旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:国宝

こんばんは。先週に続きてらです。
この記事は自治体探訪 奈良県宇陀市(室生寺)の続きです。

直行バスに揺られること40分ほど、長谷寺の境内の傍に着いた。
近鉄長谷寺駅から長谷寺までは歩いて20分ほどあるので、直行バスは非常にありがたい。
長谷寺は600年代から続く真言宗豊山派の寺社で、総本山にあたる。長谷寺にまつわる有名な伝承にわらしべ長者がある。わらしべ長者とのちに呼ばれる主人公が路頭に迷った末に参拝した神社が長谷寺で、寺を出るときに手にした「わら」をもとに億万長者になる物語である。
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長谷寺は駅から寺までの参道の賑わいも有名なのだが、帰る際にゆっくりと楽しむことにしてまずは仁王門から境内に入る。
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広い境内では、花々が丁寧に手入れされており、季節を通じて楽しむことができる。花の御寺と呼ばれるのもうなずける。
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仁王門を通ると広がっているのが登廊である。
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登廊からところどころに花を育てている花壇を間近に見ることができる。
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登廊を登りきると本堂が正面にそびえる。国の重要文化財に指定されている十一面観世音菩薩立像が造立されている。なんと高さは10mに及ぶ。
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本堂の舞台から初瀬の街並みを望むことができる。右手に見えるのが本坊だ。山の中腹にある景色から、観音堂ともよばれている。
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牡丹やつつじの花を見ながら本坊まで降りる。5月は牡丹がおわりかけてつつじが見ごろを迎える時期だが、初春は桜、5月を過ぎるとあじさい、秋は紅葉と四季を通じて楽しむことができる。
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五重塔。実は比較的建立は新しく昭和に入ってから…。
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本坊から見る本堂。
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長谷寺を後にすると、初瀬の参道を駅まで歩く。狭い路地にお土産屋、食事処が軒を連ねる。
初瀬の街並みは長谷寺の参道としてだけでなく、大阪方面から伊勢へのおかげ参りで栄えたそうだ。
(参考 初瀬観光協会公式)草餅をいただきながら歩くと、長い道のりもあっという間に感じる。
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参道から旧坂を上がると長谷寺駅はすぐだ。行きと同じく近鉄電車にゆられ、帰路についた。

(このページの作成者 てら)

どもども。てらです。
大和四寺というのをご存じだろうか。
飛鳥時代に反映した奈良県中部 桜井、飛鳥地域にある寺社(室生寺、長谷寺、岡寺、安倍文殊院)の四つの寺院を指して大和四寺と呼ぶそうだ。 詳しくは公式サイト
このうちの室生寺と長谷寺へ2018年の春頃行ってきた。
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難波から近鉄電車にゆられること一時間と少し 宇陀市の室生口大野駅で降りる。
近鉄大阪線は近鉄の主要幹線の一つだが、八尾を過ぎると住宅がまばらになり、二上の峠を越えて奈良県の香芝市を走るころには田畑が目立つようになる。東京との通勤圏との差というものを感じる。
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駅前には観光案内図が貼られていた。この地域も平成の大合併により、大宇陀町から宇陀市になった。
ここから奈良交通のバスに乗ること15分。
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バスを降りるとこじんまりとしているが旅館や喫茶店が軒を連ねる参道が見えてきた。
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太鼓橋 寺と参道をつなぐ橋なのだが、俗世間と境内の境界のようだ。
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室生寺仁王門
同じ真言宗でも、高野山は女人禁制とされていたのに対して、女性の参拝も許されていたため、江戸時代以降は女人高野という呼び名でも呼ばれていた。s__MG_1404
金堂へ向かう参道。鎧坂と呼ばれている。奥に見えているのが金堂である。
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金堂
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本堂(灌頂堂)室生寺は先にも述べたように密教の色が濃い自社のようで、密教の儀式の一つをここでおこなうそうだ。
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国宝五重塔。これは、屋外で現存する五重塔の中では一番規模が小さいものである。しかし、法隆寺の次に古く、800年代に建立されたとされている。
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しゃくなげの花が見事に咲いていた。春先はしゃくなげ、秋は紅葉が見事に境内を彩るそうだ。
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折角なので奥之院(御影堂)まで足を延ばしてみる。
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うっそうとした木々を縫うように階段が続く参道を歩くこと10分
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大きくせり出した位牌堂がみえてくるとあと一息。
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奥之院
そもそも奥之院ってなんのために建立されているかをご存じでない方も多いのではないか。
日本史をまじめに勉強していなかったことがばれてしまい恥ずかしい限りだが、開祖を祀っているのが奥之院の役割であり、室生寺の場合は弘法大師空海が祀られている。
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このあと、私は元来た道を戻り、長谷寺に向かうべく直行バスに乗車した。
奈良県桜井市(長谷寺)編 に続く。

参考までに、2019年も臨時の直行バスが運行されておりますので、訪れる際に参考にどうぞ。
ニュースリリース 奈良交通 

(このページの作成者 てら)

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