こんばんは、いしです。
去る2020年6月25日(木)。東京の離島航路からひっそりと一隻の貨客船が最終運航の日を迎えました。2代目さるびあ丸です。
最後の東京出発となった当日は、コロナ禍とはいえ、私を含めたおよそ100人ほどが最終運航を見送りに来ておりました。船好きか就航地の伊豆諸島好きのいずれかにしか認知されていない、穏やかな最終日。ただし、インターネットの大海原からこの記事に辿り着いたということは、それなりに旅客船や伊豆諸島航路にお詳しい方が読者だと思いますから、その説明は他の秀逸な記事や皆様のリサーチにお譲りし、この記事には当日の模様(若干)と個人的な思い出を記録するに留めます。
・個人的思い出(読み飛ばし推奨)
わざわざ最終運航を見学しに来た割に、私がさるびあ丸にお世話になったのは2年前の冬の1度だけ。ただし、1度だけとはいえ、私には大きなインパクトのある船旅となりました。
別段大きな出来事があったわけではなく、ただ夜の竹芝から新島へ特二等で向かったに過ぎません。しかし、その後の新島での滞在と合わせて、自分の興味が離島や離島航路に向かうきっかけとなったわけです。罪深いことに。
それまで北海道航路で長距離フェリーの魅力を何度も味わっていたわけですが、その日のさるびあ丸で経験した、夜の東京湾、雑魚寝から寝台までが揃った船内、朝早くから離接岸を繰り返す貨客船などには、それまでのどの船とも違う言い難い感動を覚えました。
その後、インターネットでさるびあ丸や東海汽船を調べる度に、公式HP、諸兄の濃厚なブログ記事等々の影響ですっかり離島、離島航路好きになったわけです。(この経験の一年後にはおが丸に乗ることになりました)
・最終運航の日の竹芝
さて、さるびあ丸が東京の竹芝桟橋から伊豆諸島へ向かう最終日は、やはり結構な人数が桟橋に集まっており、さるびあ丸の人気を体感するとともに、もう乗れない寂しさも感じました。
当日は桟橋の南側に2代目さるびあ丸、北側に3代目さるびあ丸が接岸し、22:30に同時出港していきました。
当日の詳しい模様は、おそらくYouTubeにどなたかが挙げていると思いますので、そちらをご覧ください。
最後に、2隻が同時出港した後にやってきた橘丸を。
(このペイジの作成者 いし)