旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2019年05月

こんばんは、いしです。
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東欧2019:XIIの続き。目次はこちら

前回記事に引き続き、スロヴァキアのトレンチーンから首都ブラチスラヴァ経由で、チェコ第2の都市ブルノへ向かう。ブラチスラヴァまでは日本の急行に相当するR604列車で到着したところ。ここからの国境越えは国際列車ユーロシティ(EC)に乗り込み、西進してブルノを目指す。
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ところで、乗り換えたブラチスラヴァ中央駅はスロヴァキアの首都を代表する駅だが、なんとも共産時代を思わせるコンクリートの古い造り。駅周辺も構内も、薄暗いのに加えて人が多く、治安の良さはお世辞にも感じられない。
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駅の自販機で売られるコーヒーも破格の20セント(約35円!)。この日も、コーヒーを購入する際に、怪しい人に絡まれた(前回2017年冬に訪れた時も、同じ雰囲気だった。ただ街中に行けば旧市街の景色は美しく、治安の悪さも感じないため、街自体はとてもおすすめ。ウィーンから日帰り圏内)。
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乗車したのは、EC276列車METROPOLITAN号。メトロポリタン(METROPOLITAN)号とは、チェコのプラハとハンガリーのブダペストをスロヴァキアの首都ブラチスラヴァ経由で結ぶ特急列車に付けられた名前だ(詳細な停車駅は、上の写真を参照)。需要が旺盛な区間のため、列車は2時間毎に長編成で走る。
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この日のEC276列車は20分遅れでブダペスト方面から到着した。そのまま遅れを引きずって、ブラチスラヴァ中央駅は15分遅れの14:25に出発した。ハンガリー国鉄、スロヴァキア国鉄、チェコ国鉄と3つの国と会社を跨ぐ列車だが、今回の車両は青で統一されたチェコ国鉄担当だった。


乗車したのは6人乗りのコンパートメント。既にいろいろな人が乗り合わせていた。発車して5分ほどで検札が来て、切符を見せ終わったので、食堂車へ。
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軽く3ユーロほどのスープを頼んだ。注文して料理が届き、食べ始めたところで列車は国境のKuty駅に到着した。


チェコ国鉄のため、食堂車の支払いはチェコクローナだったが、ユーロしか持っていない旨を伝えると、ユーロも使えるとのこと。この列車のルートにユーロ圏の国はスロヴァキアしかないのに、便利である。
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食堂車には、電光掲示板もあり、次停車駅などが分かる。

食堂車から自室へ戻る途中で国境の川を越え、列車はチェコに入国した。冷戦終結後はチェコスロヴァキアが同じ国だったことや、シェンゲン協定内の国同士ということもあり、別段、国境審査などもなく、チェコ最初の停車駅Breclavに到着した。


列車は自動放送が各駅発車時と到着前に流れていて、英語もある。鉄道の旅初心者にも心強い、Breclav駅を発車した時の放送では、いつのまに回復運転を行なったのか、列車は10分遅れになっていた。


スロヴァキアのブラチスラヴァを出た時から、車窓はずっと雪景色のまま進んでいた。ただ、チェコに近づくにつれて、望む山は次第に遠くなって、広い景色が広がるようになっていった。

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東欧2019:XIVに続く。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは。いしです。
東欧2019:XIの続き。目次はこちら
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スロヴァキアとチェコを結ぶ鉄道の主要ルートは2つある。①ブラチスラヴァ(Bratislava)とブルノ(Brno)をブジェツラフ(Breclav)経由で結ぶ南部ルート、もう1つは②ジリナ(Zilina)からオストラヴァ(Ostrava)をチャドツァ(Cedca)経由で結ぶ北部のルートだ。

※一方、マイナーなルートも存在する。1つは③ジリナからヴセティーン(Vsetin)を経由してオロモウツ(Olomouc)へ抜けるルート。2時間に1本、ジリナ発プラハ行の急行列車が走っている。もう1つは④トレンチーン(Trencin)からVrbovce経由でヴェセリー(Veseli nad Moravou)へ抜けるルートだ。
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写真は、ルート④を走る普通列車。トレンチーン駅にて。

今回のトレンチーンからブルノ(Brno)への国境越えでは①のブラチスラヴァ経由を選択した。
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普通列車が連結作業をしているホームの反対側に、乗車予定の列車が滑り込んできた。
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乗車するのは、R604列車DARGOV号ブラチスラヴァ行。トレンチーンを12:25発予定のところ、15分延でやってきた。前回乗ったIC列車と同じく、車内は清潔かつ快適で、スロヴァキア語と英語の自動放送が各駅到着前にある。


この列車の切符は、トレンチーン駅の窓口で、ブラチスラヴァ乗り換えでチェコ共和国のブルノまで、乗車前日に購入した。地方都市ではあるが駅では片言の英語が通じ、比較的容易に切符を入手できた。ただ、列車の座席は予約時点でほとんどが埋まっていた。実際、車内は指定していない立ち客がデッキに居る区間もあった。


結局、列車は終点ブラチスラヴァ中央駅にも15分遅れのまま到着した。

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東欧2019:XIIIへ続く。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
東欧2019:Xの続き。目次はこちら
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コシツェ(Kosice)から北経由でブラチスラヴァ(Bratislava)方面へ抜ける路線は、スロヴァキアの重要路線だ。この日は、コシツェから途中のトレンチーン(Trencin)までインターシティ(Inter City)で移動した。

この日乗車したのはICだが、この区間は需要が多いためにその他の種別の列車も頻繁に走っている。スロヴァキア国鉄(ZSSK)のサイトには全線の時刻表が載っているため詳しい説明は省くが、ICやSC、EC、私鉄などをあわせて、コシツェからブラチスラヴァまで1~2時間に1本は列車がある(注1)。また、途中のジリナ(Zilina)から分岐してチェコのプラハ(Praha)方面へ向かう列車も含めれば、本数は倍増する。詳しい時刻表はこちら

注1:スロヴァキア国鉄が運転する列車の種別は多い。①インターシティ(IC):国内長距離列車(いわゆる特急。ブラチスラヴァーコシツェ)②ユーロシティ(EC):国際長距離列車(ICとほぼ同じ)③スーパーシティ(SC):ペンドリーノ(Pendolino)で運転する振り子式特急列車(スロヴァキア国内はプラハーコシツェ間のみ。ICとほぼ同じ)④R:国内長距離列車(いわゆる急行)⑤REX:快速列車⑥Os:普通列車。

今回、切符はあらかじめ日本でZSSKの公式サイトを使って購入した。ZSSKの公式サイトは、ここ数年で英語コンテンツが充実し、非常に見やすくかつ使いやすくなった。たいていの列車の切符をオンライン予約できるのはもちろん、乗換案内だけでなく、pdf形式で全線の時刻表を見られるのは、自分で旅の予定を立てたい鉄道マニアには嬉しい仕様だ。

IC列車に限っては、ウェブ上で座席表を使っての座席指定まで出来た。便利...
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写真は、乗車したIC522列車。主な時刻表と編成は以下の通り。
11:12 Kosice
11:25 Kysak
12:02 Spisska Nova Ves
12:20 Poprad-Tatry
13:06 Liptovsky Mikulas
13:25 Ruzomberok
13:51 Vrutky
14:09 Zilina
15:03 Trencin
15:39 Trnava
16:02 Bratislava hlavna

自Kosice
2等車5両

食堂車

1等車1両

機関車
至Bratislava
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国鉄が力を入れているIC列車なだけあって、LEDの行先票が。
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車内も大変綺麗で、途中で水を配るサービスもあった。

IC522列車は、地図を見ると一目瞭然なように、山がちなスロヴァキアを西から東へ横断していく。車両は昔ながらの食堂車込みの客車列車だ。11:12に定刻でコシツェを発車すると、雪景色の山の中をずんずんと進んでいく。次のキサックからは少し乗車があり、列車は快調に90km/h前後で走りはじめた。石北本線のような山がちな景色だが、積雪はそれほど多くない。ただ、ダムも川も凍っている。
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発車して1時間が経った12:20、列車はポプラトに突入し、車窓にはヴィソケータトリという山が見えてきた。少し汚れた車両の窓越しでも十分綺麗で、スロヴァキアの人も皆スマホで写真に収めていた。山の玄関口のポプラトタトリー駅からは多くの乗客が乗ってきて、車内は8割方座席が埋まった。相変わらず、スロヴァキアは鉄道需要が旺盛な国であることを感じられる。


さらに車窓に山が迫ってきてほどなく、列車は目的地であるトレンチーンに到着した。

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東欧2019:XIIに続く。

(このペイジの作成者 いし)

東欧2019:IXの続き。目次はこちら
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日帰りで、コシツェ(Kosice)から世界遺産の街バルデヨフ(Bardejov)まで行ってきました。トンボ返りになってしまいましたが、、、
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コシツェからバルデヨフまでは直通列車が無いので、駅の英語が可能な窓口で往復切符を買って、列車を乗り継いで行きます。最初に乗るのはコシツェ始発の3422列車ジリナ(Zilina)行。スロヴァキア随一の幹線をひたすら西進する長距離鈍行です。ジリナとコシツェの間にあるポプラト駅始発の普通列車の折返しとなる運用ですが、これが30分の延着。そのためギリギリまでホームが分からず、コンコースに人が溜まっていました。
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列車は
2等車のみの客車4両編成。前から3両目のみ開放式で、あとはコンパートメント車です。開放式座席に着席しました。さすが鉄道運賃の安いスロヴァキアで、平日の昼間にもかかわらず、座席はほぼ満席です。数分遅れで出発し、1駅ずつ停車しながら進みます。途中駅でも乗り降りがあって、利用率の高さが伺えます。数駅先のキサック(Kysak)で大勢の乗客と共に下車。プレショフ方面の列車へ乗り換えます。
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キサックは屋根が無くホームも簡素ですが、駅員と車掌が何人もホームに立っていて、それだけで活気のある駅に感じられます。普通列車は全車自由席ですから、乗り換え客は我先にと移動します。乗り換えるのは写真奥に見える緑色の電車です。写真には写っていないですが、電車の前に立っていた車掌に、次の乗換駅であるプレショフ(Presov)行であることを確認して、乗車します。

乗車したのは、キサック始発の8514列車リパニー(Lipany)行。昔ながらのモータ音の懐かしい、古い電車です。11:56に定刻から数分遅れてキサックを出発。ボックスシートの薄暗い車内は満席で、列車は大きくカーブを描いて山と集落の間を進み、駅にこまめに停車しながら北へ向かいます。検札が2駅目であったほかは車内に大きな動きはなく、ほどなくして乗り換え駅のプレショフに遅れを引きずったまま到着です。
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プレショフでは島式ホームに到着。バルデヨフまで伸びる支線へ行く列車は対面に停車していました。乗り換えは1分もかかりません。
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プレショフ始発のバルデヨフ行9211列車は、新型車両で運行されていました。車内はコンセントもついており、明るく快適です。列車は12:24定刻に発車し、Kapusany pri Presove 駅から本線を離れて、非電化単線の支線に入ります。支線に入ってほどなくして、車窓左手から景色は山がちになりました。揺れの増加と速度の低下も、支線に入ったことを感じさせます。
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13:00頃、途中の
Raslavice駅に着いたところで、隣に座っていた運転士と思しき人から話しかけられました。英語交じりのスロヴァキア語で一生懸命話しかけてくれたのですが、かろうじて聞き取れたのは"Bardejov" "Autobus" "Terminal"の三単語。どうやらこの先は列車が運休になっているということらしく、ここから先はバス代行のようです。地元客もぞろぞろと列車を降りていきますから、運転士にお礼を言った後、地元客の流れに従うことに。
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Raslaviceはホーム1面とコンクリート造りの駅舎があるだけの小さな駅です。ホームの先に駐車場のようなスペースがあり、数分でバスがやってきました。どうやらバルデヨフから来たバスのようで、中は満員。バスの乗客は下車してさっきまで私が乗っていた列車に乗り込んでいきました。

13:10、今度は我々がバスに乗って出発。
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終点バルデヨフ駅のバスターミナルには13:40に到着しました。


少しだけ街を散策した後、帰りの列車が14:29発でしたので、とんぼ返りではありますがコシツェに戻ります。窓口でグーグル翻訳を使いながら確認すると、どうやら帰りの列車は通常運行をしている模様。ホームには列車を待つ地元民も多く居たので、一緒に待ちます。
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確かにホームの端には気動車が2台。発車時刻数分前に入線してきました。この列車は14:29発のプレショフ行9212列車。14:29定刻の発車です。旧型の気動車2両の編成で、車両右手のボックスシートが4人がけ、左手が6人がけ。車内は相変わらずの満席でデッキには立ち客も居るほどでした。混雑する車内でも検札は必ずやってきます。こまめに止まる途中駅でも乗降があるため車掌は大忙しです。結局、終点のプレショフ到着まで座席は満席の状態が続いていました。

プレショフからは乗り換えてコシツェに戻るのですが、接続がいい列車は乗り換え客で混んでいそうだったため、列車を1本見送って、数十分後に走っている1本あとの列車に乗車することにしました。これが大当たりで車内はガラガラ。コシツェまでは快適に戻ることができました。スロヴァキアの列車は混んでいることが多く、ボックスシートはたいてい相席になるので、閑散とした車内は非常にラッキーです。
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乗車したのはプレショフ始発コシツェ行という大変短い区間を走る快速、
REX1939列車。この列車、平日の朝夕のみに数本走っている、プレショフとコシツェを往復している快速列車の1つ。プレショフとコシツェ相互間を移動する通勤通学客用とは思いますが、REX1939列車はガラガラ。バルデヨフ方面からの乗り継ぎ客は接続のいい列車に乗ればこのREXよりも早くコシツェにつけるからでしょうか。存在意義がいまいち不明瞭なREXです。
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列車は
電車5両編成で、16:17定刻にプレショフを発車しました。ガラガラとは言え、検札は必ずやってきます。16:30には列車交換待ちのため、Licartovceで運転停車。交換列車が遅れていたためか終着のコシツェには2分遅れて到着しました。
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東欧2019:XIへ続く。

(このペイジの作成者 いし)

東欧2019:VIIIの続き。目次はこちら
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スロヴァキア第2の都市コシツェ(Kosice)は、トラムが走る街です。工業都市らしく、工場へ行くための系統も多数あります(路線番号の頭にRが付く系統。例:R1系統)。
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トラムは、ガラス張りの国鉄コシツェ駅前の広場から発車します。トラムの線路は中心街へグルっと迂回して向かうため、中心街へ移動するだけなら歩いた方が安くて早いです。

トラムの切符は、広場の電停前に数台並んで置いてある、黄色い小さな自動券売機で購入します。小銭しか使えないので不便ですが。
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わずか2電停で中心街入口に到着。写真奥が国鉄駅、左がメインストリートで、右のガラス張りの建物が地元民が行き交うショッピングセンターです。
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各系統とも、本数は15分に1本程度。冬は待つのがなかなかに厳しくなるダイヤ設定です。
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ショッピングセンター前から、系統毎に分かれて進んで行きます。
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低床車のVario LF2と、タトラ社のT6A5をよく見かけました。

東欧2019:Xへ続く。
(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

午前中は、神奈川県の三浦半島南端に浮かぶ城ヶ島を訪ねました。昼を挟んで、一度三崎口駅まで戻り、午後は少し北へ進んで、三浦半島の西側に小さく存在する天神島を目指します(地図)。

地図を見ると分かるとおり、天神島は横須賀市の西岸の佐島(さじま)というエリアに位置する小さな島です。地図をよく拡大して注意深く見ていないと見落としてしまうくらいです。三崎口駅から直接行けるバスは無いので、途中の長井バス停で乗り換えが必要。今回はソレイユの丘という総合公園にも寄りながら、天神島へ向かいました。
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駅前のロータリーはバスの駐車場も兼ねています。
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この日は祝日だったため、ソレイユの丘へのアクセスは駅から直行の急行バスのみ(平日は周辺を走る路線バスがソレイユの丘へ寄り道しています)。横須賀駅行など、三浦半島西岸を北上するバスが発着する所と同じ乗り場から発車です。

バスは駅を出ると混雑で流れの悪い国道を北上し、一路、ソレイユの丘を目指します。地元のファミリーや高校生の集団などを乗せて賑やかなバスです。
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約20分程で、ソレイユの丘に到着です。ここは、広い園内を生かしてちょっとしたレジャー施設が充実しており、露天風呂のある温浴施設もあります。しばしここで休憩した後、再び路線バスで北上します。

ソレイユの丘からは三崎口駅に戻るバスしか無いので、少し西の海岸まで歩いて、漆山バス停から北上するバスに乗ります(地図)。

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漁港のそばに位置する、漆山バス停まではソレイユの丘から歩いて10分ほどの距離。ここを通るバスは、海岸線に沿って少し北上した後、長井バス停から南下していきます。今回は北へ向かいたいので、ここから長井までの乗車です(路線図)。

相変わらず国道の渋滞が続いているようで、折返しのバスが遅れ、乗車予定のバスも定刻を10分ほど遅れて発車しました。三浦半島が車社会であることを感じます。海を左手に見ながらゆっくりと北上し、国道との合流点、長井バス停には10分ほどで到着しました。

長井は折返し場のあるバス停です。例えば、ここ始発で逗子駅まで行くバス(逗6系統)は約20-30分おきに出ています(多系統も多数あり)。今回は逗6系統に乗車し、天神島の約2km手前にある佐島入口バス停まで向かいます。

この日のバス車内は、学生で立ち席が出るほどの混雑。バスは自衛隊の基地や学校を車窓左手に見ながら進みます。横須賀と言えば有名な米軍基地は、山を挟んで反対の東側です。ゆえに、西側を北上するだけの今回は、あまり横須賀らしさに出会うことは無いかなと思っていましが、自衛隊の関係者を頻繁に目に出来て、こちら側でもたっぷり横須賀を感じられます。特に、陸上自衛隊の学校の制服や、海上自衛隊のセーラー服をビシッときた学生を街中やバス車内で見かけると、東京との違いを感じます。
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天神島に最も近いバス停は、佐島マリーナ入口バス停です(路線図)。しかし、そこへは1時間に1本逗子駅からのバスしか来ないので、逆方向から天神島を目指した今回は、もう少し本数の多い、手前にある国道沿いの佐島入口バス停で下車しました。
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天神島へは2km弱。県道213号を西へ進みます(地図)。
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トンネルを抜けると、漁港の向こうに天神島が見えてきました。
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島へは、この天神橋を渡ってアクセスします。
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島側の欄干には漢字で「天神橋」と書かれています。
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島には佐島マリーナをはじめとして、いくつかの建物があります。
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神社もありました。
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住所は佐島ですが、電柱にはしっかりと天神の文字が入っています。
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帰りは、213号沿いにある佐島マリーナ入口バス停から、このバス停始発の逗子駅行バスに乗って戻りました。
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途中、葉山町の海岸線からは綺麗な夕陽を望めました。

(このペイジの作成者 いし)

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こんばんは、いしです。

神奈川県には、有人島が3つあります。そのうち、江の島は何度か訪れたことはあるものの、他2島は未訪問のままでした。そこで、週末に日帰りで神奈川県にある有人島2島へ行きました(地図)。

三浦半島はバス網が発達しており、路線バスで巡るのが便利(三浦半島先端の路線図。その他はバス公式サイト参照)。そこで、昼食代まで考慮すると京急電鉄の「まぐろきっぷ」がかなりお得。今回もこの「まぐろきっぷ」をメインに、バスで三浦半島内を移動しました。
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まずは、三浦半島の先端にある有人島、城ヶ島に向かいます。玄関口となる三崎口駅のロータリーから城ヶ島行の路線バスで向かいます。
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まぐろきっぷは、近年発売された私鉄各社の企画きっぷの中ではかなりヒットした商品で、晴れの週末ともなればこの通り、バスは長蛇の列です。
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駅始発のバスに揺られること数十分。駅前の国道が少し渋滞していましたが、それ以外はスムーズに南下していきます。島と三浦半島の間にかかる高く大きな橋を越えれば、バスは城ヶ島に到着です(地図)。
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京急バスの南の終点、城ヶ島バス停です。島内には商店や飲食店が並び、週末は観光客で活気づいています。
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バス停から徒歩数分の所には高台と、灯台が。
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海がよく見えます。それなりに広い島なので、徒歩でしっかり周ろうとすると1時間以上は確実にかかります。しかし、昼食の混雑をパスしたかったので、早めに島を抜けて対岸の三崎港で昼食をとることに。
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昼食後、三崎港の路地裏で猫に遭遇。有人島や港町を歩くと高確率で猫に出会えます。
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バスで再びスタート地点の三崎口駅まで戻りました。ここでも猫にご挨拶。

続く

(このペイジの作成者 いし)

どうも てらです。
ターミナル編 第二回の今回は石川県にある北陸鉄道のターミナル駅にスポットを当てる。

個人的な趣味趣向の話になってしまうが、地方中小私鉄のターミナル駅で地下に所在する駅に惹かれる。第三セクター鉄道や、大手系の子会社を除くと長野電鉄の長野駅や北陸鉄道の金沢駅などがそれにあたる。
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北鉄金沢駅は北陸鉄道で一番乗降客の多い駅で浅野川線のターミナルとなっている。
地下化は2001年と比較的新しいこともあり、駅もシンプルで機能的だ。
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駅事務室(写真右手)と待合室(写真左手)が対称に配置されている。
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改札は列車の到着及び発車の時間に合わせて行われる。
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一人の係員が不足運賃の清算、もう一人の係員が改札を行うスタイルだ。
折角なので入場券を購入して構内に入った。
ホームは一面二線の構造となっており、列車の本数が多い朝や夕方は二番ホームも使用しているようだ。しかし、昼間の時間帯は列車が留置されている。
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発車時刻を待つ内灘行きの列車。浅野川線は京王電鉄井の頭線の払い下げられた車両を使用しており、写真の電車は一枚扉の古い型の車両である。井の頭線時代にはない、排雪スカートが武骨さをより一層増しているようにも見えた。
北陸新幹線の開業とあって、多くの観光客で金沢市内はあふれていたが、北鉄金沢駅はいつもと変わらない日常がゆっくりと流れていた。
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最後に、金沢駅から少し歩いて、出発する列車を見送った。トンネルの向こうから二灯の光が見え、列車が顔を出すと、ゆっくりと列車が加速していった。

ターミナル編 ほかのシリーズが気になった方はこちらをどうぞ



(このページの作成者 てら)

鉄道の定義は、2本のレールまたはそれに類するものに沿って走行するもの とある。
鉄道というと電車が走る姿がぱっと思い出されると思うが、モノレールやリニアモーターカー、ゆりかもめや日暮里舎人ライナーといった新交通も鉄道の一種である。
なかでも特殊なのがトロリーバスのように架線から電源を供給し道路を走るものだ。正確には無軌条電車と呼ばれる。レールがないのに鉄道なのである。
日本でもかつて多くの都市でトロリーバスを見ることができたが、環境保全の意味合いもあって、長野県と富山県の県境に位置する立山の富山県側と長野県側でそれぞれ立山黒部貫光と関西電力がトロリーバスを運行を行っていたが、惜しくも関西電力が運行していた2018年12月に電気バスに転換されることになった。実は、いしくんと私で2016年の夏に黒部第四ダムを観光した際に関電トロリーバスに乗車しているので、その時の記録を改めてまとめてみた。
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東京から上越道、長野道を経て、大町市の高瀬ダム近郊にある葛温泉にある旅館 高瀬館さんに宿泊した。
熱めの湯温がとても気持ちの良い露天風呂だったが、食事の写真しか撮っていなかった…。うーん残念。
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翌日、高瀬館から車で30分ほど、扇沢駅に到着。すでにハイカーや観光客で扇沢駅から一番近い駐車場は満車になっていた。
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ホーム(とは言ってもバス停のようなのだが)にバスが停泊しており、案内も行われていたので早速乗り込む。私たちが乗った2016年はトロリーバス開業52年目だそうで、50周年を機に前面にラッピングが施された。
一車線のトンネルをぐんぐん上っていくと途中で行き違い設備が現れ、扇沢行きのバスとすれ違う。通票といういわば通行手形のようなものを用いてトロリーバス同士が安全にすれ違うことができるようになっている。一見するとバスだが、設備は立派な鉄道なのだなと関心させられる。
まずは黒部第四ダムを見学して、ケーブルカーの駅まで散策してみた。
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黒部第四ダム
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黒部湖方面を望む
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休憩所 話題となっているダムカレーも販売されている。
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さっきの立ち位置と逆側へ
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ダム湖沿いの遊歩道はきれいに整備されており、登山者のような格好でなくとも散策を楽しめる。
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ケーブルカー 黒部湖駅
黒部第四ダムは風光明媚で立山黒部アルペンルートの見どころの一つであるが、戦後の関西の復興には欠かせないプロジェクトであったことや多くの死者を出して完成したということを忘れてはならない。
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駅に戻る。
黒部ダム駅。もちろん、法律上鉄道なので正しいのだが、右端「駅長室」という表記はちょっとひっかかる。
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改札口は有人改札で、発車前に検札を行う。
黒部ダム駅のホームをバス車内から
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扇沢駅に戻り、トロリーバスの集電設備をちょこっと覗いてきた。
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バスから伸びている黒い二本のポールのようなものがパンタグラフの役割を果たす。
もし架線とポールが離線してしまった場合は、車両の後ろにあるワイヤーを一旦おろさなければならない。
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扇沢駅を後にし、私といしは大糸線を沿うように北上した。

(このページの作成者 てら)

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