どもども。てらです。
大和四寺というのをご存じだろうか。
飛鳥時代に反映した奈良県中部 桜井、飛鳥地域にある寺社(室生寺、長谷寺、岡寺、安倍文殊院)の四つの寺院を指して大和四寺と呼ぶそうだ。 詳しくは公式サイト
このうちの室生寺と長谷寺へ2018年の春頃行ってきた。
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難波から近鉄電車にゆられること一時間と少し 宇陀市の室生口大野駅で降りる。
近鉄大阪線は近鉄の主要幹線の一つだが、八尾を過ぎると住宅がまばらになり、二上の峠を越えて奈良県の香芝市を走るころには田畑が目立つようになる。東京との通勤圏との差というものを感じる。
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駅前には観光案内図が貼られていた。この地域も平成の大合併により、大宇陀町から宇陀市になった。
ここから奈良交通のバスに乗ること15分。
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バスを降りるとこじんまりとしているが旅館や喫茶店が軒を連ねる参道が見えてきた。
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太鼓橋 寺と参道をつなぐ橋なのだが、俗世間と境内の境界のようだ。
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室生寺仁王門
同じ真言宗でも、高野山は女人禁制とされていたのに対して、女性の参拝も許されていたため、江戸時代以降は女人高野という呼び名でも呼ばれていた。s__MG_1404
金堂へ向かう参道。鎧坂と呼ばれている。奥に見えているのが金堂である。
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金堂
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本堂(灌頂堂)室生寺は先にも述べたように密教の色が濃い自社のようで、密教の儀式の一つをここでおこなうそうだ。
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国宝五重塔。これは、屋外で現存する五重塔の中では一番規模が小さいものである。しかし、法隆寺の次に古く、800年代に建立されたとされている。
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しゃくなげの花が見事に咲いていた。春先はしゃくなげ、秋は紅葉が見事に境内を彩るそうだ。
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折角なので奥之院(御影堂)まで足を延ばしてみる。
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うっそうとした木々を縫うように階段が続く参道を歩くこと10分
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大きくせり出した位牌堂がみえてくるとあと一息。
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奥之院
そもそも奥之院ってなんのために建立されているかをご存じでない方も多いのではないか。
日本史をまじめに勉強していなかったことがばれてしまい恥ずかしい限りだが、開祖を祀っているのが奥之院の役割であり、室生寺の場合は弘法大師空海が祀られている。
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このあと、私は元来た道を戻り、長谷寺に向かうべく直行バスに乗車した。
奈良県桜井市(長谷寺)編 に続く。

参考までに、2019年も臨時の直行バスが運行されておりますので、訪れる際に参考にどうぞ。
ニュースリリース 奈良交通 

(このページの作成者 てら)