旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2019年06月

こんばんは、いしです。

山梨で湖と言えば、富士五湖があまりにも有名ですが、市川三郷町の山の奥の奥に、もう1つ湖があります。四尾連湖(しびれこ)です。
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甲府盆地から延々と山道を登ること数十分、県道の終点に、四尾連湖はあります。

県道は1つの沢づたいをずっと登るのではなく、トンネルやヘアピンカーブでいくつかの峠を越えて四尾連湖を目指します。
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湖には、山荘が2つあり、キャンプ場を管理している模様です。湖までの道は舗装されており、湖の透明度も高く、日常から切り離された感覚が漂って、リフレッシュには最適な環境が整っているにもかかわらず、観光客はまばら。キャンプ客と少しの地元民が寛ぐだけの、ゆったりとした空間が広がっていました。
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湖は山のほぼ頂上に位置するため、このように天気はころころ変わります。
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湖は流入河川も流出河川もなく、静かそのもの。透明度も高く、湖畔から泳いでいる魚が良く見えます。
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県道の起点を表す標識もありました。湖の周りには集落は存在しませんが、少し県道を下った開けた所に、四尾連という集落がありました。
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どうやら地図を見る限り、山保集落のなかの四尾連という字のようです。麓から延々と県道を登って来た時に、湖の手前に位置する最後の集落になります。最後と言っても、この集落の手前には藤田峠という峠が存在するため、最も標高が高い所に位置するわけではありません。
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写真でもわかるように、集落は県道から少し標高が低いところに固まって存在しています。訪問した日は曇りがちで景色は見えませんでしたが、このさらに下に沢があり、奥には山が迫っているものと推測できます。
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民家なのでしっかり写真に収めるのは遠慮しましたが、屋根の形が特徴的でした。
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県道から集落とは反対方向を見ると、四尾連公民館がありました。
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この近くには、一応、コミュニティバスのバス停もあります。
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一応というのは、月・水・金のみの運行だから。集落の方向けのバスですから、麓からこの集落へアクセスへは不向きです。



【アクセス】(2019年6月現在)
1. 四尾連集落
身延線市川大門駅からコミュニティバス山保線(月・水・金のみ運行)約40分

2. 四尾連湖
コミュニティバス山保線によるアクセスでは、ダイヤの関係上最低2泊は必要。
よって、四尾連湖へのアクセスは必然的に自家用車。
自家用車:四尾連湖の駐車場は有料400円(1日)



※アニメ「ゆるキャン△」のロケ地になった模様。車で降り立つと、駐車場の係員さんに「『ゆるキャン△』ですか?」と聞かれました。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。今回も冬に書いたままになっていた、過去記事の放流です。お付き合いください。

路線図
を見れば一目瞭然の通り、西武多摩川線は他の西武線からは孤立して存在する珍しい路線です。

是政橋の府中市側の袂から多摩川線は発車します。府中市のコミュニティバス「ちゅうバス」なら是政駅というバス停が最寄り。
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多摩川線はラッシュ、データイムの区別なく、終日4両編成が12分間隔で運転。列車交換は白糸台駅と新小金井駅で行われ、塗装の異なる3編成が運用につきます(競艇場前駅の交換設備は廃されています)。
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乗車したのはこの編成。撮影は是政駅です。平日の午前に乗車したため、乗客は各車数人といったところ。ワンマン運転のため運転士がドアーを閉めて、武蔵境駅へ向かいます。
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白糸台で下りと列車交換をした後、上の写真の多磨駅では近くにある外大生や地元の人たちが乗車し、車内はだんだんと活気付いてきます(注1)。

結局、武蔵境駅に着くまで乗車してくる一方で、中央線への強い旅客流動を感じます。一応、是政駅から2つ目の白糸台駅は、京王線の武蔵野台駅まで徒歩乗換えが可能で、車内の自動放送で案内もされていましたが(注2)。

終点の武蔵境駅は多摩川線ホームに入線。エスカレータを下って改札階に到着です。多摩川線の改札よりも中央線への乗換専用改札の方が規模が大きく、ここからも中央線への乗継需要の高さが伺えました。


注1:写真は別日撮影。
注2:一方、京王線の車内では、西武線への乗換案内放送がありません。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。今回は、冬に書いたまま放置していた過去記事を、お蔵入りさせるのももったいないので放出します。

JR中央線の武蔵境から出発する、たった5駅しかない路線があります。西武多摩川線です。私の親戚が「是政線」と呼ぶものですから、わりと最近まで是政線と呼ぶのかと思っていました(実際、今でも自分はそう言ってしまいます)。どうやら、昔は是政線と言ったようですね。

実は一度も乗ったことが無く、いつかは乗ってみたいと思っていました。所用で京王線府中駅に行った帰り、駅のバスプールに是政循環と書かれたコミュニティバスを発見したため、勢いで乗車。多摩川線に初乗車しました。

府中は京王バスの牙城です。とくに中央線の駅へ向かって、バス路線が何本も伸びています。一方、市の運営するコミュニティバス「ちゅうバス」は5路線が存在し、全て30分間隔で走っています。コミュニティバスにしてはかなり高頻度運転の部類ではないでしょうか。
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乗車したのは府中市を南東部に向かう、是政循環。車体は、これまたコミュニティバスにしては珍しく、中型バスです(ポンチョじゃない!)。乗車率も高く、座席は埋まって、立ち客も居るほど。府中駅で乗せたお客さんは、競馬場を抜けたあたりからパラパラと降り始めます。競艇場近くからは乗車もチラホラありました。
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ちなみに、ここ是政バス停は京王バスも走ってます。しかし、1日1本のみで土日は運休の上、府中駅までちゅうばすより¥100以上高い設定です。はたして使う人は居るのでしょうか。謎です。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

北山交差点で富岡市乗合タクシーを下車しました。ここからは徒歩で数km離れたJR信越本線の松井田駅を目指し、そこから列車とバスで軽井沢へ向かいます。

地図上の真ん中の青線B地点で下車したので、そこから県道51号線を、緑色の線の始点まで歩いて北上します。
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北山の交差点近くで富岡市乗合タクシーを下車しました。乗合タクシーはこれから妙義山方面へ向かっていきます。
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交差点を西進するバスとは異なり、交差点を北上して松井田駅を目指します。
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交差点を出発するといきなりの登り坂。軽い峠越えです。道にはしっかりと県道を示す標識がありました。
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10分ほどかけて道を登りきると、視界がひらけます。
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進行方向右手には妙義山が見えます。やがて松井田駅に近づくに従って道は下り坂になっていきます。
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松井田駅の手前で偶然カフェの幟を見つけたので、休憩がてら、お邪魔することにしました。
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妙角カフェさんは、水曜から土曜の営業です。どうやらお住まいの一部をカフェにされている模様。猫を飼っているとのことでしたが、この日は近所をパトロール中だったようで、あいにく会えませんでした。
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エレクトーンのある部屋に通していただきました。コーヒーを頂いている間、ご好意でエレクトーンとピアノの演奏もしていただけました。

ホスピタリティ溢れるアットホームなカフェでしたので、信越本線に乗車の際は、ぜひ訪れてみてください。

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カフェを出て数分もしないうちに、松井田駅に到着しました。
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こ線橋を渡って反対側の駅舎へ。
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無人駅です。
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下りホームで、横川行の電車を待ちます。
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4両編成の211系が入線して来ました。
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たった2駅で、終点の横川着。
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この先、軽井沢までの在来線は、新幹線の開業と引き換えに廃止されたので、代行バスで軽井沢へ向かいます。
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駅前には峠の釜めしで有名なおぎのやさん。本当ならゆっくり散策したいところですが、バスの接続がよかったのでまたの機会に。
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ロータリーにはJRバスが待機していました。この日は連休中ともあってなかなかの乗車率です。

横川から軽井沢へのJRバスは1日10数本の設定があり、そのほとんどが国道18号の新道経由。旧道を周るバスは、時刻表上では数えるほどしかありません。しかしながら、この日は軽井沢アウトレット近くが連休中のため新道が大渋滞しており、旧道経由の迂回運行となりました。未確認ですが、もしかしたら休日はアウトレット渋滞のために旧道経由での運行が常態化しているのかもしれません。
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横川駅を出て、バスはすぐに旧道に入りました。写真では伝わりづらいですが、バスはぐんぐんと道を登って標高を上げていきます。この先、すぐに峠道に入り、バスは右へ左へ大きく揺れながら軽井沢を目指していきます。

峠道を揺られること1時間弱。峠に到達した後はすぐに軽井沢に到着です。旧道経由のため15分ほどの遅れが発生しましたが、渋滞で道がつまることは無く、適度なアトラクション感覚で軽井沢に到着しました。
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(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

高崎から軽井沢へ、マイナーなルートで向かっております。今回は、上州一ノ宮から松井田へ向かいます。地図では、緑の線に挟まれた、青色の線で表してあります。

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上信電鉄を上州一ノ宮駅で下車しました。上信電鉄は木造駅舎が多く、旅情が掻き立てられます。

駅前の国道を信号1つの距離だけ北上すると、一ノ宮北という交差点があります。その交差点の左側に、今回乗る富岡市乗合タクシーの一ノ宮北バス停があります。
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ありました。一ノ宮北バス停です。地方のコミュニティバスならではの本数の少なさですので、利用には十分な下調べが必要です。

バスはほぼ定刻でやってきました。バスと言っても、旅館などの送迎で使われるようなマイクロバスです。乗車した菅原線は、富岡市乗合タクシーの中で唯一土日も運行する路線。この日は他の利用者も居たため、バスは7名の乗客を乗せて出発しました(既に乗っていた他の方はおそらく病院か始発の上州富岡駅からの乗車と思われます)。
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バス車内は簡素なつくり。助手席側のサンバイザーに「回送」のサボが括り付けられているのが、なんとも面白いです。掲示して走っているところも見てみたいものです。
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15分ほど乗車して、北山というバス停で下車しました(地図では、青線の終端Bの地点)。バス停とはいっても、この辺りはフリー乗降区間のため好きな場所で降りられます。乗る時も手を上げれば乗せてくれます。一方、バス停は見当たらなかったため、初めてここから乗るのは戸惑いそう。

ここからは、徒歩でJR信越本線の松井田駅を目指します。約数十分の歩きです。

続く。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは。いしです。

5月の連休中に、群馬県と長野県をすこしだけ旅行してきました。

ただ長野に向かうのでは面白くないので、上信電鉄と富岡市乗合タクシーを使って、高崎から軽井沢を目指しました。

【行程】
高崎駅→(上信電鉄)→上州一ノ宮駅→(富岡市乗合タクシー)→北山→(徒歩)→松井田駅→(JR信越本線)→横川駅→(JRバス)→軽井沢駅

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出発は高崎駅から。東京から乗ってきた高崎線を降りて、種別と番線しか書かれていないこの電光掲示板を見ると、高崎にやってきたことを実感します。
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JRの改札を出て、西口へ。上信電鉄の文字が大きく出迎えてくれます。
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JRのホームに横付けされたこじんまりとしたホームから、上信電鉄は発着します。1日券を有人窓口で購入し、これまた有人の改札で入鋏をしてもらい、構内へ。切符にハサミを入れてもらえる、貴重な機会です。
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乗車したのはマンナンライフのラッピングが施された車両。一日に数本しかない、上州富岡止まりの電車です。さすが下仁田へ向かう鉄道だけあって、コンニャク推しです。
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途中、気になった駅で降りることに。
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上州福島で下車しました(地図)。すれ違い可能な有人駅。構内踏切もあります。ここでは改札に申し出れば無料で自転車をレンタルでき、周辺をぶらっと巡ることができました。
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駅舎は、あまり見かけなくなった木造平屋建て。せっかくなので、自転車に乗って10分ほど笹森古墳を目指すことにしました。
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こちら、笹森古墳にある神社。それなりの敷地面積があり、立派な本堂と長い歴史を持っているわりにはほとんど人の気配がせず、厳かな雰囲気が漂っています。おすすめです。
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古墳の近くでは、パン屋「パンダぱんだ」さんを発見しました。地元の人も頻繁に買いに来ており、実際に食べてみると、頷きの美味しさでした。
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電車は1時間に1、2本程度なので、自転車での散策を早めに切り上げて、上州福島駅に戻ります。電車が来るまで、ホームベンチでパンを頂きながら、休息。
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続いては、下仁田行に乗車してさらに西進します。本当は上州一ノ宮駅で降りれば良いのですが、接続のバスまで時間があったので、上信電鉄の終点下仁田駅まで寄り道をすることに(地図)。乗車した車両は上信電鉄1000系のトップナンバーで、運賃表示器の左には鉄道友の会ローレル章のステッカーが貼ってありました(写真左上)。
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下仁田駅に到着です。島式1面2線の頭端式ホームで、その横には留置線が数本あります。
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下仁田駅は関東の駅百選に選ばれており、趣のある駅舎です。駅員の方々も常時いらっしゃいますので、令和になった今でも昭和の雰囲気を感じ取ることが出来ます。駅前にはタクシーやバスが停車しています。ここから下仁田町営の「しもにたバス」初鳥屋線に乗車して、終点の初鳥屋バス停で下車すれば、そのあと10kmほどの徒歩での峠越えを経て軽井沢へ向かうことが出来ます(実際にやられた方のブログも存在します「初鳥屋 押立山下」でグーグル検索すると、記事が読めます)。

さて、折返しの電車で上州一ノ宮駅へ戻ります。
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途中、難読駅名の南蛇井駅も通ります。
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上州一ノ宮駅で下車しました。ここから、富岡市乗合タクシーに乗車し、信越本線の松井田駅方面を目指します。

続く。

(このペイジの作成者 いし)


こんばんは てらです。
久しぶりに自治体訪問の記事でランドマークといった観光名所ではなく中山間地域を扱うという事もあり、個人的にちょっと緊張…。

この日の午前中は高知市内でとさでん交通を乗り鉄(過去の記事に飛びます)、ひろめ市場で腹ごしらえ、午後イチの特急に乗車して土佐山田で下車。土佐山田から土讃線の阿波池田行きの単行に乗り込む。
途中、新改という駅を通るのだがちょっと特徴的なので簡単に写真で紹介する。
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上り列車は左側の線路から左奥の線路に進入した後、写真の箇所までバックする。
その後、二つある信号機のうち右側の信号機の信号に従って右側に進んでいく。
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ポイントの左側には新改駅 右側にはトンネルがあることがわかる。
なぜこのような経路をとっているかというと、当時の車両ではこの急こう配をクリアすることができなかったためである。現在は線路の形状から、この駅を通過することもできるので、普通列車の一部はこの駅を通過する。そのためスイッチバックに入っているところをまじまじと見ることができてちょっと得をした気分だ。
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この駅の3つ隣の土佐北川駅で降りる。
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土佐北川駅は橋梁上にある珍しい駅で、列車同士の交換も行われた。穴内川の橋梁と駅を兼ねている。
今回、国道32号線沿いに土佐北川駅から大杉駅までの約7kmを歩いた。

大豊町は、高知県の嶺北地域(主に四国山地の麓にあたる大豊町、本山町、土佐町、大川村、いの町)の中では、徳島、香川、本州への大動脈である自動車道、国道、鉄道が整備されており比較的アクセスは良い地域である。また、早明浦ダムの水没地域にもあたらなかったこともあり大川村のような人口の急減もなかった。早明浦ダムの上流域にあたる大川村は現在離島を除くと日本で一番人口の少ない自治体として知られている。交通の便の良さを生かして製材などが盛んである。
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穴内川と国道32号線を北向きに撮影してみた。
穴内川を挟んで32号線の対岸側にまばらに民家は見られるが、32号線側は民家は少ない。
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歩くこと約1時間。後半はずっとトンネルをあるくのでなかなかしんどかった。道の駅大杉に到着。
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ここでクボタ食品のアイスを食す。あまり首都圏では出回っていないのだが、幼いころに非常にお世話になったこともあり懐かしい味だ。
道の駅付近から町が開けており、NTTの中継基地と思しき建物もあった。
ここから、土佐の大杉という観光名所を目指して八坂神社へ向かう。
土佐の大杉というのは、樹齢3000年を超えていると言われている杉の巨木で、大豊町の中心駅にあたる大杉駅の駅名の由来にもなっている。
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環境整備料を払い境内へ入る。杉の巨木はどこだろうかと見まわしてみると、左手に杉の巨木が二本。
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写真を撮ろうとしても、見切れてしまう。
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これが特別天然記念物 土佐の大杉である。
もともとは一つの木が途中で二俣に別れているようだ。
近年の大雨や台風でところどころ痛んでいるような箇所もあるようだ。ワイヤー等で補修も行われている。
境内を後にし、再び穴内川を上流に向かって歩く。駅は約徒歩10分で着く。
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大杉駅付近から南を向いて写真を撮った。写真左にある大杉中央病院(青の縦型の看板がある建物)付近が中心市街地であるため、駅はやや北のはずれにあることがわかる。
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大杉駅は不審火で焼失してしまった過去があり、現在は中高生など町全体を巻き込んでデザイン、建築を行ったものである。製材がひとつの産業というだけあり木をふんだんに使った特徴的な駅舎だ。
ここから、約3時間に1本の大杉停車の特急に揺られて岡山経由で帰宅の途についた。

余談
大学で過疎地の持続可能な開発についてちょっと触れる経験があり、中山間地域を歩いて卒業論文を書くという経験をさせていただいたのですが、「足を運んで見る」の大切さを改めて感じさせられるのでした。

この旅を気に入った方はこちらもどうぞ。いしが高知県の島々を巡っています。

(このページの作成者 てら)

こんばんは。てらです。
先日、LCCの就航記念ということもあり関西空港から高知へ飛ぶ機会に恵まれた。
日帰りという制約もあったため、本当はとさでん交通を一日かけていろいろ乗りたかったのだが、市内観光がてら桟橋線に終点まで乗車することにした。
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はりまや橋北バス停で降りると、県庁や高知城のあたりまで続くアーケード街が出迎えてくれた。
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はりまや橋のそばを通る路面電車。ガッカリ観光名所ともよく揶揄されるが、路面電車が行き交うのと絡めて撮ると悪くない。そんなに難しくないのでお試しあれ。
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通りを往来する路面電車をしばらく眺めていると、赤いのがやってきた。590形と呼ばれ名鉄岐阜市内線、美濃町線で活躍していたお古である。1957年に登場して、名鉄岐阜市内線が廃止となった2005年に高知に活躍の場を移し、今もなお運行されている。
名鉄のお古に揺られて乗り鉄を敢行することとした。
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車内は、扉を一枚埋めている以外は岐阜市内線時代そのままのようだ。
写真右側、進行方向右手最前部の扉を両側とも埋めている。
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この日は、2編成しかいない590形が両方稼働しており、離合を見ることもできた。
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終点の一つ前の桟橋車庫前で下車。もう終点は目と鼻の先だ。
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公道から車庫を眺めることができる。
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折角なので桟橋通5丁目まで歩いた。高知港はすぐ先である。
いままで高知市内をゆっくり観光することがなかったのだが、市街地から海まで近いことをこの旅行で初めて知った。とさでん交通では大所帯かつ古参の200形に揺られ来た道を戻る。
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はりまや交差点でしばし撮り鉄。桟橋線はセンターポール化されたため、列車の離合は撮りにくいが電柱が少ない分すっきりとした写真が撮れる。
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旧塗装同士のすれ違うも運よく見ることができた。

満足した私は、ブランチを食べに大橋通へ向かった。
(このページの作成者 てら)

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