旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

カテゴリ:バス > 九州・沖縄

こんばんは、いしです。

バス好きを惹きつけてやまない(沼)会社の1つが西鉄バスです。国内最大手バス会社の西鉄であっても、ここのところは急激な社会変化に押されて減便や廃止などのニュースを度々耳にして悲しい限りですが、北九州に行く機会があったので西鉄の代表ともいえる「都市高速経由」に乗車して来ました。
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(写真は降りたところ)

ご存じの諸兄も多いことと思いますが、西鉄バスには、写真のように一般的な路線バス車両でそのままダイレクトに都市高速に入り、市街地と郊外を結んでいる路線がいくつもあります。個人的には福岡市の路線が取り上げられることが多いように感じますが、ここ北九州にも「都市高速経由」は存在します。

路線図を見たところ、小倉駅から南西方面へ行くバスは朝晩の運行を主としているようですが、北東にあたる門司方面へ向かうバスは昼間も運転している模様です。今回乗車した175系統は、途中まで同じ都市高速を通る170系統と合わせて毎時2本と、乗りバスしやすいダイヤ構成。175系統は小倉~門司~田野浦を結ぶ系統で、小倉から門司の間が都市高速経由です。(170系統は門司で都市高速を降りた後も門司駅を経由して海側経由で田野浦へ、175系統は門司駅を周らず山側経由で田野浦へそれぞれ向かいます)

今回は門司側の170と175の分岐点「長谷口」バス停から小倉方面へ乗車。バスはほどなくして都市高速へ合流します。もちろんきっちり制限速度は守られますので、意識していないと「あぁ信号の少ない道だな」といった感じ。追い越し車線側をびゅんびゅんと何台も乗用車がバスを抜き去っていくことで高速を感じられます。

高速が山の上を通っているため西側の景色が東側よりも良く、門司~小倉の景色を見ている間にすぐに小倉に到着しました。

(このペイジの作成者 いし)

こんにちは てらです。
久しぶりに乗りバスの記事を書きます。

西鉄の久留米以南からJRに乗り換えて佐賀方面に抜けようとしたとき、西鉄久留米とJR久留米の間のバスに乗るなど、いろいろ考えたのだが妙案が浮かばないでいた…。
そういえば国鉄佐賀線とおおむね並行して走っているバス路線があるのでは…ということで時刻表を調べて乗ってみた。
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柳川は西鉄の天神から小一時間の福岡県柳川市の中心部にある駅。すべての種別が停車する駅で車庫もあるような大きな駅であるが、単線区間であり西鉄が限られた設備でJRと伍していることがよくわかる。
西鉄柳川駅から隣町の大川市の中心部までは1時間に2本、佐賀駅バスセンターまで走るのは1時間に1本というダイヤパターンになっている。
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大川市に入ると特産の家具の広告が多くなる。
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大川市の中心部。昔は国鉄佐賀線の駅があったがいまは鉄道のない自治体である。
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筑後川にかかる大川橋を渡ると大川市から佐賀県佐賀市に入る。九州は県境を越えるバスも多い。
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遠くに見えるのは旧国鉄佐賀線の筑後川昇開橋である。筑後川下流域は有明海の潮の満ち引きに水位の影響を受けやすく、大型船が通行する際に国鉄佐賀線の線路が支障してしまう可能性があった。そのため、このように昇開橋により 鉄道がとおらない時間帯は船を通れるようにしていた。
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バスは筑後川を二度渡る。こちらは佐賀県側の諸富橋。
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旧国鉄佐賀線の廃線跡をくぐる
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諸富橋を越えた佐賀市内側
は市営バスも路線を持っており、西鉄バスは主要バス停にしか止まらないのに対して市営バスはすべてのバス停に止まる。
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佐賀市の中心部に近づくにつれて交通量も増えてくる。
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途中、佐賀市中心部で信号待ち等もあり3分遅れたものの無事に到着。佐賀駅の北側が佐賀駅バスセンターの路線バスの降り場のようだ。
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終点佐賀駅バスセンターに到着。約50分だが景色の変化があり面白い路線であった。
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西鉄バスや市営バスに加えて佐賀から鹿島市方面へ走る祐徳バスや小城、多久方面へ行く昭和バスがひしめく。九州の路線バス・高速バスが乗り放題となるSUNQパスなるものもあるので、ゆっくり路線バスに乗ってみるのも面白いかもしれない。

廃線跡を走るバスといえばこんなのにも乗っていました。
岐阜の名鉄美濃町線跡と並行して走る岐阜バス美濃線です。


(このページの作成者 てら)

こんばんは、いしです。

佐世保市街地の北東に聳える烏帽子岳は、佐世保を代表する名勝の1つですが、路線バス趣味的にも魅力あふれるところです。イカロス出版から出されている某路線バス旅本でも、その記念すべき第1巻に掲載されたほど、間違いのない路線で、すなわち景色良し、狭さよし、車両良しというわけです。(車両は偶然かもしれませんが)
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出発は、佐世保駅北側にある、佐世保駅前バス停から。バスターミナルも併設です。
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この日のバスは、ステップあり、窓は下段を上げて開けるタイプの年季が入ったタイプ。旅情を掻き立てます。
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駅を出発するとバスは駅前の国道35号を西進。ここは車通りも多く、他の系統と合わせてバスが頻発する区間で、他のバスと同じようにエンジンをしっかりと唸らせて軽快に進みます。
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佐世保中央の鉄道ガーター橋をくぐってすぐの名切交差点を右に曲がって国道を逸れると、一気にバスは住宅地然とした街中を走るようになります。
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山手町バス停を過ぎると、住宅地内の狭隘路に入ります。ここからは烏帽子岳線の単独経路で本数も道幅も極少。乗用車とのすれ違いにも(乗客の私が勝手に)緊張感が走ります。
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山手町を過ぎてすぐの下山手からは、いきなり山道。住宅地の狭隘の後はすぐに山岳路線の狭隘を楽しませてくれます。
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途中は眺望も良く。

ちなみに、もう少し山を登った先の田代町バス停から先は、大きな道に合流するため、道幅が広くなります。峠に行くにしたがって険しくなるかと思いきや、その手前の区間の方が狭隘でした。

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終点の烏帽子岳でバスはしばし休憩。
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終点の烏帽子岳バス停周辺は、ファミリーで楽しめる公園のような形。眺望も抜群です。(上記写真は、帰りのバス車内から)

さて、佐世保を走るバスの中では間違いなく3本指に入るおすすめバス路線ですが、残念ながら(いつものことながら)バスの本数はとても少なく、日に3本しかありません。朝、昼、晩と1本ずつです。幸いなことに終点での折り返し時間が数十分確保されているので、折返し乗車は可能。

ゆっくりと烏帽子岳をハイキングしたい場合は、朝便で来て昼便で帰るor昼便で来て夕便で帰るなど、バス旅にありがちなゆとり持った行程をおすすめします。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
長崎市街地から国道を南下し、栄上地区から半島の東側、三和町の川原地区方面へ向かうのが、長崎バスの川原線です。
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今回は土井の首中学校から乗車。この辺りまでは、野母崎へ向かうバスと、香焼や伊王島まで向かうバスも走っているので本数が多め。広い二車線道路は、札幌から定山渓へ向かう道路を彷彿とさせます。
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三和町からは東へ折れて東海岸へ。ここからは川原線の単独区間。海も車窓の東側へやってきます。
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川原線の名称の通り、ほとんどのバスはここ川原地区が終点です。バス停的には川原公園前までが16本/日、その先川原公民館までが4本。ただし、2本だけさらに先の岬木場(みさきこば)まで足を伸ばすバスがあります。
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というわけで、終点の岬木場。特に何もありません。時間を潰すには厳しいところで、野母崎から半島を逆回りしてくるバスもここが終点ですので乗り換えが理論上は可能ですが、大変乗り継ぎが悪く、とてつもなく暇を持て余します。あえて類似例を出すとしたら、内房線と外房線が出会う安房鴨川的な立ち位置でしょうか。
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本数の少なさが一目瞭然です。平日は、長崎市のコミュニティバスがやってきますので、幾分か乗り継ぎはマシになります。乗ってきたバスは朝の場合は折り返しがありますが、昼便は川原地区まで回送になってしまうため、休日は朝に乗って折り返すのが吉です。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
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長崎の市街地から国道324号を東進し、田上を越えて、天草灘に面した長崎市の誇る一大漁港茂木港まで行く路線が、長崎バス茂木線です。余談ですが、茂木港からは天草方面に苓北観光汽船が出ています。

市街地から茂木までは日中でも15分に1本は走っているという(おそらく)ドル箱路線の1つです。基本的には茂木止まりですが、半分程度は茂木から海岸沿いの県道34号で半島を南下してその先の集落まで足を延ばします。途中の集落で折り返す便もあるので、最も遠い千々集落までは1日7本だけが運行します。
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もちろん、市街地から山の上の住宅地を抜けて茂木に至るまでの路線もきれいなのですが、その先の海岸線沿いを走るローカル色たっぷりの茂木~千々までの路線は乗車の価値ありです。
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ここは、茂木の先にある宮摺。ここで折り返す便も1日6本あります。茂木行と合わせて都合13本がここまでやってきます。
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山肌にへばりついた集落を辿って、千々へ。同じ長崎市内でも、長崎と聞いて一般に想起する風景はもうありません。
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終点千々には、立派なバス停が。
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この日は、この先平日のみ運行のコミュニティバスでさらに県道を南下しました。

(このペイジの作成者 いし)

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