旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

カテゴリ: バス

こんばんは、いしです。

長崎の路線バスの中で、最も好きなバス停を問われたら、今のところ「立神」と答えるでしょう。立神は山と海の間の急斜面に家が張り付いた集落ですが、海岸に大きな造船所があって朝夕の通勤時間帯ともなれば、長崎市内各地から次から次へとバスがやって来て、どっと活気づきます。一見の価値ありです。

バス趣味的に面白いところは、日中と土日の立神は、長崎バス田上方面、風頭山方面と、県営バス立山が通るだけのところを、朝夕は、市内各地からバスが立神へ直行するルートが登場する点です。これらのバスは各バス停にこそ止まるものの、通常は乗り継ぎが必要なところを直通で結ぶことで、乗り継ぎなしで各地から立神へ来られるようになっています。立神の手前のバス停にも工場はありますので、それらへの需要も兼ねています。
IMG_8095
写真の腕前の関係で全く方向幕が読めませんが、例えば、こちらは夕方の県営バス「女の都入口」行。女の都団地行と合わせて、平日夕方のみ4便走っています。日中の県営バスは、立神を出発したら国道202を道沿いに、稲佐橋を渡って宝町電停で新浦上街道にぶつかるのですが、この女の都行は、稲佐橋を渡らずに、ロープウェイ前を通ってそのまま北上するルートです。
ちなみに、この日はこのまま稲佐山に行きたかったので、これに乗って、ロープウェイ前で降りました。
IMG_8094
バス停の向かいはバス置き場があって、3~4台は駐車できるようになっています。立神止まりのバスに乗車すると、この駐車場でそのまま降車扱い。
IMG_8260
これは夕ラッシュの始まったばかりのまだ明るい時間帯に、立神バス停にやってくる県営バスを映したもの。左に停まるバスが、長崎駅方面へ向かうバス停に停車中の県営バス。画面真ん中の曲がろうとしているバスは立神止まりの県営バスで今まさに立神に到着しようとするところ。画面右のバスは待機中の長崎バスです。
IMG_8272
立神から道沿いを歩くと、乗船所がよく見えるスポットがあります。
IMG_8271
眼下を走るバスも見下ろせます。こちらは長崎バス。人気のキュービックでしょうか。車両に詳しくないので断定しかねますが。
IMG_8211
集落にある公園からは工場の大きなクレーンがはっきりと見えます。工場とともにある町の風景
IMG_8091
立神で感じる長崎は、また一味違っていました。
(このペイジの作成者 いし)

こんばんは、いしです。

乗りも撮りも、バス好きを惹きつけてやまない長崎の路線バス(長崎バス、県営バス)ですが、最もお手軽に「長崎のバス」を味わえる路線が、長崎市の立山へ向かうバスです。

立山は、長崎駅のすぐ裏手(東側)の地域で歩いてアクセス出来ないこともないのですが、海抜ほぼ0mの長崎駅からは相当程度山を登った山の中腹に位置するため、路線バスが必要不可欠な地域です。
必然的に、バスは長崎駅から細い山道をぐんぐんと登っていくことになるわけですが、斜面が急すぎて直線的には登れない(墓地を突っ切る階段道が最短)ので、駅から北へぐるっと迂回して立山へアクセスするか、駅から南へ迂回してアクセスするかの2系統が存在します。

今回は、駅を発車して北側へ向かって目覚町から山道を立山方面へ登っていく、北へ周るルートへ乗りました。こちらは、長崎バスの運転で8本/日の本数です。ちなみに、南へ周るルートは県営バスの運転。南へ周るルートの方が、長崎市の中心地を周るため遠回りですが、本数は20分毎と多め。
IMG_8246
長崎駅前バス停から乗車。序盤からいきなり曲者なのですが、「長崎駅前」にはバス停が3つもありそれぞれ別々の系統が長崎市内外各地に向けて発車してます。北を周る立山行は、長崎駅に最も近い、長崎駅前から乗りましょう。長崎駅前東口、長崎駅前南口のどちらでもないです。長崎駅前です。(南を周る立山行の県営バスは長崎駅前東口です。)

文字に起こしていてもややこしいことこの上なく、もちろん、初心者には全く優しくない作り。残念ながら、長崎の中心地にある中央橋バス停も似た構造です。よって、長崎に着いたら、まず、長崎駅前の県営バスターミナル、ココウォーク茂里町or新地中華街の長崎バスターミナルの2か所で県営バスと長崎バスの路線図を、長崎バスの場合は時刻表も入手した方が便利です。特に長崎バスの路線図はネットで手に入らない、地図上にルートが記載された大判の路線図のため、たいへん分かり易く重宝します。長崎バス旅の必携品です。
IMG_8247
この立山行、どう見ても普通のバスですが、長崎バスの時刻表上は「マイクロバス」路線扱い。道が狭いからマイクロバス扱いなのですが、どうみても普通サイズの路線バスで、山肌に造られた住宅地の中の細い道を登っていきます。長崎バス、流石です。

さて、バスは座席がほぼ埋まるという高い乗車率で長崎駅前を発車。そのまま駅前の路面電車が通る新浦上街道を北上し、ほどなく銭座町の手前で山王通に分け入ります。すなわち、バスターミナルのあるココウォーク茂里町は新浦上街道に位置するのでぎりぎり通らないわけですが、街道の一本隣の山王通まで歩けば乗れます。
IMG_8079
目覚町バス停を過ぎるとバスは山王通から右へ大きく180度方向転換し、山肌の細い道を立山へ向けて南へ登り始めます。目覚町までは街中を走っていたので降車よりも乗車が多かったですが、ここから先は降車が続きます。
IMG_8080
細い登り坂を、対向車をやり過ごしながら、バス停で客扱いしつつ登っていきます。バスは進行方向右手側が長崎の市街地を見下ろすことになるので、右のほうが車窓が良いです。
IMG_8248
駅からやく15分で終点立山に到着。立山バス停は、ホテル長崎の玄関前のロータリーです。
IMG_8254
立山のバス停からは、バスの出発してきた長崎の街が眼下に。
IMG_8250

IMG_8081
IMG_8082
IMG_8083
バス停時刻表を見ると、今乗ってきた北から周るバスよりも、南から周るバスの方が本数が多いのが分かります。

景色良し、細い道での乗用車とのすれ違いあり、山道あり、それでいて駅から乗っても15分。帰りはこの立山のホテル長崎の隣にある階段道を通れば(または他のバスに乗れば)すぐに長崎駅まで戻れるということで、まさに立山は長崎バスのお手軽パッケージといった具合です。


(このペイジの作成者 いし)

こんにちは てらです。
国際会館からの19系統のバスを降り、大原を観光しました。前回の記事はこちら


バスを降り、さっそく一番混雑するという大原三千院へと向かった。
_MG_8080
大原バス停から三千院までは大原女の小径として道が整備されている。時折、お地蔵さんのような大原女の石像が我々を出迎えてくれた。
_MG_8083
訪れたのが9月末ということもあり、午前中の早い時間は涼しいくらいだ。呂川(りょせん・ろがわとも読むようです)を沿うように歩く。呂律が回らないの語源だそうです。
_MG_8087
_MG_8089
大原バス停から歩くこと15分ほど(ずっと上り坂なのでいい運動かもしれません)三千院御殿門がそびえる。
_MG_8092
客殿の前に広がる聚碧園(しゅうへきえん)が我々を出迎えてくれる。
_MG_8116
_MG_8125
三千院というと往生極楽院(奥の建物)にたたずむお地蔵さま、童地蔵がとても有名で、自分は古くからあると思っていたのだが、平成に入ってから石彫刻家の杉村孝氏によって建立されてたたずんでいるそうだ。
_MG_8126
ここにも童地蔵が…!
_MG_8138
青紅葉を背にたたずむ弁財天さま
50370635882_d25f6e54c7_c
丁寧に手入れされている苔庭と阿弥陀如来さまが鎮座している往生極楽院
_MG_8150
最後に、渡り廊下から中庭を映してみた。(ちょっと無理やり…)中庭の緑がちらり。
12238
お昼は大原バスターミナルそばの来隣(きりん)さんでおばんざいとおにぎりのセットをいただきました。どれも味がしつこくなく、あっという間に食べてしまった。
おにぎりも胡桃味噌や山椒など地のものが使われており、一つ一つは小さいものの存在感は抜群だ。

後半へ続く。
(このページの作成者 てら

どうもてらです。
前回初めて乗りバスの記事を書いてから、インターバルが短いですがまたバスに乗って出かけてきたので更新します。

モータリゼーションの波により路面電車が姿を消した都市は数多くある。
名古屋から電車で20分の場所に位置する岐阜市もその中の一つだ。
岐阜は名鉄が市内から郊外の隣接自治体まで伸びる路線を保有しており、最大で70㎞もの路線網を保有していた。(名鉄の公式ウェブサイトにある名鉄資料館が詳しいのでおすすめである。)

今回私は、名鉄美濃町線とおおむね並行して走る岐阜バスの岐阜美濃線に美濃まで乗車した。
_MG_8424
_MG_8425
名鉄岐阜駅の改札を出て左手に折れると岐阜バスのバスターミナルがある。バスの時刻表では名鉄岐阜が始点のバス路線は名鉄岐阜バス停の時刻が二種類ある。どういうことなんだろうかと思うと、
_MG_8421
この写真右上の岐阜バスターミナルを出発して、JR岐阜駅のロータリーで方向転換をして、通りの反対側にある名鉄岐阜バス乗り場を経由するというカラクリのようだ。
いしと違ってバス旅に慣れていないので、残念ながら勘が働かなかった。
13532
運よく良い席を陣取れたので、こそこそ写真を撮りながらバス旅を楽しんだ。
13533
名鉄岐阜駅からJR岐阜駅をいったん経由して北方向に走り、アーケード街に囲まれる。岐阜市内線が窮屈そうに走る写真をよく見かけるがこのあたりだろうか。
13534
名鉄美濃町線の始点である徹明町も、交差点やバス停の名前に残っている。
13535
バスは岐阜市街を方向を変えて東に向かって走る。この辺りも路面電車が走っていた箇所だ。
13536
国道はバイパスを通るが、バスは住宅が多い県道沿いを走る。このように時折電停の名前を冠したバス停がある。
13537
13538
この二枚の写真は国道156号線のバイパスと県道が合流する日野付近で撮ったものだが、不自然に道路脇に空き地があり、草が繁茂している箇所があった。どうやら路面電車の廃線跡のようだ。
13539
ここから国道156号をバスは道なりに走る。このあたりは路面電車の電停で言うと上芥見付近だが、路面電車は国道と並行していない。
13540
走ること40分ほど、関市に入る。
13541
下有知も電停にある地名である。
13542
奥のほうに美濃インターチェンジが見える。
美濃市の市街地が近づいてくると県道281号のほうへ折れバスは狭い市街地を窮屈そうに走る。
_MG_8427
今日の目的地、美濃バス停に到着。ここから美濃市街の北をなぞるように走り美濃インターチェンジのそばにある中濃庁舎が終点となっている。
美濃バス停の奥に名鉄美濃町線の美濃駅が保存されている。
1時間ちょっとバスに乗り続けたが、国や岐阜県の補助を受けていることもあり900円であった。結構長距離乗っている人も多いのがバスに転換されて15年たっても残っている理由かもしれない。
しかし、路面電車時代は1時間に1本運転されていたのを考えると8往復しかないバスはちょっと寂しいかもしれない。

(このページの作成者 てら)

こんばんは、いしです。
image
仙台市青葉区の山奥に、定義如来で有名な定義地区があります。仙台の市街地からは約1時間に1本の市バスで終点定義まで直通の、定義線でダイレクトにアクセスが可能な、アクセスのよい観光地です。この日も、地元の観光客の方がバスには何名か乗っていました。

この定義線、結構な山奥まで進むのですが、さすが有名な観光地を終点に構えているだけあって、本数は豊富。バスも通常の路線バスと同じ、大型です。
image
この日は、仙山線の愛子から乗車。定義線は仙台市街地から広瀬川の北岸の県道沿いをまっすぐと、ほぼ仙山線と並行しながら走るルートで、仙山線とは熊ヶ根まで並走します。
image
なかなかの本数。ちなみに、愛子駅前バス停は愛子駅のロータリーにはなく、少し南に行った仙山線に平行する国道沿いに位置します。愛子から乗る場合は(そんなケースがあるかどうかはともかく)要注意です。

さて、仙台からやってきたバスは座席が半分ほど埋まるかどうかといった乗車率。定刻で出発し、順調に国道を西へ進みます。少し進んだところで国道から左の敷地に入ると、そこが市バスの白沢車庫です。昔ながらの気取らないバス営業所で時間調整。白沢車庫から数バス停先の熊ヶ根橋までは、定義行、作並温泉行、それから白沢車庫止の入庫便と日中でも30分に1本は本数が確保されている幹線です。

白沢車庫を出発して、定義線は熊ヶ根橋バス停から国道を右折し、作並温泉行と分かれます。ここからは定義線独自区間でフリー乗降区間でもあります。車窓は特にそれまでと変わったところがあるわけではなく、田んぼと山が道の両側に広がりながら、バスはゆるゆると県道を登っていきます。

「大倉ダム」バス停まで到達すると、バスは県道から逸れて、ダム西側の道へ。ここは日曜日だけの走行区間(系統846)ですがバス車巾いっぱいの狭隘区間。スリリングでおすすめです。月曜、土曜はバス東側の片側1車線が確保された県道を走ります。(系統844, 845)狭い路線好きの皆さまにおかれましては、系統846に乗車することを強くお勧めします。仙台駅を日曜日の10:00-14:00に発車するバスです。

ダム周辺は山深さを感じますが、そのさらに先の定義はうって変わって開けた場所。仙台周辺の方々の日帰り観光地となっていて、この日も大変な賑わいでした。

image
image
imageimage

(このペイジの作成者 いし)

↑このページのトップヘ