旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2021年02月

こんばんは、いしです。
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長崎の市街地から国道324号を東進し、田上を越えて、天草灘に面した長崎市の誇る一大漁港茂木港まで行く路線が、長崎バス茂木線です。余談ですが、茂木港からは天草方面に苓北観光汽船が出ています。

市街地から茂木までは日中でも15分に1本は走っているという(おそらく)ドル箱路線の1つです。基本的には茂木止まりですが、半分程度は茂木から海岸沿いの県道34号で半島を南下してその先の集落まで足を延ばします。途中の集落で折り返す便もあるので、最も遠い千々集落までは1日7本だけが運行します。
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もちろん、市街地から山の上の住宅地を抜けて茂木に至るまでの路線もきれいなのですが、その先の海岸線沿いを走るローカル色たっぷりの茂木~千々までの路線は乗車の価値ありです。
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ここは、茂木の先にある宮摺。ここで折り返す便も1日6本あります。茂木行と合わせて都合13本がここまでやってきます。
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山肌にへばりついた集落を辿って、千々へ。同じ長崎市内でも、長崎と聞いて一般に想起する風景はもうありません。
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終点千々には、立派なバス停が。
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この日は、この先平日のみ運行のコミュニティバスでさらに県道を南下しました。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
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中華街至近の中央橋から、飯香の浦線に乗車。しかもこの日はいすゞのキュービックですね。ありがとうございます。
飯香の浦線は、長崎バスの中で最も長崎バスらしい路線の1つと言えるのではないでしょうか。少なくとも私は、長崎のバス路線を1つおすすめする必要が出てきたら(そのような機会が訪れることはあるかという問題はさておき)間違いなく飯香の浦線をおすすめします。

そんな飯香の浦線も、中央橋から思案橋通りを市電と並走する頃までは他の長崎バスと変わらない風景。それでも他都市基準では貴重ですが。
飯香の浦線が本領を発揮するのは、思案橋通りの市電がなくなって道の勾配が急になり、山と山にへばりついた住宅が車窓に迫ってきてから。愛宕町で左折すると、いよいよです。ちなみに、風頭山方面に行かないのであれば、長崎バス1日乗車券はこの先すぐの白木まで。

愛宕町の先の道は急勾配かつ狭隘で「長崎」を存分に楽しめます。朝の下り1便に乗ったのですが、この区間は複数系統が頻発していることもあり、すぐに対向とスレスレですれ違いました。狭隘のすれ違いは見ものです。

白木を出ると車窓はだんだん山深くなってきて、飯香の浦行は峠越えへ。
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市電との並走から始まって、山がちな住宅地の狭路を抜けると、集落の狭い道を通りながら峠越えと、ここまで飽きることなく次々とコンテンツをぶつけてきてくれます。
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重篭バス停を抜けると長崎半島の東側へいよいよ入ります。バスを楽しむことに真剣でこの先写真を残していないのが心残りですが、車巾いっぱいクネクネの峠道を大型車でグングン下りながら(旧型バスだとそのサスペンションも心地よく)終点に近づくと目の前に橘湾が広がって来ます。終盤まで変化に富んだ車窓で、長崎からたった数十分で様々な長崎が堪能可能。
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こちら、終点の飯香の浦バス停。隣にはショップいかのうら。早朝は空いておらず。
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飯香の浦から1つバス停を戻った宮の下バス停からは、茂木方面へ乗り継げます。
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乗り継ぎは平日2本、土休日1本なので、余程のマニアでない限りおすすめはできませんが。

おまけ
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茂木方面行きに乗れば、海岸線を通って、
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茂木から山へ戻り、田上までアクセス出来ます。長崎半島東海岸バス旅にどうぞ。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

長崎の路線バスの中で、最も好きなバス停を問われたら、今のところ「立神」と答えるでしょう。立神は山と海の間の急斜面に家が張り付いた集落ですが、海岸に大きな造船所があって朝夕の通勤時間帯ともなれば、長崎市内各地から次から次へとバスがやって来て、どっと活気づきます。一見の価値ありです。

バス趣味的に面白いところは、日中と土日の立神は、長崎バス田上方面、風頭山方面と、県営バス立山が通るだけのところを、朝夕は、市内各地からバスが立神へ直行するルートが登場する点です。これらのバスは各バス停にこそ止まるものの、通常は乗り継ぎが必要なところを直通で結ぶことで、乗り継ぎなしで各地から立神へ来られるようになっています。立神の手前のバス停にも工場はありますので、それらへの需要も兼ねています。
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写真の腕前の関係で全く方向幕が読めませんが、例えば、こちらは夕方の県営バス「女の都入口」行。女の都団地行と合わせて、平日夕方のみ4便走っています。日中の県営バスは、立神を出発したら国道202を道沿いに、稲佐橋を渡って宝町電停で新浦上街道にぶつかるのですが、この女の都行は、稲佐橋を渡らずに、ロープウェイ前を通ってそのまま北上するルートです。
ちなみに、この日はこのまま稲佐山に行きたかったので、これに乗って、ロープウェイ前で降りました。
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バス停の向かいはバス置き場があって、3~4台は駐車できるようになっています。立神止まりのバスに乗車すると、この駐車場でそのまま降車扱い。
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これは夕ラッシュの始まったばかりのまだ明るい時間帯に、立神バス停にやってくる県営バスを映したもの。左に停まるバスが、長崎駅方面へ向かうバス停に停車中の県営バス。画面真ん中の曲がろうとしているバスは立神止まりの県営バスで今まさに立神に到着しようとするところ。画面右のバスは待機中の長崎バスです。
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立神から道沿いを歩くと、乗船所がよく見えるスポットがあります。
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眼下を走るバスも見下ろせます。こちらは長崎バス。人気のキュービックでしょうか。車両に詳しくないので断定しかねますが。
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集落にある公園からは工場の大きなクレーンがはっきりと見えます。工場とともにある町の風景
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立神で感じる長崎は、また一味違っていました。
(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

乗りも撮りも、バス好きを惹きつけてやまない長崎の路線バス(長崎バス、県営バス)ですが、最もお手軽に「長崎のバス」を味わえる路線が、長崎市の立山へ向かうバスです。

立山は、長崎駅のすぐ裏手(東側)の地域で歩いてアクセス出来ないこともないのですが、海抜ほぼ0mの長崎駅からは相当程度山を登った山の中腹に位置するため、路線バスが必要不可欠な地域です。
必然的に、バスは長崎駅から細い山道をぐんぐんと登っていくことになるわけですが、斜面が急すぎて直線的には登れない(墓地を突っ切る階段道が最短)ので、駅から北へぐるっと迂回して立山へアクセスするか、駅から南へ迂回してアクセスするかの2系統が存在します。

今回は、駅を発車して北側へ向かって目覚町から山道を立山方面へ登っていく、北へ周るルートへ乗りました。こちらは、長崎バスの運転で8本/日の本数です。ちなみに、南へ周るルートは県営バスの運転。南へ周るルートの方が、長崎市の中心地を周るため遠回りですが、本数は20分毎と多め。
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長崎駅前バス停から乗車。序盤からいきなり曲者なのですが、「長崎駅前」にはバス停が3つもありそれぞれ別々の系統が長崎市内外各地に向けて発車してます。北を周る立山行は、長崎駅に最も近い、長崎駅前から乗りましょう。長崎駅前東口、長崎駅前南口のどちらでもないです。長崎駅前です。(南を周る立山行の県営バスは長崎駅前東口です。)

文字に起こしていてもややこしいことこの上なく、もちろん、初心者には全く優しくない作り。残念ながら、長崎の中心地にある中央橋バス停も似た構造です。よって、長崎に着いたら、まず、長崎駅前の県営バスターミナル、ココウォーク茂里町or新地中華街の長崎バスターミナルの2か所で県営バスと長崎バスの路線図を、長崎バスの場合は時刻表も入手した方が便利です。特に長崎バスの路線図はネットで手に入らない、地図上にルートが記載された大判の路線図のため、たいへん分かり易く重宝します。長崎バス旅の必携品です。
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この立山行、どう見ても普通のバスですが、長崎バスの時刻表上は「マイクロバス」路線扱い。道が狭いからマイクロバス扱いなのですが、どうみても普通サイズの路線バスで、山肌に造られた住宅地の中の細い道を登っていきます。長崎バス、流石です。

さて、バスは座席がほぼ埋まるという高い乗車率で長崎駅前を発車。そのまま駅前の路面電車が通る新浦上街道を北上し、ほどなく銭座町の手前で山王通に分け入ります。すなわち、バスターミナルのあるココウォーク茂里町は新浦上街道に位置するのでぎりぎり通らないわけですが、街道の一本隣の山王通まで歩けば乗れます。
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目覚町バス停を過ぎるとバスは山王通から右へ大きく180度方向転換し、山肌の細い道を立山へ向けて南へ登り始めます。目覚町までは街中を走っていたので降車よりも乗車が多かったですが、ここから先は降車が続きます。
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細い登り坂を、対向車をやり過ごしながら、バス停で客扱いしつつ登っていきます。バスは進行方向右手側が長崎の市街地を見下ろすことになるので、右のほうが車窓が良いです。
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駅からやく15分で終点立山に到着。立山バス停は、ホテル長崎の玄関前のロータリーです。
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立山のバス停からは、バスの出発してきた長崎の街が眼下に。
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バス停時刻表を見ると、今乗ってきた北から周るバスよりも、南から周るバスの方が本数が多いのが分かります。

景色良し、細い道での乗用車とのすれ違いあり、山道あり、それでいて駅から乗っても15分。帰りはこの立山のホテル長崎の隣にある階段道を通れば(または他のバスに乗れば)すぐに長崎駅まで戻れるということで、まさに立山は長崎バスのお手軽パッケージといった具合です。


(このペイジの作成者 いし)

あけましておめでとうございます。いしです。

乗り撮り問わず、路線バス好きを惹きつけてやまない土地の1つが長崎市です。長崎市を走るバスは山あり、海あり、狭路ありで、車両も路線も多種多様。コンテンツの豊富さと、初見では把握困難な路線網の複雑さは、そうそう飽きが来るものではありません。加えて、市電も並行して走っているという充実度。

ここから下には、私の経験だけをもとにして、長崎のバスの攻略法のようなものを書きます。しかしながら、趣味の楽しみ方は十人十色ですので、あくまで、読者諸兄姉が長崎のバスを楽しむための一助になれば幸いです。
※長々と書いていますが、要するに、長崎のバスを乗りこなすには「地名を覚える」のが最短だというのが結論です。



【長崎へ行く前に】
①会社を把握する
長崎には、市電の他、長崎バス、長崎県営バスの2社が路線バスを走らせています。運行地区に違いはあるのですが、方角毎に分けが決まっているわけではなく、地区ごとにバラバラと異なっているので、法則立てて覚えることは困難です。なんとなく乗るうちに分かってきますので、2社あることだけ覚えておけば大丈夫です。
ちなみに、市街地から遠くに行くのは、大抵の場合、長崎バスです。

②路線図を見て、諦める
両社のHPに、路線図が乗っていますので、一応確認します。しかし、地図とは連動しておらず、会社によって路線図の方角は異なり、会社によっては系統すら書いていないので、土地勘の無い人が読み解くことはほぼ不可能です。加えて、長崎は路線番号が(一応はありますが)ほぼないに等しいです。路線を覚えるのは諦めましょう。

【長崎へ到着したら】
③ターミナルへ向かって路線図・時刻表を入手する
令和時代においてもHP上での公式情報の収集が困難なところが長崎の醍醐味です。しかしながら、現地には情報がありますので、長崎に到着したら、まず路線バスのターミナルへ向かうことをお勧めします。市街にあるターミナルは下記3つです。
・長崎ターミナル(県営バス)・・・長崎駅からすぐ
・ココウォーク茂里町(長崎バス)・・・市電の電停に近い。長崎駅と浦上駅の間あたり。
・長崎新地ターミナル(長崎バス)・・・市電の電停に近い。中華街の近く。

長崎バスは、系統ごとに色分けされて地図に記載された分かり易い路線図(HPに未掲載)と、冊子型の見やすい時刻表を無料で配っています。是非行って、入手すべきです。
一方、県営バスは時刻表を配っていませんし、路線図もHPに乗っているものとほぼ同じです。路線図を入手する価値は、路線図が大判なことくらいです。ただし、長崎ターミナルの建物が大変エモーショナルなので、訪れる価値はあります。観光スポットの1つとして訪れましょう。

④路線を理解する
さて、長崎バスと県営バスの路線図を持って長崎の市街地へ繰り出したなら、やるべきことはあと1つです。バスに乗るだけ。
しかし、前述のように、長崎のバスは分かりづらいのです。よって、下記のように「覚えて」攻略しましょう(私はそのようにしました)
(1)中心地のターミナルを覚える
・長崎のバスは、ココウォーク茂里町~長崎駅~新地中華街(or中央橋)の区間を”ほぼ必ず”通ります。この地名をまず覚えましょう。
(2)よく見る行先を覚える
長崎は山と海に挟まれた地形をしています。よって、土地とある程度の方角を覚えておくことで、突然やってきたバスも、行先表示板に書かれた地名を見ることによって、大体の方角が分かります。覚えてしまいましょう。

【乗る】
乗って、地名を覚えましょう。

要は、乗りながら、地図とにらめっこして地名を覚えるのが一番近道だと思います。バスには通る地名が複数個所書いてありますから、パッとバスに書かれた地名を見て行先が分かるようになるまで覚えるしかないという、、、恐ろしや長崎。


※おまけ「長崎のおすすめバス路線」
①立山行(県営バス2路線、長崎バス1路線):狭隘。景色良し。本数多め。長崎の路線バスのお手軽パックのような、気軽に乗れて楽しめる路線。
②飯香の浦行(長崎バス):狭隘。峠越え。景色良し。長崎に来たら絶対乗りたい路線の1つ。
③樺島行(長崎バス):景色良し。長崎市の南端にある樺島まで長崎半島の西岸をひたすらに南下する路線。
④相川行(長崎バス):狭隘。景色良し。本数多め。長崎の西側に位置する相川集落まで至る路線。終点間近の式見~手熊の間にあるバス車巾ぎりぎりのトンネルが有名。
⑤立神行(県営バス、長崎バス):景色良し。平日おすすめ。造船所のある立神集落まで行く路線。造船所への通勤のために、平日に限って朝晩は長崎各地から立神行のバスが運行される。結果として、立神という狭い集落に何台も大型バスが到着することになり、その風景は圧巻。

※おまけのおまけ「長崎半島の東側をバスで南下する」
風光明媚な長崎半島は、中心市街地の長崎市から半島の南端に位置する野母まで路線バスでアクセスすることが出来ます。本数が多く、乗り継ぎも不要でバス旅には持って来いなのですが、それは半島の西側の話。半島東側となると、様子は全く異なります。
半島の西側をバスで行ったなら、東側もバスに乗りたくなるのが宿命ですが、バス路線は細切れで、本数も少なく、しかも平日は運休する路線があって繋がらない。路線図はネットで入手できず、バス会社もばらばらと国内屈指の攻略難易度です。(個人的には、かの有名な会社さんが運行する大隅半島に匹敵すると思っています)
2020年11月に長崎に行った際には、長崎市街地から出発し、なんとかバスで半島の東側(天草灘側)を南下して野母崎まで行ったので、乗り継ぎを書き記します。ご参考程度にお使いください。
【その1:東側へ出る】
①飯香の浦線:長崎駅前南口7:26→飯香の浦8:08
長崎の市街から半島を横切って東側へ抜けるには、上述の飯香の浦線がおすすめです。路線があまりにも長崎バスの要素てんこ盛りで気分が盛り上がるからですが、その先の乗り継ぎが土休日は夕方一本になってしまうのでNGです。土休日はそもそもそのさらに先が繋がらなくなるので東側をバスで乗り通すことは出来ないのですが。
【その2:南下する】
②田上矢上線:宮の下8:30→茂木8:47
長崎半島の東側を、ひたすらに南下してくる田上矢上線に乗車します。ここがその1の難関で、平日は朝夕に各1本、土休日は夕方のみ1本なので、実質平日の朝にしか乗車チャンスはありません。夕方便だとこの先乗り継げなくなります。
よって、飯香の浦線も、上述した飯香の浦8:08着の始発に乗るほか無くなります。
ちなみに、田上矢上線は飯香の浦バス停を通りませんが、飯香の浦線1つ手前の宮の下バス停は通りますので、そこで乗り換えです。飯香の浦バス停から歩ける距離です。

③茂木線:茂木10:40→千々11:04
茂木で、長崎の中心地から田上を通って茂木、さらに南下して宮摺、千々と半島東側を南下する茂木線に乗り換えます。茂木で2時間の接続待ちがありますが、茂木線は茂木から先の本数が少ないだけで長崎の中心地から茂木までは本数が多いため、茂木で待たずとも、一度田上あたりまで②田上矢上線で市街地方向へ戻ってしまい、田上から③茂木線に乗るということも出来ます。少なくとも私は、茂木で暇なのもどうかと思い、そうしました。ただし、茂木は大きな漁師町でコンビニもありますので時間を潰せないことはないです。

④コミュニティバス三和線:千々11:45→為石12:01(orハピネスさんわ12:03)
最大の難関です。土日は走っておらず、平日のみ3本です。為石で次のバスに乗り継ぐのですが、接続が悪いため、さらに先のハピネスさんわまで乗ってしまい、歩いて数分の栄上バス停から長崎市街方面へ国道を戻ってしまって昼食を食べる余裕すらあります。私は土井首あたりの街道沿いチェーンで昼食を取りました。

⑤川原線:(土井の首13:49、栄上14:00)為石14:02→岬木場14:18
長崎バス川原線で岬木場まで南下します。一気に、岬木場へ。ちなみに、岬木場行は後述の岬木場線の方が本数が多いのですがそちらは半島西側周りですので、注意。岬木場へは「川原線」で向かいます。

【長崎市街地へ帰る】
⑥野母崎・樺島・岬木場線:岬木場16:59→新地ターミナル18:42
岬木場で約3時間待てば、そのまま野母を経由して中心地へ半島の西側周りで帰るバスがやって来ます。しかしながら、岬木場はぼっとん式簡易便所以外本当に何もないので、3時間を待つのはバス乗り継ぎ旅の猛者でない限りおすすめできません。
ここは、⑤川原線で岬木場14:18着でやってきた後、すぐに岬木場14:35発の「コミュニティバス野母崎線」で長崎半島を西側へ渡って、野母崎を先に訪れてしまうのがおすすめです。野母には15:00着ですので、野母16:14発→岬木場16:36着の岬木場線に乗り継げます。
すると、この岬木場線が折返し⑥岬木場16:59→新地ターミナル18:42のバスになるので、長崎半島東側南下のバス旅を達成できます。

物好きな方は、ぜひどうぞ。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは てらです。
高千穂町内の散策の後、ちょっと寄りたいところがあったので立ち寄ってみた。
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高千穂あまてらす鉄道高千穂駅。観光鉄道の駅である。
そもそも、高千穂って鉄道あったっけ?から始まり、高千穂鉄道が廃線になったのをご存じの方もいらっしゃると思う。
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高千穂は宮崎県北部の延岡まで国鉄高千穂線が走っていた。1989年に第三セクターの高千穂鉄道が経営を引き継いだが、2005年の台風により甚大な被害を受けてしまい廃線となった。
観光資源がありトロッコ列車などを観光客が多く利用していた一部区間は被害も比較的少なかったため、高千穂~天岩戸の5㎞余りを高千穂あまてらす鉄道が運営を行っている。
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整備料の100円(安い!)を払い駅構内に入ると多くの人でにぎわっていた。
多くの人は高千穂橋梁までいくスーパーカート(写真右に写っています)に乗車される方々であろう。高所恐怖症だったのと時間の関係で私はパス…
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JR九州と似たタイプの駅名表だが、観光名所の写真が載せられている。高千穂鉄道時代はイラストだったようだ。
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で、私が興味があるのはスーパーカートではなく車庫内に併設されている展示である。
ホームを降り、車庫内の通路を通り右端にある一室へ
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ここでは実際に高千穂鉄道で使用されていた駅務機器やポイントや信号を制御する装置が展示されている。
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高千穂鉄道の業務用のダイヤには駅や工務作業を行う人の仕業表も同時に書かれていおり、このようなタイプのダイヤは初めて見たので興味深かった。
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最後に、動態保存されているTR200型を一枚。普段は車庫内にいるが、整備のために車庫の外に出たり、体験運転を行っていたりもするらしい。ディーゼル車、運転してみたいなぁ…。
そんなわけであっという間に小一時間が経ってしまった。レンタカーの返却もあるので熊本方面へと車を走らせた。

(このページの作成者 てら)

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