こんばんは、いしです。
20200531_宇和島全体
新幹線駅、空港のどちらも遠く、東京からも大阪からも遠いのが、四国南西部辺り。その代表都市の1つが宇和島です。上図のオレンジ色の点が、宇和島市の中心街。図が見づらいですね、拡大して頂ければ幸いです。
宇和島周辺の海は沿岸に島が散らばっており、やはりここにも離島(このブログの大切なテーマの1つ、離島です)が存在しています。
20200531_宇和島戸島」
そのうち、宇和島市に属する有人島は5つ。うち、1つが架橋され、1つは定期船が無く、残り3つが定期船で宇和島港と結ばれた有人島です。

宇和島市の離島への定期船を一手に担うのが、盛運汽船。高速船2隻と、貨客船1隻を用いて、宇和島港と各島をほぼ毎日結んでいます。

高速船は「あさかぜ」と「しおかぜ」で航路を分担しており、「あさかぜ」は宇和島市街地に近い嘉島、戸島、蒋渕半島を結ぶ担当(3便/日)。「しおかぜ」は宇和島市街地から最も遠い日振島と宇和島市街地を結ぶ担当(3便/日)。ただし、「しおかぜ」の朝の1便だけは蒋渕半島に寄港します。

貨客船「しらさぎ」は、宇和島から嘉島、戸島、日振島の順に寄港して宇和島に帰ってくる航路。1便/日の運行ですが、土休日は休航のため、曜日の都合がつかなかった今回は乗船断念。約4時間をかけてゆっくり宇和海を楽しめるので是非とも乗りたいところではあるのですが。
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前置きが長くなりましたが、今回は高速船「あさかぜ」で戸島へ。出発は、あさぼらけの宇和島港から。ところで、宇和島港は市街地やJR駅から徒歩15分くらいの距離で、道の駅うわじまが併設された場所にあります。
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昔ながらのカウンタ。ここで乗船券を購入します。
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建物を出てすぐ、係留中の「あさかぜ」とご対面。写真右に見切れているのが貨客船しらさぎ(この日は休航日)です。
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左には日振島行の高速船「しおかぜ」も係留されていました。「しおかぜ」は冬季ダイヤだと6:30発なので、このように6:35発の「あさかぜ」との並びを見られます。どちらも、すでに乗客は乗り込んでいました。
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「あさかぜ」の室内。すでに他の方が乗られて居たので、全景は撮れず。ちなみに、宇和島から戸島までは急行料金440円込みで、1,640円です。
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乗船口が船の中ほどにあって、船前方は低い位置に座席が、後方は高い位置に座席があります。この日は天気予報が晴れで、外洋を走る船でもないので揺れないとは思いましたが、前方座席通路に一斗缶を発見したので、念のため後部座席に陣取り。

船は定刻で出発。段々と明るくなる中、たくさんの養殖場がある宇和海の中を滑らかに進んで行き、早朝便ということもあっていつの間にか寝ている間に戸島到着。約一時間の快適な船旅でした。
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下船したのは、戸島の戸島港。第一便は、宇和島→嘉島→蒋渕半島の矢ヶ浜→戸島の小内浦→戸島の順に寄港します。戸島へは都合2回の寄港ですが、小内浦よりも戸島の方が大きな集落です。
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あさかぜは、ようやく日が昇り始めた戸島港を出発し、蒋渕半島に向かって出発して行きました。

※この記事の地図はすべて、地理院地図をもとに加工。
(このペイジの作成者 いし)