行かなくなってしまった。東京の外側も、よほどの用事がない限りは…。折角なので関空から成田へLCCに揺られ、久しぶりに京成電車を撮影することにした。
本当であれば空港から東成田駅まで歩いて芝山千代田駅まで行ってみて…といろいろと寄り道したかったのだが、撮影したい電車の兼ね合いもあったのでまた今度の宿題に。
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揺られること30分、ユーカリが丘で下車。
山万という不動産会社が運営している新交通システムとやらがあるそうなのだが、関東在住時には乗ったことがなかった。果たしてどんな路線なんだろうか…。
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京成の改札をぬけ、北側の通路へ。土曜の昼間ということもあってか人通りがない。
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券売機と改札機が現れた。もう都市圏では見られなくなったバーのついた改札機。
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料金表と路線図は全然均一料金ということもあり非常にシンプル。テニスラケット型の路線を反時計回りに回る運行形態だ。
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なるほど均一料金だとこういうボタン配置で十分というわけか。
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改札は4通路。
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階段を上がりホームへ上がった。
ユーカリが丘は他社線との唯一の接続駅であり終点。2駅先の駅(公園駅)から環状して再びユーカリが丘に戻ってくる路線形状をしている。
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顔はめパネルが先頭車停止位置付近に設置されていた。
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乗る電車が入線。全区間においてワンマン運転を行っている。ユーカリが丘という地名も山万が名付けたためか、コーポレートカラーが緑だったり、コアラがイメージキャラクターだったりとなにかとユーカリに因んでいる。その気になって探すと券売機や改札機も緑だったし上屋も緑…。
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なんとこの車両は非冷房で夏場はおしぼりの配布があったりするそうだ…短時間とはいえ真夏のラッシュ時とかは暑そうである。
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公園駅を出ると線路が二股に分かれる。一周すると写真中央奥から再び合流しユーカリが丘を目指す。
女子大駅に車両基地が併設されているため、朝晩の増便時に女子大始発便や女子大止まり便が設定されている以外は同じ編成がぐるぐる回り続けるようだ。
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山万の外郭側にニュータウン開発が行われており、内側の景色は非常にのどか。調べたところ山万の内側は市街化調整区域にあたる。
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1周回って公園前で下車。
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ホームから分岐点を望む。
新交通システムは鉄道と比べて無人で味気ないイメージを勝手に持っていたけれど、なかなか濃くて面白いのかもしれない。


(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
1月に大学の同窓会へ。非常に楽しかったので二日酔いにならないわけがなく…。
6時ごろにむりやり体を起こし、地下鉄に乗り寒い風が吹く浅草駅へ。
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こういう時に冬らしくカラっと晴れず、どんよりとしているのが私の体調を映し出しているようでちょっと笑ってしまう。
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仲見世もこの通り、観光客もまばらで静かな日曜の朝。
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先日ブログにもまとめた野岩鉄道の乗り鉄のため、浅草から特急に乗ることにした。
北千住から特急に乗っても十分なのだが、関東に住んでいた頃は浅草から電車に乗るということがそもそもなかったので見物もかねて。
特急は日光、赤城、鬼怒川温泉といった地名が並び、特急料金料金不要の列車も館林、南栗橋といった遠方の地名が並ぶ。
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東武伊勢崎線の日中時間帯のダイヤは半蔵門線に直通する急行系統、日比谷線に直通する各停系統と浅草~北千住の各停系統ときちっと系統が別れてしまっているため、往年のように料金不要の長距離列車が名を連ねることも少なくなった。
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この銀色に茶色の帯を巻いた電車が自分の中での東武のイメージである。世代によって東武の色のイメージは様々あるのではなかろうか…ツートン、セイジクリーム、白に青帯……。白に青帯の東武も現に野田線を初め各線でバリバリ現役だし、見覚えもあるのだが…なんとなく茶色の帯の車両の方が個人的には馴染みがある。
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3,4番乗り場が特急泉陽乗り場になっており、スペーシアやりょうもうといった乗車位置案内がホームからつり下がる。
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この特急ホームが特筆すべき狭さで、速度制限と思われる「15」がホームの柱に掛けられているのも驚きだが、ホームが非常に狭い。
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3両編成のリバティがわずかに顔をのぞかせているが先頭車から2,30m歩いただけでこの景色なのでなかかなかに急な曲線だ。
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特急には各乗車口用のスロープが備え付け、格納されている。
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隣にりょうもう号が入線してきた。
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今回は鬼怒川温泉行きのリバティに乗車する。
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新型ということもあるし、尾瀬の登山観光シーズンからは外れるのでお客さんも少なくて快適だ。
都内から日光方面は無料の優等列車がいくつも走っていたが、先にも書いたが系統が分断されて長距離を走る料金不要の優等が無くなってしまった。学生の時は乗り得列車にお世話になっていたからこそお出かけが好きになっている自分にとっては複雑な心境である。
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発車時刻を回り、電車が発車していくと線路のキューキュー音と共に車体をくねらせ浅草を後にした。
ここまで停車している列車を見ながら出発できるターミナルも珍しいのではないだろうか。

浅草から野岩鉄道を乗り継いで乗り鉄してきました。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
住之江区から大正区内を渡船で渡った後、大正区と西成区に架かる千本松渡船に乗船した。
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西成区と大正区の間は工場への通金需要からか利用者の多い渡船がいくつかある。千本松渡船も1日に1,000人程度が利用する渡船で、10分前に南恩加島の渡船場に着いたところ既に利用者が列をなしていた。
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待合室。どこの待合室も同様なのだが空調無く雨はしのげるものの風は…という感じである。もっともな話、強風により波が高いと結構となる。
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地下鉄やバスでは見なくなって久しい大阪市章がここでは健在。
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大半の利用者が自転車利用。出航時間まで並んで待っていた。
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こちらは木津川に架かる千本松大橋。こちらも船の航行を考えて水面から33mの高さにする必要があり、日常利用に堪えないという理由で渡船が残されている。真夏に既に10㎞自転車を漕いでいる私にはループ橋を登るのは気分的に少々憚られた。
向こうに見えるのが南津守(西成区側)。
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木津川渡船や船町渡船よりも一回りほど大きな船に乗船し、出航。最終的には15人ほどが乗船してた。
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こちらは南津守側。次々と利用者が下船していく。
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渡船が利用者を乗せ南恩加島側に戻っていく。
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木津川運河 奥に見えるのは新木津川大橋 橋のたもとを木津川渡船が結ぶ。
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最初は車で出かけようかと考えていたがいい運動になった。1日に3本の渡船に乗り、運河を多くの人が船で行き来している日常にお邪魔させてもらった。
(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
先ほどの木津川渡船を降り、急いで自転車を飛ばして向かったのは船町渡船。先ほどは小一時間の待ち時間があったが、今度はギリギリ間に合いそうだったのでダメ元で自転車を走らせた。
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大きなスロープを渡ると船着き場へ。
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船町渡船場の船町側
大阪市営の渡船の中では対岸までの距離が最も短い。左端に鶴町側を出た渡船が映り込んでいる。
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簡素な待合室。
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向こう岸からは誰も乗っておらず、私のみを乗せて出発。
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船町渡船場を後に。
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木津川運河の奥に見えるのは咲州(南港)
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ものの2分ほどで対岸に到着。写真でもわかる岸壁間の短さである。
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船町渡船場の鶴町側。 右手奥の職員詰め所と、物干しざおにジャージが干してある生活感が公営の残り香を感じた。
南港通にそって走って大正区入り。案外都心を経由するより早いかもしれない。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
あまり遠出する機会が無くなり、旅客船に乗る機会もめっきり…な日々を過ごしているが、渡船に乗る機会があった。
大阪市内の渡船は大正区周辺に点在しており、淀川の三角州だった地を埋め立て運河に位置する工業地帯への通勤者への交通の足として発達したものであった。
運河への架橋で渡船の役割は終わると思われたが、船舶の大きさの関係から高い位置に架橋せざるを得ず日常利用に堪えないという理由から現在も8航路が残されている。
特段の用が無いと乗る機会がないなと思っていたのだが、東住吉区や住吉区から大正区の海沿いの大型ショッピングセンターに向かう場合、渡船を利用したほうが所要時間が早いことがあるようで、ならばと妻子にお留守番をお願いし買い物がてら渡船へ乗って来た。
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住之江区平林から出る木津川渡船、1日の平均利用が200名以下と僅少であるためか日中は45分に1本の運行となる。(他の多くの渡船は15~20分に1本)奥にそびえるのは木津川大橋。歩行者、自転車ともに利用可能であるが40m以上の高さがありループ線を自転車で越えるのは確かにしんどい。
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家を出る時間がぎりぎりになってしまい、着いたころには対岸で機関停止しているタイミングだった。あと2分早く着いていれば…という感じだったが急ぎでもないので小一時間の間船を待った。
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木津川渡船は日中の運行本数がぐっと少なくなる。
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桟橋から対岸を覗く。製造業や運送業の倉庫などが連なる。
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西の方向を向けば南港。
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船が来るまでの間、少し自転車でうろうろと思ったが暑すぎて待合室で涼んでいることしかできなかった。
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もちろん待合室に空調などはないのだが、ぬるい潮風に当たっているだけでも涼しく感じた。
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待つこと小一時間、対岸から船がやって来た。
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3名のサイクリストがさっそうと自転車を押して降りて行った。一方ママチャリで汗だくの私一人が乗り込んで船は出発。
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平林側の船着き場を出発。やや強引に船首を北に向けて船町側へ。
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渡船にしてはめずらしくアクリル板がはめ込まれていた。
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2分ほどで対岸、船町側へ到着。2名の職員は私を降ろし控え室へ戻っていった。
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木津川大橋と渡船。もちろん待ち時間を考えたら橋を渡る方が早い時もあるのだろうけど、エレベータなどが無い限りはこちらの方が圧倒的に楽であろう。水運が盛んだった水都大阪の運河の残り香を目いっぱい吸い込んだ。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
信越線は高崎から碓氷峠を越え、佐久を経て菅平の玄関口の上田、善光寺詣でで有名な長野、豪雪地帯の妙高と長野県の北部を半円を書くようにぐるりと回り、日本海側の直江津に至り米どころ新潟を縦貫する長大な路線だ。
長野新幹線開業のタイミングで横川と軽井沢の間が廃線となり、群馬県側は高崎~横川を30分余りで結ぶ県庁所在地から郊外に延びるローカル線のような風情になってしまった。
ふと、JRの時刻表を眺めていると、お天気のよさそうな日に臨時列車が走りそうなので仕事にやりくりをつけて眺めに行くことにした。
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後補機のSLがやや目立つが電気機関車がけん引する客車列車は本当にかっこいい。
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臨時列車を撮影後、天気もいいし行ったことがなかったので碓氷峠鉄道文化むらを来訪。
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機関車が好きで撮影に行くことが多い私ですが、こんなにいろんな形式の機関車あったんやなあとしみじみ。
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やはりここは碓氷峠のおひざ元ということで、EF63型機関車を色々な角度から撮ってみた。
横川~軽井沢が廃止になったのが長野オリンピックに間に合わせるように開業した長野新幹線の1997年。生まれていたものの残念ながら記憶には無く。横軽については新幹線が開業する前に機関車を連結して運行されていたくらいの知識。
過去の歴史やルート、アプト式の機関車が走っていたことなどを文化むらで初めて知ったくらいだ。
博物館での撮影がお上手な方の写真を幾度となく拝見しますが、足元にも及ばず…。
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ノッチ(加速)の段数やブレーキが単独ブレーキと自動ブレーキの2種類あるところは電車と全然違う。R0031127
横川駅に戻ると、目的の列車がすでに小休止していた。汗が出るほど暑いがおぎのやでそばをいただきながら機関車を眺める。
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個人的には現存している機関車のなかではピカイチにカッコいいと思っているEF65型500番台のP型。
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夏の青い空の中で小休止する姿。最近ちょっとヘッドマークが仰々しい感じなのがたまにキズで…「碓氷」時代はよかったんだけどなあ…。
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組織改正で機関区も「高」から「群」に変わってしまった。
しかし、機関車の妻面の排気口や飾り帯といった凛々しさは十分。
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中央に向かって少し出張っている角度のあるデザインも良い。こういうのはいくら撮っても停泊中にしか撮れないので本当に来てよかったと思った。
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臨時列車の類も普段全く乗らないので客車列車に乗るのもとても久しぶり。大学生や高校生の頃に簡易リクライニングの急行はまなすに乗った時以来かもしれない。
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平日の臨時列車なのでお客さんも少なくいろいろな角度から写真を撮れた。
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実のところ、乗ったのはEF65のけん引ではなくC61蒸気機関車けん引のSLよこかわ号。片道30分少々だが非常に楽しかった。

余談
2日連続でEF65型がけん引するということだったので翌日も撮影へ。
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夕刻、青々と背を伸ばす稲を横目に走る姿を思い切って流し撮り。いや~やっぱりかっこいい。
2日連続で好きな機関車の写真を色々撮ることができて本当に満足でした。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
前編ではブルートレインたらぎについて簡単に紹介させていただいたが、後編では実際にブルートレインがあった時代をイメージして何枚か撮影した写真を紹介したいと思う。
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薄暗くなってきた時間帯、駅にブルートレインが滑り込む。寝台特急はやぶさ。仕事を午前中に切り上げて旅行へ向かう私の心は軽やかだ。仕事が終わってその足で乗る飛行機、フェリー、新幹線…。どれもやったがやはりブルートレインのワクワク感にはかなわない。
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乗車率はまばらなのか、カーテンが空いている寝台もあった。
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私が乗車したのはB寝台ソロ。旅行に行こうと決めてから調べたところ、たまたま空いていた。
ブルートレインの個室、心躍るものである。
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年季が入ったB寝台の文字はいつの間にか飴色になっていた。デッキから客室への扉を開ける。
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乗車した時点では3割程度の乗車率。まだまだ乗車してくるのだろうか。
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窓の外を眺めていると県境にさしかかった。この辺りは駅間も長く、街の灯りも見えない。
夜の景色を見ながらビールといきたかったところだが、明日も早いのでもう横になろうか。
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ふと、列車が動き出した時の衝撃で目が覚めた。まだ5時を回ったばかりのようだ。どのあたりを走っているのか気になるがもうひと眠り…。
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なかなか列車内では寝れないもので、部屋を出て顔を洗いに行く。6時前。
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空もだんだんと明るくなってきて、すれ違う列車も増えてきた。もうすぐ終着駅だ。
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一本、また一本と列車とすれ違う。朝ラッシュの真っただ中をブルートレインは走る。
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寝具を畳み、部屋を後にした。腕時計に目をやると少々遅れて到着したいるようだが、旅程には大きな影響はなさそうだ。
新幹線の路線網やホテルの快適さを考えると、ブルートレインは夜中に移動できるとはいえちょっぴり窮屈だったが、過ごした時間の充実度は何にも代えがたかった。

(このページの作成者 てら)

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