旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2020年01月

こんばんは、いしです。
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足利市内を聖地巡礼で少し歩いたのですが、最初の画像をご覧頂ければ、何の聖地巡礼か一発でバレてしまいますね。名曲「渡良瀬橋」です。(当ブログ著者は20代ですが、この曲は大好きな曲の1つ。あいにく今回は、曲をご存じない方にはさっぱりの記事です)
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足利市、なにげに市街地が広いため、歩いて回るのは結構大変です。写真はご存じ「八雲神社」。今でもあなたのこと祈ってる神社ですね。てっきり市の中心にあるでかい神社かと思っていたら、街外れの小さな神社でした。小さいといっても境内は十分広く、立派な神社ではありましたが。
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神社から大通りに戻ると、交差点には「床屋」があります。今も現役です。なんでも店内には、森高さんのサインがあるとか無いとか。例のヤツもしっかり床屋の角にポツンとありますね。
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町の中心まで歩いて戻ってきました。徒歩10分程度でしょうか。ここには小高い丘があって、その中腹に街を見下ろせる神社があります。
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織姫神社と言うそうで、どうやら縁結びの神様だとか。ご利益にあやかりたいかどうかはともかく、景色は抜群に良いので、足利を訪れた際には訪問必須のスポットです。
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神社に上って、後ろを振り返ると足利市が一望できます。写真だと少し見えづらいですが、向かいの山との間に渡良瀬川が横切っていて、山の麓からこちらに向かって架かる橋が、あなたが夕陽を見るのが好きだった「渡良瀬橋」です。市街地は川のこちら側に広がり、JR両毛線の駅も近くにあります。ただし、東武線の足利駅だけは川の向こう側にあります。
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参道は2つ。そのうちの1つは写真のように色の違う鳥居が連なっています。写真スポットのようで、観光客がスマホ片手にパシャパシャ撮っていました。
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さて、神社を降りて川までやって来ますと、土手沿いの道路には歌碑がありました。青森県竜飛岬にある歌碑と同じく、ボタン(写真左手)を押すと曲がフルコーラスで流れます。もちろん押下しました。
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あいにく曇り空でしたが、丁度夕暮れの時間帯。黄色く染まった空、渡良瀬橋、大音量の「渡良瀬橋」を背景に、「あなたが好きだと言ったこの街並みが、今日も暮れて」ゆきました。

終わり
(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

※初稿:2020年1月。追記:2020年7月。
この記事は、2019年12月の乗車記録に基づいて書かれましたが、2020年4月から佐野市営バスの路線網が大幅に変更されたことに伴い、足利線も2020年4月から事前登録が必要なデマンド路線となりました。よって、2020年4月以降、佐野市民以外が当記事で紹介した足利線に乗ることは出来ません。

以下、初稿。
佐野市飛駒から、市境を越える市営バスに乗って足利市へ向かいました。

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飛駒は想像より大きな集落で、市役所支社や郵便局がありました。
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路線バスは足利へ向かう路線と佐野市田沼に向かう路線の2本ですが、道は桐生市へも繋がっています。
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史跡がありました。
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史跡前にあるバス停から、足利線に乗車しました。

途中、居眠りしてしまったので車窓の写真はないのですが、ヘアピンカーブもある県道208号を使って足利市へ降りていきました。おそらく、飛駒からは佐野市の中心へ行くよりも、足利線を使って足利へ出る方が早いのでしょう。バスは1日4便ですが、デマンド運行ではない普通のバスで、地元のバス利用者もありました。


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ちなみに、足利市の終点「やすらぎハウス」では足利市の市営バス「アッシー号」に乗り換えられます。足利市の中心部や駅に向かう場合は、これを使う必要があります。(写真は足利市内にて撮影)

終わり

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
しばらく更新できずにおりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

※初稿:2020年1月。追記:2020年7月。
このブログは2019年12月の乗車記録に基づいて書かれていますが、2020年4月より佐野市営バス「さ~-のって号」が大幅に路線網を整理した影響で、当ブログで乗車した飛駒線は完全デマンド化されました。佐野市民でないと乗車出来なくなったため、2020年4月以降、この路線には乗れません。

以下、初稿。
さて、昨年末、同業者からお誘いを受けましたので、ふらっと栃木県のローカル路線バス、会社線に乗って来ました。

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降り立ったのは、東武鉄道屈指のローカル線である佐野線の終点、葛生です。日中は毎時1本しかやってこないローカル線ですが、利用者の数を見た感じ、東武鉄道じゃなければさらに本数は少なくてもおかしくないと感じます。東武鉄道の皆さん、ありがとうございます。
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車両は、今ではすっかりローカル線でしか見なくなった東武8000系です。(写真は館林にて撮影)
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終点の葛生駅は新しい駅舎。有人駅でした。
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駅から100m程度歩くと、鉄道に平行する道路にあたります。そこには佐野市営バス「さーのって号」のバス停が。これは佐野市内を走るコミュニティバスです。2019年よりデマンド運行便が増えましたので、利用の際は(旅行者は使う機会滅多にないでしょうが)、要注意です。
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ここから市営バス基幹線に乗って、田沼町の中心地へ向かいます。この辺りは旧田沼町エリア。基幹線は東武線に沿うように旧田沼町の中心まで走ります。
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旧田沼町の旧役場付近で下車。基幹線というだけあって、高齢者を中心に結構な数の利用がありました。日野のポンチョとはいえ、座席が満員になったコミュニティバスは初経験です。ほとんど、高齢者の利用ではありましたが。
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少し散策がてら、田沼行政センターへ戻ります。画面奥方向が旧役場です。
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青看板を拡大してみました。これから田沼行政センターへ徒歩で向かい、そこから県道66号をひたすら走る飛駒行の市営バス飛駒線へ乗車します。
飛駒は旧田沼町の山間部に位置する集落。何か観光スポットがあるわけではないですが、飛駒からは隣の足利市まで市境を越えて佐野市営バスが走っているという珍しいところ(普通は市営バスは市外へ行かない)。調べたところ、どうやらこの辺り一円は元々東武バスが走っていて、佐野市営バスはその廃止代替路線。東武バスが飛駒から足利市までの路線を走らせた名残で、今も足利市まで足を延ばしているようです。
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田沼行政センターにはカラフルなマンホールが。珍しいので一枚。
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さて、田沼行政センターに歩いて到着。飛駒線を待ちます。
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先に、基幹線と野上線が到着。
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続いて、飛駒線が到着です。車両は、コミュニティバスあるあるのワンボックス。飛駒線は午後便がデマンドになるので(乗車した便が最後の定期便)、ワンボックスで需要に十分に応えられているのでしょう。
※ちなみに、運転手さんがとても親切で、帰りの便を予約したかどうか声掛けしてくださいました。
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車内にはしっかり運賃箱が。路線バスですね。飛駒線の運行はシダックス系列の大新東株式会社が担当。大新東は全国各地でコミュニティバスの運行を受託しています。元々、公用車の運行受託をやっていたようなので、その流れでしょうか。
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写真のような住宅地を走った後、バスは山へ分け入ります。途中、地元の利用者の利用が1度だけありました。
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飛駒線、田沼から飛駒まで真っ直ぐに行くわけではなく、途中、山の尾根が1つ違う金原集落へも寄り道します。なるべく少ない台数で多くの地域をカバーする工夫ですね。乗車便も金原へ迂回しましたが、乗降ともにありませんでした。
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飛駒線の終点、寺沢入口に到着です。バス車庫も兼ねていて、スクールバスと書かれた大型車が停泊していました。
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寺沢入口です。東武バスの名残と思われますが、ここから今乗ってきた飛駒線と足利市内へ向かう足利線が出発しています。
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車両はここで休息。
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飛駒は田園風景の広がる集落でしたが、大きな工場と民家もそれなり存在し、予想していたよりも規模の大きな集落でした。
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写真は、集落の(おそらく)中心付近。工場前のラーメン屋が営業中でしたのでそこで昼食を頂きました。サービスでコーヒーも頂きました。もう一軒、集落から5分くらい歩いたところに有名な農園レストランがあり大変賑わっていましたが、完全予約制のようで入れませんでした。いつかはリベンジしたいものです。

続く
(このペイジの作成者 いし)

どうもてらです。
元旦乗り放題切符の旅、ついに最終編です。

目次
1. JR山口線
2. 島根県津和野町
3. JR山陰本線 島根県区間
4. 島根県温泉津町
5. 特急やくも (このページ)

出雲市でスーパーまつかぜを降りた。大田市からだと、1駅のみの利用になってしまうのだが、普通に乗り続けているのに比べると30分近く早く着くため、夕食の調達に時間を有効に使うことができた。
出雲市は高架駅で二面四線。山陰線の普通列車に加えて、隣の西出雲から伯備線に直通する列車もあるため列車の本数は一時間に四本ある時間帯もあるなど、先ほどまでの区間と打って変わって列車の往来がにぎやかだ。
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出雲市の隣の西出雲駅から伯耆大山駅までは電化されており、特急やくもは電車特急である。
乗ったのは特急やくも30号 上りの最終の特急で岡山には21時半過ぎに到着する。
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いわゆる国鉄時代に製造された車両。「国鉄形」で運転されている特急も数少なくなった。東京近郊で走っている特急踊り子も置換に向けたカウントダウンが始まったこともあり、特急やくもを除くと四国の一部の特急のみとなってしまう。
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どうしても乗り鉄をしながら自治体探訪をしていると、列車の時間に追われながらせかせかと町を歩いて…という旅行になってしまいがちである。こうやって特急のシートでお弁当を食べながらゆっくり晩酌をして…という楽しい旅行になるはずだったのだが、伯備線の清音~倉敷で自動車と接触する事故が発生(なんとまぁ元旦ということもあり2020年最初の人身事故だったようだ)
新見の手前、備中神代で小一時間停車したのち、意外にもすーっと走ってくれて、約40分遅れで岡山に着いた。備中神代で止まった時間だけそのまま遅れたようだ。一本前の特急は100分遅れだったそうなので、まだまだ遅延幅が小さくて助かった方なのかもしれない。(家に着くのは終電になってしまったが)
そんなわけで、年相応なのんびり旅行がしたいなと思いつつも結局できずにドタバタしてしまった年始の旅行でした。ご覧いただきましてありがとうございました。

(このページの作成者 てら)

どもどもてらです。
元日乗り放題切符の旅 津和野町編の続きです。

目次
1. JR山口線
2. 島根県津和野町
3. JR山陰本線 島根県区間
4. 島根県温泉津町(このページ)
5. 特急やくも

温泉津駅を降りると、地図と温泉街によくあるゲートでお出迎えしてくれた。
温泉津温泉は世界遺産「石見銀山とその文化的景観」の登録地の一つなのだが、列車を降りても観光客がほとんど見当たらず、驚くほどひっそりとしていた。
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島根県内の温泉では松江しんじ湖温泉、玉造温泉、美又温泉などとならんで有名なのが温泉津温泉である。
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温泉津駅からは20分程度歩く。海が近いこともあり風が冷たく、温かい温泉に浸かれる期待も高まる。
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途中、温泉津漁港を横目に温泉街の方へ
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温泉津温泉は閑静な温泉旅館が軒を連ねることから、温泉街では珍しく重要伝統的建造物群保存地区に登録されている。
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この通り、メインストリートも温泉旅館が縫うようにして建ち並んでいる。
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この公衆浴場が温泉津温泉の元湯である。元湯は2020年1月1日から営業再開ということだったので再開初日に早速浸かってきた。1300年からこの地では温泉が湧いているそう。
45度を超える黄土色の熱い湯、長くは浸かっていられなかったが、湯上り後の体の温かさや汗の量が半端ではなかった。
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もう一つ元湯に近接するところにまた別のこちらが源泉の一つ、薬師湯。
1800年代の浜田地震により温泉が湧き出たことから「震湯」という異名を持つ。旧館はレトロな建築ということもあり有名だ。(時間がなかったとはいえ、旧館の喫茶店に入ればよかったと今更後悔)
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ところどころゆけむりが建ち、路面も温泉の湯がどこからか漏れているのかぬれていた。
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小一時間しか散策できなかったのが残念だったが、列車の都合もあるので急いで駅に戻った。(続く)

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
元日乗り放題切符の旅 津和野町編の続きです。

目次
1. JR山口線
2. 島根県津和野町
3. JR山陰本線 島根県区間
4. 島根県温泉津町
5. 特急やくも

益田から山陰本線に入ると、スーパーおきは振り子機能をふんだんに使う。曲線が多いことに加え、通過駅でも単線区間であるためポイント制限があり減速するので、なかなかに体が前へ横へ振られる。
益田を出ると、三保三隅、浜田、波子(はし)、江津、温泉津と止まる。
岡見駅付近や、折居駅~西浜田駅では一気に海と近くなり、冬のどんよりとした色の日本海を眺めることができた。
今回は温泉に入るべく温泉津で途中下車した。
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温泉津では普通列車と接続を行っていた。左側が先ほどまで乗っていた特急おき4号。益田である程度空いたとはいえ、指定席車も6割程度席が埋まっておりまだまだ一杯だった。
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温泉津駅に近い温泉津温泉を7年ぶりに再訪し、熱い湯に浸かってきた。
山陰は小規模だが歴史のある温泉が点在しており、高校生のころに石見銀山を訪れた時に立ち寄ったのがこの温泉津温泉だった。(温泉津温泉についてはこちらにまとめております。)
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16時49分の出雲市行きを待っていたところ、51分の浜田行きが先に入線してきた。国鉄時代から走るキハ47・48系だ。
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一方、49分の出雲市行きはキハ126系の二両編成だった。こちらの方が窓際に座っても隙間風が無いので寒い季節はありがたい。(夏に乗った際に海風を感じられないのはちょっと残念なのだけれど…)
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山陰らしい白波が立つ日本海と赤屋根を横目にキハ126系は流すように走っていく。制限速度の関係か心なしか普通列車の方が軽快に走っているように感じるが、本気で走っている訳ではなく流しているだけなのかもしれない。
大田市で普通列車を降りて特急に乗り換える。
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駅のホームにある観光案内は日本海が下にある仕様。市町村合併により市域の広さをこういうところでも実感する。
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乗り換えたのはスーパーまつかぜ13号の鳥取行き。先程の普通列車に乗り続けても良いのだが、特急に乗ることで30分ほど出雲市駅に早く着くため、食べ物の調達ができる。走ってる区間や編成を考えると当然なのだろうけれど、車内販売がないので食料調達の時間の有無は重要だ。乗り鉄中心の旅行特有の悩みなのかもしれない…。
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大田市からはものの20分で出雲市に到着。始発のやくもに乗り換える。

2017年に益田から山口県方面へ乗り鉄した時の記録はこちら


(このページの作成者 てら)

どうもてらです。
元日乗り放題切符の旅 JR山口線編の続きとなっております。

1. JR山口線
2. 島根県津和野町 (このページ)
3. JR山陰本線 島根県区間
4. 島根県温泉津町
5. 特急やくも

前回の更新から間が空いてしまい失礼しました…。
新山口から山口線の特急に揺られること約1時間、島根県に入って最初の町が津和野町になる。
表敬訪問ということで津和野駅で写真を一枚。
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なぜ今回目的地として津和野を選んだかというと、ずばり友人を誘って行きにくいけれど行きたかったから。
山陽地方の有名観光地(倉敷や宮島、錦帯橋などなど)山陰でも関西寄りの観光地(城崎をはじめとした兵庫県北部の各温泉地は日帰りも容易なことから友人を誘いやすいというのもあるかもしれない…。
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駅を出て中心部に向かって歩いた。
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写真の鯉の米屋ではお店の庭を鯉が泳いでいる風情のあるお米屋さん。残念ながら年末年始休業。ここが元日に旅行をする欠点である。
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途中、市内の中心部と各地を結ぶ石見交通の路線バスと遭遇。駅や道の駅に併設された温泉、観光名所も結んでいるため観光でも利用出来る。
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殿町通りに通じる本町通りは銘菓、日本酒等、特産品の店が軒を連ねる。
このあたりから殿町通りにかけては重要伝統的建造物群保存地区と呼ばれており、古い建物が保存されている地区にあたる。
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華泉酒造さん 華泉の蔵元にあたる。
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白壁の蔵も軒を連ねる。ところどころに国旗がかかっており、あ、そうか今日は元日か…とはっとさせられた。電柱、電線も地中化されている。
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こちらはもうひとつ有名な古橋酒蔵。初陣の蔵元。少しだけ試飲もさせていただいた。
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更に殿町通りを南に歩を進めると津和野カトリック教会がある。津和野とキリスト教の関係は深く、長崎の隠れキリシタンが津和野の乙女峠にある光琳寺(現在は現存せず)で改宗を迫られ拷問を受けたという歴史がある。このカトリック教会は1929年に設立され日本でも珍しい畳張りの聖堂である。
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殿町通りにはところどころ、土堀の掘割を鯉が泳いでいる。
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殿町通りを抜けると大きな鳥居が出迎えてくれる。津和野に来たもう一つの目的、初詣へ参拝することに。
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津和野川からみた太鼓谷稲成神社。日本五大稲荷神社の一つに入っているそう。
普通は稲「荷」神社と表記するのだが、願望「成」就にあやかって稲「成」神社という表記になっているそうだ。
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太鼓谷稲成神社の表参道。無数の鳥居に囲まれながら境内へ行くことができる。
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階段を上り続けて5,6分。本殿に到着。大きな神社というだけあり、神社の臨時駐車場は初詣に参拝する車で長蛇の列ができていた。おみくじをひくのも一苦労…。
お供え用のおあげが売られているのはさすがお稲荷さんといったところか。
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本殿からは山口線と津和野の街並みを望むことができた。
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私は元来た道を戻り、駅へもどった。
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津和野からは再び山口線を下り、温泉津へ向かう。(続く)

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
前回の700系の記事でも紹介しましたが、JR西日本から元日乗り放題切符が発売された。
詳しくはこちらを参照してほしいのだが、簡単に説明すると有効期間は元日のみである。しかし山陽・北陸新幹線に加えて各特急も乗り放題になるというもの。6列車までであれば指定席(ないしはグリーン車)も指定可能である。そんなわけで、関西から日帰りで行けるギリギリ、山口線と山陰本線の乗り鉄を敢行した。

目次
1. JR山口線(このページ)
2. 島根県津和野町
3. JR山陰本線 島根県区間
4. 島根県温泉津町
5. 特急やくも

JR山口線は、山陽本線と山陰本線を結ぶ陰陽連絡線のうちの一つで県庁所在地の山口を通る路線だ。
阿東町が山口市と合併してからというもの、山口線の山口県側は全て山口市内になってしまった。
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新山口から新幹線を降りて、向かったのは在来線の2番のりば。山口線のディーゼル車は主に2番のりばから発車する。
普段は2両のところ、1両増結して3両になっている特急スーパーおき、ご覧の通り自由席は満席だった(元日乗り放題きっぷのオプションである指定券を取る段階でこの列車は満席だった)車窓やら車内設備を撮ろうにもデッキが身動き出来ないほど混雑していてはトイレにも行けないレベルであった。
山口までは天候に恵まれている中、平野部を軽快に走っていたのだが、山口市街を抜けて宮野、仁保にかけて勾配やトンネルが連続し、JR時代のキハ187系でも時折しんどそうな音を立てて走る。
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新山口を出た列車は山口市内の市街地である湯田温泉と山口に停車し、混雑も増してきた。新山口をでてから、1時間と少しで島根県最初の停車駅、津和野に停車した。
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津和野の街歩きについては別の記事にまとめたので、興味のある方はぜひこちらをご覧ください。
山口線といえばSLの保存運転が有名で、1979年からSLが運転されており、週末やお盆、年末年始にSLやまぐち号が運転されている。元旦は津和野にある太鼓谷稲成神社の初もうでの便宜を図り臨時列車が運行されていた。
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留置されていた客車とレトロ調の駅名表。
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客車は昨年新調されたので、レトロに見えるが立派な新車である。
辛うじて指定席が取れたため、津和野から温泉津までスーパーおき4号に乗車。
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新山口行きのスーパーおき3号と同時に入駅したこともあり、ホームがごったがえしていた。
スーパーおき4号は津和野を出ると日原、益田に止まる。
山口線からそのまま山陰線に直通する特急なので、あっけなく山口線を全線走破してしまった。

津和野町編へ続く

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
新年初めての記事になります。本年もよろしくお願いします。

元日、仕事が休みになったので、どこへ出かけようかと思案していた。
遠出しようにもどこも混んでいるだろうし…写真を撮りに出かけようにも天気がよくなかったら嫌だなぁ…。そうこうしているうちに寝正月を迎えてしまうというのが毎年恒例となってしまっていた。
重い腰を上げて、JR西日本が発売している元日乗り放題きっぷを使ってギリギリ日帰りで行けるエリアを弾丸で行ってきた。フリー切符なら混雑してても多少目を瞑ることができるだろう。

そこで、なにげなく乗ろうと思った列車がひかり441号
(ほう…ひかりなのにレールスターじゃない16両…めずらしいな)と予約サイトの座席表を見ながら思ったのだが、喫煙車がある。ということは2020年3月で定期運用から退く700系新幹線だ。最新型車両は喫煙コーナーが設置されており、座席で喫煙できる車両は700系のみなのだ。
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そんなわけで、長い前置きになってしまい恐縮だが新大阪から途中の新山口の乗車記録を記事にする。
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ひかり441号は新大阪を6:03に発車し、博多に9:23に着く列車だ。途中岡山までの各駅、福山、三原、広島から新山口の各駅、新下関、小倉に止まる。通過駅が新倉敷、新尾道、東広島、厚狭の4駅のみなので速達便との差がわかるだろう。
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「ひかり 博多」の行先とロゴマークを一緒に
全席に充電用のコンセントがある車両が大半ななか、コンセントがグリーン車と普通車の車端部にしかない車両なので車端部に着席。
ここ2,3年で東海道・山陽新幹線に乗ったときにコンセントの無い車両にあたったことのある人、この記事を読んでいらっしゃる方にどれだけいるのだろうか…。700系の運用上、こだまの停車駅を使わない限りは臨時ののぞみでしかお世話になる機会がないので、コンセントの無い車両と言われてもピンとこない人の方が多いのかもしれない…。
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折角なので先頭車も写してみた。数少ない定期の700系運用ということもありギャラリーがぱらぱら居た。6時前なのに精が出るなと思うのだけれど自分もたいがいなのである。
定刻に新大阪を発車。4割以上の席が埋まっていた。広島までは先着なのだが、岡山や福山で降車が多く、座席もまばらになった。
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広島で後発のみずほに抜かれる。今回の目的地は新山口なので、乗り換えてもいいのだが特段急いでいるわけではないのでそのまま窓から抜かれるみずほを見送った。
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公衆電話も、今となっては珍しいし撮っておこうと思ったのだが、ところがどっこい、最新の車両でも公衆電話のコーナーがあるそうだ。普段新幹線に乗るときにどれだけ細部まで見ていないかがよくわかる。
乗ること約2時間と少し、新山口に着いた。
もうおそらく乗ることがない700系を目に焼き付けるべく見送り、私は山口線に乗り換えた。

(追記)
アクシデントにより旅程が崩壊し、岡山駅から帰りの新大阪行きの新幹線の便がひかり444号だった。
レールスターがつかないひかりということで、一日に二度、700系新幹線にお世話になった。
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元日乗り放題切符を使った旅行については別途特集するので、首を長くして待っていただけると幸いです。
(このページの作成者 てら)

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