こんにちは、いしです。
萩市で街並みといえば市街の城下町があまりにも有名ですが、旧旭村に位置する萩市佐々並も昔ながらの宿場町の雰囲気を残す、雰囲気ある街並みです。

県都山口から萩へ走るJRバスを途中下車して、佐々並を少し歩きました。

佐々並バス停は、街から外れた国道沿いの交差点にあります。萩行のバスを見送って、交差点を右に曲がると佐々並の宿場町に至ります。

石柱を越えれば、奥に黄土色の瓦屋根が密集する宿場町が現れます。

ここは、国に指定された街並み保存地区です。とても穴場スポットのようで、平日ということもあってか観光客は皆無でした。

街中はかつての街道を思わせる道幅と、90度に曲げられた道。宿場町を感じます。どうやら高度経済成長期まではここがメインの道路だったようで、昭和30年代に佐々並を訪れた民俗学者宮本常一氏は、この狭い道をバスが通っていたと記述しています。

残念ながら、往年の活気は全く見られず、たまに走る車の他は、人っ子一人見当たりませんでした。(観光センターのような使われ方をしていた民家には、地元の方が当番制で詰めてらっしゃるようで、そこで情報収集が可能です)


統一された街並みです。


街の周辺には田畑が広がり、山の中とはいえ、かなり開けた土地がありました。
了
(このペイジの作成者 いし)