旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

カテゴリ:都市交通 > ヨーロッパ

どもどもてらです。
この記事は 東欧2017 ウィーン編 の続きです。
東欧2017 目次
I.ワルシャワ 
II.クラクフ
III.カトウィゼ
IV.オロモウツ
V.ウィーン
VI.ブラチスラヴァ(このページ)
VII.ブルノ
VIII.ブタペスト

前回のウィーン編はこちら


行ったのは4年前、記事の構想は2年前…猛省
スロバキアの首都、ブラチスラバも国鉄駅を中心として複数の系統のトラムが存在する。
歴史は1895年と古く、現在は交通公社が総延長41㎞、5つの系統を運航している。
滞在が1泊だったため写真は少ないがいくつか紹介しようと思う。

事前にガイドブックなどで調べた際に、治安について中央ヨーロッパ諸国は東アジア人が凶悪な犯罪に巻き込まれることは少なく、
スリに気を付けるようにという記述がされていた。のだが…
ポーランド、チェコと周ってきた後にスロバキアのブラチスラバ中央駅に降り立つと、どことなくざわざわとした雰囲気
チェコに比べて工業化が遅れている点などは関係があるのだろうか…。
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翌日、観光しながら、何回かトラムに乗車したので写真をいくつか紹介する。
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ブラチスラバ中央駅から市街地までは1.5キロほどあり、ドナウ川のほとりに旧市街はある。
大荷物を抱えての移動はやや難儀だったのでトラムにお世話になった。
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主要な系統であるためか、シュコダの低床連接車両がやってきた。(Škoda 29 T)
石畳の街並みを走る近代的なトラム、ドナウ川の傍であるためか朝の霧は濃かった。
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観光がてらブラチスラバ城付近まで、トラムを見ながら歩いて回った。
Kapucínska電停付近にて(Tatra T6A5)Tatraの古い形式のトラムはプラハでも見られるようなツートンカラー 塗装であった。
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最後にブラチスラバ中央駅前にて停車しているトラムを一枚。(Tatra K2s)
駅の中のツンとしたにおいや、他都市とは違うざわざわとした雰囲気だったせいか
スマホにもカメラにも中央駅近辺のあまり写真が残っていないのが、今となっては少し残念である。

(このページの作成者 てら)

どうもてらです。

この記事は 東欧2017 オロモウツ編 の続きです。
東欧2017 目次
I.ワルシャワ 
II.クラクフ
III.カトウィゼ
IV.オロモウツ
V.ウィーン(このページ)
VI.ブラチスラヴァ
VII.ブルノ
VIII.ブタペスト

前回のオロモウツ編はこちらです。


乗ったのは4年前、記事の構想を練りだしたのは2年前…。
チェコ国鉄でウィーンに出た私といしは、半日観光がてらウィーンのトラムも何本か乗った。
オーストリアの首都、ウィーン市内は6つの地下鉄に加えて、220㎞の路線網を持つトラムやバーデン線と言われる近郊型私鉄が走っている。
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ウィーンの旧市街の狭い路地も縫うように路面電車が走る。
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基本的に市内の中心部の観光地を回る主要路線は低床の連接トラムが走っているのだが…
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このように旧型のトラムが列を成していることもある…。3本連続は圧巻。Type E2+c5はまだまだ100組成以上走っているそうだ。
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国会議事堂付近にて撮影した一枚。白い街並みに少しくすんだ赤の塗装が映える。
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ウィーン西駅にほど近い、Urban-Loritz-Platz電停にて。特徴的なテントのような屋根が開放感があってよい。
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最後、国鉄に乗るまでに時間があったのでバーデン線の車両も見学(共通の切符で乗れるかわからなかったので乗らなかったけど、どうやら市内共通一日乗車券などでは乗ることができるようだ。)
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こちらはバーデン線の新型車。バーデン線はウィーンの中心部から南に約30㎞の路線を持つ私鉄で、市内はウィーン市交通局に乗り入れ郊外は80km/h近くで走る鉄道である。
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ウィーン旧市街の中にある地下鉄駅(Karlsplatz)の出入り口。どうもあとから調べてわかったのだが、よくガイドブックとかで紹介されている出口はこの真裏から撮影しているらしい…。ここからとっても十分高貴さがあって華美なのだが…。

コロナでなかなか外出できない日々、過去の写真を見返して海外へ行きたい気持ちがまた湧いてくるのであった。

(このページの作成者 てら)

どうもてらです。
この記事は 東欧2017 クラクフ編 の続きです。
東欧2017 目次
I.ワルシャワ 
II.クラクフ
III.カトウィゼ (このページ)
IV.オロモウツ
V.ウィーン
VI.ブラチスラヴァ
VII.ブルノ
VIII.ブタペスト

前回、クラクフ編はこちら


乗り換えの時に立ち寄っただけなのだが、トラムの往来が多く何枚か写真を撮ったので紹介したいと思う。
カトウィゼのトラムの正式な名称はシレジアインターアーバンと言われ、13都市を結び26系統が運行されている。都市間を結ぶトラムということもあり、東西は50㎞近くに及ぶ範囲を走っており、営業路線の総延長も178㎞にも及ぶ。(東京メトロは195㎞)

乗り換え時間が1時間近くあったので、国鉄駅から電停一つ分あるいて、Katowice Rynekで行きかうトラムを眺めた。乗ったわけではないので、同じところからの写真の羅列になってしまい申し訳ない。
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Konstal 105N HF 11 AC 19番系統はStroszek Zajezdniaまで行く系統で、1時間以上のロングラン運用である。
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Konstal 105N 駅の東側の電停にて
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Konstal 105Na 単行で走っているタイプ カトウィゼ周辺だけで完結する系統の運用についている。
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Konstal 105-2K
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SGP/Lohner E1 カトウィゼからシレジアに行く都市間輸送を担当する系統。
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交差点のポイントは自動で動いていたが、たまたまポイント不転換が生じており、手動でポイントを扱っていた。

次回、オロモウツ編はこちら

(このページの作成者 てら)

どうもでらです。
この記事は 東欧2017 ワルシャワ編の続きです。
I.ワルシャワ
II.クラクフ(このページ)
III.カトウィゼ
IV.オロモウツ
V.ウィーン
VI.ブラチスラヴァ
VII.ブルノ
VIII.ブタペスト

前回のワルシャワ編はこちら


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ポーランド第二の都市、クラクフにもトラムが走っている。クラクフといえばポーランド第2の都市で旧市街地が世界文化遺産に登録されている文化都市である。
クラクフのポーランド国鉄の駅は中心部から少し離れており、トラムも駅前から出ているもののTeatr Słowackiegoまで歩いたほうがトラムの往来をのんびりとみることができる。また、観光地を結ぶ系統は決まっているため乗りやすい。
クラクフはワルシャワに次ぐ第二の都市ということもあり総延長90km、27系統が運行している。4時台から24時台まで運行されており、早朝深夜もそれなりの運行頻度で会った
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古い町並みに溶け込んでいるトラム クラクフ歴史地区をなぞるように走っている。
ちょっと遠くに移っているが、写真はBombardier NGT6型だ。
車両はワルシャワに比べて多くの形式が運用されているようだが、Bombardier NGT6型、EU8N型、SGP/Lohner E1 + C3型などが中心であった。
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系統が異なる列車の続行運転も数多くあった。街並みを縫うようにして走るので、観光がてら乗るのも楽しい。写真はSGP/Lohner E1 + C3型
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EU8N型は部分的に低床となっているため観光客が多い路線で多く運用されていた。
クラクフ郊外の観光地、コシチュシコ山への路線の運用に入っていた。
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コシチェコ山から望むクラクフの街並み
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せっかくなので終点のループ線を折り返す様子を見学してみたくて、10系統の終点であるPleszów電停へ。写真はSGP/Lohner E1 + C3型。ぱっと見た感じ当時は一番多い車両であった。
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終点では路線バスとの乗り換えが考慮されている。
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Kombinat電停付近にて
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乗り鉄しているうちに違う系統に乗り換えられそうだったので降りたWiadukty電停。
電車が来ないとちょっと不安であった…。
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SGP/Lohner E1型の車内。つり革は輪っかをそのままつかむ形式。ちょっと薄暗い感じが中欧感漂う。
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郊外から中心部に戻ってきた。旧市街地の北東端に位置するTeatr Słowackiego電停。
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夕食と買い物を済ませた後Dworzec Główny Tunel電停でトラムの往来を眺めた。国鉄駅の地下に設けられた電停だ。写真に写っているのは比較的新しいPesa2014n型

あまり観光地の紹介を併せて行うことができなかったが、観光しながら路面電車も楽しむことができ、初来訪にしては満足であった。

次回、カトウィゼ編はこちら

(このページの作成者 てら)

どうもてらです。
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2019年に相方のいしが欧州各都市を周遊し、そのときの記録を【東欧2019】シリーズにまとめているのだが、欧州各都市のトラムに関する記事を多くの方が読んでくださっていた。
そこで、2017年と少し過去のデータになってしまうが、私といしが東欧各都市を周遊した時の記録をもとに乗り鉄記録をつづる。

東欧2017 目次
I.ワルシャワ (このページ)
II.クラクフ
III.カトウィゼ
IV.オロモウツ
V.ウィーン
VI.ブラチスラヴァ
VII.ブルノ
VIII.ブタペスト

ワルシャワに来て驚いたのが湿度が低く埃っぽい点だった。真冬という事もあるのだろうが、マイナス10度をゆうに下回る寒さで雪とススの汚れが目立つ車両が多かった。
ワルシャワのトラムは20分券、75分券、90分券、一日券(購入から24時間有効)とあるのだが、20分券5回購入するならば一日券の方が安くなるため、トラムを乗る目的ではなく観光目的でも一日券で充分役割を果たすだろう。
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ワルシャワは130㎞あまりの路線長と30近くの系統のトラムが運行されている。その中でもワルシャワ中央駅を中心に東西に走る幹線が高頻度でトラムが行きかう。(参考までに東京メトロが195㎞、大阪メトロがニュートラムを含むと138㎞)
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Wiatraczna電停のようにランアバウトの交差点の中央に電停が設置されて乗換えの便宜が図られていた。Konstal 105Na(奥)とPesa Swing (120Na)
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現役で一番古いKonstal 105Na型も元気に走っているし、最大勢力である。
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ワルシャワ旧市街をまたぐバイパスもトラムが通過している。写真は(Stare Miasto電停付近)
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ワルシャワの特筆すべき点は速度(であると思う)急加速、急減速もあたりまえで、並行するバスや自動車に負けないスピードで走行する。
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車両はこのように制御車と付随車のセットになっている。日本の路面電車と違い、運転台が一つしかないため、終点で運転台を変わることはない。
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では、どうやって折り返すのかはこちらを見てほしい(写真は同じポーランドのクラクフ)
終点の電停には折返し場があり、このように円を描いて元来た方向へ戻っていく。
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ワルシャワ市の紋章が各車、車番の上に貼られている。
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車内は黄色に塗装されており、扉のそばにある改札機に切符を通すことができるようになっている。
切符の改札をせずに乗っていると不正乗車とみなされて罰金を取られるので要注意だ。…が、あまり巡回員を見かけることはなかった。
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行きかうトラムと国鉄を撮影するためにワルシャワ東駅(Warszawa Wschodnia)へ
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私といしがワルシャワを訪れた際は古い塗装の車も走っており、運よく撮影することができた。
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ワルシャワに滞在したのは深夜の飛行機で着いて翌々日の早朝に出発したので、正味1日足らずであったが、行きかうトラムを思う存分満喫できた。

次回、クラクフ編はこちら


(このページの作成者 てら)

東欧2019:VIIIの続き。目次はこちら
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スロヴァキア第2の都市コシツェ(Kosice)は、トラムが走る街です。工業都市らしく、工場へ行くための系統も多数あります(路線番号の頭にRが付く系統。例:R1系統)。
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トラムは、ガラス張りの国鉄コシツェ駅前の広場から発車します。トラムの線路は中心街へグルっと迂回して向かうため、中心街へ移動するだけなら歩いた方が安くて早いです。

トラムの切符は、広場の電停前に数台並んで置いてある、黄色い小さな自動券売機で購入します。小銭しか使えないので不便ですが。
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わずか2電停で中心街入口に到着。写真奥が国鉄駅、左がメインストリートで、右のガラス張りの建物が地元民が行き交うショッピングセンターです。
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各系統とも、本数は15分に1本程度。冬は待つのがなかなかに厳しくなるダイヤ設定です。
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ショッピングセンター前から、系統毎に分かれて進んで行きます。
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低床車のVario LF2と、タトラ社のT6A5をよく見かけました。

東欧2019:Xへ続く。
(このペイジの作成者 いし)

東欧2019:VIの続き。目次はこちら
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ハンガリーで路面電車が運行されているのは4都市。首都のブダペスト(Budapest)、南部のセゲド(Szeged)、東部のデブレツェン(Debrecen)そしてミシュコルツ(Miskolc)です。ブダペスト以外はどこも人口20万以下の小規模な都市で、国内第3位の都市であるミシュコルツでも約15万人ほど。日本なら栃木市や大垣市、上田市と同規模です。人口に比例してか、ミシュコルツの路面電車の規模は小さく、系統は2つだけ。ただし、2つと言っても2系統は1系統の途中折り返しといった具合なので、実質東西に走る1つの系統しかありません(イメージとしては豊鉄の市内電車に近い?)。
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ただし、駅前の時刻表を見ると、路線の少なさとは裏腹に本数は多く、利便性の高さが伺えます。市内中心部の市庁舎広場(Varoshaz Ter)電停では、平日データイムに途中折り返しの2系統が1本/12分、全線通し運行の1系統が1本/6分と、約3分間隔です(土日は特に2系統で大幅に本数が減ります)。平日に限って、1系統はどうやら終夜運転を行っている模様。
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写真は国鉄ミシュコルツ駅の駅舎。立派な作りですが、中心地からは離れていて、人通りはまばら。
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トラムは駅前の広場で待機しています。トラムのきっぷはこの写真とは反対側にあるコンクリート造りの建物の窓口で購入可能。英語はかろうじて"one day ticket"が通じるくらいでした。地方にやってきたことを実感します。
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駅から数分で、トラムは街中のメイン通りに突入します。ここまで来ると歩いている人が多くなってきます。
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中心の広場は賑やか。トラムに乗って終点まで行けば、森林鉄道や城跡などの観光名所があります。この日は真冬ということもあって、断念。

東欧2019:VIIIへ続く。

(このペイジの作成者 いし)

東欧2019:IVの続き。目次はこちら
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ハンガリーの首都ブダペストは、トラムの縦横無尽に走る街です。街並みの美しさも手伝って、乗っても撮っても楽しいところです。路線網が発達していて全ては網羅できないので、系統別に乗車したものをまとめます。

詳細な路線図はこちら。主要ルートはこちら(どちらも交通局公式サイト)。ブダペストはドナウ川を挟んで西側がブダ地区、東側がペスト地区です。

観光客が最も使う系統はおそらく、東側のペスト地区を半円状に走る、4系統と6系統(ルートはほぼ重複)でしょう。ブダ地区北西部のSzéll Kálmán térから東へ進み、マルギット島の南端をかすめながらドナウ川を渡ってペスト地区へ。ペスト地区では西駅、Oktogonなどの主要な場所を半円の円弧を描くように南下して、もう一度川を渡ってブダ地区の南部へ至る系統です。
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観光客だけでなく地元の方の利用も旺盛で、車両は長い低床車が数分おきに運用。車内はいつも混雑しています。ブダペストのトラムは車両の前後に運転台があって左右どちらにもドアーがあり、対向式ホームだけでなく島式ホームも多数存在しています。
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4系統、6系統とともによく使われるのが、ペスト地区で4、6系統のさらに内側を半円状に走る47系統と49系統でしょう。ペスト地区の中心にあるDeák Ferenc térを出発すると南下し、Kálvin térで西へ進路を変えて中央市場の前を通って川を渡り、ブダ地区へ至る系統です。
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両系統共に数分おきで走り、利便性は高いです。車両は写真のような1970年前後に製造された旧式のものばかりが運用されていて、昔ながらのトラムを楽しめます(写真はGanz社製CSMG)。
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続いて、2系統もよく使われる系統ではないでしょうか。ペスト地区のドナウ川沿いを南北に貫く路線です。車窓にはずっとドナウ川が広がり、昼の景色も夜景も綺麗で、まさに乗っても撮っても楽しい、ブダペストトラムの代表格です。
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川沿いを道路や橋を避けながら走るため、電停の形が変則的なのも面白い2系統。車両は90年代後半製造のGanz社のKCSV-7シリーズがもっぱら使われています。
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北端にある終点電停の手前で、一度川を離れて議事堂の前を迂回します。すぐに川に戻って終点です。
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北端のJászai Mari tér電停。4系統、6系統に乗り換えが可能。
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南の方には、地下の電停もあります。
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2系統はドナウ川の東岸、ペスト地区を走りますが、右岸のブダ地区を川沿いに走る系統もあります。19系統と41系統です。
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2系統と異なり、低床車が多く運用されています。
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ブダ地区には、その他にも川からは離れていますが複数の系統が走っています。
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ブダ地区ではタトラ社製T5C5をよく見かけました。
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他方、東岸のペスト地区でよく見かけたのは、ドイツDuwag社製のTW6000。高床式ですが、ドアが開くときに車内のドア付近の床が下がるようになっており、2ステップで乗車できます。
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TW6000と同じ系統にしばしば入っているのがUrbos3の短編成タイプ。この日は3系統と69系統でみかけました。

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TW6000はペスト地区の24、28系統でも確認しました。

さて、ブダペストの公共交通はトラムだけでなく、トロリーバスやバス、地下鉄など多彩です。
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世界遺産にもなってる地下鉄1号線は、このような他では見ないタイプの車体。
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地下鉄3号線は、2年前に訪れた時は旧式の真っ青な旧共産圏を彷彿とさせる車両で、車内も古く、ドアは乱暴に閉まるものだったのですが、なんとリニューアルされていました。綺麗なのは喜ばしいですが、寂しくもあります。
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車内まで綺麗になり、液晶画面で行先も表示されていました。
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中央市場前からはトロリーバス83系統が発着しています。この83系統には旧式の連接タイプのトロリーバスが入っていました。
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東駅の駅前で同様のタイプと思われる古いトロリーバスを視認。80A系統に充当されていました。東京ではトロリーバスはおろかバスでもこのような角ばった車体はもうほとんど見られませんから、感慨深いものがあります。
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こちらは新しいタイプのトロリーバス。76系統は東駅を出発してトラム4、6系統の少し外側を円弧を描きながら北側に進む系統です。
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こちらは実際に乗車してみた75系統のトロリーバス。英雄広場までこれで向かいました。当たり前ですが、一昔前の電車のようなモータ音です。
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車内の運転士後ろの座席には、共通運用と思われる多系統のサボが保管されていました。
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バスもたくさん走っていますが、見かけた旧式の連接バスだけ掲載。系統は不明です、、、
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このような郊外電車も走っています。今回は滞在時間が少なく、駅で1枚写真を撮るのにとどまってしまいました。


※地下鉄3号線はリニューアル工事のため、部分運休中です(平日夜20:00以降と土曜休日の終日は全線運休)。

東欧2019:VIへ続く。

(このペイジの作成者 いし)

※2018年夏より、ベオグラードの国鉄駅がBeograd Glavna StanicaからBeograd Centarに変更になっています。詳しくはこちら(セルビアちゃんねるさんのyoutubeページにジャンプします)。

東欧2019:IIの続き。目次はこちら
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セルビア共和国の首都ベオグラードには地下鉄こそないものの、バス、トラム、トロリーバスが市内を縦横無尽に走っていて、移動が便利なだけでなく、乗ったり見たりするのにも飽きることがありません。

とりわけ、旧鉄道駅前は複数の系統が発着して往来も激しく、その場で眺めているだけでも十分楽しめます。周りの風景もヨーロッパの典型的な古い建築から最近の建物までが立ち並び、その猥雑さは他のヨーロッパ都市と一味違った風景を見させてくれます。
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黄色の建物が昨年まで使われていた鉄道駅で、風格のある造り。目の前の電停に止まっている赤い車両(Tatar KT4)は、頻繁に走る9系統です。
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旧鉄道駅構内は自由に入れますが、パトカーが数台置いてあって警察官が居る以外は何もなく、荒れ果てています。ここには新しくビルが建設されるようです。
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こちらは、この日11系統に入っていた黄色いトラム(Schindler)。ほとんどの車両が赤色のため、黄色の車体は目立ちます。屋根上の赤い所には、このトラムがかつてスイスのバーゼル(Basel)を走っていたと書かれていおり、ベオグラードで第2の人生を送っている模様。
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この日は、緑の車両も運用に入っていました。
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緑のトラムはもう一台(Duewag GT6)。こちらも先ほどの黄色い車両と同じく、譲渡された車両のようです。
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一般的な赤いトラムは、この車両(Tatar KT4)が多く見受けられました。本数の多さや、車内を見て確認出来た乗客の多さから、9系統は相当需要が高いと見受けられ、新型の長い低床車両(CAF Urbos 3)が積極的に投入されていました。また、この車両が2連結されて運転している時もありました。

新型の長い低床車両は7系統、12系統にも導入されていました。

訪問した2019年1月時点では、鉄道駅の北のEkonomski fakultet電停からさらに北方に位置するPristanište電停までの2電停間が工事で通行止めのため、2、11系統などが運転区間の短縮または変更を行っていました。変更の際は、系統番号の後ろにキリル文字のЛをつけて運転しているようです。
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ベオグラードの市内交通はこのカードで乗車が可能。1回車内の機械にタッチすればそこから90分有効で運賃は89ディナール(約90円)です。タッチするときに5人まで人数も選択できます。また、遠出するときはゾーン1から5まで選択できます。

このカードは街中に無数に存在するキオスクで一枚250ディナールで購入でき、キオスクで、東京のスイカのように任意の金額をチャージし、使い続ける仕組みです。ベオグラードではかなりの人に英語が通じたのが嬉しいところ。ただし、カードの購入やチャージができないキオスクも多々ありましたので、購入やチャージをする際は複数の店で断られる可能性を頭に入れておくと、ストレスが軽減します。

ちなみにスーパーもキオスクもヨーロッパにしては珍しく、24時間営業のところが結構ありました。便利です。
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坂の多いベオグラードには、トロリーバスも走っています。写真は、トロリーがバスの進行方向とは別の架線に進んでしまったのを直そうとしているところ。運転手がバスの後方に回ってトロリーを一度架線から外し、手でトロリーに繋がった紐を手繰り寄せながら元の正しい架線に戻していました。
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案外すんなりと作業は終わって、バスは出発していきました。

今回紹介したベオグラード市街地の最新の公共交通の地図と時刻表はこちらから確認が可能。また、全体の路線図はこちらから確認できます。


東欧2019:IVへ続く。

(このペイジの作成者 いし)

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