どうもてらです。
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2019年に相方のいしが欧州各都市を周遊し、そのときの記録を【東欧2019】シリーズにまとめているのだが、欧州各都市のトラムに関する記事を多くの方が読んでくださっていた。
そこで、2017年と少し過去のデータになってしまうが、私といしが東欧各都市を周遊した時の記録をもとに乗り鉄記録をつづる。

東欧2017 目次
I.ワルシャワ (このページ)
II.クラクフ
III.カトウィゼ
IV.オロモウツ
V.ウィーン
VI.ブラチスラヴァ
VII.ブルノ
VIII.ブタペスト

ワルシャワに来て驚いたのが湿度が低く埃っぽい点だった。真冬という事もあるのだろうが、マイナス10度をゆうに下回る寒さで雪とススの汚れが目立つ車両が多かった。
ワルシャワのトラムは20分券、75分券、90分券、一日券(購入から24時間有効)とあるのだが、20分券5回購入するならば一日券の方が安くなるため、トラムを乗る目的ではなく観光目的でも一日券で充分役割を果たすだろう。
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ワルシャワは130㎞あまりの路線長と30近くの系統のトラムが運行されている。その中でもワルシャワ中央駅を中心に東西に走る幹線が高頻度でトラムが行きかう。(参考までに東京メトロが195㎞、大阪メトロがニュートラムを含むと138㎞)
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Wiatraczna電停のようにランアバウトの交差点の中央に電停が設置されて乗換えの便宜が図られていた。Konstal 105Na(奥)とPesa Swing (120Na)
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現役で一番古いKonstal 105Na型も元気に走っているし、最大勢力である。
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ワルシャワ旧市街をまたぐバイパスもトラムが通過している。写真は(Stare Miasto電停付近)
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ワルシャワの特筆すべき点は速度(であると思う)急加速、急減速もあたりまえで、並行するバスや自動車に負けないスピードで走行する。
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車両はこのように制御車と付随車のセットになっている。日本の路面電車と違い、運転台が一つしかないため、終点で運転台を変わることはない。
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では、どうやって折り返すのかはこちらを見てほしい(写真は同じポーランドのクラクフ)
終点の電停には折返し場があり、このように円を描いて元来た方向へ戻っていく。
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ワルシャワ市の紋章が各車、車番の上に貼られている。
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車内は黄色に塗装されており、扉のそばにある改札機に切符を通すことができるようになっている。
切符の改札をせずに乗っていると不正乗車とみなされて罰金を取られるので要注意だ。…が、あまり巡回員を見かけることはなかった。
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行きかうトラムと国鉄を撮影するためにワルシャワ東駅(Warszawa Wschodnia)へ
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私といしがワルシャワを訪れた際は古い塗装の車も走っており、運よく撮影することができた。
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ワルシャワに滞在したのは深夜の飛行機で着いて翌々日の早朝に出発したので、正味1日足らずであったが、行きかうトラムを思う存分満喫できた。

次回、クラクフ編はこちら


(このページの作成者 てら)