旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:鹿児島県

こんにちは、いしです。
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与論島からの帰りは、飛行機を使って関東に帰りました。乗ったのは、上の写真の飛行機、琉球エアーコミューター818便与論発→那覇行です。

今回は空港を少しだけご紹介します。
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与論空港はとても小さな空港。ターミナルは自転車でもアクセスできるほどです。そうは言っても、大切な生活路線であり、各便の到着と出発が重なる時間帯の空港はたくさんの人で活気づいていました。

搭乗手続きを行うカウンターは2つだけ。カウンターのすぐ右には手荷物検査場があり、そこを過ぎると待合スペース。その先の扉を開けると、飛行場に出て、そのまま飛行機まで「歩いて」搭乗します。とてもコンパクトなサイズで、離島を感じさせます。

ちなみに、空港の隣にはホームセンターがあって、島で必要なものをなんでも揃えられます。

与論空港は、私が乗った那覇空港行の他にも、鹿児島空港行、奄美大島行が就航しています。どれもJAL系列ですが、那覇行だけが琉球エアコミューターで、他は日本エアコミューターによる運航です。
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空港の周りには一般道があり、飛行機がよく望めます。こちらは日本エアコミューター。
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与論空港では、昼にすべての便が離発着を行うので、短時間で何便も見ることが可能です。
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こちらは離陸していく日本エアコミューター。機体にハイビスカスが描かれており、JA01JCの文字が確認できたので、天草エアラインとの共同事業機でしょうか(wikipedia参照)。
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着陸してきたのは、日本エアコミューターのコウノトリ号。但馬空港ターミナル株式会社が購入した機材とのこと。
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最後に、琉球エアーコミューターが、那覇へ向かって旅立って行きました。
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(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

鹿児島県最南端の与論島には、路線バスが1路線だけ走っています。上記地図の青線で表されたルートを辿る循環バスです。バスは1日5本ずつ、北周りと南周りの計10本が走っています(時刻表)。残念ながら観光地はほとんど通らない、島民向けのバスのため、観光客には馴染みが薄いですが、起伏の激しい島の中腹をぐるっと一周してくれるため、島の雰囲気を掴むのには持って来いのバスです。
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車両はこのようなマイクロバス。バス停は一応ありますが、それ以外の場所でも手を挙げればどこでも乗せてくれますし、降りたい場所で降りられます。
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手を挙げて乗車しました。
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車内はこのような感じ。運転士横の木箱にお金を置きます(1回200円、2日乗車券は500円)。おつりが欲しい場合は、木箱から自分でおつりを計算して差額を取っていくスタイル。昼間の便に関しては、利用者がそこそこ居ました。島民の足としてしっかり活躍しているようです(17時台の最終便は、誰も乗っていませんでしたが)。

北周りと南周りでそれぞれ2時間に1本程度ですが、合わせれば1時間に1本程度はあります(無い時間もあります)。工夫すれば、途中下車の旅なども楽しめそうです。

続く
(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。
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マルエーフェリーの運航するフェリーあけぼので、沖縄から、鹿児島県最南端の与論島にやって来ました。

与論島は周囲23kmのそこそこ小さな島。小さな島とはいえ、実際に降り立ってみると意外と大きいと感じるサイズで、電動自転車なら1周に3時間ほどかかります。

島はサンゴ礁で出来ているために、他の日本の離島に比べればアップダウンは低く、最高地点でも標高は100mもありません。しかしながら、集落は島の沿岸部ではなく内陸部に多く点在しているため、移動には常に坂道が付きまといます。上記マップでぐるっと一周する青い線は、島に唯一のバスで、ほとんどの集落はこの線の近くに位置しています。こう見ると、なかなか海から離れたところにあることを実感します。

島ので最も大きい茶花集落は島の北西部に位置し、茶花には漁港もあります。しかし、フェリーは茶花から数km離れた、島の南西部の与論港に到着します。また、与論空港も茶花から離れた島西部にあり、どちらも路線バスは通っていないため、島に到着した後の移動は必然的にレンタカーか宿の送迎に頼ることになります。

なんと肝心の茶花をはじめとした集落の雰囲気が分かる写真を全く撮って来なかったので伝わりづらいのですが、かつて数十年前に観光客で賑わった与論島は、所々にその形跡を見かけることが可能で、その傾向は特に茶花に顕著です。
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例えばこれは茶花の役場からすぐのところにある旧・与論観光ホテル。廃墟マニアならたまらないのでは。

島には集落のほかにも家が点在していますが、基本的にはサトウキビ畑と島名産の与論牛の放牧地が広がっています。
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広がる平地を生かして、海岸線ぎりぎりまで農業が行われています(写真は島南部)。
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サトウキビ畑も、島のそこかしこに広がっています。
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この日もそうでしたが、今でもクルーズ船が寄港するなど、観光には力を入れているようですが、島で過ごして居ても観光客とあまり遭遇することはなく、のんびりした雰囲気が島全体に漂っています。
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島には、至る所にこのような海岸があり、海は与論ブルーに輝いています。島のほとんどのビーチに人は少なく、ちょっとしたプライベートビーチ状態でした。
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島の内陸部に少し入れば、南国の海と畑を両方拝むことができます。
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島の中心部には、神社や学校など、町の施設が集まっていました。
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学校は見晴らしのいい島の高台にあります。通学は大変でしょうけれど。
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島で最も高い舵引き丘からは、島の風景を360度見渡せます。ここへは自転車でもアクセスできます。標高が低い島ならでは。
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ここからは何枚か、島の風景を撮った写真です。
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島の中心部にある崖の一部は与論城跡地で、島の西部を広く見下ろすことができました。
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さて、島の東部には百合が浜という有名なビーチがあります。
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正しくは、この海岸から沖合にあるのが百合が浜。大潮の日にだけ現れる砂浜です。

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百合が浜へはこのようにボートか、バナナボートでアクセスします。
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この日は、大潮ではなかったため、完全に潮が引くことはなく、10㎝くらい海が残った状態でした。

今回は景色を追いましたが、鹿児島と沖縄の県境に位置する与論島は、民俗学や文化的にも日本と琉球が入り混じった大変面白い島です。不勉強のまま訪れてしまったことが悔やまれます。

おまけ
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茶花にある与論郵便局は、土曜日も窓口が開いていました。しっかり、風景印もありました。

続く
(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
今週の記事では、沖縄本島北部にある本部港から、鹿児島県最南端の与論島までフェリーで移動したときの模様を記します。与論島の記事は、また改めて。


鹿児島市から那覇市までは、毎日1便、フェリーが就航しています。2社が1日毎に交互で運航することで、日に1本が維持されており、この日の鹿児島行はマルエーフェリーの担当でした。

この鹿児島航路は、那覇を出ると、那覇→本部(本島)→与論(与論島)→和泊(沖永良部島)→亀徳(徳之島)→名瀬(奄美大島)→鹿児島の順に、奄美群島を順番に寄港しながら北上していきます。この日は、本部(9:20発)から与論(11:50)まで2時間余りの乗船です。
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本部港に停泊中のフェリーあけぼのです。さすがは8,000トン級の船で、近づくと大きく見上げることになるサイズ。この日は凪でしたが、このサイズなら多少の荒天でも頼もしいです。
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本部港の乗船券売り場から船まではどう見ても徒歩でアクセスできる距離なのですが、なぜかマイクロバスの送迎がありました。ご厚意に甘えて、送迎を利用し、乗船しました。
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船内最上部のデッキから。マルエーフェリーのマークが夏の青空に映えます。
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本部港に停泊中のフェリーからは、前日に訪れた瀬底島が間近に見られます。
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船内に入ると、乗船券の色が行先ごとに分けられてるため、それを見て船員さんが自分のデッキを教えてくれます。さらに、船内のメイン階段には行先票が掲示。どうやら行先毎に乗車区画が分けられているようです。写真を見てもわかるように、船の半分が与論に割り当てられていました。それだけ与論に行く人が多いということでしょうか。

船は無事に出航。瀬底島の西側を周って北上し、左舷に伊江島、伊平屋島、伊是名島を望みながら進みます。船内は夏休みということもあって賑やか。解放されたレストランスペースでは、午前中からおじー達がビール片手に談笑していました(うちなーぐち全開で何を言っているかは全く聞き取れませんでした)。

マルエーフェリーは全席指定のため、2等座敷を予約していましたが、昼間の2時間程度の航海なら景色を見たり、喋ったりしている間にあっという間に目的地に着いてしまいます。景色も、常にどこかの島が見えているので、飽きません(おがさわら丸とは全く違いますね。あれはあれで趣のある航路で良いのですが)。

船はほどなくして定刻通り与論島に到着。天気が良かったこともあって、大変快適な船旅でした。マルエーフェリー、また乗りたいです。
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与論港は、南国ムードたっぷりの港。

おまけ:別日に与論島から撮った、与論港に入港するマリックスラインのフェリー。
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(このペイジの作成者 いし)

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