旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

カテゴリ:都市交通 > 中部

こんにちは てらです。
2月に富山へ行く機会があり、せっかく雪の季節だし雪らしい写真を…と思っていたのだが、さすが県庁所在地で除雪も行き届いているし、融雪機もきちんと働いていて雪景色もなし…。
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富山から上滝不二越線の電車に揺られること15分ほど走るとこんな景色が広がるのだが、中心部は全く積雪がなかった。さすが県庁所在地。
転んでもただでは起きぬということで乗り鉄がてら南富山電停で少し写真を撮ることにした。
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地鉄線を南富山駅で降り、折り返してくる路面電車を待っていると7018号車がやってきた。旧塗装の金太郎カラーである。
南富山からは富山港線の岩瀬浜まで乗り入れる系統、富山駅と南富山をピストンする系統、南富山から富山駅を経て大学前まで抜ける系統があり、南富山は電車の発着本数が多い。
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地鉄の社員研修所は車庫が併設されている南富山の駅に隣接した建物で行われるのか「研修センター」と堂々と書かれているのも面白い。
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駅前は北陸新幹線を模したひさしの商店街。新幹線が待望だったことがよくわかる。
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踏切の手前を鉄道線、奥を軌道線が走る光景もまた独特。
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残念ながら共演とはならなかった。上滝不二越線も日中は時間1本になってしまうのでなかなか共演のチャンスは多くない。
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駅の南側には車庫が広がっている。なぜか鉄道線の車両も留置されているが、軌間が同じだからできることだろう。
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軌道線の車両もしばしば差し替えが行われるようで、駅で折り返さずにそのまま車庫に入庫していく車両もある。
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金太郎カラーの電車も最初南富山駅で撮影した後に入庫して車庫の奥の方に入ってしまった。残念。
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車庫が併設された富山地鉄のターミナル、南富山を後にし天気が良いので立山連峰を望むことができる撮影地へ向かった。


2023年現在リニューアル工事中の電鉄富山駅ですが、リニューアル前に撮った写真をまとめています。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
先日、伊勢参りへ行ってきました。近鉄特急の車内アナウンスでは、伊勢市が各方面のバスへの乗り換え駅である旨を案内しているが、あえてもう一つとなりの宇治山田駅で下車することにした。
伊勢市駅でJRの広い構内の端を間借りするように止まった近鉄は宇治山田に向けて急曲線を描きながら高架を登る。
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珍しい高架駅…と書きたいところなのだが三重県内を走る近鉄は盛土の上にホームが設けられた高架駅が数多くある。
宇治山田は1,2番線に特急・急行の折り返しにも対応するホームを構えた3面4線の駅である。
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歴代総理大臣の伊勢神宮参拝や天皇皇后両陛下が伊勢神宮を参拝するときの拠点が宇治山田駅になっている。我々一般人が入ることはでいないが貴賓室なるものが2階にはあるそうだ。明り取りの窓、球体の電灯、西洋を思わせるような様式の柱。大阪や名古屋から1時間半ちょいで伊勢参りができる手軽さはあるものの、駅の荘厳さから特別であることを感じさせてくれる。
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宇治山田駅の設計は東武浅草や南海難波設計に携わった久野節によるもので、国の登録有形文化財に指定されている。
この角度でも十分立派な駅だということがわかるのだが…
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ロータリーの上屋がないところから駅を見るとまた違う表情を見せる。
近鉄とかかれた塔屋が姿を現す。塔屋のみ駅の5階部分にあり、駅の開業直後から1960年代までは消防署のものが火災を見張るために詰めていたそうだ。
伊勢参りの立派な玄関口を後に伊勢参りへ向かった。

(このページの作成者 てら)

どうもてらです。
前回のターミナル編電鉄長野から一つ隣県に移りまして、富山地方鉄道の電鉄富山駅をまとめます。

電鉄富山駅は、地鉄本線(途中寺田から分岐する立山線)と上滝・不二越線の三方向の列車が集まるターミナルとなっており、多い時間には一時間に8~9本の列車が発着する。
北陸新幹線が開業してから関東方面から富山方面へのアクセスが容易になったこともあり、富山地方鉄道の乗降人員も上昇傾向のようだ。
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電鉄富山駅の駅ビルの一階にあり、開放的な改札口。
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列車別の改札が徹底されており、乗客も該当する列車の停車するホーム列車の到着を待っている。
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ホームは4本あり、全てのホームが乗車ホームと降車ホームを兼ねている。
写真右手から1番、2番とホームが並んでいる。
右手奥に車両が停泊しているが、電留線も一線あるようだ。
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4番ホームには行先の表示が並んでいる。愛称のついている特急(うなづき、立山、アルペン)以外にも試運転とか臨時とかいろいろあるんだなぁと…。
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とてもたまたまなのですが、行先表示が壊れてる車両が来たので一枚。行先表示が故障している場合、このように車両の前部に行先を表示するようです。レアシーンが撮れました。
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4番線に停車している元西武の特急レッドアローを絡めて一枚。柱の塗装のハゲがちょっと気になるが…笑
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日本海みそ、富山のくすりやら地域性が出ている広告が並んでいるなぁと写真を撮ってから思うのであった。

(追記)
今回は電鉄富山駅を扱いました。ここのところ地方私鉄のターミナルが続いているので、次回のターミナル編はどこを取り上げるかちょっと思案中…お楽しみに。

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(このページの作成者 てら)

どうもてらです。
久しぶりに都市交通カテゴリ(そもそもカテゴリどの程度皆さんがたどって記事を見ているのか手探りな感はぬぐえないが…)今回は長野電鉄のターミナル 電鉄長野駅を紹介します。
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長野駅のメインストリート、善行寺口側のロータリーにまるで地下鉄のような入り口が待ち構えている。
そもそもなぜ長野電鉄が地下化されているかに触れると、モータリゼーションの波に押され、長野駅より北の地域のバスの遅延が恒常化していたため、長野電鉄線を地下化してその用地を長野大通りという道路にしたという経緯となっている。モータリゼーションで鉄道が自動車に対して白旗を揚げている感じは鉄道ヲタクとしてはちょっと気に入らないのだけれど、長野電鉄としては、北部に延びるバス路線の定時運行が確保できるというのは重要なのだろう。
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コンパクトなコンコースだが、物品販売や地元テレビ局の番組が流れている待合スペース等もあり、平日昼間にも関わらず人の賑わいがあった。
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券売機はタッチパネル式の物だったのだが、改札は人の手頼りのようだ。
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ながの東急、竹風堂、湯田中温泉仙壽閣…まぁここまで地元企業の広告でまとめられるなぁとあとから写真をまじまじと見て思う
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ホームは3面4線。特急は真ん中の2番ホームに止まっていることが多いようだが、他はあまり法則性はないようだ。
元JRと東急の車両が停まっているという違和感…。写真では紹介しきれなかったが、営団(現在の東京メトロ)や小田急ロマンスカーが入線することもあり、ひと世代前に首都圏を走っていた車両が大都市間漂う地下駅とマッチする。

おまけ。ここからは地方私鉄では珍しい地下区間の写真を何枚か…。
先述の通り、長野電鉄は約2km程地下区間が続く。時間があったので権堂駅で写真を何枚かとってみた。
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東急田園都市線で活躍した車両なのだが、当時のモーター音そのままに飛び込んでくる姿はどこかタイムスリップしたよう。
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まさに地下鉄。
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サイン類に多国語表記が無いところを見るに、地下区間のみをわざわざ利用している観光客はいないのかもしれない。都市圏からくるとちょっとカルチャーショック。
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広告入りの時計もどこかレトロ…。

というわけで、地方では珍しい地下区間を持つ長野電鉄の電鉄長野駅、権堂駅の紹介でした。
次回もターミナル編、お楽しみに。

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(このページの作成者 てら)

どうもこんばんはーてらです。
新潟駅の高架化事業が進んでいるという話を聞き、折角なので以前、地上時代(2016年)の新潟駅を記録していた分をまとめてみようと思い立ち、記事を書くことに。
2016年当時の新潟駅は、万代口の改札の正面に1番乗り場、向かい側に2・3番乗り場,更に奥に4番乗り場、改札から左手に100mほど歩いたところに仮ホームの8・9番乗り場がある変則的なホームの配置だった。
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1番乗り場に停車している様子を2番乗り場から撮影したもの。奥に8・9番乗り場に通じる通路がある。
高架化する経緯についても触れておくと、2006年に駅周辺の立体化事業の一環としてスタートし、2018年に2-5番線が高架化された。現在の仮ホームのある8・9番乗り場を改番したうえで高架化して正式に完成となる。都市計画事業であるため、踏切の解消による道路網整備などが主な目的だ。
新幹線と羽越線を同一ホームで乗り換えることができるようにし、下越、庄内地域と首都圏のアクセス改善も目的の一つとされている。航空機とのシェアの争奪戦を行う上で、乗り換え時間の短縮は大きな効果がある。
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早朝、越後線の越後曾根行きの電車が入線してきた。3両編成の列車を2本つないだ組成である。
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JR化後、JRの各支社はこぞって地域塗装を車両に施した。手前、白基調に緑の塗装を施しているのが2次新潟色、奥の白基調に青の塗装を施しているのは3次新潟色だ。
JR化から30年以上たち、新潟地区も新型車両の製造投入が進んでおり、新潟駅の高架化完成を見る前に国鉄時代からの車両は置き換えられてしまう。
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新潟地区は雪が多い地域という事もあり、ドアが凍結して開かないという事が無いようにドアの下部にヒーターが設置されている。ドアの下にこのようなステッカーを張り付けているのも新潟らしい。
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発車待ちの一コマ。
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改札正面。改札を入ったら目の前にホームがある地方都市の駅もだいぶ少なくなってしまった気がする。特に新幹線との乗り換え駅は駅ビルが併設されているため新潟のように改札が地上にある駅自体が少ない。もっとも、新潟でも高架化工事が完了すれば見られなくなってしまう光景だ。

おまけ、このあと新潟バスに乗る機会があったのでバスターミナルを散策。
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新潟駅万代口のロータリーを出ると、バスターミナルが併設されており、路線バスの多くはここを発着する。
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バスがバックしながらはいる頭端式のターミナルでここまで規模の大きなものも珍しいのではないか。13番乗り場まであり、近郊のバス路線はもちろん、佐渡汽船や新日本海フェリー等の船便もここからバスで乗り継ぐ形になる。

新潟を訪れたのはこの時が最後だったので、記事を書きながら近々新しくなった新潟駅を見に行きたいなと感じた。旅情あふれる駅の改札、バスターミナルだったがどうなっているのだろう…。旅行好きの人なら共感してくれると思うが、一度行ったからといって満足するものではないのが旅行という趣味の「罪」なところなのかもしれない…。

(追記)
いしが、そんな新しくなった新潟駅と新潟駅バスターミナルを経由して佐渡へ行きました。
ジェットフォイルつばさ(佐渡汽船)新潟港→両津港【佐渡2019①】 (10月3日公開予定)

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(このページの作成者 てら)

どうも てらです。
ターミナル編 第二回の今回は石川県にある北陸鉄道のターミナル駅にスポットを当てる。

個人的な趣味趣向の話になってしまうが、地方中小私鉄のターミナル駅で地下に所在する駅に惹かれる。第三セクター鉄道や、大手系の子会社を除くと長野電鉄の長野駅や北陸鉄道の金沢駅などがそれにあたる。
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北鉄金沢駅は北陸鉄道で一番乗降客の多い駅で浅野川線のターミナルとなっている。
地下化は2001年と比較的新しいこともあり、駅もシンプルで機能的だ。
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駅事務室(写真右手)と待合室(写真左手)が対称に配置されている。
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改札は列車の到着及び発車の時間に合わせて行われる。
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一人の係員が不足運賃の清算、もう一人の係員が改札を行うスタイルだ。
折角なので入場券を購入して構内に入った。
ホームは一面二線の構造となっており、列車の本数が多い朝や夕方は二番ホームも使用しているようだ。しかし、昼間の時間帯は列車が留置されている。
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発車時刻を待つ内灘行きの列車。浅野川線は京王電鉄井の頭線の払い下げられた車両を使用しており、写真の電車は一枚扉の古い型の車両である。井の頭線時代にはない、排雪スカートが武骨さをより一層増しているようにも見えた。
北陸新幹線の開業とあって、多くの観光客で金沢市内はあふれていたが、北鉄金沢駅はいつもと変わらない日常がゆっくりと流れていた。
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最後に、金沢駅から少し歩いて、出発する列車を見送った。トンネルの向こうから二灯の光が見え、列車が顔を出すと、ゆっくりと列車が加速していった。

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(このページの作成者 てら)

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