こんにちは てらです。
三岐鉄道1日乗り放題パスなる切符があり、三岐鉄道の三岐線と北勢線が乗り放題になる切符がある。
お互い北勢線は未踏とのことだったので、久々に一緒に遊ぼうとこのブログの管理人であるいしを誘い合わせて昨年の夏に北勢線へ行ってきた。いしと一緒に出掛けるのは2年ぶり。

三岐線は近鉄富田から、北勢線はJRと近鉄の桑名に隣接している西桑名から員弁川を挟み込むようにして走る。
三岐線、北勢線をそれぞれ乗り鉄しようとすると、富田から桑名を近鉄ないしは関西線に乗らなければならないが、員弁川を渡って徒歩で乗り継ぐ方法があり、三岐線の東藤原/伊勢治田から北勢線の阿下喜の相互間は徒歩30分ほどで乗り継ぐことができる。
東藤原までお世話になったのは西武の赤電の復刻塗装車。どうしても西武というと黄色のイメージで赤電はちょっとピンとこない。

当日は天気に恵まれて、大学の時の話、仕事の話、趣味の話をしながら歩いた。
私は相変わらず電車一辺倒だが彼はバスに乗ったり郵便局巡りにも手を出しており、更に沼っている気がした。
こういう他愛もない話をしていると、雲一つない暑い日でも苦にならない。ありがたい。一転残念だった点を挙げるとすれば藤原岳を背に歩いていることだろうか。

阿下喜駅に到着。改札機もあるし、券売機もあれば、窓口に係員さんもおり、想像の数倍システマティックでビックリした。
ローカル線の終点と思っていたが都市鉄道の一端を垣間見ている気がする。

入ってきたのは270系と200系をつないだ4連。
三重交通の復刻塗装車だ。ナローゲージの電圧では空調を載せたら機器が悲鳴を上げてしまうのか非冷房である。
調べてみると、車両重量の関係から冷房化改造が進められているものの、非冷房の車両も残っているそうだ。

駅のホームから一枚。顔のスリムさが際立つ。

200系と270系の間は運転台を撤去したうえで併結されている。

西桑名寄りの先頭車両。湘南顔でおでこヘッドライトのいでたちの車両も銚子電鉄2000形や大井川鉄道21000系などあるが数を減らしつつある。この編成が非冷房なのは、200系が連接台車を履いていることから、冷房機器を車上に乗せると台車に掛かる重量が増えてしまうからとの由。この日は東藤原駅から歩いてうだるほど暑かったが、復刻塗装車でかつ、最後まで残ったナローゲージの連接車に乗れるということで我慢した。

ワンマン用の鏡がある箇所で必ず撮ってしまう構図。駅を出ると山を避けるように弧を描きながら阿下喜の街を進行方向右側に映し出す。先日、そこで写真を撮られている方の写真を拝見したが、街並みと藤原岳が遠くにそびえる素敵な写真だった。撮り鉄な性分なもので、そういう景色も撮れたらなあ…と思う。

夏の日差しに照らされる鈴鹿山脈を見ながら、非冷房で窓が開いている車内を暑い風が吹き抜ける。

折角なので途中駅で下車。この時間でも車内の座席の3割ほどは埋まっていた3

降りたのは阿下喜から2つ目 楚原駅。

北勢線は西桑名から途中の大泉や楚原で折り返す列車が日中は半分ほどあり、阿下喜~楚原間はおよそ1時間に1本という本数。
近鉄時代に比べて駅間の近い駅を併合したり、交換個所を増やすことで時間帯によって本数を増やしたりといった地道な経営努力がなされており、全駅に改札機が設置されていることからICカードの導入も検討されている。

下車した理由はねじりまんぽの橋梁を見に行くため。ねじりまんぽとは石材・レンガを斜めに積むことで力が一点に集中しないような積み方の橋梁。コンクリートが一般的に出回る前に架橋された橋梁にみられる。こちらはおよそ100年前に架橋された六把野井水拱橋。

帰りの電車も非冷房。スプリングポイントを渡って対向列車と交換する。

楚原から40分ほどで終点の西桑名に到着。列車交換の頻度や、西桑名に近づくにつれて席が埋まっていくのを見ると日中でも利用する人の多さがうかがえた。

券売機2台に定期券発売窓口があり、改札も3台。多くの人が足早に桑名駅の連絡通路に消えていった。

特徴的な発車案内。

西桑名駅は1面1線で縦列停車のような形での停泊も無く、来た電車がそのまま折り返していく。

片道しか乗らないとちょっと味気ないような気がする反面、行き帰り同じ道のりはちょっとつまらないと思ってしまう性。段々と景色が都会になっていく車窓の変化を楽しんだ乗り鉄だった。
(このページの作成者 てら)
三岐鉄道1日乗り放題パスなる切符があり、三岐鉄道の三岐線と北勢線が乗り放題になる切符がある。
お互い北勢線は未踏とのことだったので、久々に一緒に遊ぼうとこのブログの管理人であるいしを誘い合わせて昨年の夏に北勢線へ行ってきた。いしと一緒に出掛けるのは2年ぶり。

三岐線は近鉄富田から、北勢線はJRと近鉄の桑名に隣接している西桑名から員弁川を挟み込むようにして走る。
三岐線、北勢線をそれぞれ乗り鉄しようとすると、富田から桑名を近鉄ないしは関西線に乗らなければならないが、員弁川を渡って徒歩で乗り継ぐ方法があり、三岐線の東藤原/伊勢治田から北勢線の阿下喜の相互間は徒歩30分ほどで乗り継ぐことができる。
東藤原までお世話になったのは西武の赤電の復刻塗装車。どうしても西武というと黄色のイメージで赤電はちょっとピンとこない。

当日は天気に恵まれて、大学の時の話、仕事の話、趣味の話をしながら歩いた。
私は相変わらず電車一辺倒だが彼はバスに乗ったり郵便局巡りにも手を出しており、更に沼っている気がした。
こういう他愛もない話をしていると、雲一つない暑い日でも苦にならない。ありがたい。一転残念だった点を挙げるとすれば藤原岳を背に歩いていることだろうか。

阿下喜駅に到着。改札機もあるし、券売機もあれば、窓口に係員さんもおり、想像の数倍システマティックでビックリした。
ローカル線の終点と思っていたが都市鉄道の一端を垣間見ている気がする。

入ってきたのは270系と200系をつないだ4連。
三重交通の復刻塗装車だ。ナローゲージの電圧では空調を載せたら機器が悲鳴を上げてしまうのか非冷房である。
調べてみると、車両重量の関係から冷房化改造が進められているものの、非冷房の車両も残っているそうだ。

駅のホームから一枚。顔のスリムさが際立つ。

200系と270系の間は運転台を撤去したうえで併結されている。

西桑名寄りの先頭車両。湘南顔でおでこヘッドライトのいでたちの車両も銚子電鉄2000形や大井川鉄道21000系などあるが数を減らしつつある。この編成が非冷房なのは、200系が連接台車を履いていることから、冷房機器を車上に乗せると台車に掛かる重量が増えてしまうからとの由。この日は東藤原駅から歩いてうだるほど暑かったが、復刻塗装車でかつ、最後まで残ったナローゲージの連接車に乗れるということで我慢した。

ワンマン用の鏡がある箇所で必ず撮ってしまう構図。駅を出ると山を避けるように弧を描きながら阿下喜の街を進行方向右側に映し出す。先日、そこで写真を撮られている方の写真を拝見したが、街並みと藤原岳が遠くにそびえる素敵な写真だった。撮り鉄な性分なもので、そういう景色も撮れたらなあ…と思う。

夏の日差しに照らされる鈴鹿山脈を見ながら、非冷房で窓が開いている車内を暑い風が吹き抜ける。

折角なので途中駅で下車。この時間でも車内の座席の3割ほどは埋まっていた3

降りたのは阿下喜から2つ目 楚原駅。

北勢線は西桑名から途中の大泉や楚原で折り返す列車が日中は半分ほどあり、阿下喜~楚原間はおよそ1時間に1本という本数。
近鉄時代に比べて駅間の近い駅を併合したり、交換個所を増やすことで時間帯によって本数を増やしたりといった地道な経営努力がなされており、全駅に改札機が設置されていることからICカードの導入も検討されている。

下車した理由はねじりまんぽの橋梁を見に行くため。ねじりまんぽとは石材・レンガを斜めに積むことで力が一点に集中しないような積み方の橋梁。コンクリートが一般的に出回る前に架橋された橋梁にみられる。こちらはおよそ100年前に架橋された六把野井水拱橋。

帰りの電車も非冷房。スプリングポイントを渡って対向列車と交換する。

楚原から40分ほどで終点の西桑名に到着。列車交換の頻度や、西桑名に近づくにつれて席が埋まっていくのを見ると日中でも利用する人の多さがうかがえた。

券売機2台に定期券発売窓口があり、改札も3台。多くの人が足早に桑名駅の連絡通路に消えていった。

特徴的な発車案内。

西桑名駅は1面1線で縦列停車のような形での停泊も無く、来た電車がそのまま折り返していく。

片道しか乗らないとちょっと味気ないような気がする反面、行き帰り同じ道のりはちょっとつまらないと思ってしまう性。段々と景色が都会になっていく車窓の変化を楽しんだ乗り鉄だった。
(このページの作成者 てら)