旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2020年10月

どうもてらです。
どうやら過去の記事を見る限り、初めての乗りバス記事の投稿です。

9月の下旬に京都市の北、大原へ出かけた。大原は京都市の北東部、左京区に位置し、市内の東を流れる鴨川の支流である高野川の上流域にあたる箇所だ。
4連休の中日になってしまった点や、市内のバスの混雑や定時性を考慮し、最寄りから阪急と地下鉄を乗り継いで国際会館から大原へ出るバスに乗った。
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京都市へは京阪ないしは阪急を利用することが多かったため、京都市営地下鉄を初めて利用した。
徐々に車内が学生だらけだなと思ったのだが、同志社の付属高校の最寄り駅のようだ。
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写真を撮っていると、改札から電車に乗っていた人がみんなはけてしまいがらんとしていた。
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国際会館駅は京都市交通局烏丸線の終点であり、京都国際会館に隣接している。
この駅のロータリーから岩倉方面や鞍馬方面といった京都北部の著名な観光地を結んでいる。
ロータリーをはさんで北側の道路上にあるのが大原方面のバス停だ。
8時台に関わらずバスの発車10分前になると30名以上が列を成していた。
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大原方面のバス停(4番乗り場)から国際会館駅のロータリー(南方向)を見た。
バスは宝ヶ池通りを東進し、上高野町を抜けたあと、叡電と沿うように走る国道367号線(若狭街道)を北上していく。途中旧道を通り、どうやら集落ごとにバス停が設置されているようだ。
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車内は混雑しておりカメラを回すのもはばかれるほどだった…。
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大原バスターミナル。大半のバスがここで折り返す。(お昼ごろに全貌がわかるように再度撮りました。)小出石方面のバスはぐっと本数が減り、1日に4本となる。
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切符売り場では10時以降に営業を行うようだ。15時ごろに帰りのバスに乗ったところ、圧倒的に京都行に乗車する人がおおいのか、京都までの切符を買っている人が目立った。
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この後、私は大原を散策した。バス停から2,3分歩くとこのような景色が広がっている。それだけ、大原付近が開けている場所だということがわかるだろう。

このページをご覧になった方はこちらもおすすめ。いしが2018年に広河原線へ乗車しています。


(このページの作成者 てら)

どうも てらです。
九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の開業に向けて現在長崎県内、佐賀県内で工事が進められており、2022年の開業を目指して建設が進められている
生まれるものあれば去るものもあり、博多と長崎県内を結ぶ特急かもめ、みどりなどは運行系統の見直しを迫られるだろう。
もうひとつ、忘れてはいけないものがある。それは、長崎市内の一部区間が高架化されることにより、地上駅の長崎駅も見納めになってしまうのだ。
祖父母をはじめ親族が多くいる長崎。お盆のたびに妹と訪れていたはずなのだが、働き始めてからめっきり行っていなかった。2020年の冬に長崎駅のお別れへ行ってきた。
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博多から特急かもめに乗り長崎の駅に降りると、写真一番左の0番ホームにはキハ66・67形が停車していた。
長崎駅は長崎本線の長与周りの短距離の普通列車が0番のりば、1番のりば、博多方面の特急が2番のりば、中線を挟んで3番のりばと4番のりばがある。
ちょうど夕方のラッシュ時に向けて列車の本数が増える時間帯だったため、列車が隣接する車庫との間を行ったり来たりしていた。
キハ66・67は置き換えが発表されて以来、数を減らしているためこれらの組み合わせももうそろそろ見納めとなってしまう。
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しばらくすると1番線にもう一編成、キハ66・67形が入線した。
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薄暗くなってきたホームの奥には、商業施設アミュプラザとJRホテル長崎がそびえる。
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頭端式ホームより博多方面を望む。車両センターが広がっている写真左手のほうでは着々と高架駅の工事が進んでいた。
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開放的な改札口も解体される予定のようで、気になるのは改札の上のステンドグラスの行方である。

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出島、天主堂、眼鏡橋といった各観光名所を模したステンドグラスが改札を照らすように飾られている。
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最後に歩道橋から長崎駅の全体がわかる場所で一枚撮ってみた。祖父母の家にお邪魔して、テレビをつけ、天気予報やニュースの冒頭で幾度となく流れた長崎駅も徐々に変わっていってしまうのかと思うとちょっぴりさびしい。
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ホテルへ向かう道中、路面電車の電停の歩道橋から長崎の街並みを一枚撮ってみた。たまたま古い車両が並び、変わらない日常が流れている気がするとちょっぴり安心した気がする。

(このページの作成者 てら)

久しぶりの更新となりました。いしです。
あいにくの秋雨でしたが、仙台にて乗りバスを少々。
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すでにご存じの方がほとんどかと思いますが、東北一の大都市仙台には大きく2つのバス会社(宮城交通と仙台市交通局)がありまして、今回は市バスに乗車。
市バスの路線に山奥へ行く興味深い路線を見つけられたことと、鉄道とバス(宮城交通は一部路線だけ乗車可能な一方で、市バスは全線乗車可能)が乗り放題となる「仙台まるごとフリーパス」を偶然にも見つけたのがきっかけです。

※余談ですが、仙台まるごとフリーパスは、2020年度の期間限定で、電子パス版も販売されています。このところ交通事業者がこぞってトライアルしているMaaS施策の一環です。

他の都市にも言えることですが、市内を縦横無尽に何台もバスが駆け抜けながら、そこから1時間もしないところに山間部を走るローカル路線が存在するのが仙台の魅力の1つ。今回は、市バスが誇るローカル路線のうちの1つ「秋保・二口線」に乗車しました。

「秋保・二口線」は、上記写真に写ったバスの系統番号が2桁なことからもわかるように仙台駅からは出ておらず、仙山線の愛子駅から出発し、国道457号を通って、仙台市の西方に位置する太白区秋保町へ至る路線です。秋保町は西に長く、山形県との県境まで街道が繋がっており、バスは宮城県側最後の集落である「二口」まで走っています。
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乗車は仙山線の愛子駅から。
駅の改札を出てすぐの乗り場から、二口線は出発します。時刻表を確認したら、バスは7本/日(系統83, 85, 87番)しかありません。そのうえ、ほとんどが秋保町の「上ノ原」か「野尻町北」止。さらに終点の二口まで行くバスは、平日は0本、土曜は2本、日曜は1本という少なさです。されど、秋保町のほとんどの民家は「野尻町北」までに存在するのですから、それで十分なのでしょう。

バスは愛子駅を出ると、駅の南にある新興住宅地「錦ヶ丘」へ入り、ぐるっと域内を周りながら、住宅地の乗客を降ろしていきます。秋保・二口線は長距離路線なのですが、このような単距離需要も兼ねているのですね。とはいっても本数が少ないので、錦ヶ丘の方々は市バスよりも頻繁に走っている愛子観光バスの路線を良く使うのだとは思います。

錦ヶ丘を出るとバスは国道を南下し、秋保町へ向かいます。地名がたくさん出てきましたので、この辺で地図をご確認頂ければと思います。

南下して山を越えたところで、秋保温泉に到着。バス停名では「磊々峡」「秋保・里センター」「湯向」あたり。バスはここから方向を変え、県道を西へ向かいます。

秋保温泉は奥州三名湯の1つで、仙台からもほど近い有名な温泉街。車で訪れる方も多いですが、路線バスは今乗ってきた市バスよりも、仙台市街地から名取川沿いの笹谷街道を西進してくる宮城交通の方が本数は多いです(1, 2時間に1本程度)。上述の「仙台まるごとパス」も使えて便利ですから、路線バスでしたらこちらで来るのが一般的でしょう。ちなみに、秋保温泉経由で川崎町へ向かうタケヤ交通も秋保温泉を経由します。

さて、秋保温泉の温泉街を通過した市バス秋保・二口線は、ここから宮城交通の路線バスと同じ経路を通ることになり、県道62号線を秋保町内へ向かって西進します。そうは言いながらも、宮城交通は温泉街にある「秋保森林スポーツ公園」止がほとんどで、この先に向かうバスは土日のみ数本です。

この日は終点の二口まで向かう市バスに乗りましたが、温泉を過ぎてもまだ乗客は一定数が車内に残っていました。本数は少ないながら、地元住民の需要が垣間見えます。

神ヶ根温泉、鴻の巣温泉といくつかの温泉を越えて秋保郵便局まで差し掛かった辺りが秋保町の中心でしょうか。車内に残っていた乗客も、このあたりのバス停で1つ、また1つと降車していきます。
バスの右手に大きな神社が見えたころ、体感ではかなりの距離を乗ったような気がしてきましたが、路線はまだ中盤で、バスはまださらに奥へ分け入ります。
もう少し街を走り、馬場を過ぎて、上ノ原。この辺りはもうだいぶ秋保町の端の方で、バスの乗客も地元民はゼロに。土日の市バスは7本中のほとんど(5, 6本)がこの上ノ原までです。

上ノ原を過ぎると、いよいよ車窓は山深くなってきました。もっと前から山深くはあったのですが、この辺りになると山が迫ってきている感覚になります。ほどなくして、秋保大滝バス停。宮城交通のバスが折返し場に停まっているのが見えました。観光スポットはここまでで、この先に行く人は、地元民かキャンパーか、バス好きの3択でしょう。


もったいぶりましたが、バス好きにとってのメインディッシュはこの先にありました。秋保大滝を過ぎて、ほとんどのバスが折り返す野尻町北を過ぎてすぐ、すなわち平日はバスが走らない区間に入ってすぐ、バスは狭隘区間に差し掛かります。
※バス後部座席に着席していたため、写真は撮れず

野尻町北~昼野の間に、バス車巾目一杯の狭隘区間が現れます。バス左手は窓ぎりぎりにコンクリートで固められた崖ののり面が、右手には名取川の渓谷がバスのすぐ下を流れます。あまりにも狭い区間であるため、区間の入口には信号が設けられているほど。狭い上にくねくね道ですから、万が一対向車と出会ったら難儀することは必須。ここ、バス好きなら乗車して後悔なしです。

ハイライトの狭隘区間は長くは続かず、興奮冷めやらぬうちにバスは「二口」に到着。
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バスは折返し場で数十分待機して、折り返します。これに乗らないと大変なことになります。
少し折返し時間があってバス好きには嬉しいところ。伝わらないと思いますが、新潟交通佐渡の宿根木線みたいです。ここ二口には、ビジターセンターがあるので公衆トイレもあり、時間は意外とつぶせます。
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二口の先は林道で、ほとんど何もありません。仙山線が出来るまでは、この二口街道は山形への県境越えのルートだったようですが、それも今は昔。

最後に、せっかくなので二口バス停を撮影。
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土日しかないバス時刻表。愛子から二口までは970円です。
このバス停もそうですが、市バスのバス停や車内には営業係数(100円稼ぐためにかかる費用)が書いてありまして、秋保・二口線はワースト8位の営業係数404。今後が危ぶまれる路線の1つです。全路線の営業係数はこちら

余談ですが、ワースト1位は八ツ森線で営業係数1,490。JR北海道もびっくりの数値です。本当は八ツ森線も乗りたかったのですが、平日のみ運行なので断念。早く乗りに行かないと。

(このペイジの作成者 いし)

どうもてらです。
この記事は 東欧2017 カトウィゼ編 の続きです。
東欧2017 目次
I.ワルシャワ 
II.クラクフ
III.カトウィゼ
IV.オロモウツ(このページ)
V.ウィーン
VI.ブラチスラヴァ
VII.ブルノ
VIII.ブタペスト

前回、カトウィゼ編はこちら

カトウィゼからボフミン、オストラヴァ経由でオロモウツへやってきた。
人口10万人と少しの小規模な町であるが、世界遺産にも登録されている三位一体広場などが有名な地域である。
トラムの総延長も30㎞とチェコの諸都市のなかではやや小ぶりだ。
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チェコ国鉄のオロモウツ中央駅。
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中央駅につけるようにトラムが走っている。これはTatra社のT3 当時は一番多い車両だったが2018年になんと低床車の新車が入り、最大勢力ではなくなってしまったようだ。
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Inekon 01 Trioという形式は3両しかいないためあまりみることができなかった。
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トラムは写真のような狭い中心市街地にも乗り入れる。写真は三位一体広場付近であり、路駐の車もあふれているためトラムがやや窮屈そうだ。
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写真のようにトラム優先なのか道幅の狭い地域は停留所ごとに停車するトラムの後ろに車の列ができていた。
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ぐっと冷え込んだ翌朝、中央駅に行くためにホテルから駅までトラムに乗ったところものすごい霧が出ていた。やや哀愁の漂うトラムとの別れになった。



(このページの作成者 てら)

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