旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2024年05月

こんにちは てらです。
前編ではブルートレインたらぎについて簡単に紹介させていただいたが、後編では実際にブルートレインがあった時代をイメージして何枚か撮影した写真を紹介したいと思う。
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薄暗くなってきた時間帯、駅にブルートレインが滑り込む。寝台特急はやぶさ。仕事を午前中に切り上げて旅行へ向かう私の心は軽やかだ。仕事が終わってその足で乗る飛行機、フェリー、新幹線…。どれもやったがやはりブルートレインのワクワク感にはかなわない。
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乗車率はまばらなのか、カーテンが空いている寝台もあった。
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私が乗車したのはB寝台ソロ。旅行に行こうと決めてから調べたところ、たまたま空いていた。
ブルートレインの個室、心躍るものである。
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年季が入ったB寝台の文字はいつの間にか飴色になっていた。デッキから客室への扉を開ける。
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乗車した時点では3割程度の乗車率。まだまだ乗車してくるのだろうか。
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窓の外を眺めていると県境にさしかかった。この辺りは駅間も長く、街の灯りも見えない。
夜の景色を見ながらビールといきたかったところだが、明日も早いのでもう横になろうか。
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ふと、列車が動き出した時の衝撃で目が覚めた。まだ5時を回ったばかりのようだ。どのあたりを走っているのか気になるがもうひと眠り…。
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なかなか列車内では寝れないもので、部屋を出て顔を洗いに行く。6時前。
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空もだんだんと明るくなってきて、すれ違う列車も増えてきた。もうすぐ終着駅だ。
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一本、また一本と列車とすれ違う。朝ラッシュの真っただ中をブルートレインは走る。
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寝具を畳み、部屋を後にした。腕時計に目をやると少々遅れて到着したいるようだが、旅程には大きな影響はなさそうだ。
新幹線の路線網やホテルの快適さを考えると、ブルートレインは夜中に移動できるとはいえちょっぴり窮屈だったが、過ごした時間の充実度は何にも代えがたかった。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
九州に親戚が居る私にとってブルートレインというと東京や大阪から西に走るブルートレインのイメージが強く、東京発は鹿児島線方面のはやぶさ、日豊線方面の富士、長崎線方面のさくら 京都・大阪発は鹿児島線方面のなは、日豊線方面の彗星、長崎線方面のあかつきあたりはぱっと名前が出てくる。
しかし、関西発着便は2008年に、東京発着便は2009年を最後に九州行きのブルートレインに定期便はない。
私にとってのブルートレインは小学生のころになは・あかつきに乗ったきりになってしまった。(最も、その後にはまなすには何度かお世話になったものの毎度指定席の貧乏旅行であった…)
前置きが長くなったが、九州方面へ1泊2日旅行へ行く際に、どうも天気が思わしくなかったのでドライブ旅行にした。折角なので訪れたのが熊本県南部、球磨郡多良木町にあるブルートレインに泊まれる簡易宿泊施設、ブルートレインたらぎである。 
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スハネフ14がヘッドマークを掲げ我々を出迎えてくれる。3両編成で、2両目がラウンジカーでチェックインカウンターのほか、椅子と机が並んで飲食ができるスペースで、両脇が開放B寝台(スハネフ14)と個室B寝台(オハネ15)である。
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以前訪れた方の写真を拝見すると方向幕も電照していたようだが、訪れたときは点灯していなかった。はやぶさの東京行き。
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一方、スハネフ14のテールマークはこのように点灯していた。薄暗い時間に見ると雰囲気が出る。
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今回、せっかくだしと個室B寝台に宿泊、宿泊料金は公式でも案内があるが、開放B寝台と個室B寝台の値段は同一である。
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廊下。すでに客車の塩素による消毒のようなにおいが車内を漂う。
寝台列車ではなく建物に宿泊する形になるので非常口表示や火災報知器があるが、雰囲気は十分。(目立たないように頑張って撮ってます笑)
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フロントで頂いた鍵をあけると宿泊する部屋が。基本的には空いている時は下段があてがわれるようだ。
ブルートレイン時代は既にリネンがセットされた状態であるが、こちらではセルフスタイル。
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JR九州時代のモケット柄。この細かで不均一なドット柄がどことなく懐かしい。783系のハイパーサルーンとかとも似ているのかも…。
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宿泊者は車内見学が自由にできるのでスハネフ14の開放寝台も見学した。(たまたま、この日は宿泊者が居なかったようだ。)
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こういった寝台表示も健在。
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飲料水の冷水器は使用できないもののそのまま存置されている。
同様に車内のトイレも使用することができないが、客車のすぐそばに設置されているトイレを使用することができ、ウォシュレット対応便座なので寒い時期も安心。
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洗面台は使用が可能。はまなすで渡道していた時はドライヤー用のコンセントにお世話になりました。
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ラウンジカーには国鉄からJR移行時の広告類が掲示されており、まじまじと見入ってしまった。
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ブルートレインたらぎ「前編」では主な設備や車内の雰囲気についてお伝えした。
後編では実際にブルートレインの乗車をイメージした写真を何枚か撮影したのでその写真と共に旅行記風にまとめてみました。ぜひご覧ください。

(このページの作成者 てら)

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