旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

タグ:離島

こんにちは、いしです。

離島界のキングこと長崎県にも、アクセスのしやすい島が沢山あります。長崎市の樺島もその一つ。アクセスがしやすいとは言え、市町村合併前は長崎市ではなかったので、市街地からはそれなりに遠いわけですが。

樺島へは、市街地から長崎半島西岸をひたすら南下する樺島行へ乗車すれば一本です。本数も、昼間でも約40分毎にバスがやってくるという大所帯です。
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樺島行きは、長崎半島の先端にほど近い野母の近くの野母集落も通ります。
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樺島着。
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樺島は大きな車両留置場があるので、ここ泊まりのバスが多いのですねおそらく。
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少し釣り人がいる以外は至ってのどかな島。
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赤い橋がかかってますので、歩いてもアクセスできます。
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バスによっては橋の手前の脇岬までしか来ないバスもありますので。その場合はここから徒歩。20分もあれば島へアクセス可能。
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(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。
宇和島市の有人島の1つ、戸島を訪問。
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宇和島から乗ってきた朝の第一便が、島を去っていきました。
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まだ朝焼けの中、島を去っていく船。次の第2便で同じ高速船「あさかぜ」がやってくるまで、約5時間ほどあります。
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とりあえず、港から散策。

戸島はブリ(ハマチ)の養殖で大変有名な島で、「戸島一番ぶり」としてブランド化もされています。すなわち、漁業の島ですから観光化は全くされておらず、公共施設は皆無。辛うじて、郵便局がありましたが土日は当然休業です。公衆トイレもありません。訪れる方は要注意。

もちろん、戸島のぶりを頂きたい場合も戸島では食べれませんので、宇和島市街でお店を探す必要があります。むしろ、市街でぶりが食べられるのだから喜ぶべき点ですね。
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写真は、戸島港(本浦)の郵便局。

次の船が来るまでの5時間を盛大に持て余したわけですが、何もすることが無いので、とりあえず散策。そうは言っても、周囲18kmある戸島の大きさとは裏腹に、大きな集落は島の東側の2つ(定期船の来る本浦、小内浦)なので、小一時間もあれば周れてしまいます。平日であれば、貨客船と高速船をうまく使って、1時間程度の滞在に抑えるのがベターかもしれません。

島の西側にも集落が一つあるのですが、細長く暗い山道を歩いて越えなければならないので、結構大変です。島にはレンタカー、レンタサイクルなどあるわけもなく、ここにはカーフェリーはやってこないため、徒歩以外の手段が存在しないわけです。今回は、途中で断念しました。

ちなみに、島には民宿が1軒あると島の方が仰ってたので、民宿で一泊という手もあります。
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島めぐりのバイブル『シマダス』によると、この島には300人が暮らしているとのことで、小学校もまだ現役です。
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本浦と小内浦の間を結ぶ道から見た本浦。
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港で何をするわけでもなく、ぼーっと時間を潰していたら、港にわらわらと人が集まり始めました。定期船の時間のようです。
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戸島の皆さま、お邪魔しました。今度は本土でぶりを頂きます。

※往路は見落としていましたが、高速船の行先板は、戸島と蒋渕半島だけが書かれていて、嘉島は書いてないんですね。なんだか、宿毛市営船の鵜来島を思い出します。
(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
20200531_宇和島全体
新幹線駅、空港のどちらも遠く、東京からも大阪からも遠いのが、四国南西部辺り。その代表都市の1つが宇和島です。上図のオレンジ色の点が、宇和島市の中心街。図が見づらいですね、拡大して頂ければ幸いです。
宇和島周辺の海は沿岸に島が散らばっており、やはりここにも離島(このブログの大切なテーマの1つ、離島です)が存在しています。
20200531_宇和島戸島」
そのうち、宇和島市に属する有人島は5つ。うち、1つが架橋され、1つは定期船が無く、残り3つが定期船で宇和島港と結ばれた有人島です。

宇和島市の離島への定期船を一手に担うのが、盛運汽船。高速船2隻と、貨客船1隻を用いて、宇和島港と各島をほぼ毎日結んでいます。

高速船は「あさかぜ」と「しおかぜ」で航路を分担しており、「あさかぜ」は宇和島市街地に近い嘉島、戸島、蒋渕半島を結ぶ担当(3便/日)。「しおかぜ」は宇和島市街地から最も遠い日振島と宇和島市街地を結ぶ担当(3便/日)。ただし、「しおかぜ」の朝の1便だけは蒋渕半島に寄港します。

貨客船「しらさぎ」は、宇和島から嘉島、戸島、日振島の順に寄港して宇和島に帰ってくる航路。1便/日の運行ですが、土休日は休航のため、曜日の都合がつかなかった今回は乗船断念。約4時間をかけてゆっくり宇和海を楽しめるので是非とも乗りたいところではあるのですが。
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前置きが長くなりましたが、今回は高速船「あさかぜ」で戸島へ。出発は、あさぼらけの宇和島港から。ところで、宇和島港は市街地やJR駅から徒歩15分くらいの距離で、道の駅うわじまが併設された場所にあります。
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昔ながらのカウンタ。ここで乗船券を購入します。
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建物を出てすぐ、係留中の「あさかぜ」とご対面。写真右に見切れているのが貨客船しらさぎ(この日は休航日)です。
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左には日振島行の高速船「しおかぜ」も係留されていました。「しおかぜ」は冬季ダイヤだと6:30発なので、このように6:35発の「あさかぜ」との並びを見られます。どちらも、すでに乗客は乗り込んでいました。
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「あさかぜ」の室内。すでに他の方が乗られて居たので、全景は撮れず。ちなみに、宇和島から戸島までは急行料金440円込みで、1,640円です。
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乗船口が船の中ほどにあって、船前方は低い位置に座席が、後方は高い位置に座席があります。この日は天気予報が晴れで、外洋を走る船でもないので揺れないとは思いましたが、前方座席通路に一斗缶を発見したので、念のため後部座席に陣取り。

船は定刻で出発。段々と明るくなる中、たくさんの養殖場がある宇和海の中を滑らかに進んで行き、早朝便ということもあっていつの間にか寝ている間に戸島到着。約一時間の快適な船旅でした。
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下船したのは、戸島の戸島港。第一便は、宇和島→嘉島→蒋渕半島の矢ヶ浜→戸島の小内浦→戸島の順に寄港します。戸島へは都合2回の寄港ですが、小内浦よりも戸島の方が大きな集落です。
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あさかぜは、ようやく日が昇り始めた戸島港を出発し、蒋渕半島に向かって出発して行きました。

※この記事の地図はすべて、地理院地図をもとに加工。
(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。今年の2月、もはや毎年の個人的恒例行事となりつつありますが、四国を訪れました。今回は、高知県でまだ行っていなかった有人島(下図中赤色)へ。
20200429_高知県有人島
20200429_高知県_中ノ島
(出典:国土地理院地図)
こちらは高知県須崎市にある、中ノ島。橋が架かっているため、本土から路線バスでアクセスが可能です。(今回は時間の都合でレンタカーを利用しましたが)
一方、地図中の緑色は、同市戸島(へしま)。こちらは、歴史ある島で恐らく今も人がお住まいのようですが、定期船はなく、訪問には船のチャーターが必要です。そのため、こちらは高知県の「アクセス可能な」有人島ではないと判断し、視認するに留めました。
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さて、中ノ島は地図で見ると須崎市の中心地(須崎駅~多ノ郷駅あたり)から目と鼻の先に感じるのですが、入り組んだ野見湾のおかげで予想以上に辿り着くのに時間を要します。道中も写真の通り1.5車線のアップダウンを繰り返すくねくね道。なかなかの秘境感です。
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須崎市の高速道路をくぐり、石灰石の工場脇を県道で越えて、曲がりくねった峠道を進みながら野見湾に差し掛かったころ、ようやく中ノ島が見えてきます。
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かすかに、橋が見えましたので、確かに中ノ島です。
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見えたからと言ってすぐにたどり着けるわけではなく、野見湾を周らないと辿り着けないので、視界からは一度中ノ島は消えます。
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ところでこの野見湾、入り組んだ地形ということもあって海も町もたいへん静か。地図で見たところ、郵便局がありました。市街から距離はありますが、それなりの規模を持っています。
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集落を抜けてしばらく走ると、いよいよ中ノ島です。
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写真前方の橋「中の島大橋」を渡ると、中ノ島です。
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こちら、島から本土を望んだ図です。橋のたもとに漁港があって、そこで車を短時間なら止められます。(バス停もあるので邪魔にならないように)
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波が穏やかで、現在は鯛、カンパチの養殖が行われています。釣り人をちらほら見かけましたので、釣りスポットのようですね。
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こちら、漁港の様子ですが、写真右手にある自販機が島唯一の店。写真左手にはバス停があります。
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市営バスとは言え、7本/日も走っています。公共交通でのアクセスも比較的容易です。
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漁港の裏には、集落が。
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漁港付近を眺めていたら、間もなく市営バスがやってきました。
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いわゆるマイクロバス。乗客はゼロ人でした。バスはここで転回して、須崎駅へ引き返します。

さて、これにて、高知県の有人島は全訪問できました。※定期船の無い戸島を除く。
(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

山口県の日本海側には、船で行く萩市の島々以外にも、他市にいくつも島が存在します。

そのどれもが架橋されているため、比較的簡単に訪れることが出来ます。今回寄り道した青海島もその1つです。
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青海島へは、JR山陰本線の長門市駅からサンデン交通バスでアクセスが可能。
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サンデン交通、長門市内は比較的新しい車両が多かった(イメージ)です。青海島行きといっても、行先はいくつかありまして、青海島へ渡ってすぐの場所にある「大泊」(バスが何台も留置してある車庫)止まりのバスが10本/日、そこから島の西側へ行く「青海」行が2本/日、東側へ行く「通」(かよい)行が10本/日あります。大泊までは計22本/日というなかなかの幹線。たしかに車内は高齢の方を中心に座席が埋まる程度に利用者が居ました。
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今回の乗車は島の東側の集落「通」まで走る長距離便です。長距離便といっても、島の入口「大泊」止まりのバスははるばる下関からやってくるバスもあるのでそっちの方が長距離ですが。
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長門市駅を出ると、西の海岸線沿いを、仙崎方面へ上がります。
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仙崎駅前を通って、道の駅「センザキッチン」を出発すれば、すぐに青海大橋を渡って、青海島です。
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青海島、結構大きな島なのですが、想像以上に険しい。島の北側は奇岩が立ち並んでおり、本土の仙崎港から出る遊覧船で青海島の周りを一周できるようです。
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右手には本州と青海島に挟まれた静かな仙崎湾を見ながら、バスは大日比、船越、通と海岸線に沿って東進します。おそらくこの写真の辺りは、集落がないので柴津浦でしょうか。
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バスは利用客が多く、こまめに下車客を扱います。このあたりはどうやら、釣りスポットのようで、車で来た釣り人が皆、防波堤から竿を海に垂らしていました。
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釣り客をぼんやり眺めているうちに、終点「通」に到着。
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通バス停です。
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通バス停は、通集落の中心地を通り過ぎて少し行ったところにあります。
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このあたり、鯨の博物館や、文化財となった旧邸宅などもあって、釣り客と観光客を合わせて存外に人の多い場所です。
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海は仙崎湾。波はいたって穏やかです。
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青海島に来た証。やはり仙崎は捕鯨の街ですね。
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ちなみに、中心地は通漁港前バス停あたりです。

続く
(このペイジの作成者 いし)

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