こんばんは、いしです。
しばらく更新できずにおりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

※初稿:2020年1月。追記:2020年7月。
このブログは2019年12月の乗車記録に基づいて書かれていますが、2020年4月より佐野市営バス「さ~-のって号」が大幅に路線網を整理した影響で、当ブログで乗車した飛駒線は完全デマンド化されました。佐野市民でないと乗車出来なくなったため、2020年4月以降、この路線には乗れません。

以下、初稿。
さて、昨年末、同業者からお誘いを受けましたので、ふらっと栃木県のローカル路線バス、会社線に乗って来ました。

IMG_5843
降り立ったのは、東武鉄道屈指のローカル線である佐野線の終点、葛生です。日中は毎時1本しかやってこないローカル線ですが、利用者の数を見た感じ、東武鉄道じゃなければさらに本数は少なくてもおかしくないと感じます。東武鉄道の皆さん、ありがとうございます。
IMG_5842
車両は、今ではすっかりローカル線でしか見なくなった東武8000系です。(写真は館林にて撮影)
IMG_5844
終点の葛生駅は新しい駅舎。有人駅でした。
IMG_5848
駅から100m程度歩くと、鉄道に平行する道路にあたります。そこには佐野市営バス「さーのって号」のバス停が。これは佐野市内を走るコミュニティバスです。2019年よりデマンド運行便が増えましたので、利用の際は(旅行者は使う機会滅多にないでしょうが)、要注意です。
IMG_5849
ここから市営バス基幹線に乗って、田沼町の中心地へ向かいます。この辺りは旧田沼町エリア。基幹線は東武線に沿うように旧田沼町の中心まで走ります。
IMG_5850
旧田沼町の旧役場付近で下車。基幹線というだけあって、高齢者を中心に結構な数の利用がありました。日野のポンチョとはいえ、座席が満員になったコミュニティバスは初経験です。ほとんど、高齢者の利用ではありましたが。
IMG_5851
少し散策がてら、田沼行政センターへ戻ります。画面奥方向が旧役場です。
IMG_5852
青看板を拡大してみました。これから田沼行政センターへ徒歩で向かい、そこから県道66号をひたすら走る飛駒行の市営バス飛駒線へ乗車します。
飛駒は旧田沼町の山間部に位置する集落。何か観光スポットがあるわけではないですが、飛駒からは隣の足利市まで市境を越えて佐野市営バスが走っているという珍しいところ(普通は市営バスは市外へ行かない)。調べたところ、どうやらこの辺り一円は元々東武バスが走っていて、佐野市営バスはその廃止代替路線。東武バスが飛駒から足利市までの路線を走らせた名残で、今も足利市まで足を延ばしているようです。
IMG_5853
田沼行政センターにはカラフルなマンホールが。珍しいので一枚。
IMG_5854
さて、田沼行政センターに歩いて到着。飛駒線を待ちます。
IMG_5856
先に、基幹線と野上線が到着。
IMG_5858
続いて、飛駒線が到着です。車両は、コミュニティバスあるあるのワンボックス。飛駒線は午後便がデマンドになるので(乗車した便が最後の定期便)、ワンボックスで需要に十分に応えられているのでしょう。
※ちなみに、運転手さんがとても親切で、帰りの便を予約したかどうか声掛けしてくださいました。
IMG_5860
車内にはしっかり運賃箱が。路線バスですね。飛駒線の運行はシダックス系列の大新東株式会社が担当。大新東は全国各地でコミュニティバスの運行を受託しています。元々、公用車の運行受託をやっていたようなので、その流れでしょうか。
IMG_5862
写真のような住宅地を走った後、バスは山へ分け入ります。途中、地元の利用者の利用が1度だけありました。
IMG_5863
飛駒線、田沼から飛駒まで真っ直ぐに行くわけではなく、途中、山の尾根が1つ違う金原集落へも寄り道します。なるべく少ない台数で多くの地域をカバーする工夫ですね。乗車便も金原へ迂回しましたが、乗降ともにありませんでした。
IMG_5864
飛駒線の終点、寺沢入口に到着です。バス車庫も兼ねていて、スクールバスと書かれた大型車が停泊していました。
IMG_5866
寺沢入口です。東武バスの名残と思われますが、ここから今乗ってきた飛駒線と足利市内へ向かう足利線が出発しています。
IMG_5867
車両はここで休息。
IMG_5868
IMG_5869
飛駒は田園風景の広がる集落でしたが、大きな工場と民家もそれなり存在し、予想していたよりも規模の大きな集落でした。
IMG_5871
写真は、集落の(おそらく)中心付近。工場前のラーメン屋が営業中でしたのでそこで昼食を頂きました。サービスでコーヒーも頂きました。もう一軒、集落から5分くらい歩いたところに有名な農園レストランがあり大変賑わっていましたが、完全予約制のようで入れませんでした。いつかはリベンジしたいものです。

続く
(このペイジの作成者 いし)