旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

カテゴリ: バス

こんばんは、いしです。
多摩、埼玉に路線網を広げる西武バスは、秩父地方では西武観光バスの会社名で路線バスを運転しています。

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西武秩父駅を中心に、周辺の谷筋へ路線網を伸ばしていて、旧荒川村の三峰口駅から旧大滝村の奥深くまで行くのが中津川線です。(この日はエルガミオでした)

途中まで三峯神社行の急行バスも並行しているので、一般の観光客がバスを使う機会も多いのがこの路線の特徴でしょうか。この日は三峰口〜大滝温泉遊湯館の間だけ急行バスにも乗りましたが、三峯神社に行くと思しき観光客でバス座席が埋まる盛況ぶりでした。

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(西武秩父駅発の三峯神社行。三峰口駅にて)

秩父鉄道の終点である三峰口駅からさらに西に行く西武バスは、旧大滝村の役場を通って、秩父湖方面の国道へ折れて三峯神社へ行く路線、奥秩父もみじ湖の手前の集落で折り返す小双里行、さらにその先の中津川まで行く路線の3つがあり、中津川行が最長のルート。加えて、中津川行は、途中、中津川へは遠回りになる西の端にある川又集落へ寄り道(複乗区間)するので乗りごたえ十分です。



中津川の手前、出合バス停から終点までは県道指定も外れて道が狭隘なこと、出合バス停から分岐する県道の先にはかの有名な小倉沢集落があること等々、話題に事欠かない路線でもあります。

※友人が出合バス停から歩いて件の集落まで往復していましたが、舗装されているとはいえ登り坂数kmでダンプが行き交う狭路のためなかなかにタフな行路となっていた模様。

中津川行は3本/日と本数は少なめですが、折り返しが10分取られているので、乗りバスも(比較的)しやすい方の部類。私が乗車した日はバスがゆっくり走って10分延でしたのですぐ折り返しとなってしまいましたが。

車内は観光客と見られる人が数人乗るのみで、車内流動もほとんどなく、終点の中津川までバスはゆっくりと走っていきました。埼玉の奥深さを感じるにはうってつけの路線です。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは てらです。
久しぶりに乗りバスの記事を書きます。

西鉄の久留米以南からJRに乗り換えて佐賀方面に抜けようとしたとき、西鉄久留米とJR久留米の間のバスに乗るなど、いろいろ考えたのだが妙案が浮かばないでいた…。
そういえば国鉄佐賀線とおおむね並行して走っているバス路線があるのでは…ということで時刻表を調べて乗ってみた。
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柳川は西鉄の天神から小一時間の福岡県柳川市の中心部にある駅。すべての種別が停車する駅で車庫もあるような大きな駅であるが、単線区間であり西鉄が限られた設備でJRと伍していることがよくわかる。
西鉄柳川駅から隣町の大川市の中心部までは1時間に2本、佐賀駅バスセンターまで走るのは1時間に1本というダイヤパターンになっている。
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大川市に入ると特産の家具の広告が多くなる。
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大川市の中心部。昔は国鉄佐賀線の駅があったがいまは鉄道のない自治体である。
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筑後川にかかる大川橋を渡ると大川市から佐賀県佐賀市に入る。九州は県境を越えるバスも多い。
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遠くに見えるのは旧国鉄佐賀線の筑後川昇開橋である。筑後川下流域は有明海の潮の満ち引きに水位の影響を受けやすく、大型船が通行する際に国鉄佐賀線の線路が支障してしまう可能性があった。そのため、このように昇開橋により 鉄道がとおらない時間帯は船を通れるようにしていた。
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バスは筑後川を二度渡る。こちらは佐賀県側の諸富橋。
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旧国鉄佐賀線の廃線跡をくぐる
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諸富橋を越えた佐賀市内側
は市営バスも路線を持っており、西鉄バスは主要バス停にしか止まらないのに対して市営バスはすべてのバス停に止まる。
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佐賀市の中心部に近づくにつれて交通量も増えてくる。
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途中、佐賀市中心部で信号待ち等もあり3分遅れたものの無事に到着。佐賀駅の北側が佐賀駅バスセンターの路線バスの降り場のようだ。
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終点佐賀駅バスセンターに到着。約50分だが景色の変化があり面白い路線であった。
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西鉄バスや市営バスに加えて佐賀から鹿島市方面へ走る祐徳バスや小城、多久方面へ行く昭和バスがひしめく。九州の路線バス・高速バスが乗り放題となるSUNQパスなるものもあるので、ゆっくり路線バスに乗ってみるのも面白いかもしれない。

廃線跡を走るバスといえばこんなのにも乗っていました。
岐阜の名鉄美濃町線跡と並行して走る岐阜バス美濃線です。


(このページの作成者 てら)

どうもこんにちは。てらです。
いしとの旅行、時たま行き当たりばったりなところもあり、西岩国駅を見てみたいと私が提案したところ、広島バスセンターから錦帯橋を経由して岩国駅まで行くバスがあるとのこと
せっかくなのでJRに乗らず岩国まで行ってみることにした。西岩国駅へは裁判所というバス停が最寄だそうだ。

ちなみに…
広島駅→岩国駅 50分770円 バスセンター→岩国駅 最速70分片道950円
広島駅→錦帯橋 50分+バス15分 770円+300円 バスセンター→錦帯橋 55分950円
ということで、広島駅と岩国駅の移動にはJRに分があるが、広島の中心部から錦帯橋や岩国駅へ行くにはバスにも十分分があるようだ。
本数もおおむね7時から20時台にかけて1時間に1本ある。
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バスセンターと聞くとどうしても公営のものを思い浮かべてしまうが…(私企業でも年季の入ったバスセンターを見かけることもあるが笑)リニューアルされているのか、こぎれいでピクトサインもすっきりとしたターミナルである。
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いろいろな行先が並ぶとわくわくしますが、自分がそのバスに乗って出かけるとなるとわくわくはひとしお。
左側の上から3番目に岩国行きのバスが乗っている。かなり高頻度でバスが運行されていることがわかる。
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バスセンター8時半発、いわくにバスの岩国駅・日の出町車庫行きの始発便はなんと私といしの二人のみで出発。先にも紹介した錦帯橋に便の良いバスは観光客のあおりをもろに受けているのかもしれないと感じた。
バスは広島城の南をかすめ、広島市中心部の西を流れる太田川を渡ってから広島都市高速4号線のトンネルに入り、アストラムラインの大塚、広域公園前を経由した。驚いたことに一人乗車があった。
加えて、運転士による手動放送で往復券を運転席で発売しているという旨の放送が入った。途中駅からの往復券の需要があるのかもしれない。そして途中から乗車した男性はバス内で往復券を購入していた。
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山陽道は山陽線や広島電鉄より高いところを走っているため、広島平野と瀬戸内の島々を時折見ることができた。
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岩国ICで山陽道を降り、錦帯橋の前を通ったのちに裁判所に到着。私といしはここで下車。目的の西岩国駅の駅舎を見学した。
(見学の時の写真は別途公開予定…)
せっかくならここを発着する列車で岩国駅へ行きたいところだが、バスの便が良いので、引き続き岩国バスに乗車して岩国へ向かう。
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いわくにバスはもともと岩国市営バスを移管した路線を引き継いでいる関係で、このように岩国市営バスの跡を随所に見ることができる。
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市営バス時代の路線図がうっすら…。岩国周辺も複数のバス会社が乗り入れており、広島方面への路線バスがあったこともわかる。
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京都市内や大阪市内でよく見かけるシステムだが、稼働していない状態が長く続いているようだ。
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路線バスタイプのバスに乗った。
乗ったバスのモケットにどこかで見たことのあるキャラクターがおり思わず撮ってしまった。都営バスのキャラクター、みんくるだ。
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終点の岩国駅に到着。いわくにバスを都市高速バスと路線バスで一度で二種類味わうことができた。
社長の問題発言などで一時はインターネットをにぎわせていた事業者だったけれど、前評判のわりには良くも悪くも衛星都市を走るバスという感じで快適に利用させてもらった。

(このページの作成者 てら)

こんばんは、いしです。
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野辺地から下北方面へ向かうのは、JR大湊線以外にもう1つ、下北交通の路線バスもあります。
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野辺地駅前のバスロータリーに鎮座する、むつバスターミナル行の野辺地線。野辺地駅から横浜町を経由してむつバスターミナルまで向かう、JR大湊線と完全に並行したルートです。(余談ですが、六ケ所村で乗り換えることで、野辺地→六ケ所→むつとつなぐルートもあります。本数はともかく。)

野辺地線のむつ行は午前に4便あるのみで午後はありませんが、午後は青森線(青森→野辺地→むつ)が全く同じルートを通っていますのでそちらを利用できます。
【野辺地→むつ(2021年6月現在)】
野辺地6:30→むつ7:59(日祝運休)
野辺地8:30→むつ9:59(土運休)
野辺地9:30→むつ10:59
野辺地12:10→むつ13:39
野辺地14:19→むつ15:48(青森からの青森線)
野辺地16:19→むつ17:48(青森からの青森線)
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野辺地駅を出発してしばらくは、こまめに設置された野辺地の市街地のバス停を通過します。初乗りも140円で良心的。

途中幾つかのバス停で地元の方の乗車があったほかは、バスはぐんぐんと北上します。
車窓は、永遠と、左手に海。
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旅客が大きく流動したのは、横浜。野辺地~横浜でバスに乗ってきた方のほとんどが、横浜で降りられました。その後は、むつまでほぼ降車はなく、途中ちょくちょくと乗車があるのみ。
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車窓左手に下北半島の山々が見てくると、もう少しでむつ市内。
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終点のむつバスターミナルは必見。
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令和にしてまだ昭和が残っています。

※下北交通名物、「臨停」も乗りながら探してみてください

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

埼玉県唯一の村となった東秩父村には鉄道が通っておらず、公共交通でのアクセスは、イーグルバスによる路線バスのみです。
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東秩父村へのメインとなる玄関口は東上線小川町駅ですが、寄居駅からもアクセスできます(村にしては珍しく、公共交通のアクセスが2ルートあるということ)。本数は、平日6本/日、土日3本/日と少なめですので、土日に乗る場合は要注意です。

【参考】土日ダイヤ
和紙の里10:16→寄居駅10:39・寄居10:45→和紙の里11:08
和紙の里14:10→寄居駅14:33・寄居14:50→和紙の里15:13
和紙の里15:20→寄居駅15:43・寄居15:51→和紙の里16:14
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こちらのバス、小川町~和紙の里の系統に比べて本数は圧倒的に少ないですが、平日を中心に地元の利用はあるとのこと。地元の方の通院の他、沿線近くにあるBOSCHの工場への通勤などで使われることもあるとか。

ちなみに、沿線にはミカン農園がありまして、日本のミカンの北限はこの辺り。
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この日は定峰峠方面に乗るバスに乗り換えるため、和紙の里まで行かず、途中の落合バス停で下車しました。

イーグルバスの寄居行は、日に数本ながら、しっかりと地域の足として活躍してらっしゃいました。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

埼玉県越生市の著名観光地である、越生梅林、黒山三滝の2つを結ぶ欲張りな路線バスが、川越観光自動車が運行する「黒山行」です。

(余談)この記事を書くにあたって公式HPを見ていたら、今更ながら、川越観光自動車は川越市内を走ってないことに気付きました。
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出発は越生駅から。この路線の運行は日中のみですが、約1本/時間が確保されているので、路線バスの旅をやりやすい路線です。ただし、正午は、2時間間隔の時間帯もあるので要注意。
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よくあるローカル路線バスと同じく、数名の乗車のみで発進。

出発してすぐにある駅の脇道が狭い以外は、よく整備された県道を進みます。
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約20分程度で終点黒山に到着。バスは、黒山で乗客を降ろした後、もう少し先にある展開上まで回送となります。
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降車場の反対側が、乗車バス停。バス停近くにはカフェもあるので、時間もつぶせます。
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降車場から歩いて進むと、黒山三滝入口が。
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黒山三滝までは、徒歩でもう少し進む必要があります。
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茶屋もあります。
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もはやそれ自体が観光名所といってもよいほどの、年季が入った土産屋。
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観光して、バス停まで戻りました。
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これは、少し離れたところにある転回場。
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帰りのバスを待っていると、麓の方からバスがやって来ました。一度回送になって、折り返して、乗車扱いとなります。

ちなみに、路線途中の梅林入口バス停からほど近いところにある「甚五郎」といううどん屋さんが大変美味でおすすめです。自転車乗りは50円引きしてくれるらしく、チャリダーには有名なうどん屋だそう。途中下車しても食べる価値あります。
途中下車した場合、帰りのバスを待ってもいいのですが、本数が無い時間帯にあたってしまった場合は、駅からタクシーを呼んでも約1,200円なので、複数人で出かけた場合は、タクシーも上手に使いたいところ。

(この記事の作成者 いし)

こんばんは、いしです。

佐世保市街地の北東に聳える烏帽子岳は、佐世保を代表する名勝の1つですが、路線バス趣味的にも魅力あふれるところです。イカロス出版から出されている某路線バス旅本でも、その記念すべき第1巻に掲載されたほど、間違いのない路線で、すなわち景色良し、狭さよし、車両良しというわけです。(車両は偶然かもしれませんが)
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出発は、佐世保駅北側にある、佐世保駅前バス停から。バスターミナルも併設です。
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この日のバスは、ステップあり、窓は下段を上げて開けるタイプの年季が入ったタイプ。旅情を掻き立てます。
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駅を出発するとバスは駅前の国道35号を西進。ここは車通りも多く、他の系統と合わせてバスが頻発する区間で、他のバスと同じようにエンジンをしっかりと唸らせて軽快に進みます。
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佐世保中央の鉄道ガーター橋をくぐってすぐの名切交差点を右に曲がって国道を逸れると、一気にバスは住宅地然とした街中を走るようになります。
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山手町バス停を過ぎると、住宅地内の狭隘路に入ります。ここからは烏帽子岳線の単独経路で本数も道幅も極少。乗用車とのすれ違いにも(乗客の私が勝手に)緊張感が走ります。
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山手町を過ぎてすぐの下山手からは、いきなり山道。住宅地の狭隘の後はすぐに山岳路線の狭隘を楽しませてくれます。
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途中は眺望も良く。

ちなみに、もう少し山を登った先の田代町バス停から先は、大きな道に合流するため、道幅が広くなります。峠に行くにしたがって険しくなるかと思いきや、その手前の区間の方が狭隘でした。

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終点の烏帽子岳でバスはしばし休憩。
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終点の烏帽子岳バス停周辺は、ファミリーで楽しめる公園のような形。眺望も抜群です。(上記写真は、帰りのバス車内から)

さて、佐世保を走るバスの中では間違いなく3本指に入るおすすめバス路線ですが、残念ながら(いつものことながら)バスの本数はとても少なく、日に3本しかありません。朝、昼、晩と1本ずつです。幸いなことに終点での折り返し時間が数十分確保されているので、折返し乗車は可能。

ゆっくりと烏帽子岳をハイキングしたい場合は、朝便で来て昼便で帰るor昼便で来て夕便で帰るなど、バス旅にありがちなゆとり持った行程をおすすめします。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
長崎市街地から国道を南下し、栄上地区から半島の東側、三和町の川原地区方面へ向かうのが、長崎バスの川原線です。
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今回は土井の首中学校から乗車。この辺りまでは、野母崎へ向かうバスと、香焼や伊王島まで向かうバスも走っているので本数が多め。広い二車線道路は、札幌から定山渓へ向かう道路を彷彿とさせます。
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三和町からは東へ折れて東海岸へ。ここからは川原線の単独区間。海も車窓の東側へやってきます。
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川原線の名称の通り、ほとんどのバスはここ川原地区が終点です。バス停的には川原公園前までが16本/日、その先川原公民館までが4本。ただし、2本だけさらに先の岬木場(みさきこば)まで足を伸ばすバスがあります。
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というわけで、終点の岬木場。特に何もありません。時間を潰すには厳しいところで、野母崎から半島を逆回りしてくるバスもここが終点ですので乗り換えが理論上は可能ですが、大変乗り継ぎが悪く、とてつもなく暇を持て余します。あえて類似例を出すとしたら、内房線と外房線が出会う安房鴨川的な立ち位置でしょうか。
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本数の少なさが一目瞭然です。平日は、長崎市のコミュニティバスがやってきますので、幾分か乗り継ぎはマシになります。乗ってきたバスは朝の場合は折り返しがありますが、昼便は川原地区まで回送になってしまうため、休日は朝に乗って折り返すのが吉です。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
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長崎の市街地から国道324号を東進し、田上を越えて、天草灘に面した長崎市の誇る一大漁港茂木港まで行く路線が、長崎バス茂木線です。余談ですが、茂木港からは天草方面に苓北観光汽船が出ています。

市街地から茂木までは日中でも15分に1本は走っているという(おそらく)ドル箱路線の1つです。基本的には茂木止まりですが、半分程度は茂木から海岸沿いの県道34号で半島を南下してその先の集落まで足を延ばします。途中の集落で折り返す便もあるので、最も遠い千々集落までは1日7本だけが運行します。
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もちろん、市街地から山の上の住宅地を抜けて茂木に至るまでの路線もきれいなのですが、その先の海岸線沿いを走るローカル色たっぷりの茂木~千々までの路線は乗車の価値ありです。
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ここは、茂木の先にある宮摺。ここで折り返す便も1日6本あります。茂木行と合わせて都合13本がここまでやってきます。
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山肌にへばりついた集落を辿って、千々へ。同じ長崎市内でも、長崎と聞いて一般に想起する風景はもうありません。
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終点千々には、立派なバス停が。
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この日は、この先平日のみ運行のコミュニティバスでさらに県道を南下しました。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
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中華街至近の中央橋から、飯香の浦線に乗車。しかもこの日はいすゞのキュービックですね。ありがとうございます。
飯香の浦線は、長崎バスの中で最も長崎バスらしい路線の1つと言えるのではないでしょうか。少なくとも私は、長崎のバス路線を1つおすすめする必要が出てきたら(そのような機会が訪れることはあるかという問題はさておき)間違いなく飯香の浦線をおすすめします。

そんな飯香の浦線も、中央橋から思案橋通りを市電と並走する頃までは他の長崎バスと変わらない風景。それでも他都市基準では貴重ですが。
飯香の浦線が本領を発揮するのは、思案橋通りの市電がなくなって道の勾配が急になり、山と山にへばりついた住宅が車窓に迫ってきてから。愛宕町で左折すると、いよいよです。ちなみに、風頭山方面に行かないのであれば、長崎バス1日乗車券はこの先すぐの白木まで。

愛宕町の先の道は急勾配かつ狭隘で「長崎」を存分に楽しめます。朝の下り1便に乗ったのですが、この区間は複数系統が頻発していることもあり、すぐに対向とスレスレですれ違いました。狭隘のすれ違いは見ものです。

白木を出ると車窓はだんだん山深くなってきて、飯香の浦行は峠越えへ。
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市電との並走から始まって、山がちな住宅地の狭路を抜けると、集落の狭い道を通りながら峠越えと、ここまで飽きることなく次々とコンテンツをぶつけてきてくれます。
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重篭バス停を抜けると長崎半島の東側へいよいよ入ります。バスを楽しむことに真剣でこの先写真を残していないのが心残りですが、車巾いっぱいクネクネの峠道を大型車でグングン下りながら(旧型バスだとそのサスペンションも心地よく)終点に近づくと目の前に橘湾が広がって来ます。終盤まで変化に富んだ車窓で、長崎からたった数十分で様々な長崎が堪能可能。
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こちら、終点の飯香の浦バス停。隣にはショップいかのうら。早朝は空いておらず。
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飯香の浦から1つバス停を戻った宮の下バス停からは、茂木方面へ乗り継げます。
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乗り継ぎは平日2本、土休日1本なので、余程のマニアでない限りおすすめはできませんが。

おまけ
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茂木方面行きに乗れば、海岸線を通って、
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茂木から山へ戻り、田上までアクセス出来ます。長崎半島東海岸バス旅にどうぞ。

(このペイジの作成者 いし)

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