旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:地方交通線

こんにちは てらです。
先日、大村線に久しぶりに乗車したのだが、特に海から近い箇所を走る千綿駅で途中下車したのでその時の写真をいくつか紹介します。 
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大村線は諫早~早岐間を結ぶ路線だが、列車の多くが長崎、佐世保の両都市に直通して乗り入れる。沿線には長崎空港の最寄りである大村や有名なテーマパークであるハウステンボスなども通る。
長崎、佐世保の都市間輸送は長崎道を走る高速バスが価格、所要時間ともにやや優位であり、JR大村線は押され気味である。そのためか2018年のダイヤ改正でデータイムの列車の運行本数も1時間あたり快速と普通が1本ずつだったダイヤを普通列車に繰り下げ、1時間1本に削減されてしまった。
長崎と諫早の間はトンネルの多い新線を通るのだが、諫早を出ると海が車窓に迫ってくる。
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千綿駅は長崎駅から1時間ほど、大村からは15分程で千綿駅に到着する。私の乗っていた列車からは4、5人が降りた。
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由緒正しい木造駅舎…のように見えるが1993年に先代の趣を残したままリニューアル改築を施されているそう。現在は待合室兼カフェとして使われている…のだがヲタクのおひとり様にはちょっと行きづらい雰囲気であった。参考までにこちら
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駅名の字体や電球といった意匠もこだわれれているんだなぁということがわかる。ツバメが巣を作っているということは人が集まる時間帯が多い証拠なのだろう。
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駅のそばには観光案内の看板が設置されていた。
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駅のホームに入ると大村湾が一面に広がっている。
地図を見てもらうと一目瞭然なのだが、大村湾は西海市(地図左上)と佐世保市(地図右上)の間が橋で結ばれているため、遠くまで半島が広がっているため広い湖のように見える。
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駅から大村湾を望む。このとおり一面が海である。
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この付近で線路が湾曲しているため、海沿いを走る列車を駅から眺めることができる。
いい天気に恵まれたので、1時間の滞在も短く感じてしまった。また再訪したいな…と思うけれど行きたいところが多すぎて果たしていつになるのやら…。 

(このページの作成者 てら)

人吉市内を散策した後、肥薩線に乗り込む。
人吉市内の記事はこちら


今回紹介する区間は人吉~吉松間の各駅である。詳しくは地図を参照ください。
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乗車する列車は観光列車いさぶろう・しんぺい号である。
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車両自体はありふれている国鉄形のディーゼルカーなのだが、車内はレトロ調になっていたり、
ガラス細工があったりと凝っている。
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大畑、矢岳、真幸と数分ずつ停車し、肥薩線の魅力を存分に味わえるようになっている列車だ。前面展望も映し出され、スイッチバックやループ線を走る列車を車内にいながら楽しめるようになっている。
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人吉を出ると最初に停車するのが大畑(おこば)駅である。
時刻表の路線図のページを見たことのある人ならピンとくると思うが、ループ線とスイッチバックがある駅である。
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大畑駅の駅舎は名刺がびっしり貼られている。駅のなかにも…。
ご利益があるというわけではないようなのだが、旅人の足跡のように積もっている。
大畑駅を出ると、まず列車はスイッチバックするために元来た道を後退する。
そしてループ線を回り少しずつ勾配を登っていく。矢岳越えだ。
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写真の左上奥の方にあるプラットホームが大畑駅。手前に延びる線路がスイッチバックだ。ループ線は山陰に隠れているが、写真上方から左に延びている。
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次に停車するのが矢岳駅。
肥薩線をかつて走った蒸気機関車が保存されている。同じ列車に乗っている多くの人も停車時分を利用してD51を見に行っていた。
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大畑駅とは打って変わってひっそりしている矢岳駅。駅舎のなかも復元され、料金表や時刻表もレトロなデザインとなっている。
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矢岳を出ると、列車は熊本県と宮崎県の県境に差し掛かり、日本三大車窓の一つに数えられる景色が見える。眼前に広がるのはえびの高原、奥にそびえるのは霧島連山だ。
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日本三大車窓を横目に、列車は真幸駅に到着する。肥薩線で唯一の宮崎県に位置する駅だ。
真幸駅は駅の名前にあやかり、鳴らすと幸せになるという鐘が設置されている。
肥薩線の人吉~吉松の各駅は県境に位置することもあり、通学や通勤といった日常での利用がすくなく、また鹿児島本線や新幹線ができた今、熊本と鹿児島を結ぶ幹線からも外れてしまった。
列車の本数も見る影もなく少なくなり、(といっても自分が鉄道を好きになったころから少なかったのだが…)鉄道遺産を生かした観光路線化の取り組みの先駆けとして有名である。
停車時間の間にそのすべてを回り、満足に記録することはできなかったが、また来たいという思いが大切なのだなと改めて思わされる乗車だった。
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終点の吉松に到着。ここから隼人方面の列車を待った。

(このページの作成者 てら)
探訪日 2015年1月4日
追記:嘉例川駅や球泉洞に行けていないのでその辺と一緒にもう一度行けたらなぁと思うこの頃である。

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