旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2022年08月

ブログを最初期から見てくださっている方ならばおわかりだと思うが、実は途中から新たにできたカテゴリがこの「都市交通」である。
「都市交通」と「ローカル線」のカテゴリの厳密な定義は? と言われるとこちらも言葉を濁してしまうのだが、全部の鉄道を「乗り鉄」と一括りにすることにやや抵抗があり、都市内で完結する乗り物の乗り鉄、撮り鉄記録をまとめていくカテゴリとしてこのカテゴリが生まれた。

さて、自分が記事を書くと前置きが長くなってしまうのだが、国内海外問わず路面電車や地下鉄、ターミナルの写真を載せていこうと思う。
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記念すべきターミナル編の一回目には神鉄新開地を選んだ。
1950年代、神戸市内の私鉄のターミナルが板宿、湊川、元町、三宮であったため、相互間の移動は市電を利用しなければならず、市電への利用者の集中や乗り換えの煩雑さなどの課題を抱えていた。
そこで、神戸高速鉄道が設立され、私鉄各社が相互に乗り入れる地下鉄のような形で1968年に開業を迎えた。
新開地は単に神戸電鉄の始発駅であるだけでなく、かつては神戸市内でも随一の繁華街とオフィス街であった。しかし、現在はその地位をアクセスの利便から三宮に譲っているが地下のターミナルは中小私鉄とは思えないほど立派である。
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神鉄の改札口を入ると神戸市近隣の地名がずらりとならぶ。
神鉄は神戸市とその近隣の自治体にネットワークを持つ私鉄で、鈴蘭台、谷上、岡場といった街を結ぶ一面を持ちながら、有馬温泉といった神戸を代表する観光地を走っている。また、神戸市北部の急峻な地形をクリアするべくすべての車両にモーターがあるのも特徴といえるだろう。
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1、2番乗り場は神戸市北区を経由して三田に至る路線。3,4番乗り場は西区、三木市を経由して小野市に至る路線のホームである。
ホームは3線4面となっており、真ん中の線路は開扉方向によって使い分けているようだ。
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4両編成の電車がいれかわり立ち代わり入ってくる。電車の床下からだろうか、空気圧縮機の音がシューシューと響きホームの喧噪もひときわだ。
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新開地駅はコンコースも特筆すべきだろう。
出口案内の看板。このフォントはなんで場所によって異なるのだろうか…。
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沿線案内の挿絵も果たしていつのものなのだろうか…。土地勘のある人なら首をひねるかもしれないが、南北は正しいが東西があべこべでみにくいのである…。(一枚を三枚の写真にしています。)
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人の往来を一日も休まずに見続けてきた駅長室の看板も、年季が入っている。

おまけ
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新開地駅には高速そばという立ち食いそばが神鉄の改札を入ってすぐのところにあり、昔から通勤客を支えてきた老舗である。私鉄立ち食いそば屋にありがちなチェーン店のようなたたずまいではないのも高ポイント。お酢の味がほんのり効いた五目御飯の稲荷寿司が美味しかった。

追記
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神鉄は通勤路線や観光路線、ローカル線と様々な顔を持っており、このブログでも特集したいと考えているのだが、なかなか行けていない…重い腰が上がれば乗り鉄に行くのでお許しください。→書きました!(2022年5月追記)


ふたたびこんにちは てらです。(2022年8月追記)
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新開地駅、ついでで撮るにはもったいないということで先日神戸高速線を回った時に時間をかけて眺めてきました。
新しいカメラを買って試しに撮ってみたかった場所の一つが神鉄の新開地駅。
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インバータの低い音がホームに流れる。
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神鉄の車両の先頭車には神鉄のイメージキャラクターのしんちゃんが座っているのですが…顔がふっくらしているのとほっそりしているのの2匹いるんですよね。ふっくらしたしんちゃんの方が可愛い気がする。
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神鉄の4面3線ホームがすべて別の形式の車両で埋まった。
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やっぱり最古参、1000系の赤と白の塗装が落ち着く。
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1000系列は増結用車両があったり2連と2連をつないでいたり…平成生まれの車両もあったりといろいろ奥深い。
車両専門のブログではないのでここでは詳細は割愛させていただく。
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そうこうしているうちに2つ扉の1000系も入ってきた。 1000系の車内から1000系を撮ってみた。
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薄暗い頭端式ホーム、独特なブレーキ音と響き渡るコンプレッサー音、ボーーーーーっという発車ブザー、なにをとっても好きな雰囲気である。
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車両の横から隣に止まる車両を眺める。5000系はたまたま幕を回しているタイミングで準急有馬温泉表示になった。
気づけば小一時間ほど滞在してしまった。色々撮っても撮り飽きない。

ターミナル編 ほかのシリーズが気になる方はこちらをどうぞ

山陽電鉄の終点、姫路駅を訪れた時の記録を記事にしました。
(このページの作成者 てら)続きを読む

こんにちは てらです。
神戸高速鉄道は阪急、阪神、神鉄が第二種鉄道事業者として運営されている鉄道である。
阪神の直通特急に乗って明石、姫路方面にでかけるとき、直通特急の種類によっては神戸高速線内は各駅に止まるのでややじれったい気持ちになる。
そんないつもは通り過ぎてしまうところをあえてゆっくり回ってみた。

高速神戸駅
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本当は新開地に向かう予定だったのだが、高速神戸で外に目をやると青胴車が折り返し準備を行っていたので急遽下車。
「メトロこうべ」の広告と一枚。
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神戸高速線は、どことなく薄暗い公営地下鉄のような雰囲気を残しながら阪急、阪神、山陽の電車がかわるがわるやってくる不思議な空間である。
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こういう字体のデザインが残っているのもなかなかにすごい。

新開地駅
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独特な字体といえば新開地の出口案内も有名。
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ところどころ阪神に準拠したサインピクトが導入されている、なかで阪急の特急から降りる私。
いい意味で頭が混乱する場所である。
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公衆電話とコインロッカーの案内 会社のはざまだからこそサインピクトの更新が置いていかれているのか…大阪も地下鉄が民営化されてサインがいろいろ更新目まぐるしいが、時代に置いて行かれたサインを探すのも面白いかもしれない。
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阪急神戸線は以前は山陽電鉄線の須磨浦公園まで乗り入れていたが、現在は新開地で折り返している。

高速長田駅
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神戸高速線は山陽電鉄の始発駅である西代駅のお隣、神戸高速鉄道の最西端の駅である。
薄暗く曲線のホーム 施錠された係員詰所が哀愁漂う。
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改札とホームを結ぶ階段にて
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上下ホームは等間隔の柱で区切られている。府内や都内にもこういう構造の駅はたくさんあるが、ホームドアの設置でここまで目立つように写真が撮れなくなってしまった。
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山陽電鉄の最新型車両がやってきた。こうして撮ると山陽の電車だとすぐわかるところがコーポレートカラーの使い方が上手だと感じる。
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大きく湾曲したホーム、ホームすれすれから撮ると無骨な構内が際立つ。
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ほどなくして山陽の直通特急がやってきた。満足に色々取れたのでこれに乗って帰った。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
この記事は八重山航路 IV(西表大原港~竹富港)の続きです。


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涼しい風がそよいでいたものの、短時間でも炎天下を回るというのは体力的にしんどいもので、駆け抜けるような竹富島観光になってしまった。竹富港の建物をロータリー側から
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竹富港、こちらは桟橋側。 待合室がガラス張りになっていて冷房が効いているものの窓際にいると窓から熱気を感じるほどの暑さだった。
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船の出港時間がせまりがらんとしている待合室 ちょうど我々が乗った時間は安栄観光と八重山観光がほぼ同時に出港するとあって、待合室の座席はごった返していた。
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小浜島や西表島に比べて、観光アクティビティの当日受付(水牛車観光、レンタサイクル)などのカウンターもあり賑やかで人の行き来も多かった。比較的大型の船が往復したり、臨時便が就航したりするのもよくわかる。
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竹富島の桟橋 ちょうど臨時便のサザンパラダイス号が出航準備をしていた。
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我々が乗船したのはにぃぬふぁぶし号 北極星を意味する方言だそうだ。
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石垣竹富航路は15分ほどで石垣港についてしまう。竹富港を出たらもう石垣島の西部がみえるくらい近い。
石垣港で小浜島行きの船を待っていると、さっきまで乗っていたにぃぬふぁぶし号が桟橋からバースへ戻っていくところを写真に撮ることができた。

八重山航路についてシリーズでまとめさせていただいた。まだまだ乗船していない波照間や与那国航路も含め、続編が出せるようにしたい。遅ればせながら、海の穏やかさにも恵まれ離島航路の面白さについて学ぶことができた旅行だった。
(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
この記事は八重山航路 III(石垣港~西表大原港)の続きです。

安栄観光、八重山観光双方ともに石垣島の離島ターミナルを中心として各島を結ぶ航路が運行されているが、アイランドホッピング航路と称して石垣以外の相互間を運行している便がある。
安栄観光…西表大原港〜波照間港、西表上原港〜鳩間港、西表大原港〜小浜港、西表大原港〜竹富港
八重山観光…西表上原港〜鳩間港、西表大原港〜竹富港 といった航路がアイランドホッピング航路にあたる。

今回、八重山観光の西表大原港〜竹富港の航路に乗船した。
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西表港で乗船を待つ間、安栄観光の船が先に桟橋に到着。基本的に各航路の所要時間について、安栄観光も八重山観光も同一の所要時間で走るため、乗船客が乗り終えた方から先に出港して先に到着する。安栄の方が船が小ぶりということもあって八重山観光をまくることも多いようだ。
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遅れて八重山観光のちゅらさん2号が入港 この日は石垣港~大原港運用についていたようで、この便は途中竹富港に寄港して石垣港へ戻る航路をとる。
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船内の写真も…とおもったのだがちゅらさん2号は 石垣港~西表大原港 でも乗船しているので座る場所が違うだけで同じ船内である。
航路についても竹富島を経由するだけで、石垣港~西表大原港の航路とほぼ同じ経路を航行する。折角なら行きが進行方向北側だったので、進行方向南側に座れば違う景色が見れたのにもったいことをした。
進行方向南側は新城島、黒島を見ながら航行する。
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約30分ほどで竹富港に到着。白い桟橋が日差しに照らされて眩しい。
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金曜日ではあるものの、観光利用の人が多かったためか臨時便が運航されていた。(八重山観光 サザンクロス号)
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照りつけるような暑さだったが、自転車で島内を観光した。

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(この記事の作成者 てら)

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