旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:和泉

こんばんは てらです。
先日、水間鉄道線に乗ったのだが、そのまま折り返すだけだと味気ないので水間観音へ参拝してきた。その時の記事は(こちら
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水間観音駅付近から西側(海手)
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水間観音系付近から東側(山手)
貝塚市の市街地を走っていた水間線も終点が近づくにつれ市街地から山間地域へと雰囲気ががらりとかわる。
水間観音駅よりも西側は国道のバイパスが通り、交通量も多い。
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6km先にある大阪府立少年自然の家があるあたりは「奥水間」と呼ばれ貝塚市内でも山間部にあたり、温泉なども湧出する。
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10分ほど歩くと周囲が開けてくる。
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今回参拝した水間観音、道路標識に「恋人の聖地」って書かれたりするんですね。
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水間寺の由緒は700年代と古く、聖武天皇が都の南西に開創するよう勅願を受けて開かれたそうだ。
しかし当時の建物は失火してしまい多くが1800年代岸和田藩主が寄進したことにより再建されているそうだ。
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橋を渡ると、目の前に本堂と三重の塔がそびえる。
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本堂。初詣などの際には泉州地域で多くの人が参拝している寺社ということもあり、一度に多くの人が参拝できるように賽銭箱が横長だったり鰐口(拝殿にある鐘のようなもの)がいくつもあったりしたのだが、平日の昼間ということもあり、参拝している人はまばらだった。
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三重塔と本殿が隣り合っている。三重塔は大阪府内で明治以前に建築されたもので唯一現存するそうだ。写真や映像で水間寺が紹介されるときもこのような写真で紹介されることが多いので写真を見てピンときた方もいるかもしれない。
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藍染堂。藍染明王が祀られており、良縁成就などのご利益があると言われている。先ほどの道路看板でも紹介した、百姓の娘であるお夏が藍染堂で祈願を行い、役人の清十郎のいわゆる「格差婚」を果たした物語は水間寺が舞台だといわれている。しかし江戸時代の作家井原西鶴はお夏清十郎物語の舞台を姫路としており、どうも諸説あるようである。
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国道170号線(旧道)は泉佐野市、熊取町を経由して貝塚市より、ここから和泉市を経由して河内長野市方面へ至っている。
奥水間方面へも、一日5往復程度バスが通っているようなので、そこはまたの宿題ということで、来た道を戻った。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
大阪南部を走る南海本線に乗っていると、途中駅で不思議な看板を目にする。
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奥水間ハイキング 水間鉄道 という年季の入った看板である。3年ほど前から気になっていたのだが重い腰をやっとあげて、今回は水間鉄道に乗車してみた。
水間鉄道はもともと水間寺への参拝輸送を目的として敷設された鉄道会社である。
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始点となっている貝塚駅は、大阪南部の貝塚市の中心駅として機能しており、水間鉄道の始発駅で南海線との乗換駅でもある。
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南海線は郊外の橋上駅舎なのに対して、水間鉄道は東側に隣接するようにこじんまりとしている。
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貝塚から水間観音まで9駅、20分ほどで終点についてしまう。ちなみに水間鉄道は20分に一本だが、南海線は15分ヘッドのダイヤを組んでいるため、接続が悪い時間が存在する。まぁ、こんな風にいろいろ写真を撮って記録するには悪くないのだが…。
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2両編成の列車が入線してきた。水間線はすべてが2両編成で、朝ラッシュなどに増結されることはない。
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ワンマンなので車端部に案内用のLEDパネルが設置されていた。
水間鉄道は、以前は南海が筆頭株主だった時代もあったようだが、資金繰りの悪化により自主再建を断念。現在はうどん、そばのチェーン店の杵屋の傘下に入っている。
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全てが貝塚市内を走るということもあって、貝塚市の広報紙が中づり広告につられていて、まじまじと読んでしまった。
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路線は貝塚市の市街地を通り、途中の名越駅で列車同士の交換を行った。終点、水間観音には定刻に到着した。
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水間観音駅は「苔玉の駅」だそうで、苔玉がいたるところに吊るされていた。
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真四角に近いサイズの駅名表。他社ではあまりみないかもしれません。
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車止めが植え込みになっているのがなんともローカル鉄道っぽさを醸し出している。
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水間観音駅には車庫が併設されており、点検が行われている車両を車窓からみることができた。
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水間観音駅、水間寺の多宝塔を模した駅舎が特徴的だ。貝塚駅と並んで水間線の有人駅である。以前は水間駅だったが、2009年に改称された。
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塔の部分は吹き抜けになっていて、観光案内が掲載されている。厄除けのメッカ…。
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隣接する駐車場には南海貴志川線のお古で実際に水間線で走っていた車両が眠っていた。
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帰りはなんと青森県の弘南鉄道とタイアップしたラッピングの車両が来た。タイアップしている経緯はこちらに詳しく乗っている。どうやら東急電鉄からの譲渡車をどちらも使用していることに由来しているらしい。水間鉄道は現在、全車両が東急電鉄から譲りうけた車両である。
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たしかにつり革には東急の名残が色濃く残っていた。…渋谷の文化村!
往復あわせて小一時間の小旅行だったが、楽しい初乗車だった。

(このページの作成者 てら)

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