旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:ローカル路線バス

こんにちは、いしです。

2019年夏、埼玉県にある長距離路線バスの1つ、飯能~名栗車庫~湯の沢線に乗ってきました。

飯能駅から、旧名栗村を通って、正丸峠、山伏峠の手前まで、国際興業バスが走っています。
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出発は、飯能駅から。
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国際興業バスで、名栗車庫まで向かいます。
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この日は、偶然にも飯能で祭りが開かれていたため、バスは迂回運行。普段は飯能駅を出発した後、一度東方向にある東飯能駅を周ってから、方向転換をして西方面にある名栗村へ向かうのですが、この日は東飯能駅に寄らず、飯能駅を出てすぐに西へ向かい、飯能河原バス停へ直行します。写真は、臨時の飯能河原バス停です。
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名栗へ向かう国際興業バスは、山岳観光の観光客が主な利用者。バス車内では、周辺の観光地説明が液晶パネルで流されています。
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バスは基本的に県道70号をまっすぐ西進するのですが、ところどころ狭い旧道を走ります。ここは、狭隘路でのすれ違い。
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原市場という辺りは、集落の中の狭い道を通ります。
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約50分で、名栗村の中心集落の北の端にある名栗車庫バス停に到着です。この先、バス路線は湯の沢まで伸びていますが、終点の湯の沢まで足を延ばすバスは一日数便。30~40分に一本あるバスのほとんどが、この名栗車庫かこの先の名郷までの運転です。
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名栗車庫バス停。車庫というだけあって、バスが何台も待機していました。
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集落を少し戻って、道をそれると、「さわらびの湯」という公衆浴場があります。
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昼間のバス便は、集落から外れた高台にあるさわらびの湯へも寄ってくれます。さわらびの湯は、土日ともなれば登山客で大盛況。この日も大勢のお客さんがいらっしゃいました。
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平成の大合併前まで村だった場所にしては、かなりのバスの本数です。首都圏から日帰り圏内のパワーを感じます。
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さわらびの湯からは、名栗が一望できました。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

佐渡島を走る路線バスは、観光客の利用に力を入れていますが、島の西の南端を走る宿根木線(しゅくねぎ)はその中でも最も力を入れている路線でしょう。地方の路線バスにしては大変珍しく土日ダイヤの方が平日よりも本数が多く、バスも大型で、車両によっては自転車の車内持ち込みも可能です。

新潟交通佐渡、屈指の観光路線、宿根木線に乗りました。
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宿根木線は、佐渡島南部最大の街「小木」から、その西にある観光地「宿根木」集落を通り、島の西端にあたる「江積(えっつみ)」集落を結ぶ路線です。便数は5本/日(平日は減便)。始点は、本土からのフェリー(直江津航路)が発着する小木港です。
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小木港のバス乗り場に、江積行が入線です。乗車は少ないですが、観光客の利用もありました。
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行先表示板こそLEDですが、床板はレトロな木張りです。
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少し見づらいですが、シフトノブは床から生えているタイプでした。バスは小木港を出発するとすぐ近くの小木集落にあるバス停へ向かいます。
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小木のバス停で地元の方を乗せて、出発です。
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坂を少し上ると、道幅の狭い小木の商店街に入りました。交通量は多く、すれ違いには苦慮します。

写真左下、バスの窓には、自転車積載が可能である旨を示したサボが掲出されていました(そういえば、先日乗った新潟交通佐渡の小木線では、このサボが畳まれていました)。この宿根木線は、車両によっては自転車を積み込めるからです。運転手さんの話では、ここはサイクリストが多く集まる場所なんだとか。
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小木の集落を抜けると、宿根木まで、快適な2車線道路が続きます。道路沿いは田園風景です。
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建物が特徴的な集落、宿根木で下車しました。バスはこのまま西進します。
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宿根木集落を少し見物しました。
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せっかくなので、宿根木線の終点、江積まで行ってみます。
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宿根木を出発してもバスはひたすら西へ進みます。
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途中、犬神平という集落では、山道にそれて、山の上にある佐渡太鼓体験交流館までバスは寄り道します。ここへ向かう峠道がなんとも狭く、勾配がきつい。山間部の路線バスが好きならば、乗ってて飽きません。バスはエンジンを唸らせながら、右へ左へジグザグと狭い道を登っていきます。

結局、太鼓交流館で乗降はなく、バスは今来た道をジグザグと降坂。犬神平まで引き返します。

犬神平からはまた再び、島の海岸線に沿って、西へ西へ進みます。
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犬神平より西は、道も狭くなり、車幅プラスアルファほどの道幅に。
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この便は、途中の深浦という集落に寄る便でした。写真は、深浦集落から道を見上げたもの。ほとんどの便は、写真に写る橋を通るだけで、深浦集落までは降りてきません。
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深浦集落から島の西端の沢崎を通過しました。
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沢崎を過ぎてトンネルをくぐると、道はいよいよ狭くなって、すれ違いが困難なレベルになってきました。途中の集落は、宿根木ほどびっしりと建物が寄り添ってはいませんが、それでも佐渡らしい茶色の外壁の家が並ぶ、独特の風景です。
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海岸沿いの細い道をさらに進みます。前方に、終点の江積集落が見えてきました。
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江積到着です。
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バスはここで折り返し。便によっては数十分の折返し時間がありますので、とんぼ返りする必要はありません。乗ってきた便に落ち着いて折返し乗車が出来ます。
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すでに島の西端を回り込んだため、江積からは佐渡島の国仲平野方面がうっすらと望めます。
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江積です。バスはここで終点ですが、車や自転車で来れば、この先にも道は続いていて、島を一周できます。
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バス停から集落を望みます。たいへん静かな集落でした。お邪魔にならないよう、折返し乗車で帰ります。
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折り返し便からは、車窓を1枚ご紹介。江積付近では海岸線ぎりぎりを走るため、窓の外はほとんどが海です。
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折り返し便は深浦の集落まで降りません。橋から往路便で通った深浦が見えました。宿根木集落をぎゅっと小さくしたような、こじんまりとした集落ですね。

この日は、宿根木便で、小木まで戻りました。

続く

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

前浜線は、佐渡島南側を海岸線に沿ってひたすら走る路線。始点の多田から終点の小木まで、2回に分けて乗車しました。
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佐渡島の中央部から山を越えて走ってくる岩首線、1日2本しかありませんが、下りの夕方便は多田で、前浜線最終便の多田発赤泊行に接続します(時刻表でも朝の前浜線→岩首線、夕方の岩首線→前浜線が多田で接続する旨が表記されています)。
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多田の港の入口にあたる交差点で、前浜線は岩首線の接続を待っていました。
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一見するとバス停があるなんてわかりませんが、確かに待合所が。
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前浜線、便によっては9人乗りジャンボタクシーで運転されるのですが、この日の最終便は堂々の大型バスで運転でした(時刻表ではジャンボタクシー運行なのですが。車両運用の都合でしょうか)。
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岩首線で峠を越えて多田までやって来たのも、多田で降りたのも、多田で前浜線に乗り換えたのも、そもそもこの前浜線最終便を使ったのも、私(と同行者)だけ。他は誰も居ませんでした。いつまでこの接続ダイヤがあるか、ハラハラです。

新潟交通佐渡は本数が少ないながらも接続を重視してくれていますが、利用者が居ないのならいつ廃止されてもおかしくありません。お盆の最繁忙期でこの人数ですから、前途は多難。
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多田を出発したバスは海岸沿いの県道45号を西へ進みます。道は意外と整備されていて、開通したばかりと思しきトンネルも。
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何本かあるトンネルのうち、1つは、バスがトンネル手前で左へ折れて旧道へ。狭くて、暗い!!しかも大型車。狭隘路線バス好きにはたまらない路線です。前浜線に乗るなら、断然、赤泊行最終便です(赤泊泊は必須になりますが)。
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トンネル、狭路、集落と通り過ぎると、まもなく赤泊の集落へ到着です。
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終点、赤泊埠頭前で下車。翌日の小木行の前浜線まで、赤泊で一泊です。
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翌日、赤泊10:38発の前浜線第2便は、時刻表通り、ジャンボタクシーでの運行でした。前面には、「路線バス」という看板と「前浜線」という行先票が掲げてあります。

前日に乗った、前浜線の西側区間(多田~赤泊)間とは打って変わって、快適な片側一車線区間。小木まで快走です。
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途中のバス停。写真真ん中に見える白い棒はバス停でしょうか。いや、バス停はその隣にありますね。
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さて、このジャンボタクシー。当たり前ですがタクシーとしても使用しているようで、タクシーのメーターもありました。

赤泊から、佐渡島の西の端にある小木まで、バスは西へ西へ走ります。途中、羽茂では、集落が少し内陸にあるため、そちらへ寄りますが、それ以外は基本的に海岸線を走ります。

この日の第2便は、地元の方も数人利用されていました。ジャンボタクシーを走らせるだけの需要はあるようです。
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さて、実はこのバス、佐渡島の他のほとんどの路線と同じく自由乗降のため、どこでも降ろしてくれます。せっかくだから終点の小木まで行って頂きました。写真は歩いて数分の小木港。もちろんここで降りることも可能です。

小木港は観光客と帰省客で大賑わい。静かだった赤泊と比べると、同じ島とは思えないほどでした。

続く。
(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

佐渡島の中心地、島の真ん中に位置する国仲平野から、佐渡島の山を越えて南へ向かう路線は4本あります。そのうち山を越えるのは赤泊線と岩首線です(路線バス一覧はこちら)。どちらも2往復/日の閑散路線で、中々乗るのにはハードルが高い路線です。今回は、岩首線に乗車しました。

上記の地図を拡大すると分かり易いですが、この路線、かなりの長距離路線です。バス自体は、地図のB地点にあたる多田(おおだ)バス停から東へ折れて、柿野浦まで走ります。この日は最初のバス停佐和田バスステーションから多田まで乗りました。
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佐和田バスステーションの裏側は、このようにバス車庫になっており、バスが所狭しと並んでいます。マニアには垂涎ものではないでしょうか。
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車庫には、営業所も併設。写真奥の平屋の建物です。

この日は、岩首線に乗った後、多田バス停で別のバス(前浜線)に乗り継ぐ予定でした。一応、時刻表上は接続する旨が書かれているものの、営業所の近くを歩いていた時に親切にも営業所の方に声をかけて頂き、わざわざ乗り継ぎ先のバスの営業所まで、接続の有無を確認して下さいました。ありがとうございます。

新潟交通佐渡のバスは、路線が少ないわりに、各路線の接続はかなり考えられており、バスを乗り継ぐには大変便利です。どうやら、バスの積極的な利用をダイヤの面からも促している模様です。時刻表でも、バスが接続する旨を積極的にアピールしています(時刻表はこちら
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今回乗車する岩首線は、この日2本目のバス。すなわち、終バスです。8月とはいえ、午後5時半にもなると、だいぶ陽が傾いていました。
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車庫から、バスがやって来ました。中型のバスで、行先は幕式。これで峠を越えていきます。
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側面のサボは、これから通る主要な地名が書かれていました。このバスは、佐和田を出ると、佐渡島の真ん中に位置する国仲平野にあった3つの町(佐和田、金井、畑野)を通った後、ひたすら南へ山越えし、山を越えた先の多田、柿野浦の順に進んで行きます。今回は、山を越えた先の港町、多田までの乗車です。
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佐和田を出たバスは、しばらく本線と同じ道を辿って、佐渡中央病院へ向かいます。乗車は5人程度で、バスはガラガラです。
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まずは、両津方面へ。本線と同じく、島の平野を横切る国道を東へ進みます。

佐渡島の丁度真ん中あたりでバスは南へ曲がり、ひたすら島を南下し始めます。
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車窓には、本土と同じような広い田んぼが広がります。
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ここからバスは県道181号線に沿って南下します。
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佐渡島の平野の真ん中を南下するということは、平野を東西に横切る本線と南線の両方に接続するということです。南線が走る県道が近くなると、畑野の集落に入り始めます。

この集落内、この中型バスで車幅いっぱいの狭路です。
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「畑野駅前」交差点まで来ました。南線との乗換地点です。鉄道の無い佐渡島に「駅」とつく信号があるのはなんとも不思議ですが、ウィキペディアによると昔はバスターミナルのことを駅と呼んでいたらしいとの情報が。
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バスはぐんぐん山道を登っていきます。途中、小倉という所が峠の手前最後の集落。少し長めのトンネルに入れば、峠越えは終わりです。
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峠越えは終わったのですが、なんと土砂崩れでその先の県道が通行止め。ここでバスは左の道に迂回します。
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当たり前といえばそれまでですが、県道を外れて入った道はなかなかの狭路。中型バスとはいえ、車幅いっぱいの道を下ります。
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だいぶ山を下った所の集落で県道に合流すると、バスは律儀に県道を通行止めの少し先の集落まで戻ります。結果的には迂回区間に降車客も乗車客も居りませんでしたが、万一居ることを考えると通過というわけにはいかないのでしょう。公共交通の難しさを感じます。
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峠の通行止めまで県道を登ってUターン。県道は広い2車線です。
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再び海の近くの多田(おおだ)集落まで戻ってきました。

バスは多田の海辺まで来たところで左折し、進路を東へ柿野裏まで向かいます。
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今回は、西進するバスに乗り継ぐため、多田で途中下車。2便/日という希少性、年季の入ったバス車両、集落内と山間部の狭路、予期せぬ迂回と盛りだくさんの岩首線でした。

続く
(このペイジの作成者  いし)

こんばんは、いしです。

新潟交通佐渡の七浦海岸線は、金山で栄えた相川から、佐渡島中央の国仲平野の西に位置する佐和田までを、「海岸に沿って」結ぶ路線です(是非、上記地図を拡大してみて下さい)。
相川から佐和田までは海岸を通らずともトンネルでショートカット出来るため、相川~佐和田間のバスはトンネル経由の「本線」が多く、この七浦海岸線は5~6往復/日が走るのみです(それでも、佐渡島の中では本数が多い方ですが)。
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七浦海岸線は、ここ、相川バス停から発車します。便によっては、少し手前の佐渡金山(きらりうむ佐渡バス停)が始発のものもあります。
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相川は、バスをゆうに10台は止められるほど広い敷地を持ったバス停です。この時も、2台がスペースをゆったりと使って駐車していました。
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七浦海岸線より少し先に、佐渡島の北端までひたすらに北上する海府線が発車していきました。長距離バス路線であるうえ、風情あるこの車体ですから、早いうちに乗ってみたいものです。
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海府線は、客扱い後すぐに出発して行きました。
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七浦海岸線は、中型のこのバス。まだLED化されていない行先票が旅情を掻き立てます。既に「七浦ー佐和田」の表示になっていました。
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この日乗ったのは、相川を11:48に出発する河原田本町行(河原田本町は佐和田の商店街にあるバス停)。佐和田までは約40分の道のりです。
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相川を出発してからずっと、右手には海が見え続けます。相川の街を出ると、写真のように周りは農村の景色が広がります。右手に海はあるものの、左には山の麓まで田んぼが連なっているため、離島にいることを忘れてしまうような景色が続きます。
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途中の観光名所、夫婦岩もクッキリと車内から見えました。
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七浦海岸線は、片側1車線は確保された広い道路を延々と進んでいきます。快適そのものです。
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途中の集落ではこのようにセンターラインが消えることもありますが、基本的に、道路は幅広く整備されていました。IMG_4254
佐渡島を感じる、この茶色の家々の続く集落を超えると、間もなく佐和田バスステーションに到着です。
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佐和田バスステーションには定刻に到着。建物1階はバス待合室になっており、このビルディングの裏側は広大なバス車庫が広がって、事務所も併設されていました。

新潟交通佐渡時刻表

続く
(このペイジの作成者 いし)

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