旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:四国

こんばんは、いしです。

高知県の西部にあたる土佐久礼~窪川辺りは、鉄道が海岸線から離れた内陸部を走っていて、駅から海沿いの集落までは鉄道ではなく路線バスが走っています。地図で見ると一目瞭然です。(出典:地理院地図を加工。タップで拡大)
土佐久礼駅からは上ノ加江を経由して矢井賀までバスが走っています。また、窪川駅からは本堂を経由して志和、興津(図外)までバスが走っています。海岸沿いの集落は一歩を海、三方を山に囲まれているため、集落間の移動は難しく、バスは海沿いの集落から内陸の鉄道駅へ向かう路線のみです。
20200429_矢井賀
ここで。地図をよく見ると、中土佐町矢井賀と四万十町志和は集落が非常に近接していることがわかります。バス路線は繋がってませんが、どうやら歩いて繋がりそうです。もちろん、土佐久礼→窪川には鉄道が走ってますから、わざわざバスで越えようなどという人は稀でしょうし、例え路線バスで土佐久礼から窪川に向かおうとした場合でも、通常は、前記事で紹介したように、このような徒歩を強いられる海沿いルートではなく、徒歩なしにバスが繋がる山側の大野見経由のルートを皆さん選択されると思います。ゆえに、矢井賀から志和を徒歩で連絡する人など、皆無なのではないでしょうか。

ということで、(おそらく10年に1度レベルの、奇特な乗り継ぎではありますが)土佐久礼から、矢井賀・志和間徒歩連絡経由で、窪川までローカル路線バス旅を行いました。
ただし、ここで1つ問題が。矢井賀から志和への乗り継ぎは徒歩で移動できる距離(地図上の目算で徒歩1時間くらい)ではあるものの、ローカル路線バス同士のため、乗り継ぎが極めて悪いことが発覚。下に書いた乗継時刻表をで分かる通り、須崎駅→土佐久礼駅→矢井賀のバスは6本/日、志和→窪川駅はわずか3本/日。
同日乗り継ぎが可能なのは昼便か夜便のわずか2本の上、矢井賀から志和まで海岸沿いの山道を歩くことを考えると夜は避けたいという事情を加味すると、必然的に、土佐久礼10:43のバス便で矢井賀へ行き、志和13:15発のバスに乗り継ぐことになってしまうのです。
20200429_矢井賀志和
ますます、この乗り継ぎルートにはうま味が無いことが分かりました。しかし、路線バスに乗車するのが好きな人間としては、末端集落へ向かう路線バスを往復同じルートを通らずに乗り継げる絶好のチャンスを逃すわけにはいきません。
ということで、この日は、すべての旅程をこの乗り継ぎに合わせて決行。
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幸いにも、当日の天候は晴れ。矢井賀→志和の乗り継ぎに天候の心配は無くなり、熊だけ気を付けていれば良い!!上の写真は、土佐久礼の駅前のバス停です。四万十交通のバスは駅のロータリーまで入ってくるのに対して、これから乗る高陵交通のバスは、駅前の県道にしかバスはやって来ません。
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ちなみに、久礼駅から10分ほど海岸方面へ歩いたところには道の駅なかとさがありまして、矢井賀行のバスはそこも通るので、道の駅なかとさまで歩きました。
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久礼の街中を通って、海岸線に近づくと、青看板には「上ノ加江」「矢井賀」の文字が。
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久礼の港は静か。
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漁港と道を挟んで反対側に、道の駅なかとさ。
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バス停は、道沿いの木造小屋です。
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久礼駅からやってきたバスは道の駅で転回。

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バスには地元の方数人が乗車。バスは県道25号に沿って、海岸沿いの集落を結びながら南下します。
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「イリカチ」バス停を過ぎると、まもなく、この路線最大級の集落、上ノ加江に到着です。カタカナのバス停を見ると四国を感じます。
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長い上ノ加江トンネルを抜ければ、上ノ加江に到着です。ちなみに、下ノ加江は遠く離れた土佐清水市にあります。
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上ノ加江では、乗っていた地元の方全員が下車。偶然かもしれませんが、ここまではそれなりの需要があるのかもしれません。上ノ加江には郵便局もありますし。

バスはこの後、県道25号に沿って、小矢井賀、大矢井賀と走っていきます。道中、運転士さんに話しかけられて会話する機会があったのですが、矢井賀→志和を歩いて乗り継いだ人は見たことがないそうです。そりゃそうですよね。不審がらずに気さくに話しかけて下さってありがとうございました。

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途中、工事中通行止めだった区間もありましたが路線バスということで通して頂き(その分、ダートでしたが)、無事、時刻表通り、終点の矢井賀に到着。バスはこの後近くのスペースで展開して、折返し須崎行になります。折返しには、矢井賀からご乗車の方もいらっしゃいました。
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さて、本当は集落を見て歩くべきなんでしょうけど、人通りもなく完全に不審者になってしまうので、県道から写真を撮るに留めました。ここ矢井賀には、バイク乗りには有名な「ライダーズイン中土佐」があるので、バイクは時折県道を通っていましたね。
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バスはこちらで転回。

前置きが長くなりましたが、ここからが今回のメインイベント。志和まで歩きます。
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県道は海岸線に沿っていますが、集落は海岸につながる川に沿っているので、上ノ加江バス停から県道を南下すると、集落はすぐになくなり、人気もなくなります。今回は同行者が居たので問題ありませんでしたが、一人で歩くとなると少し考え物な寂しさ。
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とはいえ、多少のアップダウンもあり、晴れていれば左手に開ける視界は大変美しいです。
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今歩いてきた、矢井賀を振り返ります。写真左手に奥まった湾に矢井賀があります。写真に見えている岬の向こうが上ノ加江。
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道はそれなりに広く、交通量も予想していた以上にありました。10分に1台くらいは車かバイクが通ったように思います。
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小一時間歩き、中土佐町から四万十町に入ると、まもなく、志和が見えてきます。
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後ろを振り返ると今来た道のガードレールが山肌に見えました。
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志和到着。至って静かな集落です。
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写真左手が海岸。県道は海岸と集落を防波堤のような形で遮っています。小さな青看板には、さらに真っ直ぐ県道25号が伸びており、この先の集落、大鶴津の名前が。ただ、県道25号はこの鶴津と志和の中間で途切れています。加えて、ネット情報(2019年末頃)に寄れば、小鶴津、大鶴津集落はもう無人化され、志和などの周辺集落からたまに元住民が通う程度のようです。
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県道25号から、海岸線とは反対側にある志和の集落を望みます。
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今来た道を振り返ります。県道25号が一段高くなっていますね。この電話ボックスがあるところが、四万十交通の志和バス停です。
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というわけで、無事、志和まで徒歩連絡が出来ました。あとは、四万十交通に乗って、窪川へ帰るだけです。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。
四万十交通の路線バスに乗って、旧大野見村へ行きました。

今回のルートは上図青線の通り。土讃線の土佐久礼駅から国道を周る七子峠経由のバスで、大野見へ向かいました。ちなみに、大野見へ向かう路線バスはそれ以外にも2つありまして、1つは土佐久礼駅から県道を周る夏枯経由。さらに、窪川駅から県道19号を北進して大野見までやってくる路線の、都合3路線が存在します。山奥に向かう路線バスでこんなに路線数があるのは珍しいように思います。
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今回は朝の特急で高知市から大野見を目指しました。土佐久礼で特急を下車。車両は新型の2700系でした。これからこの車両が導入されていくようですから、幾度となくお世話になることでしょう。
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数人が下車した土佐久礼駅。他の地方駅と同じく、列車が出発した後は静寂がやって来ます。
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駅前にはすでに四万十交通が待機していました。
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乗車して発車を待ちます。
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9:15過ぎ。バスは出発しました。今回は七戸峠経由の大野見行です。前述の通り夏枯経由のバスはあるのですが、朝晩の1便ずつしかないため、乗車するのはかなり至難の業です。高知市から夏枯経由で大野見に行こうと思うと高知駅を朝5:39の普通列車に乗る必要があります。
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今回は七戸峠経由のため、バスは片側1車線あるしっかりした国道をぐんぐんと登っていきます。
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登り坂一本調子。高知県の土佐久礼、窪川辺りの地形は大変面白く、海ぎりぎりまで峠が迫っています。よって、道は海岸沿いの集落を出発するとすぐに険しい峠道になってしまいます。関東では体験できない光景。
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四万十交通も、大野見目指してぐんぐんと山を登っていきます。
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振り返るとかなり険しい山々。すぐそこに海岸があるとは思えない景色です。七子峠は海岸から約6kmほどですが標高293メートルもあるのでこの険しさ。
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峠付近は工事中でした。バスは峠付近で一瞬だけ四万十町を通ります。(他の区間は中土佐町)
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この辺りになると道も狭くなってきて、いよいよローカル路線バスの雰囲気が高まります。
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集落に入ると、車幅ぎりぎりの道路も。この辺りでは、伊豆半島の東海バス同様、バス停はただの棒一本になります。
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川沿いの少し開けたところに、旧大野見村役場がありました。土佐久礼からのバスも役場の1つ先で終点。
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川の反対側にも集落。
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バスの本数が少ないので、15分ほどで大野見を後にし、再び、七子峠経由で土佐久礼へ戻りました。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。今年の2月、もはや毎年の個人的恒例行事となりつつありますが、四国を訪れました。今回は、高知県でまだ行っていなかった有人島(下図中赤色)へ。
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20200429_高知県_中ノ島
(出典:国土地理院地図)
こちらは高知県須崎市にある、中ノ島。橋が架かっているため、本土から路線バスでアクセスが可能です。(今回は時間の都合でレンタカーを利用しましたが)
一方、地図中の緑色は、同市戸島(へしま)。こちらは、歴史ある島で恐らく今も人がお住まいのようですが、定期船はなく、訪問には船のチャーターが必要です。そのため、こちらは高知県の「アクセス可能な」有人島ではないと判断し、視認するに留めました。
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さて、中ノ島は地図で見ると須崎市の中心地(須崎駅~多ノ郷駅あたり)から目と鼻の先に感じるのですが、入り組んだ野見湾のおかげで予想以上に辿り着くのに時間を要します。道中も写真の通り1.5車線のアップダウンを繰り返すくねくね道。なかなかの秘境感です。
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須崎市の高速道路をくぐり、石灰石の工場脇を県道で越えて、曲がりくねった峠道を進みながら野見湾に差し掛かったころ、ようやく中ノ島が見えてきます。
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かすかに、橋が見えましたので、確かに中ノ島です。
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見えたからと言ってすぐにたどり着けるわけではなく、野見湾を周らないと辿り着けないので、視界からは一度中ノ島は消えます。
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ところでこの野見湾、入り組んだ地形ということもあって海も町もたいへん静か。地図で見たところ、郵便局がありました。市街から距離はありますが、それなりの規模を持っています。
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集落を抜けてしばらく走ると、いよいよ中ノ島です。
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写真前方の橋「中の島大橋」を渡ると、中ノ島です。
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こちら、島から本土を望んだ図です。橋のたもとに漁港があって、そこで車を短時間なら止められます。(バス停もあるので邪魔にならないように)
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波が穏やかで、現在は鯛、カンパチの養殖が行われています。釣り人をちらほら見かけましたので、釣りスポットのようですね。
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こちら、漁港の様子ですが、写真右手にある自販機が島唯一の店。写真左手にはバス停があります。
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市営バスとは言え、7本/日も走っています。公共交通でのアクセスも比較的容易です。
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漁港の裏には、集落が。
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漁港付近を眺めていたら、間もなく市営バスがやってきました。
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いわゆるマイクロバス。乗客はゼロ人でした。バスはここで転回して、須崎駅へ引き返します。

さて、これにて、高知県の有人島は全訪問できました。※定期船の無い戸島を除く。
(このペイジの作成者 いし)

どうもこんにちは てらです。
自由に四国鉄道の旅 南風編の続きになります。

高知市内のホテルで一泊した後、朝から高知市街を東西に延びる路面電車の西側、伊野線に乗車した。
路線図はこちら(公式に飛びます。)

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折角なので伊野行きの路面電車に乗り込む前に、通勤通学ラッシュのはりまや橋交差点でしばらくバスや路面電車を撮影した。
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色々なカラーのバスが走っているが、これは以前に土佐電と高知県交通の二社が路線バスを走らせていたことに起因する。現在は統合され全てとさでん交通が運行を行っている。
15分程度で撮影はいったん終えて、伊野行きに乗り込む。高知中心部のはりまや橋を中心に東西に延びている西側、伊野線は高知市の隣町である吾川郡いの町まで乗り入れる。郡部に乗り入れる路面電車は日本ではここにしかない。
全ての列車が終点の伊野に行くわけではなく、枡形、鏡川橋、朝倉など主要な電停で折り返す系統も多く、データイムは1時間に3本しか朝倉~伊野間は走らない。
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鏡川橋を出ると線路が単線となり、途中途中の電停で行き違いのために停車する。鉄道と違って軌道線は信号や自動車による影響を受けやすいこともあってか、4,5分停車して対向列車を待つような電停もあった。特にいの町内は国道と終始並走している区間であるため道路の端に単線の軌道が敷かれていた。
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終点の伊野に到着。小学生の一団が乗っていたこともあり車内はかなりにぎやかだった。
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伊野から分岐している線路があったため覗いてみると、現在はとさでん交通が運営する駐車場になっていた。
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昔は車庫だったようで、電柱などもそのままである。
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次の列車まで20分ということもあり、散歩がてら国道の隅を走る路面電車を撮ってみた。
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伊野~朝倉の特に列車の少ない区間においては、通票閉塞方式という閉塞方式をとっており、通票と呼ばれる輪を対向列車の乗務員に渡すことにより、特定の区間の保安をはかるものである。
通票の受け渡しを電車の中から撮ってみた。この運転台横にある輪を隣に停車している列車の乗務員に渡す。
この輪のようなものが通票であり、通票で運転ことができる区間が定められている。定められている区間の先を運転する場合は先の区間を運転することができる通票を受け取らなければならない。
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朝倉電停では地上勤務者が朝倉からはりまや橋方面に走る列車から通票を受け取り、伊野行きの列車に通票を渡すやりとりを見ることができた。
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列車の交換をする朝倉電停付近は、道も狭く、軌道内を車も走行することができるため、このような標識が設置されていた。
列車の本数は少ないが、見ごたえがあり楽しい乗り鉄だった。

この旅が気になった方はこちらもどうぞ。
2019年4月にとさでん交通桟橋線に乗りに行った時の乗車記です。
とさでん交通桟橋線

(このページの作成者 てら)

こんばんは てらです。
先日、撮り鉄の友人に声を掛けられ、半年ぶりに高知へ行ってきました。
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というのも、JR四国が運営している旅行代理店の商品の一つに、「自由に四国鉄道の旅」というJR四国全線の特急乗り放題に加えてホテルの一泊がつくという商品がある。閑散期は1万円台で四国を一泊二日で飛び回れる。
そんなわけで、三宮から高松・小豆島行きのフェリーに乗り込んで高松からこの切符を使って旅をすることにした。(高松行きのフェリーは実は前に乗ったことがあるので気になる方はこちら
高松から今回、高知へ行くにあたってお世話になったのが新型特急だ。 
南風は岡山~高知を結ぶ特急で、列車によっては宇多津で高松~高知を結ぶしまんとと併結して走る。
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高松から高知行きのしまんとにいい時間の列車がなかったため、宇多津まで快速を利用し、宇多津から高知まで南風を利用した。
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宇多津は備讃連絡橋と土讃線の接続駅であるため、多くの特急が行き来する。
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そのため配線もやや特殊で宇多津駅から高松方面を向くと、中央に瀬戸大橋方面へ線路が伸びているのがわかる。
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ちょうど松山行きの特急の併結作業が行われていた。
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…前説が長くなってしまったが、今回はこちらの新型特急キハ2700系の南風15号に乗車した。
(写真の一部で高徳線の特急に乗車した際に撮った写真がありますが内装が同じなのでこちらの記事で紹介させていただきます。)
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JR四国に多い一部車両が指定席となっており、このように区分けがなされている。(写真はうずしおの号のものです)
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ランプで指定席か否かがわかるようになっており、他のJRではなかなか見かけない設備である。
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驚くべきは車内だリクライニングは座面がスライドして連動するタイプで腰に優しく、コンセントも付属している点である。また、テーブルも振り子であることを考慮してか飲み物を奥くぼみが大きかった。
列車は讃岐平野を駆け抜けた後に四国山地を貫くように走る。
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2000系に比べ揺れも少なく、あっという間に終点の高地に到着した。
個人的に高知へ行く際に南風にお世話になることが多いのだが、変化に富む景色をのんびりと快適な新型特急で巡ることができた。(ゆっくり寝てしまい車窓の写真が無いのは反省しています…)

(追記)
いしが島巡り、てらが乗り鉄撮り鉄で高知県にはここ二三年でふたりともかなりお世話になっています。
都道府県ごとの記事の偏りがなるべく無いよう気を配っているのですが悪しからず…。

(このページの作成者 てら)

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