旅に、出た。

鉄道乗ったり、島行ったり。学生時代からの友人との、共同旅ブログ

乗り物好き若手リーマン2人、それぞれの旅行記録

2019年09月

どうもてらです。
今日は大阪中心部から電車で一時間余りの温泉地について書きます。

河内長野というと、大阪南部の南河内の自治体の一つというイメージが強いと思う。富田林、大阪狭山市、羽曳野市などと並ぶベッドタウンだ。
そんな河内長野市は、近鉄長野線および南海高野線沿線に大規模なニュータウン開発を1970年代から行っていたのだが、今日はそこが舞台ではない。

もともと河内長野は高野街道のなかでも温泉が湧く宿場町として栄えた経緯がある。有馬温泉のように都心から近い温泉街として戦前に開発を進める予定だったようだが、戦後宅地開発の波もあり廃業している温泉が大半である。そのなかでもしぶとく残っているのが天見温泉南天苑である。
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高野線で難波から揺られること50分、天見駅に到着。無人駅なため電車が発着する時間以外はひっそりしている。天見駅から降りて徒歩3分ほどで南天苑の建物が見えてくる。
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1949年開業なのだが、…にしては建物がずっしりと古いように感じなくもない。
もともと、1913年に開業した堺の大浜にあった温泉施設を1930年代後半に現在の地に移設して今に至る。これらの建築が東京駅などの建築にも携わっていた辰野金吾のものだとわかるのはもっと後の話である。
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入ってまず、いろりのある客間に驚く。
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日帰り入浴の際には併せて料理の予約が必要となるが、ゆとりのある客室に通してもらえ、料亭さながらの会席料理に舌鼓を打った。客室やロビーは、大正期のたたずまいをなるべく残しながら営業しているそうだ。
食事の後はラジウム温泉の熱めのお湯にゆっくりとつかる。露天ではないことと、客室の広さに比べやや手狭な印象を受けたが奥河内の山々の緑を臨みながら浸かることができる。
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館内は3,000坪にもわたる日本庭園が丁寧に手入れされており、池のそばから南天苑の本館の建物を見ることができる。先述の通り、南天苑の本館は辰野金吾の建築なのだが、東京駅や中央公会堂のように、レンガ造りの建築が代表的であるため、細やかな意匠がこらされた和の建築を間近に見ることができるのは非常に興味深い。
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身近に大正ロマンを感じれる旅館に、大阪に来た折には是非立ち寄ってみてほしい。

この記事を作成するにあたり、以下のサイトの記述に依拠しております。
建物・辰野金吾|大阪の温泉旅館 天見温泉南苑園 (公式サイトに繋がります)

(参考)
奈良ホテル…同じく辰野金吾の建築で実際に宿泊できるホテル

(このページの作成者 てら)

こんにちは、いしです。
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与論島からの帰りは、飛行機を使って関東に帰りました。乗ったのは、上の写真の飛行機、琉球エアーコミューター818便与論発→那覇行です。

今回は空港を少しだけご紹介します。
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与論空港はとても小さな空港。ターミナルは自転車でもアクセスできるほどです。そうは言っても、大切な生活路線であり、各便の到着と出発が重なる時間帯の空港はたくさんの人で活気づいていました。

搭乗手続きを行うカウンターは2つだけ。カウンターのすぐ右には手荷物検査場があり、そこを過ぎると待合スペース。その先の扉を開けると、飛行場に出て、そのまま飛行機まで「歩いて」搭乗します。とてもコンパクトなサイズで、離島を感じさせます。

ちなみに、空港の隣にはホームセンターがあって、島で必要なものをなんでも揃えられます。

与論空港は、私が乗った那覇空港行の他にも、鹿児島空港行、奄美大島行が就航しています。どれもJAL系列ですが、那覇行だけが琉球エアコミューターで、他は日本エアコミューターによる運航です。
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空港の周りには一般道があり、飛行機がよく望めます。こちらは日本エアコミューター。
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与論空港では、昼にすべての便が離発着を行うので、短時間で何便も見ることが可能です。
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こちらは離陸していく日本エアコミューター。機体にハイビスカスが描かれており、JA01JCの文字が確認できたので、天草エアラインとの共同事業機でしょうか(wikipedia参照)。
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着陸してきたのは、日本エアコミューターのコウノトリ号。但馬空港ターミナル株式会社が購入した機材とのこと。
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最後に、琉球エアーコミューターが、那覇へ向かって旅立って行きました。
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(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。

鹿児島県最南端の与論島には、路線バスが1路線だけ走っています。上記地図の青線で表されたルートを辿る循環バスです。バスは1日5本ずつ、北周りと南周りの計10本が走っています(時刻表)。残念ながら観光地はほとんど通らない、島民向けのバスのため、観光客には馴染みが薄いですが、起伏の激しい島の中腹をぐるっと一周してくれるため、島の雰囲気を掴むのには持って来いのバスです。
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車両はこのようなマイクロバス。バス停は一応ありますが、それ以外の場所でも手を挙げればどこでも乗せてくれますし、降りたい場所で降りられます。
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手を挙げて乗車しました。
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車内はこのような感じ。運転士横の木箱にお金を置きます(1回200円、2日乗車券は500円)。おつりが欲しい場合は、木箱から自分でおつりを計算して差額を取っていくスタイル。昼間の便に関しては、利用者がそこそこ居ました。島民の足としてしっかり活躍しているようです(17時台の最終便は、誰も乗っていませんでしたが)。

北周りと南周りでそれぞれ2時間に1本程度ですが、合わせれば1時間に1本程度はあります(無い時間もあります)。工夫すれば、途中下車の旅なども楽しめそうです。

続く
(このペイジの作成者 いし)

こんにちは、いしです。
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マルエーフェリーの運航するフェリーあけぼので、沖縄から、鹿児島県最南端の与論島にやって来ました。

与論島は周囲23kmのそこそこ小さな島。小さな島とはいえ、実際に降り立ってみると意外と大きいと感じるサイズで、電動自転車なら1周に3時間ほどかかります。

島はサンゴ礁で出来ているために、他の日本の離島に比べればアップダウンは低く、最高地点でも標高は100mもありません。しかしながら、集落は島の沿岸部ではなく内陸部に多く点在しているため、移動には常に坂道が付きまといます。上記マップでぐるっと一周する青い線は、島に唯一のバスで、ほとんどの集落はこの線の近くに位置しています。こう見ると、なかなか海から離れたところにあることを実感します。

島ので最も大きい茶花集落は島の北西部に位置し、茶花には漁港もあります。しかし、フェリーは茶花から数km離れた、島の南西部の与論港に到着します。また、与論空港も茶花から離れた島西部にあり、どちらも路線バスは通っていないため、島に到着した後の移動は必然的にレンタカーか宿の送迎に頼ることになります。

なんと肝心の茶花をはじめとした集落の雰囲気が分かる写真を全く撮って来なかったので伝わりづらいのですが、かつて数十年前に観光客で賑わった与論島は、所々にその形跡を見かけることが可能で、その傾向は特に茶花に顕著です。
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例えばこれは茶花の役場からすぐのところにある旧・与論観光ホテル。廃墟マニアならたまらないのでは。

島には集落のほかにも家が点在していますが、基本的にはサトウキビ畑と島名産の与論牛の放牧地が広がっています。
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広がる平地を生かして、海岸線ぎりぎりまで農業が行われています(写真は島南部)。
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サトウキビ畑も、島のそこかしこに広がっています。
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この日もそうでしたが、今でもクルーズ船が寄港するなど、観光には力を入れているようですが、島で過ごして居ても観光客とあまり遭遇することはなく、のんびりした雰囲気が島全体に漂っています。
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島には、至る所にこのような海岸があり、海は与論ブルーに輝いています。島のほとんどのビーチに人は少なく、ちょっとしたプライベートビーチ状態でした。
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島の内陸部に少し入れば、南国の海と畑を両方拝むことができます。
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島の中心部には、神社や学校など、町の施設が集まっていました。
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学校は見晴らしのいい島の高台にあります。通学は大変でしょうけれど。
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島で最も高い舵引き丘からは、島の風景を360度見渡せます。ここへは自転車でもアクセスできます。標高が低い島ならでは。
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ここからは何枚か、島の風景を撮った写真です。
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島の中心部にある崖の一部は与論城跡地で、島の西部を広く見下ろすことができました。
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さて、島の東部には百合が浜という有名なビーチがあります。
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正しくは、この海岸から沖合にあるのが百合が浜。大潮の日にだけ現れる砂浜です。

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百合が浜へはこのようにボートか、バナナボートでアクセスします。
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この日は、大潮ではなかったため、完全に潮が引くことはなく、10㎝くらい海が残った状態でした。

今回は景色を追いましたが、鹿児島と沖縄の県境に位置する与論島は、民俗学や文化的にも日本と琉球が入り混じった大変面白い島です。不勉強のまま訪れてしまったことが悔やまれます。

おまけ
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茶花にある与論郵便局は、土曜日も窓口が開いていました。しっかり、風景印もありました。

続く
(このペイジの作成者 いし)

こんばんは。先週に続きてらです。
この記事は自治体探訪 奈良県宇陀市(室生寺)の続きです。

直行バスに揺られること40分ほど、長谷寺の境内の傍に着いた。
近鉄長谷寺駅から長谷寺までは歩いて20分ほどあるので、直行バスは非常にありがたい。
長谷寺は600年代から続く真言宗豊山派の寺社で、総本山にあたる。長谷寺にまつわる有名な伝承にわらしべ長者がある。わらしべ長者とのちに呼ばれる主人公が路頭に迷った末に参拝した神社が長谷寺で、寺を出るときに手にした「わら」をもとに億万長者になる物語である。
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長谷寺は駅から寺までの参道の賑わいも有名なのだが、帰る際にゆっくりと楽しむことにしてまずは仁王門から境内に入る。
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広い境内では、花々が丁寧に手入れされており、季節を通じて楽しむことができる。花の御寺と呼ばれるのもうなずける。
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仁王門を通ると広がっているのが登廊である。
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登廊からところどころに花を育てている花壇を間近に見ることができる。
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登廊を登りきると本堂が正面にそびえる。国の重要文化財に指定されている十一面観世音菩薩立像が造立されている。なんと高さは10mに及ぶ。
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本堂の舞台から初瀬の街並みを望むことができる。右手に見えるのが本坊だ。山の中腹にある景色から、観音堂ともよばれている。
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牡丹やつつじの花を見ながら本坊まで降りる。5月は牡丹がおわりかけてつつじが見ごろを迎える時期だが、初春は桜、5月を過ぎるとあじさい、秋は紅葉と四季を通じて楽しむことができる。
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五重塔。実は比較的建立は新しく昭和に入ってから…。
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本坊から見る本堂。
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長谷寺を後にすると、初瀬の参道を駅まで歩く。狭い路地にお土産屋、食事処が軒を連ねる。
初瀬の街並みは長谷寺の参道としてだけでなく、大阪方面から伊勢へのおかげ参りで栄えたそうだ。
(参考 初瀬観光協会公式)草餅をいただきながら歩くと、長い道のりもあっという間に感じる。
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参道から旧坂を上がると長谷寺駅はすぐだ。行きと同じく近鉄電車にゆられ、帰路についた。

(このページの作成者 てら)