
こんばんは、いしです。
小笠原村の母島には公共交通が存在しませんが、父島には村営バスが走っています。1つは二見港周辺を走る循環路線で、もう1つは島の西側に点在する集落を縦に結ぶ扇浦線です。東京都最南端のバス路線である扇浦線に乗車してきました(乗った路線の大まかな位置は、こちらの地図の父島にある青い線)。

小笠原村営バスは、一回200円で前払い。この日は、循環線にも乗るつもりだったので500円の1日券を購入しました。

扇浦線は村役場前のここが始発で、営業所も隣接しています。本数は1から2時間に1本と、地方の路線にしてはかなり利便性が高くなっています。便によっては、日に数本走っている循環線からそのまま直通で扇浦線になるものもあります。
出発後は、集落を順番に通りながら島を南下します。終点の小港海岸バス停までは約20分の道程です。

終点の小湊海岸バス停は、扇浦集落のさらに先です。

ちなみに、東京都では最南端に位置するバス停留所で、その旨もバス停に書かれています。画像が手ブレしてしまったのが痛恨のミス。

折返しのバス停まで少し時間があったので、遊歩道で少し南下することにしました。ガイド無しで訪れることが出来て、景色が良いと噂の中山峠へ向かいました。バス停のそばで、環境保護のために靴の裏の消毒やズボンの汚れを落として向かいます。
なかなかの山道をひたすらに登ること数十分。峠というよりは山頂と言った方が良いのではと思う位に道の両端が切り立っている中山峠に到着しました。


名前こそ「峠」ですが、山の稜線に立っています。この写真ではそのダイナミックさが伝わらないのが残念ですが、左右には島や透き通った青色の海岸が点在し、まさに絶景でした。
続く。
(このペイジの作成者 いし)