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こんばんは、いしです。

小笠原諸島にある2つの有人島のうち、母島へ行くには小笠原の玄関口である父島から、フェリー「ははじま丸」に2時間揺られる必要があります(地図)。ははじま丸は、東京と父島を結ぶおがさわら丸の約20分の1ほどの小さな船体で、500トン級。船内は3階建てです。父島と母島を1日1往復しています。父島を朝に出発して昼前に母島着。折返し便は午後になります。ただし、おがさわら丸が出港あるいは入港する日は、接続の関係上ダイヤが変わります。また、毎日運航というわけではなく運休日も多々存在します。
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父島の二見港にある、ははじま丸の乗り場で乗船券を購入し、乗船名簿の記入も行います。この日は偶然にもゴールデンウィークの乗船券一斉発売の日で、港のおがさわら丸乗り場は島民の方々が東京行乗船券購入のためにたくさん並んでいました。列先頭の方はどうやら午前3時から並んでいたご様子!

あとから宿のオーナーに聞いた話ですが、今年のゴールデンウィークは10連休のため、通常の3から5倍もの予約が殺到し、おがさわら丸の予約は電話・インターネットともに取りづらい状態が続いたそう。宿の電話も朝から昼まで鳴りっぱなしで対応に追われていたんだとか。頭が下がります。

混雑するおがさわら丸の切符売り場を後目に、ははじま丸の乗り場へ向かいます。ははじま丸の出航は7:30とかなり早い時刻。そのため、前日までに母島へ行く旨を伝えておくと、朝ご飯に軽食を作って頂けます。ははじま丸の船内で食べてほしいとのことでしたが、座敷席は飲食禁止だったので、ははじま丸では船外デッキのベンチに腰かけて、朝食を頂きながら母島へ向かうことにしました。
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7:30、父島の二見港を出発です。二見湾を出ると次第に船は大きく揺れ始めます。500トンあるとはいえ、太平洋に出てしまえば前後に大きく揺られます。この日は天気が良かったので波も2.5mとそんなに高くなかったはずなのですが、しっかり揺れます。エスエス製薬さんの「アネロンニスキャップ」が今日も大活躍です。
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1時間もすれば、船後方から見える父島はかなり遠ざかっていました。あと残り半分です。前方には既に母島が見えていました。

ははじま丸の船外デッキの手摺には無料の双眼鏡が結わえ付けられていて、誰でも使うことが出来ます。これはクジラウォッチング用です。船外デッキに座っていると、なるほどクジラがよく現れます。クジラツアーではないので近づくことは出来ませんが、存外頻繁にクジラが登場します。
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定刻通り、母島にまもなく到着です。
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父島の二見と比べるとかなりこじんまりとした印象。この日は日帰りで母島を少しだけ探索します。

続く。

(このペイジの作成者 いし)