旅に、出た。

バス乗ったり、島行ったり。マニア2人の共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

カテゴリ: ローカル線

どうもこんにちは てらです。
自由に四国鉄道の旅 南風編の続きになります。

高知市内のホテルで一泊した後、朝から高知市街を東西に延びる路面電車の西側、伊野線に乗車した。
路線図はこちら(公式に飛びます。)

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折角なので伊野行きの路面電車に乗り込む前に、通勤通学ラッシュのはりまや橋交差点でしばらくバスや路面電車を撮影した。
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色々なカラーのバスが走っているが、これは以前に土佐電と高知県交通の二社が路線バスを走らせていたことに起因する。現在は統合され全てとさでん交通が運行を行っている。
15分程度で撮影はいったん終えて、伊野行きに乗り込む。高知中心部のはりまや橋を中心に東西に延びている西側、伊野線は高知市の隣町である吾川郡いの町まで乗り入れる。郡部に乗り入れる路面電車は日本ではここにしかない。
全ての列車が終点の伊野に行くわけではなく、枡形、鏡川橋、朝倉など主要な電停で折り返す系統も多く、データイムは1時間に3本しか朝倉~伊野間は走らない。
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鏡川橋を出ると線路が単線となり、途中途中の電停で行き違いのために停車する。鉄道と違って軌道線は信号や自動車による影響を受けやすいこともあってか、4,5分停車して対向列車を待つような電停もあった。特にいの町内は国道と終始並走している区間であるため道路の端に単線の軌道が敷かれていた。
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終点の伊野に到着。小学生の一団が乗っていたこともあり車内はかなりにぎやかだった。
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伊野から分岐している線路があったため覗いてみると、現在はとさでん交通が運営する駐車場になっていた。
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昔は車庫だったようで、電柱などもそのままである。
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次の列車まで20分ということもあり、散歩がてら国道の隅を走る路面電車を撮ってみた。
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伊野~朝倉の特に列車の少ない区間においては、通票閉塞方式という閉塞方式をとっており、通票と呼ばれる輪を対向列車の乗務員に渡すことにより、特定の区間の保安をはかるものである。
通票の受け渡しを電車の中から撮ってみた。この運転台横にある輪を隣に停車している列車の乗務員に渡す。
この輪のようなものが通票であり、通票で運転ことができる区間が定められている。定められている区間の先を運転する場合は先の区間を運転することができる通票を受け取らなければならない。
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朝倉電停では地上勤務者が朝倉からはりまや橋方面に走る列車から通票を受け取り、伊野行きの列車に通票を渡すやりとりを見ることができた。
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列車の交換をする朝倉電停付近は、道も狭く、軌道内を車も走行することができるため、このような標識が設置されていた。
列車の本数は少ないが、見ごたえがあり楽しい乗り鉄だった。

この旅が気になった方はこちらもどうぞ。
2019年4月にとさでん交通桟橋線に乗りに行った時の乗車記です。
とさでん交通桟橋線

(このページの作成者 てら)

こんばんは てらです。
先日、撮り鉄の友人に声を掛けられ、半年ぶりに高知へ行ってきました。
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というのも、JR四国が運営している旅行代理店の商品の一つに、「自由に四国鉄道の旅」というJR四国全線の特急乗り放題に加えてホテルの一泊がつくという商品がある。閑散期は1万円台で四国を一泊二日で飛び回れる。
そんなわけで、三宮から高松・小豆島行きのフェリーに乗り込んで高松からこの切符を使って旅をすることにした。(高松行きのフェリーは実は前に乗ったことがあるので気になる方はこちら
高松から今回、高知へ行くにあたってお世話になったのが新型特急だ。 
南風は岡山~高知を結ぶ特急で、列車によっては宇多津で高松~高知を結ぶしまんとと併結して走る。
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高松から高知行きのしまんとにいい時間の列車がなかったため、宇多津まで快速を利用し、宇多津から高知まで南風を利用した。
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宇多津は備讃連絡橋と土讃線の接続駅であるため、多くの特急が行き来する。
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そのため配線もやや特殊で宇多津駅から高松方面を向くと、中央に瀬戸大橋方面へ線路が伸びているのがわかる。
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ちょうど松山行きの特急の併結作業が行われていた。
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…前説が長くなってしまったが、今回はこちらの新型特急キハ2700系の南風15号に乗車した。
(写真の一部で高徳線の特急に乗車した際に撮った写真がありますが内装が同じなのでこちらの記事で紹介させていただきます。)
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JR四国に多い一部車両が指定席となっており、このように区分けがなされている。(写真はうずしおの号のものです)
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ランプで指定席か否かがわかるようになっており、他のJRではなかなか見かけない設備である。
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驚くべきは車内だリクライニングは座面がスライドして連動するタイプで腰に優しく、コンセントも付属している点である。また、テーブルも振り子であることを考慮してか飲み物を奥くぼみが大きかった。
列車は讃岐平野を駆け抜けた後に四国山地を貫くように走る。
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2000系に比べ揺れも少なく、あっという間に終点の高地に到着した。
個人的に高知へ行く際に南風にお世話になることが多いのだが、変化に富む景色をのんびりと快適な新型特急で巡ることができた。(ゆっくり寝てしまい車窓の写真が無いのは反省しています…)

(追記)
いしが島巡り、てらが乗り鉄撮り鉄で高知県にはここ二三年でふたりともかなりお世話になっています。
都道府県ごとの記事の偏りがなるべく無いよう気を配っているのですが悪しからず…。

(このページの作成者 てら)

こんばんは、いしです。
ブログ見て頂いている方、ネットの大海原に漂う弊ブログを見つけて頂きまして、ありがとうございます。※このブログは、友人と共同運営してます

いつも旅(遠征)から帰ってきたら、少し間をあけて落ち着いてブログ記事を書いているのですが、たまには趣向を変えまして、思ったことをそのまま書き流します。

ここ数年、縁あって四国を毎年のように訪れており、今年も早速、高知へ行って来ました。その時乗った予土線がこちら。
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窪川15:01発4825D(しまんトロッコ塗装の54系)です。あまりにも有名な江川崎での長時間停車(トイレ休憩)の時に撮った一枚です。後日、ふと2020年3月改正の時刻表を見たら、乗車した便は2020年3月14日から、ダイヤ改正にともなう減便で無くなることに気付きました。

あくまで個人的イメージですが、JR四国は経営状況の厳しさに比して特急・普通ともにかなりの本数を維持していたと感じていたので、ひとつの時代の区切りのような気がして、記事に書いておこうかなと思い立ちました。(自分の備忘録的な意味で)

昨年のダイヤ改正では牟岐線の末端部分が大減便されたので、予土線も時間の問題だったとは思いますが。実際、この日、近永で途中下車して、近永始発の列車に乗った際に地元の方と少し会話したところ、やはりその方も普段は列車は使わないとのこと。乗降の仕方もあやふやなようでした。ワンマン列車、難しいですものね。
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ちなみに、乗ったのは、近永発17:28(4827D)の宇和島行(キハ32)でした。

さて、予土線はこれまで下記の通りの運転本数でした。
・全線「窪川~宇和島」:6往復
・区間運転「江川崎→宇和島」:朝晩1便ずつ
・区間運転「宇和島→江川崎」:晩2便
・区間運転「近永~宇和島」:朝2往復、午後2往復

宇和島に近づくにつれて本数が増える傾向は変わりませんが、昼の宇和島行(窪川発、近永発)が減少し、夜の宇和島発の列車の行先が短縮されました。
・全線「窪川~宇和島」:5往復(これまで6)
・区間運転「江川崎→宇和島」:朝、夕方、晩1便ずつ(これまでは朝晩1便)
・区間運転「宇和島→江川崎」:午後1便、晩2便
・区間運転「近永~宇和島」:朝、夕方、晩に計2.5往復(これまでは4)

前述の通り、地元利用者は少ないようですし、人材確保が難しく、人口減少も見込まれる中で、むしろよくここまで頑張ってくれたなという印象です。そうは言っても、まだ5往復もあるわけですから、乗車チャンスはそれなりに存在します。単なるわがままですが、まだまだ廃止してほしくない路線です。

※ところで、減便による間隔調整の影響か分かりかねますが、2020年3月のダイヤから4820D(宇和島15:20→窪川17:51)が伊予宮野下駅で20分停車するようになりましたね。少し駅の周りを歩けるチャンスですね。

(このペイジの作成者 いし)

どうもてらです。
元旦乗り放題切符の旅、ついに最終編です。

目次
1. JR山口線
2. 島根県津和野町
3. JR山陰本線 島根県区間
4. 島根県温泉津町
5. 特急やくも (このページ)

出雲市でスーパーまつかぜを降りた。大田市からだと、1駅のみの利用になってしまうのだが、普通に乗り続けているのに比べると30分近く早く着くため、夕食の調達に時間を有効に使うことができた。
出雲市は高架駅で二面四線。山陰線の普通列車に加えて、隣の西出雲から伯備線に直通する列車もあるため列車の本数は一時間に四本ある時間帯もあるなど、先ほどまでの区間と打って変わって列車の往来がにぎやかだ。
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出雲市の隣の西出雲駅から伯耆大山駅までは電化されており、特急やくもは電車特急である。
乗ったのは特急やくも30号 上りの最終の特急で岡山には21時半過ぎに到着する。
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いわゆる国鉄時代に製造された車両。「国鉄形」で運転されている特急も数少なくなった。東京近郊で走っている特急踊り子も置換に向けたカウントダウンが始まったこともあり、特急やくもを除くと四国の一部の特急のみとなってしまう。
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どうしても乗り鉄をしながら自治体探訪をしていると、列車の時間に追われながらせかせかと町を歩いて…という旅行になってしまいがちである。こうやって特急のシートでお弁当を食べながらゆっくり晩酌をして…という楽しい旅行になるはずだったのだが、伯備線の清音~倉敷で自動車と接触する事故が発生(なんとまぁ元旦ということもあり2020年最初の人身事故だったようだ)
新見の手前、備中神代で小一時間停車したのち、意外にもすーっと走ってくれて、約40分遅れで岡山に着いた。備中神代で止まった時間だけそのまま遅れたようだ。一本前の特急は100分遅れだったそうなので、まだまだ遅延幅が小さくて助かった方なのかもしれない。(家に着くのは終電になってしまったが)
そんなわけで、年相応なのんびり旅行がしたいなと思いつつも結局できずにドタバタしてしまった年始の旅行でした。ご覧いただきましてありがとうございました。

(このページの作成者 てら)

こんにちは てらです。
元日乗り放題切符の旅 津和野町編の続きです。

目次
1. JR山口線
2. 島根県津和野町
3. JR山陰本線 島根県区間
4. 島根県温泉津町
5. 特急やくも

益田から山陰本線に入ると、スーパーおきは振り子機能をふんだんに使う。曲線が多いことに加え、通過駅でも単線区間であるためポイント制限があり減速するので、なかなかに体が前へ横へ振られる。
益田を出ると、三保三隅、浜田、波子(はし)、江津、温泉津と止まる。
岡見駅付近や、折居駅~西浜田駅では一気に海と近くなり、冬のどんよりとした色の日本海を眺めることができた。
今回は温泉に入るべく温泉津で途中下車した。
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温泉津では普通列車と接続を行っていた。左側が先ほどまで乗っていた特急おき4号。益田である程度空いたとはいえ、指定席車も6割程度席が埋まっておりまだまだ一杯だった。
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温泉津駅に近い温泉津温泉を7年ぶりに再訪し、熱い湯に浸かってきた。
山陰は小規模だが歴史のある温泉が点在しており、高校生のころに石見銀山を訪れた時に立ち寄ったのがこの温泉津温泉だった。(温泉津温泉についてはこちらにまとめております。)
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16時49分の出雲市行きを待っていたところ、51分の浜田行きが先に入線してきた。国鉄時代から走るキハ47・48系だ。
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一方、49分の出雲市行きはキハ126系の二両編成だった。こちらの方が窓際に座っても隙間風が無いので寒い季節はありがたい。(夏に乗った際に海風を感じられないのはちょっと残念なのだけれど…)
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山陰らしい白波が立つ日本海と赤屋根を横目にキハ126系は流すように走っていく。制限速度の関係か心なしか普通列車の方が軽快に走っているように感じるが、本気で走っている訳ではなく流しているだけなのかもしれない。
大田市で普通列車を降りて特急に乗り換える。
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駅のホームにある観光案内は日本海が下にある仕様。市町村合併により市域の広さをこういうところでも実感する。
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乗り換えたのはスーパーまつかぜ13号の鳥取行き。先程の普通列車に乗り続けても良いのだが、特急に乗ることで30分ほど出雲市駅に早く着くため、食べ物の調達ができる。走ってる区間や編成を考えると当然なのだろうけれど、車内販売がないので食料調達の時間の有無は重要だ。乗り鉄中心の旅行特有の悩みなのかもしれない…。
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大田市からはものの20分で出雲市に到着。始発のやくもに乗り換える。

2017年に益田から山口県方面へ乗り鉄した時の記録はこちら


(このページの作成者 てら)

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