旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2019年07月

こんばんは、いしです。

IMG_3551
飯山駅で自転車をレンタルし、飯山市を少し探検しました。

駅西側に、正受庵というお寺がありました。少し高台にあります。
IMG_3573
中には、庵と鐘を鳴らす堂でしょうか。
IMG_3574
反対側にも建物が。
IMG_3576
偶然にも掃除をされているボランティアらしき方々がいらっしゃって、ご厚意で抹茶を頂くことに!お話を伺ったところ、真田にゆかりのある庵だそうで、写真手前の賽銭箱には確かに真田の六文銭が。左手には池もあり、風情のある縁側で抹茶を頂きました。
IMG_3578
実は境内は奥に広く、写真正面のお堂では、月1度、座禅を組む会が行われているようで、この日も何名かが参加されていました。
IMG_3580
後ろを振り返れば、飯山の街を少し見下ろすことが出来ます。
IMG_3582
黄色と緑に囲まれた、雰囲気のある所でした。

自転車を方向転換して南に走らせ、駅から南東に数km行ったところにある蕎麦屋へランチに向かいます。
IMG_3587
坂を昇り降りしつつ、南へ。途中、踏切で飯山線を渡ります。
IMG_3594
線路は飯山駅まで盆地を突っ切って走っています。

線路に平行した国道沿いに、富倉そばの名店がありました。
IMG_3596
IMG_3597
本来は、さらに山奥の富倉地域発祥の富倉そば。つなぎにオヤマボクチという豆を使っているのが特徴です。
IMG_3599
同じく名物である笹寿司と共に頂きました。
IMG_3600
IMG_3602
帰路では道を間違って、渡れそうで渡れないなんちゃって踏切に遭遇。
IMG_3603
もう少し飯山駅寄りの踏切まで戻った時、偶然にも列車が長野方面からやってきました。
IMG_3604
IMG_3607
景色によく溶け込んで、きれいな飯山線を拝めました。


(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

長野駅から、列車とバスを乗り継いで、野沢温泉へ向かいます。
IMG_3548
野沢温泉は長野県の下高井郡野沢温泉村に位置します。自治体名に「温泉」が付くのは珍しいです。公共交通で野沢温泉へ行く場合、最寄り駅は戸狩野沢温泉ではなく、飯山駅です。
IMG_3551
北陸新幹線が出来て、新しくなった飯山駅。長野県が力を入れているサイクリング・ツーリズムの拠点でもあり、駅構内にはアウトドアグッズの販売と併せて、マウンテンバイクなどの貸し出しを行うショップも存在します。
IMG_3553
さて、野沢温泉へは駅から路線バスで向かいます。ややこしいことにバスは2会社存在し、料金も切符も異なるので注意が必要。写真は各駅に停まる長電バスの野沢温泉行。駅からは800円です。もう1つは青いバスで野沢温泉ライナー。駅を出ると温泉までほとんどバス停は無く、駅からは700円で行けます。基本的に先発先着ですから、切符購入前に、両社の時刻表をチェックする必要があります。
IMG_3555
この日は、各駅に停まる長電バスの野沢線に乗車。バスは駅を出発し、木島平村(バスターミナルのある木島。元長電河東線の木島駅跡)を経由しながら、野沢温泉を目指します。ゴールデンウィークのこの日は、菜の花祭りが行われていたため、臨時の直行バスが出ており、車窓一杯に菜の花が広がっていました。
IMG_3556
バスは時折旧道に逸れて、集落で降車扱いを行いながら、野沢温泉に向けてぐんぐんと高度を上げていきます。
IMG_3558
周りの集落より道の方が高くなって少しすると、山が左右に迫ってきました。そこを抜けるとほどなくして野沢温泉村の中心地、野沢温泉に到着です。
IMG_3560
終点の野沢温泉ターミナル。
IMG_3561
温泉街は想像以上に広大で、賑わっていました。道は人が歩くのには十分の幅員。このような道が縦横に張り巡らされています。驚いたのはここを地元の人は車ですり抜けていくこと。夏はともかく、雪深い冬は大変そうです。
IMG_3564
温泉街の端の山際には、神社や寺がありました。
IMG_3566
温泉街の賑わいとは打って変わって、静寂。
IMG_3568
このような源泉の釜が街には複数あり、村民しか入れません。炊事など、家事に今も現役で使われています。
IMG_3569
帰りは、もう1つの事業者、野沢温泉ライナーで帰りました。切符は車内で購入出来ず、ターミナル構内の券売機を使わなければならないことに、手間取りました。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

地図上の青線にある赤い地点、田中駅から長野駅へ、しなの鉄道で向かいます。途中、戸倉上山田温泉へ向かいました。

温泉街を歩くのに夢中になったのと、空腹だったことも合わさって、すっかり街の写真を撮り忘れました。ただ、狭い路地にスナックやカラオケバー、宿などが密集して立っている、なかなか他にないレトロな雰囲気を醸し出している温泉街でした。少しうらぶれた姿の街が好きならば、訪れるのもありです。

田中駅からはしなの鉄道普通列車長野行で戸倉駅へ。ここは「おしぼりうどん」で有名な戸倉上山田温泉の最寄駅。
IMG_3526
戸倉駅は油槽タンクもあるようで、貨物列車が停車中でした。
IMG_3527
IMG_3529
偶然にも、駅には観光列車ろくもんが停車中でした。なかなかの乗車率。
IMG_3533
改札は下り線ホームに隣接した平屋造りで、非常にシンプル。

戸倉上山田温泉の最寄り駅とは言っても、駅から温泉街までは歩くと20分ほどかかります。タクシーか日に数本のコミュニティバスで行くのがよさそうです。(そもそも鉄道じゃなくて自家用車で行くべきです。)
IMG_3535
駅から少し歩いたところには、昔酒蔵だったお店があります。
IMG_3536
10分ほど歩いて、川を渡る橋からは左手に温泉街が見えてきます。
IMG_3537
橋の先には大きな鳥居と神社が。
IMG_3538
目当てのお店は残念ながら休業だったので、少し先にある「おしぼりそば」のお店へ。
IMG_3539
IMG_3540
大根おろしの絞り汁に味噌を溶かして、それをつけ汁にして食べる郷土料理です。美味しかったですが、胃が弱い人はきついかも。(本当は、「おしぼりそば」ではなく「おしぼりうどん」を食べようと、温泉街まで向かったのですが、休業中でうどんは食べられませんでした。要再訪です。)
IMG_3543
戸倉上山田温泉から戸倉駅へ、復路はタクシーで戻りました。丁度よい時間のコミュニティバスが無かった上に、来た道をまた20分も歩くのは骨が折れると思ったので。
FullSizeRender
再び、しなの線で長野へ向かいました。

続く
(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。5月の連休中に、軽井沢から野沢温泉にかけて鉄道とバスで周ってきました。


【行程】
地図の青線①:軽井沢駅→(しなの鉄道しなの線)→田中駅→戸倉駅→長野駅
地図の緑線②:長野駅→(JR飯山線)→飯山駅
地図の青線③:飯山駅(点A)→(長電バス野沢線)→野沢温泉(点B)

軽井沢駅より、しなの鉄道しなの線で長野駅へ向かいます。
IMG_3495
IMG_3496
新幹線隣のホームから、小諸行普通列車に乗って出発です。20分ほどで、小諸まで行きます。しなの鉄道は国鉄時代からの車両で運行しているので、トイレが使えない以外は昔ながらの鉄道旅行の雰囲気をそのまま味わえるのが、大きな魅力でしょうか。もっとも、そろそろ新型車両に置き換えられてしまいますが。
IMG_3500
小諸では長野行普通列車に対面乗り換えです。
IMG_3501
長野行のサボが掲示されていました。
IMG_3503
小諸駅から2つ先の田中駅で途中下車。ここから少し歩いたところにある、海野宿という歴史地区へ寄り道します。
IMG_3507
田中駅は木造駅舎です。
IMG_3508
駅の北側にある駅舎から街へ出て、線路づたいに細い道を西へ2kmほど歩きます。途中いくつも分かれ道がありますが、標識が出ているので迷いにくくなっています。
IMG_3512
IMG_3513
踏切そばの宿場町入口にはわかりやすく石が鎮座しています。
IMG_3516
大きな神社が構え、その先は一本の整備された長い道に沿って、昔の街並みが続いています。
IMG_3519
IMG_3520
IMG_3522
人通りも多く、活気づいていてなかなかの観光スポットでした。

続く。

(このペイジの作成者 いし)

どうも先週に続きまして、てらです。
このページは河沼郡柳津町【奥会津探訪II】の続きです。

目次
大沼郡三島町【奥会津探訪I】 
河沼郡柳津町【奥会津探訪II】
大沼郡金山町【奥会津探訪III】 現在のページ



金山町は今回の奥会津探訪シリーズの中では只見川の上流域にあたり、会津若松から車でも一時間以上かかる地域である。今回は主に只見線沿線に位置する川口、中川、沼沢湖畔に位置する太郎布の各集落をめぐった。

まず、私は金山町の集落と只見線を一望できる撮影地へ向かうべく、沼沢湖畔へと向かった。
沼沢湖畔は火山の噴火によってできたカルデラ湖であるため、只見川沿いより少々標高が高く、夏季はキャンプ、冬はスキーなどのレジャーを楽しむことができる。
s__MG_3236
s__MG_3237
沼沢湖の湖畔を回るように車を走らせると、太郎布集落をかすめる。只見川に張り付くような集落が多い中で太郎布のような高原地域に位置する集落は珍しい。
s__MG_3248
太郎布から只見川を見下ろすとこのような景色が広がっている。奥に見えるのは金山町の公共施設が集積している中川集落。手前が大志集落である。そして、…見えるだろうか、集落をかすめるように走っているのが只見線の会津川口行きの列車である。
ここで撮影した前日に大雨が降った影響で、川の水の色がやや汚いが、空気が澄んでおり良い景色だった。
s__MG_3243
このあと、車を回して会津川口駅へ向かう。川口の集落の入り口付近で一枚
s__MG_3245
川口の集落は役場や小中学校、高校といった公共施設があり、地方銀行の支店も所在している。
只見線は水害の影響を受け、会津川口~只見区間で2011年から長期間にわたり運休しており、代行バスによる輸送が行われている。そのため、福島県側は会津川口駅が実質終着駅となっている。
列車の時間に合わせて代行バスが運転されているため、ちょうど入れ替わりに只見行きのバスが出発していった。
s__MG_3242
s__MG_3241
s__MG_3238
駅舎はJAや郵便局と併設されており、駅の売店だったスペースで観光案内所がある。驚くことに町の職員が常駐しているようだ。
完全な余談だが、公共施設と駅を集積することにより、公共交通機関の利用促進になるのではないか、というのを卒論で書こうとしていた経緯もあり、見入ってしまった。
s__MG_3265
この後、一つ隣の駅の会津中川駅へ向かう。
s__MG_3253
この駅は只見川沿いの平地に所在しているため、駅と集落が近接している。
中川駅の周辺は町民体育館や老人ホーム、役場の職員向けの宿舎など金山町に関連する建物が多くある。
s__MG_3252
先ほど撮影した列車の折り返し列車を見送ったあと、町営施設の一つである中川温泉ゆうゆう館にお邪魔した。
ん、どこからどう見ても公民館…。
受付(とはいっても町の職員さんが福祉関係の仕事をしているところの一角)で料金を支払い、熱めのお湯につかった。いかにも地域住民向けの施設なのだが、町外の観光客の利用も歓迎しているそうだ。とはいっても、職員の方が書き込んでいるリストを見る限り3日ぶりの町外利用者だったようだ…。
茶色っぽいお湯は、午前中に使った早戸温泉とは泉質が異なるのか、ちょっと浸かっただけで体全体がほっと温まるようなお湯だった。
温泉旅行をしていると感じるのだが、温泉に入っている時は体の疲れが少しずつ抜けて行って気持ちいいのに、家に帰る途中で再び疲労が蓄積してしまうのはどうにかならないものかなというどうしようもないことを考えてしまう。
残念ながらいつまでも温泉に浸かるわけにはいかず、中川温泉を後にした私は、常磐道で郡山まで出てレンタカーを返却し、新幹線を経由して東京の実家へと帰った。


(このページの作成者 てら)

どうも先週に続きまして、てらです。
このページは福島県大沼郡三島町【奥会津探訪I】 の続きです。

目次
大沼郡三島町【奥会津探訪I】 
河沼郡柳津町【奥会津探訪II】 現在のページ
大沼郡金山町【奥会津探訪III】 

三島町にある温泉施設で汗を流したあと、元来た道を戻り柳津町へ入った。

(前回と地図の縮尺が異なっています)
柳津町は前回取り上げた三島町の東隣、只見川の下流側にあたり、隣の会津坂下町と並んで奥会津の玄関口のようなな存在である。
只見川沿いに車を走らせていると、只見川を渡る橋から岸壁にそびえる寺院を見ることができる。
まずは会津柳津駅前の駐車場に車を止め、圓蔵寺の裏参道を歩くことにした。
s__MG_3210
s__MG_3206
柳津の駅前はやや町のはずれにあるためか人もまばら。C11型機関車が駅前に鎮座している。
s__MG_3212
s__MG_3213
s__MG_3216
駅から数分歩くと店舗が並び人通りも増えてきた。
s__MG_3217
圓蔵寺の裏参道にあたる。
圓蔵寺は、日本三大虚空蔵の一つとして数えられ、参道として町が栄えている。
s__MG_3220
本堂には舞台がせり出しており、この通り柳津の街並みを一望できる。
一旦ここで車を取りに駅まで戻り、表参道側から表敬訪問しなおすことにした。
s__MG_3223
中心部の瑞光寺公園の駐車場に車を止めると、眼前に広がったのは只見川に張り付くような圓蔵寺を見ることができた。
只見川のそばに圓蔵寺が建立されているのは、牛と深い関係がある。建立の際に大量の木材の運搬に難儀していたところ牛の群れが手伝ってくれた伝説や、1600年代の大地震で本堂を再建する際に牛が現れて手伝ったという伝説など、圓蔵寺と牛は切っても切り離せない関係にあり、境内にも大きな牛の石像が横たわっている。
諸説あるが、会津の伝統工芸品の一つである赤べこも、この圓蔵寺の牛にまつわる伝説から、牛を木彫りして福にまつわる赤い色で装飾を施しているようだ。
s__MG_3225
s__MG_3226
s__MG_3227
中心部から表参道はすぐそこである。山門から改めて圓蔵寺を参拝した。
s__MG_3232
s__MG_3235
本堂、江戸初期の地震により再建したものがそのまま残されている。…ということはおよそ600年前ということだ。
最後に参拝を終えて駐車場に戻る途中に面白いモニュメントを見つけた。
s__MG_3230
柳津は、西山(せいざん)温泉から源泉を引いており、圓蔵寺周辺も温泉旅館が並んでいる。
本当ならば日帰り温泉でひとっ風呂浴びたいところだったが、私は金山町に向けて車を走らせた。
(続く)

(このページの作成者 てら)

どうも てらです。

久しぶりに町歩きを主にした旅行をした。
場所に選んだのは奥会津である。どうしても関西からはアクセスが悪く、まとまった休みが取れたら取れたら…と後回しにしていたという経緯である。
もともとは只見線の東側(会津川口~会津若松)の乗り鉄をしたいと思っていたのだが、沿線の地域を調べるうちに乗るよりも町を回るほうを主軸に置くことにしようと思い立ち、レンタカーで各自治体をまわることにした。 

目次
大沼郡三島町【奥会津探訪I】 現在のページ
河沼郡柳津町【奥会津探訪II】
大沼郡金山町【奥会津探訪III】

まず、大阪から会津地域はアクセスが決していいとは言えず、ルートの選定に難儀した。
夜行バスは直行便がなく、郡山までの夜行バスに乗り換えなければならない。新幹線の乗り継ぎは時間が読める半面、割高感がぬぐえない。福島空港や仙台空港からは時間がかかるが…またま、格安航空のセールで関空仙台が3000円台で投げ売りされていた。
レンタカーはいずれにせよ借りなければならないことがわかっていたため、やや強行軍であるが仙台便を利用してレンタカーで会津に向かうことにした。
東北道の追い越し車線のやんちゃっぷりは後日、記す機会があれば記すとして、19時半にレンタカーを転がして、会津地域の拠点である会津若松に着いたのが22時前。

翌日、6時前に起床して私は広域農道を車で飛ばしていた。最初に立ち寄ったのが大沼郡三島町である。

位置関係としては、会津盆地から只見川沿いへ車を小一時間ほど走らせた場所にある地域だ。
s__MG_3150
まずは道の駅 尾瀬街道みしま宿を訪問。もちろん7時すぎなので道の駅の営業時間外である。にもかかわらず、郡山をはじめ、近隣の他県ナンバーの車が数台とまっている。
実はこの道の駅のそばに有名撮影地があり、撮影に来ている人の車のようだ。私が早起きした理由は紛れもなく有名撮影地で列車を撮ることであり、他の撮影者に混ぜていただいて撮影した。s__MG_3147
只見川の上にかかる鉄橋をゆっくりと2両編成の列車が走っていく。
s__MG_3155
只見線の次の列車までややあくので、会津宮下駅の前を散策した。
s__MG_3156
会津宮下駅は三島町役場の最寄り駅ということもあり、駅前もこじんまりとしていながら生活に必要な機能が揃っており、コンビニエンスストアや郵便局、農協なども徒歩圏内にある。
三島町の町営バスも、列車の時間を基準にして接続をとっているようだった。
s__MG_3160
まだ午前8時をまわったところなので人通りもまばらである。
s__MG_3166
s__MG_3168
三島町の観光の取り組みで興味深かったのが、屋号を取り入れた町おこしである。各家の軒先にこのように屋号が掲げられている。人々の営みを身近に感じることができる取り組みであり、屋号をみながら街を歩くのも楽しい。
詳しくは 三島町宮下地区屋号サインプロジェクト
s__MG_3163
s__MG_3162

この後は、駅のそばにある三島神社を表敬訪問。「三島」の町名の由来となった神社である。
道の駅の営業時間になってから再度立ち寄った。会津地域の寒暖の差を利用した桐の製品が販売されており、実家に茶器をお土産として購入した。製造元のウェブサイトでも紹介されているが、桐細工をの技術を用いて密閉性を保ちつつ、茶さじを遣わずにお茶の葉を急須に入れることができるスグレモノである。(参考にこちら

宮下の集落を後にして、宮下の隣の集落にあたる早戸の日帰り温泉に入った。
s__MG_3183
只見川沿いにある早戸駅に会津若松行きの列車が止まり、静かに発車していった。
s__MG_3197
s__MG_3202
以前は只見川沿いに道が通っていたようだが、現在はバイパスがあり、早戸集落と三島集落はトンネルを通じて車で5分ほどで行き来できる。
s__MG_3205
早戸温泉つるの湯は露天風呂から只見川を望むことができる。外を歩き回る旅行をしているとこのような日帰り温泉は汗を流せるためありがたい。やや熱めの湯温だが、川のせせらぎを聞きながらの入浴なのでゆっくりと浸かることができた。
昔は早戸集落の対岸にも集落があり、渡し船で行き来していたようだが昭和30年代に土砂崩れなどが相次ぎ、廃墟となっているそうだ。しかし、当時の渡し船を再現した観光渡船が営業しているようだ。

昼食がてら、温泉を後にし柳津町へ向かった
(続く)

(このページの作成者 てら)

どうもてらです。
先日(とはいっても6月下旬)に地下鉄今里筋線と今里筋線に接続して運行しているいまざとライナーに乗車してきたのでその時の記録を写真と共に。

大阪市内の地下鉄は碁盤の目のように張り巡らされている。
私の場合、地下鉄を利用するときはもっぱら南北の移動が多いので、御堂筋線、堺筋線をよく利用する。同じように南北を結んでいる地下鉄の一つに2006年に開業した今里筋線があるが、大阪環状線の外側ということもあり、全く利用したことがなかった。
今里筋線は、大阪市旭区と大阪市東住吉区という大阪環状線の東側に位置する各自治体を結ぶ地下鉄路線として計画され、地下鉄建設時に人口が急増していた東淀川区の井高野地区と東西に走る各路線(谷町線、京阪線、長堀鶴見緑地線、学研都市線、中央線、千日前線)を結ぶ。本来は東住吉区の湯里付近まで延伸する予定だったが、現在計画が凍結され東成区の今里が終点となっている。

最寄りの地下鉄の駅から一日乗車券を購入し、まずは今里筋線の終点、井高野を目指す。
ここで、こぼれ話なのだが谷町線太子橋今市駅で今里筋線に乗り換えた際に、乗り換え通路が上り線用エスカレーターとエレベーターしかなく、乗り換えの需要が想定されていないのかちょっと戸惑った。
こういう時に一日乗車券だと出口にいったん出て街の様子を見ることもできるため便利である。
ダイヤの都合上、上り下りともほぼ同時に着くためホームに滞留していたお客さんが一気に捌け、電車に吸い込まれて行った。
s__MG_3432
s__MG_3430
ほどなくして井高野に到着。車両は4両編成なのだが、1車両に4、5人しか乗っておらずあっという間にホームは無人に。
s__MG_3431
折り返しを待っている人もわずかで、このような写真も容易に撮れた。
s__MG_3433
一本見送って地上のまわりをくるりと回ってみようと思う。
そもそも井高野は最寄りの駅に出るのが遠く(阪急の相川や正雀が最寄にあたる)、大阪市バスの路線が多く設定されている。確かにバスで梅田方面に出た方が地下鉄経由で梅田に出るよりも楽なのかもしれない…。
s__MG_3437
出口の案内の地図からみてもわかるように府営住宅が立ち並んでいる。こんなに団地が目と鼻の先の地下鉄の駅もめずらしいのではないか…
s__MG_3438
府営北江口住宅
s__MG_3443
府営井高野住宅
一周回って改めて地下鉄の改札へ向かう。
s__MG_3435
この通路の狭さも、どのくらいの利用を想定していたのかと?マークがよぎる。ちなみに駐輪場は工事でできたスペースを活用すべく各駅に整備されているようだ。
一車両に10人程度が乗り込み井高野を発車。
東西に走る各路線と連絡するので利用者は一見多そうに見えるが、太子橋今市で一旦乗客が減り、蒲生四丁目と緑橋で乗客が入れかわり、今里では乗客が井高野を発車した時点と同程度という感じだった。
s__MG_3449
終点の今里に到着。
現在、大阪市の南北方向の交通需要の調査を兼ねていまざとライナーというBRTが運行されている。(運行ルート等はこちらを参照していただけるとありがたい。)
今里筋線が延伸を予定していた区間をBRTで代替し、今里筋線の乗り換え運賃を設定することで、今里筋線のさらなる利用促進を狙っているものである。本来延伸予定だった湯里六丁目を経由して地下鉄長居駅に至るルートの運行もある。
s__MG_3455
s__MG_3452
今里駅には改札を出てすぐのところに、簡素なものではあるがいまざとライナー用の待合室があり、ベンチと発車案内端末が置かれていた。
s__MG_3454
端末は大阪シティバスの比較的大きなバス停に備え付けられているものと同じタイプのもので、行先や直近のダイヤがわかるようになっている。(ヲタク的には運行ルートの地図とかも見れるとうれしいのだが…)
s__MG_3453
いまざとライナーの乗り場に直結するエレベーターで地上に上がると、オレンジ色のバスが停まっていた。あべの橋行きのバスが先に出るようなので今回はあべの橋行きに乗車。
s__MG_3461
s__MG_3459
今里駅を発車した時点では15人ほど(座席の半分が埋まる程度)の利用だったが、田島五丁目、杭全(くまた)では立ち客もちらほら出る程度まで乗っていた。
ただ、田島五丁目や杭全はもとからなんばやあべの橋方面へのバスの設定がある地域なので、需要の創出ができているかというとちょっと微妙といえる…。終点あべの橋は普通の路線バスのバス停と同じおり場に到着し30名ほどの乗客が降りて行った。

双方お客さんがあまり乗っていない点が気がかりではあるが、地下鉄とバスが乗り継ぎの割引を設定して利用喚起を行うのは非常に良い取り組みだと感じた。大阪市内もまだまだバスが幅を利かせている側面があり、特に今回の井高野地区をはじめ、放射状に延びる鉄道同士を結ぶような長距離、長時間の運行を行っている路線も多い。バスだけではなくバス+鉄道での移動がもっと利用者にも浸透すればいまざとライナー以外にもBRTシステムが浸透していくのではないかと思う。


(このページの作成者 てら)

↑このページのトップヘ