旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

カテゴリ:バス > 関東

こんばんは、いしです。

栃木県鹿沼市には、かつて関東自動車が走らせていた路線バスを代替した市営バス「リーバス」が走っています。鹿沼市は市域の西側に山があり、西にある山々から東に向かって川が流れていく地形になっているため、リーバスも山の谷筋に沿って西の集落から東に向かって各路線が走っています。各路線は、一部例外はあるものの、東側で東武鹿沼駅に集約され、そのままJR鹿沼駅まで走っています。

この日はリーバスで最も本数の多い古峰原線に乗車しました。

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(写真は終点古峰神社にて)
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前述の通り古峰原線は鹿沼駅〜新鹿沼駅〜古峰神社を結ぶ路線です。2022年6月現在は上下計18本走っていますからコミュニティバスとしてはかなり乗り易い部類かと思います。ただし乗り通すと片道約30分はかかり、市街地区間も山岳区間も走り、車両も路線バスの車両(小型ではない)なことから、ボリューミーな路線で、乗りごたえ十分です。
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運行は関東自動車なので車両も関東自動車です。Twitterなどを拝見していると、どうやら、日によってはとんでもなく古い車両が走るようですね。
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東武の新鹿沼駅から乗車して市街地を通り抜け、だんだんと山が迫ってきて山の中を登っていった終点には、古峰神社があります。由緒正しい神社のようで門前にはお茶屋もありました。午前から営業しているので、早めの朝食も可能な点が嬉しいところです。
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古峰神社は天狗で有名で、中に飾られた大きな天狗は一見の価値ありです。お茶屋のおかみさん曰く、近頃は御朱印でも有名な神社なんだとか。

IMG_2870平日のみ営業ですが、神社の中には簡易郵便局もありました。

ちなみに、古峰原線を午前に乗車しておくことで、午後はリーバスの他路線への乗車が可能になります。この日は午後に上久我線に乗りました。
また、リーバスは車内でもリーバス回数券を購入できます。古峰原線だけでなく他路線も回る場合は、車内で買っておくのがおすすめです。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

秩父市の奥、旧大滝村のエリアには西武バス以外にもう1つ、秩父市営バスも走っています。西武の路線図には乗っていないのですが、秩父市営バスと検索すると、川又線「せせらぎ号」なるバスがヒットします。

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せせらぎ号は昨今のコミュニティバスではよく見かけるハイエース。


せせらぎ号は、三峰口駅を出発してしばらくは西武バスと同じく国道を旧大滝村へ向かって西進しますが、旧役場を過ぎて国道が新道と旧道に別れる交差点(仮に「東の合流点」と呼びます)から中津川や川又等の大滝村の西の集落へ向かう西武バスが新道(滝沢ダム側の道路)を経由するのに対して、せせらぎ号は旧道(二瀬ダム側の道路)を通り、旧道沿いの集落を結んで、新道との西の合流点(川又バス停のあるところ)まで向かいます。

さらに東の合流点から西の合流点に向かう西武バスは、三峰口駅→東の合流点→西の合流点→中津川という経路を通るので、中津川行の西武バスに乗った後すぐに乗ってきたバスで折り返せば、西の合流点(川又)でせせらぎ号に乗り継ぐことができます。(時間的にも接続している)
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※中津川線は、少しだけこちらの記事でご紹介。


ちなみに乗車日(ダイヤは2021年時点)は、下記のような乗り継ぎにしました。

三峰口駅12:45発
↓西武バス中津川行(川又経由)
中津川13:50着
折り返し中津川14:00発
↓西武バス三峰口駅行(川又経由)
川又14:26下車
川又14:30発
↓せせらぎ号三峰口駅行
栃本関所跡14:33下車
栃本関所跡16:03乗車
↓せせらぎ号三峰口駅行
三峰口駅16:40着

栃本で下車しているのは、この集落がいわゆる天空の集落であり景色を見てみたかったことと、集落から少し山道を登ったところにある両面神社を見たかったことにあります。
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川又から乗車したせせらぎ号を、ものの数分、栃本関所前で下車。(画面の奥に走り去るハイエースが乗ってきたせせらぎ号)
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栃本集落は四国山地や伊那地方を想起させるような山の上の集落で、振り返れば、はるか下に国道の新道(雁坂トンネルへ通ずる道)が見えます。
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詳しい説明は他のブログやweb記事に譲りますが、栃本は埼玉と山梨を結ぶ街道の埼玉側最後の集落ということもあって、史跡も残ります。
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建物は斜面にへばりつく。
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一応、集落を突っ切るこの道も、国道140号。
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さて、お目当ての両面神社へは栃本の集落からさらに山を登ったところにあります。
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山深い林道を十数分歩きます。
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道端にはここが大滝村だった名残が。
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さて、両面神社へは、林道の途中から登山道へ入る必要があります。(というのも、神社は登山道の途中にあります。)
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軽装備では絶対に入れない、ガチの山道。
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十文字峠方面へ。
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写真の真ん中が登山道です。なんとなく人間が歩いてきた道があるので、「道だ」ということがかろうじて分かります。少しでも間違ったら遭難しそうな雰囲気です。神社までは数百メートルですが、心して挑む必要があります。
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突然に表れる鳥居。ここが目的地です。
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ネット記事を見た限りではどうやら三峯神社との関係もあるらしい両面神社。守り神は狼である点もユニークです。

山深さ、霧のかかった天気、へばりつく集落などなど、関東地方の山奥らしさ前回の栃本。路線バスでも比較的アクセスしやすいこともあって、おすすめです。

※2022年3月現在、秩父市では地域公共交通計画を策定中のため、今後、当記事のせせらぎ号をはじめとして秩父市営バスや一般路線バスの時刻、路線等が変更になる可能性があります。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。
多摩、埼玉に路線網を広げる西武バスは、秩父地方では西武観光バスの会社名で路線バスを運転しています。

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西武秩父駅を中心に、周辺の谷筋へ路線網を伸ばしていて、旧荒川村の三峰口駅から旧大滝村の奥深くまで行くのが中津川線です。(この日はエルガミオでした)

途中まで三峯神社行の急行バスも並行しているので、一般の観光客がバスを使う機会も多いのがこの路線の特徴でしょうか。この日は三峰口〜大滝温泉遊湯館の間だけ急行バスにも乗りましたが、三峯神社に行くと思しき観光客でバス座席が埋まる盛況ぶりでした。

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(西武秩父駅発の三峯神社行。三峰口駅にて)

秩父鉄道の終点である三峰口駅からさらに西に行く西武バスは、旧大滝村の役場を通って、秩父湖方面の国道へ折れて三峯神社へ行く路線、奥秩父もみじ湖の手前の集落で折り返す小双里行、さらにその先の中津川まで行く路線の3つがあり、中津川行が最長のルート。加えて、中津川行は、途中、中津川へは遠回りになる西の端にある川又集落へ寄り道(複乗区間)するので乗りごたえ十分です。



中津川の手前、出合バス停から終点までは県道指定も外れて道が狭隘なこと、出合バス停から分岐する県道の先にはかの有名な小倉沢集落があること等々、話題に事欠かない路線でもあります。

※友人が出合バス停から歩いて件の集落まで往復していましたが、舗装されているとはいえ登り坂数kmでダンプが行き交う狭路のためなかなかにタフな行路となっていた模様。

中津川行は3本/日と本数は少なめですが、折り返しが10分取られているので、乗りバスも(比較的)しやすい方の部類。私が乗車した日はバスがゆっくり走って10分延でしたのですぐ折り返しとなってしまいましたが。

車内は観光客と見られる人が数人乗るのみで、車内流動もほとんどなく、終点の中津川までバスはゆっくりと走っていきました。埼玉の奥深さを感じるにはうってつけの路線です。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

埼玉県唯一の村となった東秩父村には鉄道が通っておらず、公共交通でのアクセスは、イーグルバスによる路線バスのみです。
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東秩父村へのメインとなる玄関口は東上線小川町駅ですが、寄居駅からもアクセスできます(村にしては珍しく、公共交通のアクセスが2ルートあるということ)。本数は、平日6本/日、土日3本/日と少なめですので、土日に乗る場合は要注意です。

【参考】土日ダイヤ
和紙の里10:16→寄居駅10:39・寄居10:45→和紙の里11:08
和紙の里14:10→寄居駅14:33・寄居14:50→和紙の里15:13
和紙の里15:20→寄居駅15:43・寄居15:51→和紙の里16:14
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こちらのバス、小川町~和紙の里の系統に比べて本数は圧倒的に少ないですが、平日を中心に地元の利用はあるとのこと。地元の方の通院の他、沿線近くにあるBOSCHの工場への通勤などで使われることもあるとか。

ちなみに、沿線にはミカン農園がありまして、日本のミカンの北限はこの辺り。
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この日は定峰峠方面に乗るバスに乗り換えるため、和紙の里まで行かず、途中の落合バス停で下車しました。

イーグルバスの寄居行は、日に数本ながら、しっかりと地域の足として活躍してらっしゃいました。

(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

埼玉県越生市の著名観光地である、越生梅林、黒山三滝の2つを結ぶ欲張りな路線バスが、川越観光自動車が運行する「黒山行」です。

(余談)この記事を書くにあたって公式HPを見ていたら、今更ながら、川越観光自動車は川越市内を走ってないことに気付きました。
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出発は越生駅から。この路線の運行は日中のみですが、約1本/時間が確保されているので、路線バスの旅をやりやすい路線です。ただし、正午は、2時間間隔の時間帯もあるので要注意。
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よくあるローカル路線バスと同じく、数名の乗車のみで発進。

出発してすぐにある駅の脇道が狭い以外は、よく整備された県道を進みます。
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約20分程度で終点黒山に到着。バスは、黒山で乗客を降ろした後、もう少し先にある展開上まで回送となります。
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降車場の反対側が、乗車バス停。バス停近くにはカフェもあるので、時間もつぶせます。
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降車場から歩いて進むと、黒山三滝入口が。
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黒山三滝までは、徒歩でもう少し進む必要があります。
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茶屋もあります。
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もはやそれ自体が観光名所といってもよいほどの、年季が入った土産屋。
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観光して、バス停まで戻りました。
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これは、少し離れたところにある転回場。
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帰りのバスを待っていると、麓の方からバスがやって来ました。一度回送になって、折り返して、乗車扱いとなります。

ちなみに、路線途中の梅林入口バス停からほど近いところにある「甚五郎」といううどん屋さんが大変美味でおすすめです。自転車乗りは50円引きしてくれるらしく、チャリダーには有名なうどん屋だそう。途中下車しても食べる価値あります。
途中下車した場合、帰りのバスを待ってもいいのですが、本数が無い時間帯にあたってしまった場合は、駅からタクシーを呼んでも約1,200円なので、複数人で出かけた場合は、タクシーも上手に使いたいところ。

(この記事の作成者 いし)

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