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バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

カテゴリ:ローカル線 > 関西

近所だけどあんまり写真撮ってないし、撮りに行くか…と、重い腰が上がるのは決まって春、4月から5月ごろ。
こんにちは てらです。
家の近所を走る特急こうや号。都心部では17m4両の短い特急を撮ろうとしてもどうも映えない。
しかし、橋本以南の区間はそれこそ山を縫うように急曲線を登るように走る。新緑が映える季節に撮影に行った。(※1)
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折角なのでそういう姿を存分にと、大阪市内から電車に揺られること1時間半。高野下駅で下車。
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高野下駅から極楽橋駅の区間は特に急曲線、急こう配が続く区間である。高野下駅付近は90度近く方向を変えながら川に沿って勾配を上がっていく。駅から直線距離はすぐそばだがこの通り高低差があり、息が切れそうになる。
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高野下駅付近は良いロケーションの撮影地が顕在しており、こちらも駅から20分程度。
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高野下駅から、さらに下り電車に乗り込むとしよう。
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向かったのは紀伊細川駅。上古沢~紀伊細川の間に急曲線を曲がりながら走る橋梁があるので、その撮影地まで歩いていくことにする。
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新緑の中、影を歩けば涼しいが日が照ると暑い天気を歩くこと35分ほど。
関西電力南大和線の広大な送電線と高野線が見られる撮影地へ。
高野山への参拝という名目ながら、こんなところに線路を敷いて電車を走らせることに驚きだが、隅々まで電力を行き渡らせるために送電網をしいている電力会社もすごい。
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こちらが笠木橋梁。川を挟んで反対側の集落から橋梁の名前がついている。
車窓から笠木の集落をみたときに、あそこまで歩かなければならないのか…と少し覚悟したが、ペースよく歩けば汗だくにならずに済んだ。
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以前の作例を見ると1両半くらいは写っている作例が多いのだが、1両の半分が精一杯だった。所々咲いている藤の花が美しい。
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この後は紀伊細川から上古沢は下りなので楽なのだが、当てにしていたドライブインで休憩しようと思っていたらドライブインが閉まっていたのと、駅までの坂道が急だったのでどっと疲れた。
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5月なのに冷房が入っている電車に感謝しながら乗り込む。
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3枚目、天空を撮影した丹生川橋梁の撮影地は少し進むと、午後順光の撮影地となる。
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折り返し列車を九度山駅から歩いて俯瞰撮影地へ。紀の川フルーツラインの柿の郷大橋の上から一枚。
中央奥に映っている赤い橋梁が1枚前の写真で紹介した丹生川橋梁である。
一面雪が降る季節に再訪したいところだが、果たして重い腰があがるかどうか…。

お断り
※1この記事は、2回撮影にいったものを1つの記事にまとめております。
※2天空は運転日・ダイヤが日によって異なるので撮影前に要確認。また、上り方に自由席車両が連結されるため天空車両だけ撮影したい場合は撮影地を工夫されたい。
(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
山陽線と山陰線を結ぶ鉄道路線はいくつかあるが、中国山地と吉備高原に挟まれた地域を走る鉄路がいくつかある。
広島から三次を結ぶ芸備線、他にも岡山と津山を結ぶ津山線などがある。
兵庫県の姫路から北西に進路を取り、佐用や津山を経由する姫新線に乗ったことがなかったので乗ってみることにした。
倉敷から新見まで普通電車に揺られること約1時間、新見へ。
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芸備線と姫新線の乗り換え駅になっている。
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新見駅は特急やくも号がすべて停車するほかほとんどの普通列車の運行系統が別れており、伯備線の運行拠点の一つになっている。
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四方を山に囲まれた新見、伯備線に沿うように街があり新聞社の支局や金融機関の支店、NTTの局といったものが集まっている。
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キハ120形1両に乗り込むと、空調の効き考慮してかカーテンがすべて閉められていた。
炎天下の撮り鉄の後、発車前に寝こけてしまってふと目が覚めたタイミングでは20分も寝ていたようだ。
しかし、新見から二駅目、丹治部を出たばかりだったのでちょっとびっくり。
JR西日本は利用が極端に少ない区間において落石や法面の崩落の危険がある箇所を中心に徐行区間を設けている。分水嶺を越える新見から2,3駅の区間もそれに該当する。
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津山に到着。津山の乗り換え時間は3分とせせこましい。
以前、乗り換えで駅前をうろうろした時は津山線に乗ったがここから先の区間は初めての乗車となる。
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左から津山線、姫新線の新見行き、姫新線の佐用行き。
鉄道が好きな方でご存じの方もいると思うが、一番右の車両は島根県の浜田に所属し山陰線や三江線を走っていたが転属し岡山エリアで走っている。
乗った佐用行きが満員…どうやら十数人規模の乗り鉄ツアーをやっていたようだ。当然ながらカメラを回すのも憚られる混雑だった。
美作土居、美作江見など開業当時の雰囲気が残る駅も通ったのだが駅舎をきちんと見るのはまた次の機会にでも…。
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佐用駅 智頭急行と駅を共用している。40分ほどの乗り換え時間があったが暑かったのでホームで待たず駅の周りをぐるりと歩いた後に改札口の待合室で涼んだ。
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佐用でキハ122形に乗り換える。
姫路~上月の兵庫県の区間は兵庫県の輸送改良事業により新型車両が入り、CTC制御化され、所要時間も短縮しと近代的な路線に姿を遂げている。
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盛夏、ぐんぐん育つ稲を見ながら姫路へと向かった。播磨新宮で2両の列車に乗り換えたがお客さんの数が段違い。
姫路で降りるときには2両の電車も出口に近い車両は満員だった。

陰陽連絡線はいしくんと木次線に乗車しました。豪雪だったためタクシー代行でした。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
ターミナル編で幾度となく素敵な路面電車の終着駅の写真を紹介していたのだが、よく利用している阪堺の終着駅の紹介をすっかり忘れていた。近所を走っており見かけることが多い阪堺電車。近所だからか、どうもモ161形ですら家の近く以外で撮影していないような…。モ161形は御年100年を迎えそうな非冷房車。吊り掛けの低く響く音が他の車に比べてカッコいい。(正確に言うとモ351形も同じ主電動機なのだが微妙に低音の響きがちがうような…)
そんなモ161形だが非冷房故に秋から春先にかけてしか運用に入らない。平日の夕方ラッシュに浜寺駅前まで直通する運用があるのだが、時折モ161形が運用に入ることがある。たまたま仕事が早めに終わった日に撮りに行ってみた。
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この日は私が個人的に一番好きなVマークを纏ったビークルスターという試験塗装の復刻塗装車が充当。
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浜寺駅前は定期券発売所もあるため、ホームの横(写真右横)にカウンタータイプの窓口があるが、19時を回ると閉まってしまい、ホームは乗っていたわずかな乗客が降りた後は私のみ…。
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浜寺駅前周辺を走る南海の高架化事業もあり
南海線の浜寺公園駅付近が高架化さらるのに伴って、築堤で南海線をまたいでいた阪堺線の線路もルートの変更を余儀なくされる。浜寺駅前も浜寺公園駅の西側から東側に移動するため、現在の駅舎が電車を出迎え見送る日々も残りわずかである。
近所なのでこまめに記録したいところであるが、果たして…。
(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
前回、神鉄粟生線の続きとなります。
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神鉄粟生線を乗り換え、私が向かったのは北条鉄道の乗りば。JR東日本で走っていたキハ40系でお役御免になったものを購入し、走らせている。加古川線の接続を受けると車内はキハ40系目当ての人で一杯になった。
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青森県、秋田県を走っていた五能線の塗装そのままである。
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驚くべきところは内装のいたるところが五能線を現役で走っていたままにしてあるところである。座席番号や禁煙のステッカー、ワンマン運転中に運転士に話しかけない旨の注意喚起のステッカーも五能線時代のままであった。
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中づり広告はすべてキハ40がデビューした際のもので、それだけ北条鉄道がキハ40形をカンフル剤としたいのがわかる。
この日は終日運用に入る日だったので、立ち客が出るほどの利用であった。
本社の方が改札を行っていたがみるみる一日乗車券が売れていくのでびっくりした。
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20分ほどで終点北条町へ到着。フリー切符は往復運賃と同額なので来た記念におすすめ。しかしながら北条鉄道線は日中一時間に一本、駅巡りをしようとすると行ったり来たりしなければならず、待ちぼうけになる時間帯もある。
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そこでみなさんにおすすめしたいのが自転車付きのフリー切符。往復運賃に加えて160円で自転車を借りることができるので、天気が良くて時折涼しい風が吹く季節は自転車で回るのも面白いかもしれない。
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終点の北条町から自転車で15分ほどで播磨横田に着く。ホームに桜とツツジが植えられている駅なので、桜の季節は見ごたえがあるかもしれない。
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津軽平野にもこんな風にホームに気が植わっている駅ってあったりするのかな…?と思いながら一枚。
興ざめな話だが、いまはグーグルマップのストリートビューで駅前の写真が一通り見れてしまう…。雰囲気のいい駅はあれど、ホームに大きな木が植わっている駅はなさそうであった。
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更に隣の長駅へ。北条鉄道は沿線活性化の一環でボランティア駅長という駅を管理しながら様々な活動がされているのだが、長駅は婚活相談所が設けられていた。
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長駅の駅舎は登録有形文化財にも指定されており、列車の往来も雰囲気がある。
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長駅そばの第四種踏切を通る列車。五能線で走っていた時と比べるとワンマン運転に対応するために運転台横にミラーがついているが、そのへんも塗装をそろえてくださっているからか目立たない。
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更に自転車を漕ぐこと10分 播磨下里駅。旧国鉄から転換された北条鉄道だが地方私鉄のようなこじんまりした駅舎が特徴。
こちらも登録有形文化財だそうだ。この時は訪れなかったが新たに交換設備が設けられた法華口の駅舎が一番有名かもしれない。
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こうして比べると、キハ40形の重厚感を感じる。
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終着駅の北条町へ自転車を返却。本社機能と車庫機能があるので北条鉄道線の中では一番立派な駅だ。
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留置されているフラワ2000形。北条町駅で取られている写真はこの構図の写真がとても多く、ショッピングセンター(生協)と駅が併設されているのかなと最初ほかの方の写真を拝見して思っていたが、北条町駅とショッピングセンターの間には道路が通っている。
自転車を漕ぎながらいろいろな駅や写真を撮っているとあっという間の一日だった。また桜のきれいな季節にお邪魔したい。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
今回は先日高野山に行った際に往復でケーブルカーに乗りましたのでその際の乗車記録です。
高野山編はこちら
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高野山へのアクセスとして、南海高野線と南海鋼索線を乗り継ぐのが一般的だ。行き(極楽橋発高野山行き)が非常に混んでおり写真を撮るのが困難であったため、今回は帰りの極楽橋行きに乗ったときの写真を紹介する。
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高野山駅の二階の展望スペースから、紀北地域、紀ノ川沿いの街並みを見ることができる。
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実は高野山のケーブルカーは2019年3月に新しいものに更新された。繁閑の乗客数の差が大きいこともあるからか、全体的にコンパクトな車体に対して床面積は先代の車両より広がっているような気がした。
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高野線の橋本~高野山の各駅は南海電鉄の他の駅の駅名表とタイプが異なり、観光を意識したものとなっている。併せて駅の標高も書かれており、極楽橋から高野山の間は320mほど登っている。
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中間地点でのすれ違い。余談だが、フランス語の自動放送、観光案内が流れるのがちょっと独特だった。どうやらミシュランガイドの影響も大きいらしい。
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極楽橋で鋼索線から鉄道線に乗り換えることができる。
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極楽橋から、橋本行きの各停が先発して逃げ切るそうなので、特急には乗らず各停に乗って帰宅の途についた。
(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
久々に撮り鉄の記事を書きます。

JR西日本の大阪エリアで最後まで顔を出していた国鉄形特急として、北陸方面を走る雷鳥(485系)とくろしお、スーパーくろしお(381系)、山陰方面のはまかぜ(キハ181系)が挙げられる、新型特急が導入されてからこれらの特急にカメラを向ける人も少なくなったのではないだろうか…
私が写真を撮りはじめて早いことにもう10年近く経つが、これらの特急が風前の灯の時代でありかろうじて写真が何枚か手元にあるくらいである。

しかしそれから、これらをJR化直後に置き換えた車両も徐々に車齢が30年に近づきつつあり、老朽化は否めない。その形式の一つに、オーシャンアローという愛称をもつ走る283系がある。
283系はどうも車両の調子が悪いようで、他形式の車両による代走が相次ぎ、2021年春のダイヤ改正で新宮の乗り入れが1往復分減少した。2024年の置き換えが発表されている。

和歌山を走る特急だし、せっかくならば海の見える区間で撮影したいと誰もが思うだろうけれど、そうは一筋縄にもいかず…。
海沿いを走っているイメージのある紀勢線だが、なかなか海沿いを走る区間が少ない。また、海沿いを走る区間の普通列車の本数が少ないのだ。
列車の本数が多い和歌山〜紀伊田辺間だと、海の見える箇所は海南〜下津、印南〜南部のわずかな区間しかない。この区間でオーシャンアローが運用に入る特急を撮影しようとすると、阪和線の初発の関空快速に乗車して…というなかなか朝の弱い人には苦しい行程になってしまう(現在はダイヤ改正により行程も組みやすくなった。)
とまぁ前置きが長くなってしまったが、黄砂も少なそうな時期を狙い写真を撮りに行ってきた。
最寄駅から阪和線の駅まで向かう道のりの長いこと長いこと…
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朝8時半に紀伊田辺にほど近い岩代駅に到着。(この写真は上りホームから撮影したもの)
岩代から千里海岸を目指して歩く。
公共交通を利用した撮り鉄をすると毎度思うのが「駅間の移動が楽にならないか」である。
特急停車駅レベルの大きな駅ならばレンタサイクルをやっているようなところも少なくないのだが岩代は普通しか止まらない駅で、駅前にも商店がぽつりとあるだけ。社会人になってから一人でレンタカーを転がして撮影地に行く機会も少なくないのだが、幅が利く分なにか味気ない。(今回の場合はレンタカー屋さんに開店時にお邪魔してもお目当ての通過に間に合わなさそうという可能性があり断念。)
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熊野九十九王子(熊野古道沿いにある神社)の一社である千里神社の駐車場付近が撮影地だ。
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下りの普通列車が最新鋭の227系であった。
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上りのくろしお14号は6両編成なので、283系とイメージがしやすい。
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283系のオーシャンアローが担当するくろしお1号 新宮までのロングランである。
まずは海をめいっぱい入れて一枚。
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編成を強調してもう一枚。

このまま来た道を駅まで戻り、大阪へ帰るのはちょっと味気ないので、御坊で紀州鉄道に乗ることにした。
よろしければこちらもどうぞ。


(余談)
御坊からの帰りに新宮から帰ってきた特急に乗ることができた。せっかくなので進行方向一番後ろの展望席が空いていれば…と思って券売機で座席を探すと空きがあり、座ることができた。
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土日なのにこの閑散っぷりはちょっと寂しいですね。
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御坊から北側だと、海の見える区間は残念ながらわずか。下津~海南の区間は海を見渡すことができた。
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和歌山で乗務員が交代、私も和歌山で降りて快速に乗り換えた。

(このページの作成者 てら)

こんにちは どうもてらです。

紀勢線特急の記事の続きとなっております。
和歌山県の中心部、和歌山駅から電車に乗ること約1時間、御坊市の中心部である御坊駅に到着する。
紀勢線において、御坊は田辺(駅名は紀伊田辺)と並び運行系統上は重要な駅であり、御坊を境に列車の本数が変わる。

和歌山県は大阪府と県境を接するいわゆる紀北と呼ばれる地域に人口が集中しており、御坊市は人口2万4千あまり、人口では県内10番目の都市である。
もともと紀州鉄道は御坊臨海鉄道という名前で運営されていたが、リゾート開発等を行う不動産会社が慢性的な赤字に陥っていた御坊臨海鉄道を買収し今に至る。不動産会社が鉄道を運営することで会社としてのブランド力や信頼を高めるというのがもっぱらの通説であるが真相は私にもわからない。
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いったん改札を出て、紀州鉄道線の改札を探したが見当たらない。JRの係員に聞くと、JRの改札を通ればよく、改札等も無いそうだ。
JRのホームの端っこを間借りするようなローカル私鉄や三セクは、JRの窓口や自動券売機で切符を扱っている場合が多く、紀州鉄道もてっきりそうなのかと思っていたため拍子抜けだった。
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0番線から紀州鉄道は発車する。

レールバスには7,8名ほどが乗車、JRとの接続が考慮されているためか、和歌山方面からの乗り継ぎのお客さんが多いようだ。
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わずか8分で終点の西御坊へ到着。5人が下車し、乗務員さんが休憩の詰所に入ってしまったため1人になってしまった。
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壁に貼られたギャラリーの写真から御坊の街と鉄道の栄枯盛衰を垣間見ることができた。右上に写っている車両がつい最近まで
現役だったとは…。
昼間の時間帯は1時間ほど運行が空く時間帯があり、たまたまその時間に当たってしまったようだ。
せっかくなので、御坊駅まで全駅を巡りながら歩いて戻ることにした。

紀州鉄道は1989年に一部区間が廃線となった関係で西御坊~日高川の0.7㎞が廃線となった関係で全線2.7㎞、決して歩けない距離ではない。
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ちょうどお昼ご飯に近い時間帯だったので、駅にほど近いところで中華そばをいただいた。
中華そば、なぜか和歌山のB級グルメとしては有名なので、地元の名店のようなお店があるとついつい食べに行ってしまう。
海鮮も美味だが一人では入りにくいというのもあるかもしれない。
まるよしさんにて昼食の後、線路沿いの国道を歩く。

西御坊から市役所前までは国道沿いのを並行するように走る。
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市役所前駅に到着。市役所の傍にある。図書館や商工会議所や地銀の支店など御坊の中心部である。
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西御坊まで直線であるためか、西御坊で小休止している列車がうっすらと見える。
ここから、国道を離れていく線路に沿って紀伊御坊駅を目指す。
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紀伊御坊は、紀州鉄道の鉄道部門の要所で、車庫が併設されており、駅係員がいる有人駅である。
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駅舎では女性の鉄道員、「鉄道娘」のキャラクターのポスターがおもてなし。和歌山県内では紀勢線や和歌山電鉄にも同じシリーズのキャラクターがいる。
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ホームに入ろうかと思ったが、入場券は扱っていないようで、声をかけるのもなんとなくはばかられたので、駅舎の中の写真と駅の待合室の写真を撮り、歩を進めた。

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隣接している広場には過去に紀州鉄道線を走っていたキハ603が鎮座していた。列車内で営業しているお店があるようなのだが、残念ながら営業していなかった。
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紀州御坊駅から学門駅は目と鼻の先ほどの距離で、学門駅の名前の由来にもなっている県立日高高校の建物に向かって歩くとすぐだ。
駅のホームの端に学問地蔵というお地蔵さまがまつられているのだが…
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正面から撮るにはちょっとしんどい狭さだ。
もうあんまり勉強することはないかなと思いつつも、試験の言う名のものに追われるのがサラリーマンの悲しいところ。うまくいくように拝んできた。
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学門駅からは高校を横目に県道26号まで出ると、ロードサイド店舗が立ち並ぶ。およそ徒歩20分で、JR御坊駅まで戻ってきた。
よくよく考えたら西御坊~日高川の廃線跡も見てくればよかったなという後悔もありつつ、全駅を探訪し御坊を後にした。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
大阪南部を走る南海本線に乗っていると、途中駅で不思議な看板を目にする。
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奥水間ハイキング 水間鉄道 という年季の入った看板である。3年ほど前から気になっていたのだが重い腰をやっとあげて、今回は水間鉄道に乗車してみた。
水間鉄道はもともと水間寺への参拝輸送を目的として敷設された鉄道会社である。
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始点となっている貝塚駅は、大阪南部の貝塚市の中心駅として機能しており、水間鉄道の始発駅で南海線との乗換駅でもある。
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南海線は郊外の橋上駅舎なのに対して、水間鉄道は東側に隣接するようにこじんまりとしている。
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貝塚から水間観音まで9駅、20分ほどで終点についてしまう。ちなみに水間鉄道は20分に一本だが、南海線は15分ヘッドのダイヤを組んでいるため、接続が悪い時間が存在する。まぁ、こんな風にいろいろ写真を撮って記録するには悪くないのだが…。
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2両編成の列車が入線してきた。水間線はすべてが2両編成で、朝ラッシュなどに増結されることはない。
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ワンマンなので車端部に案内用のLEDパネルが設置されていた。
水間鉄道は、以前は南海が筆頭株主だった時代もあったようだが、資金繰りの悪化により自主再建を断念。現在はうどん、そばのチェーン店の杵屋の傘下に入っている。
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全てが貝塚市内を走るということもあって、貝塚市の広報紙が中づり広告につられていて、まじまじと読んでしまった。
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路線は貝塚市の市街地を通り、途中の名越駅で列車同士の交換を行った。終点、水間観音には定刻に到着した。
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水間観音駅は「苔玉の駅」だそうで、苔玉がいたるところに吊るされていた。
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真四角に近いサイズの駅名表。他社ではあまりみないかもしれません。
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車止めが植え込みになっているのがなんともローカル鉄道っぽさを醸し出している。
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水間観音駅には車庫が併設されており、点検が行われている車両を車窓からみることができた。
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水間観音駅、水間寺の多宝塔を模した駅舎が特徴的だ。貝塚駅と並んで水間線の有人駅である。以前は水間駅だったが、2009年に改称された。
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塔の部分は吹き抜けになっていて、観光案内が掲載されている。厄除けのメッカ…。
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隣接する駐車場には南海貴志川線のお古で実際に水間線で走っていた車両が眠っていた。
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帰りはなんと青森県の弘南鉄道とタイアップしたラッピングの車両が来た。タイアップしている経緯はこちらに詳しく乗っている。どうやら東急電鉄からの譲渡車をどちらも使用していることに由来しているらしい。水間鉄道は現在、全車両が東急電鉄から譲りうけた車両である。
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たしかにつり革には東急の名残が色濃く残っていた。…渋谷の文化村!
往復あわせて小一時間の小旅行だったが、楽しい初乗車だった。

(このページの作成者 てら)

京阪電鉄の京都側の終点、出町柳。
そこから京都市内の洛北地域である八瀬、大原方面へ延びる鉄道が叡山電車だ。

京都といえば修学旅行の定番である東山や金閣寺などのある衣笠、四条河原町などが有名だ。
これらの地域に比べると洛北を訪れたことのある人は多くはないのではなかろうか。
大阪に住んでいるとあまり考えたことがなかったのだが、首都圏から京都へアクセスするとJR京都駅が拠点になってしまい、出町柳から叡電で洛北という選択肢は浮かびにくい…。

この路線がたどってきた歴史は決して明るいものではなく親会社、親会社の経営難や地下鉄の開業による乗客の減少など幾度となく今後が危ぶまれる事態に陥った。
現在は大手私鉄の傘下のもと、鞍馬、八瀬比叡山の観光資源を追い風に経営を行っている。
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新緑の美しい2017年5月末、叡電に乗って洛北へ足を運んでみた。
京阪電車の終点出町柳の出口を出るとすぐ、叡電の出町柳駅が見える。
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叡電は先述の苦難を打開するべく、観光客向けにパノラマ列車を保有しているのだが、運よく乗ることができそうだ。折角なので洛北の玄関口である終点の鞍馬まで乗車する。
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鞍馬駅は鞍馬寺の最寄り駅。駅を出るとすぐ左手に鞍馬寺山門が見える。
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観光客の少ない京都、、違和感である。
折角なので、山門を通り鞍馬寺からちょこっとハイキングをして貴船神社まで抜けてみる。
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鞍馬寺
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木の根道
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鞍馬寺の山門をくぐってから小一時間。貴船神社に到着。
ここから貴船口駅まではバスでのアクセスとなる。

観光客が少ないことに違和感を覚えていたが、10時半を回ると観光客で混雑しはじめるようだ。
反対方向の貴船神社行きのバスは立ち客がでるほど混雑していた。
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貴船口駅は無人駅で、お土産屋の売店は時間が止まっているようだった。
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青紅葉のトンネルを抜けて出町柳行きの電車がやってきた。
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二ノ瀬駅の雰囲気が気になったので途中下車。
叡山電車で一番乗降が少ない駅という事もありひっそりしている。
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喧騒から切り離され、緑に囲まれ深呼吸できた。この駅にも紅葉が植えられ手入れされているようで、待合室を見守るように鎮座していた。
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再び出町柳行きの電車に乗り込む。
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叡山電車は二ノ瀬駅から市原駅の間で、紅葉を沿線に植え、紅葉のトンネルとしてPRしている。
新緑の季節だったこともあり優しい萌黄色の青紅葉のトンネルだった。
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岩倉駅あたりから市街地を見下ろすように電車は山を下っていく。
出町柳で電車を降りると観光客でごった返している「いつもの京都」のイメージ通りであった。

探訪データ
2017年5月中旬
出町柳-鞍馬-(徒歩)-貴船バス停-貴船口-二ノ瀬-修学院-出町柳

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京都バス 広河原線 いしがバスで京都北部を巡っています。
まぐろきっぷで城ヶ島 関東から日帰り、乗り鉄乗りバス旅行ならこちら。春先がおすすめです。

おまけ
もみじのトンネル(叡山電車公式サイトに繋がります)
今回使用した切符(鞍馬・貴船1Dayチケット 大阪市内からはお得に観光できます)

(このページの作成者 てら)

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