旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:和歌山市

どうもこんにちは てらです。
今回和歌山から徳島へでるフェリーについて書きます。

関西から四国方面の航路は、三宮から高松、六甲アイランドから新居浜、大阪南港から東予(今治)といった便がある。愛媛方面のフェリーは夜行便になっており昼間の運航はない。
そのなかで1日8往復しているフェリーが和歌山徳島航路、南海フェリーだ。
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南海フェリーは鉄道との接続が考慮されており、和歌山港駅を発着する電車はフェリーが運航されている時間帯以外は和歌山港近辺の工場関係の勤務者が通勤する時間帯に運転されているくらいで、一日に11往復の運転にとどまる。
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そんなこんなで、電車を降りた人は足早にフェリー乗り場に足を進める。駅構内をこそこそ写真を撮っているとあっという間に私一人になってしまった。
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列車の発着時のみフェリーの係員と思しき職員が改札をおこなっていた。
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改札を出て右手に折れるとフェリーへの乗り場に直通する歩道橋があるのだが、まだまだ時間があるのでフェリーターミナルに立ち寄ることにした。
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駅直結のフェリーターミナルも日本津々浦々探しても珍しいだろう。
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南海四国ラインという愛称、いまやあまり見かけない気がするが…。
もともと南海四国ラインは、徳島側は小松島港だったが、徳島港の整備に伴い徳島港に航路が変更となった。
小松島港時代は大阪南港や千葉を結ぶフェリーも運行されていたようだが、徳島港から出る旅客を扱うフェリーは南海フェリーの和歌山便のみである。
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券売機の横にはイメージキャラクターがお出迎え。
しかし、南海電鉄の各駅でフェリーの船賃込みの企画券が売られているため、今回は券売機のお世話にはならなかった。くわしくはこちら
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フェリーの待合室から先ほどの歩道橋まではここの階段を上るのだが、なんか事務所の二階って感じがして本当に利用者が使っていいのか不安感を覚える。実際のところ、徒歩乗船で鉄道以外を使う人はそんなにいないのだろう。
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残念ながら南海フェリーは桟橋からフェリーが近いため、船舶全体がわかるような撮ることができない…。
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たまたま私が乗ったのは新型のあい だった。
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晩の便だったため、晩御飯ついでに晩酌をし、真新しさの残るこぎれいなカーペットで横になっていたら徳島はすぐであった。

(このページの作成者 てら)

こんにちは。てらです。
今日は30万都市の県庁所在地、和歌山市から紀の川市にかけてを走る貴志川線の乗り鉄記録です。
和歌山電鐵はもともと南海の一路線であった。しかし、南海電鉄全体の経営難により貴志川線の経営から退く方針が出された。これにより2005年に両備グループが経営を引き継ぐ形となり、車両のデザイン変更や、猫を駅長に抜擢しキャラクター化するなど、話題性のある運営を行っている。

和歌山駅の改札から貴志川線に乗車する際、貴志川線専用の券売機で購入しJRの改札から入る。一日乗車券を購入する際は、係員に申し出てJRの改札の中に入れてもらい、貴志川線のホームに行く必要がある。今回は一日乗車券を利用したのでJRの改札でその旨を申告して和歌山電鐵の乗り場へ向かった。
和歌山電鐵はすべての列車が2両編成であり、日中はほぼ30分間隔で走っている。
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駅名表はどこか見覚えがあるなと思えば、南海線のものと形式が同じ。元会社の色がこんなところで残っているとは…。
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ホームにはいちご電車が停まっていた。和歌山県にいちごのイメージがない人は少なくないと思う。(正確にはみかんのイメージが強すぎるのかもしれない)が、紀北地域などでは桃や柿をはじめいちごなどの果物の栽培がさかんである。s__MG_0928
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両備グループに経営が変わってから車内、車外ともに凝ったデザインのものに変わった。車内もこのように内装、中づりや椅子も一新されている。
竈山付近までは郊外の住宅街の景色が続いている。
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途中の伊太祁曽では列車同士の行き違いができるほか、本社機能を持った車庫もある駅である。
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いちばん乗ってみたかった、たま電車がお昼寝していた。
折角なので、途中下車して駅のすぐ南にある伊太祁曽神社に詣でることにする。
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伊太祁曽神社は和歌山市内の神社の中でも有名な部類に入り、和歌山市内では日前宮、竈山神社と並び有名な神社である。
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伊太祁曽神社は木にまつわる神、五十猛命(いたけるのみこと)を祀っており、木俣をくぐると厄除けになると言われている。
伊太祁曽神社については、先述の日前宮、竈山神社に参拝した時に「和歌山三社参り」と題して改めて記事にしようと思うのでしばしお待ちを…。
駅に戻り、貴志行きの電車に乗り込む。先ほどの住宅街が続いていた景色と変わり、田畑が目立つようになり、集落の切れ目がわかるようになってきた。
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終点の貴志駅に到着。
この駅近くの商店で飼われていた猫が、駅にも出入りするなど居ついていたことから、経営移管後に、猫のたま駅長として抜擢、マスコットキャラクター化したことで話題になった。
駅舎も猫を模した形に改築されている。また向かって右手に喫茶店、左手にグッズショップがあり、猫の駅長にちなんだグッズが展開されていた。
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駅の改札付近にはたま駅長が間近で見れるケージがあるのだが、たまたま行った日がお休みの日で、ケージのカーテンが閉じられていた。残念…。
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南海電鉄の塗装そのままの車両。和歌山電鐵になってから4編成がリニューアルしたため、南海カラーの電車の方が現在は少なくなってしまった。
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途中、伊太祁曽で最初に乗ったいちご電車と行き違う。
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終点の和歌山に到着。ちょっと気になる看板を見つけた。
10月末に貴志川線を利用したため、4~9月の利用が115万人であるということを考えると、決して良好な数字であるとはいえない。和歌山電鐵に経営が移管されたとはいえ、依然安泰である状況ではないことを思い知らされた。沿線は住宅地が多いものの終始県道13号線と並走する形になっており、車社会が進んでいる地方都市では苦しいのかもしれない。
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いちご電車やたま駅長など、和歌山電鐵を楽しませてもらったものの、鉄道として運営を継続していくことの苦しさも垣間見える乗り鉄だった。

(このページの作成者 てら)

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