こんにちは、いしです。

日本海側の長門市仙崎から瀬戸内海側の下関までは、鉄道だけでなく、サンデン交通の路線バスも通っています。長門市の先の青海島から、仙崎、長門、湯元温泉、俵山温泉、豊田、菊川、小月、下関と県道34号を下っていく路線です。

今回は、仙崎にある道の駅センザキッチンから、下関市の小月までバスに乗りました。
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ところで、仙崎は長門市の一地名ですが、鉄道好きなら必ず聞いたことはある地名。山陰本線の仙崎支線の終点であり、駅舎は古風な佇まい。また、列車本数の少なさからもなかなか乗りつぶしが難しく、有名になりやすい要素が盛り沢山です。
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駅は無人駅。列車が来ない間は至って静かです。
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仙崎駅の周りは人通りもなく、車が通るほかは静かなのですが、徒歩数分のセンザキッチンは観光客も地元客もわんさか居て大変栄えています。
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センザキッチンはこの辺りのバス路線も発着。手前は下関から大泊までを結ぶサンデン交通、その後ろは防長交通です。
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ここから、下関駅行の路線バスに乗車できます。仙崎から下関まで直通するバスは7本/日。約2時間に1本程度走っています。
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バスは仙崎の向こう岸にある青海島の大泊からやってきたバス。途中、俵山温泉で5分ほどの休憩がある以外は、ひたすら一般道を下関まで向かいます。センザキッチンを出発すると、仙崎、長門の街中を走ります。
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長門市の駅を過ぎたところで、山陰本線を渡ります。偶然にも、踏切にて列車待ち。数えるほどしか列車本数がないので、大変珍しい。
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長門市街から長門市にある湯本温泉までは美祢線に平行してバスは走ります。ところどころ狭隘な道を走ります。路線バスは大型車ですから、なかなかスリリングです。
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線路と道路以外何もない場所も。
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仙崎から30分ほど走ったところで、湯本温泉です。
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湯本温泉はバスも列車も止まります。大勢の観光客がバスを下車して行きました。湯本温泉、関東ではあまり知られていないように思いますが、開湯は古く、防長四湯の1つに数えられています。
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湯本温泉市街の狭い道を走ります。
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湯本温泉を過ぎると、バスは俵山温泉まで山道に入ります。
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視界が開いてしばらくすると、俵山温泉に到着です。
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建物が密集している中に、ぐっとバスが入り込んで、
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俵山温泉の中心にバスは乗り込みます。
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俵山温泉にて途中下車。バスもここで時間調整します。
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さて、この先、バスは俵山温泉から、旧豊田町、旧菊川町を経由して下関市街まで1時間30分以上をかけて走りぬきます。平成の大合併で、これら全て下関市になっています。月並みな感想ですが、下関市、大きいです。
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俵山温泉を出発してしばらくは山道が続きます。
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市境を跨いで下関市に入っても、車窓は山岳路線の装いのまま。豊田湖(ダム湖)湖畔を通り、トンネルを越えます。
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次第に視界が開けて、心なしか太陽も明るくなってくると、旧豊田町の街中が近づいてきました。
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豊田総合支所の近くまでやって来ました。それでも下関まではまだ36kmもあります。
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ここで、俵山温泉方面のバスとすれ違い。向こうの車両は、結構年季が入って見えます。
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バスは再び田園風景の中を走り、菊川を目指します。
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少しの間、山の景色を見ていると車窓が再び開けてきます。ほどなくして、菊川の市街地です。
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菊川から、バスは小月を目指します。小月は、俵山温泉からずっとバスルートと並行していた木屋川の河口に位置します。
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道は途中から国道になって、2車線の部分も登場します。
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小月の市街地に入れば、JR山陽本線の小月駅はすぐそこです。
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小月駅着。長い間、ありがとうございました。ところでこのバスは、ここから「準急下関行」となります。日本広しとは言え、準急を関する路線バスはなかなか珍しく、いずれは乗りたい路線の1つです。

(このペイジの作成者 いし)